佐野プロライドサイクリング

1月13日(日)にサイクリングに行ってきました。

この日のサイクリングは、昨年1月に続き二度目となる「佐野プロライド」です。
佐野淳哉プロは、自転車ロードレース界では知らぬ人のいない、チームマトリックスパワータグ所属のプロ選手。
日本人離れした躯体から生み出されるトルクは異彩を放って人を魅了します。
そんな佐野プロのパーソナルトレーナーを務める友人の縁で、佐野プロをゆる~くサポートする仲間が集ってのライドとなります。

ここ数年、およそサイクリストとは呼べないレベルしか乗れていない私。
昨年後半は特に酷く、月に2~3回50km程度を乗るのみでした。
実際、11月は二度のサイクリングに出ましたが、12月は一度も乗らず、そして1月もこの日が初ライドという体たらくです。
体重も増え、本来であればこんな状況でご一緒させていただくのはおこがましいのですが、鬼軍曹(友人)の「今年はプロが強度を必要としていないから大丈夫」との言葉に甘え参加を決めました。

ルート作成は私の担当。
目的地は昨年同様のあさぎりフードパークです。
今回のサイクリングスタートは、富士川。
そこから朝霧高原の往復なので距離は70km程度ですが、なんのひねりもなく、一番楽な道を選択します。
これくらいなら大丈夫と、この時は思っていました。

当日、天気は晴れ。
比較的暖かく、コンディションは最高です。
車に自転車を積み込み、集合場所である清水へと向かいます。
実は、このシーズン初めて使用するシューズカバーが見つからず、この時点でだいぶタイムロスをしました。

無事集合場所へ到着。
鬼軍曹はまだ来ていません。
寝坊とのこと。

やがて、佐野プロも到着。
新しいサポートカーはインパクト抜群!
その車を撮影しながら、仲間の到着を待ちます。

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メンバーが揃い、出発。
富士川楽座付近までは、佐野プロがドライブするサポートカーで移動です。
これまた贅沢な体験です。
実は、佐野プロもサングラスを忘れ、それを取りに一度自宅に立ち寄ります。
どうも、波乱を予感させる展開です。

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ともあれ、一同は無事富士川に到着。
自転車を降ろし、出発の準備をします。
この日のメンバーは、佐野プロ、鬼軍曹、レージ君、ポンコツ、ポンデ(私)という昨年のメンバーに加え、イケメンアイアンマンフローリストが初参加です。
愛称が長いので、ここでは「花屋」と略します。

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出発準備ができたところで、サポートカーバックに記念撮影。
そして、いよいよ出発です。

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ここから最初の補給地点であるコンビニまでは僅か数km。
そこまでは私が先頭で案内をします。
走り出してすぐに違和感を覚えたのは、脚ではなく呼吸と心拍。
明らかに、抵抗感と重苦しさがあるのです。
この段階では、先々本当に走れるのか、不安しかありませんでした。

ともあれ、何とかコンビニ到着。
ここで、ボトルの中身などを補給します。

すると、佐野プロより「ポンデさん落車しましたか? サドルが傾いていますよ」とのお言葉。
落車は昨年の同ライドでの立ちごけ以来ないため、不思議に思いサドルを持って力を入れました。
すると、バキッと言う乾いた音が。
なんと! サドルのレールが片方折れてしまったのです。
いや、おそらく既に内部で折れていたのが、力を込めたため外れたのでしょう。

何とか元に戻そうと再び力を入れますが、びくともしません。
もとより、折れているものが元に戻るわけもなく。
仕方なく、これからの行程をこのまま走ることにしました。

蓬莱橋で富士川を渡り、松野の上りへ。
恐る恐るシッティングのまま踏み込みますが、特に問題はなさそうです。
ずっとダンシングという最悪の事態は免れました。

サドルの危機はひとまず脱したのですが、力のなさは尋常ではありません。
パワーを抑えてゆったりと上ってくれている佐野プロの背中がどんどん遠くなります。
鬼軍曹はひとまず心配した風な顔をしてプレッシャーをかけてくれます。
おかげで、それほど遅れずに富士宮市街へと下ることができました。
やはり、鬼は鬼です。

市街地に入り、富士山世界文化遺産センター前を過ぎて大月線へ。
ここからは、ひたすらの上りです。
私にとっては慣れた道。
無理ないペースで昇ることは難しくない、はずでした。
が、やはり、想定以上の重ダルさ。
またもや、一人ペースについていけません。
鬼軍曹に先に行ってくれと告げ、イーブンペースで追走します。

北山手前で、遠くに見える集団から離れた一人のサイクリストが見えます。
これは、誰かが着ききれずに落ちてきたか?と思いましたが、そうではなくソロで走っているサイクリストでした。
信号で追いつきざまに挨拶を交わします。
その後しばらくは、ランデブー状態。
後に判明したのですが、この方はブルべを楽しむ知り合いの社長さん。
この時ほんのちょっと「そうかも」と思ったのですが、これ以上の声をかける元気がありませんでした。
スミマセン。

いつもより長く感じる道を走っていると、鬼軍曹が戻ってきてくれます。
またもやちょっとだけペースアップさせられ、ありがたい気持ち一杯です。
結局、遅れに遅れて上井出のコンビニに到着。
倒れこむような到着になりました。

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「花屋」は時間の関係でここで離脱。
初参加、しかもトライアスロンバイクでありながら、このコースを淡々と上ります。
さすがアイアンマン、私ももう少しどうにかせねばと刺激を貰います。

休憩後は、ちょっと下って折り返し、富士ミルクランド方面へ。
ここからの上りでも、遠慮なく遅れます。
とにかく、止まることなく走っていれば待ってもらえる範囲で到着できます。

ミルクランド前で待ってもらい、その後右折して牧場地帯の道へ。
ここで富士山が姿を現し、佐野プロもそれを撮影。
脚は既に攣りそうですが、何とか歩くような速度で進みます。

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さくら通り入り口でまたもや待ってもらっていたメンバーと合流し、県道71号へと進みます。
県道71号に出ると、再び上りで遅れます。
牧場ロードへの左折地点で待ってもらっていたタイミングで再び富士山が見えてきます。
ここで撮影を口実に脚を休めようとしますが、立つと脚が攣る状態。
何とか耐えて再スタートです。

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ここまでくれば、キツイ坂は一か所を残すのみ。
ようやくゴールが見えてきました。

這う這うの体という言葉がピッタリの状態であさぎりフードパーク着。
私の姿を見たスタッフの生暖かい笑顔で、自らの見た目がよくわかります。
倒れこむようにフードメニューを注文し、席に着きます。

ここからの食事タイムは、脚を休ませることに専念。
口は回しますが、極力立ち上がる回数を減らします。
それにしても、ロード界隈で活躍する方々の話は実に楽しい♪
参加してよかったと心より思える時間です。

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食事後、記念撮影をし、寒くなる前に下ることにします。
気温が高く、風が穏やかだったこの日。
寒さを感じずに済んだのは、ありがたいことでした。

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下りはじめ、牧場ロードの平坦部を過ぎると、佐野プロが加速。
皆思い思いのスタイルで続きます。
私は体重を活かして加速、と思いますが、伸びがありません。
きっと痩せてしまったのでしょう。(否)
下りでクランクを回しますが、前に追いつけないなど久しくない体験です。

ようやく上井出に到着。
途中、皆に了承を得て、自転車ショップ「ヴィエント」に立ち寄らせて貰います。
佐野プロも顔なじみのこの店で、サドルを交換して貰いました。
ちょうど、私の愛用しているものと同様のサドルが在庫されています。
小さなお店ですが、何故か?私の欲しいものはいつもあるのです。

サドルを交換し、バイクは万全に。
しかし、脚はちっとも回復していませんでした。
この後も、松野への短い上りで遅れ、トンネル回避のための短い上りで遅れ、結局最初から最後までダメダメ。
それでも、無事ゴールできた安心感を抱き、サポートカーに乗り込みました。

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全く乗れていない状況での約70km、想像以上に走れませんでしたが、皆様の暖かいお気持ちで楽しいライドとなりました。
今シーズンの佐野プロサポートに関しても、打ち合わせ完了!
清水までの道のりも、大いに盛り上がった車内でした。

皆様に感謝、感謝です。

【後日談】

この日も調子がよくなかった呼吸器ですが、一週間ちょっとしてからの通院で「気管支喘息」と診断されました。
二年ほど前にも一度治療をしましたが、その時と同様にピークフローが落ちています。
飲用薬、吸引薬治療で、何とか元の状態に戻したいと思います。

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道の駅伊東マリンタウンカジキバーベキューサイクリング

11月11日(日)に、サイクリングに行ってきました。
行先は、道の駅伊東マリンタウンです。

この日、伊東マリンタウンでは恒例のカジキバーベキューイベントが開催され、その手伝いに行くと言うのが大義名分です。
ここのところ週末はあさぎりフードパークの露店に入ることがほとんどだったので、日曜日に別の場所に行くのは久々、当然自転車で…となります。
ところが、土曜日のフードパークの様子から、妻は露店の手伝いに入ることに。
勢い、片道ではなく、往復を走ることとなり、一人では気持ちが切れると、クラウドさん(元デローザさん)もお誘いしました。

何しろ、全く走れていないのです。
8月は通勤でそこそこ(一回の距離は短いにせよ)走ったのですが、9月は2回で合計100km、10月に至っては1回25km程しか自転車に乗っていません。
もちろん、11月もこの日が初めてのライドです。

当日の天候は晴れ。
富士山はクラウドさんに隠れていましたが、気温も高く絶好のコンディションです。
自宅から新富士駅まで、下り基調の道を走ります。
身体は(いろんな意味で)重く、昨年までのペース(それもたかが知れていますが)は維持できそうにありません。
クラウドさんも乗れていないので、何とかつり合いは取れるでしょう。

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いつもの新幹線で、クラウドさん到着です。
満面の笑みに、こちらも嬉しくなります。
この日も通常営業は健在で、予備のチューブを忘れたとのこと。
これに関しては、私が1本持っているので、後はパンク頻発無きことを願いましょう。
お気に入りのサングラスもなかったのですが、それは別の事情があるようです。

いつもながらの手際よい組み立てで、8:00前には二人そろって出発します。
新富士駅から田子の浦港、旧東海道と抜け、千本街道を沼津に向けてひた走ります。
後半タレることを考えると、ここでペースを上げておきたいところ。
しかし、どう頑張ってもいつもより5km/h程低い速度しか出ません。
初めから汗もペースもタレまくりです。

それでも沼津港に着くとクラウドさんは「もう沼津港ですか」と驚いていました。
走れない者同士、もっと時間がかかるイメージだったのでしょう。

沼津港はノンストップで、そのまま静浦を抜けて口野へ。
ここからの短い上りで、既に脚にきていることを実感します。
これは、どこかで大休止しないと峠が越えられそうもありません。

そこで、大仁のコンビニでストップ。
朝食を摂っていなかったので、ここでお得意の蕎麦を補給します。
クラウドさんも追従。
やはり、そこそこ堪えているようです。

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食後はアイスを食べ、ここで30分以上を費やします。
以前走った時は口野から内浦、真城峠、戸田峠、冷川峠と越えて走ったことを思えば、この日は時間に余裕があります。
あの頃はなんであんなに走れたのだろう?と二人で笑いながら、コンビニを後にします。

この後のコースはいくつかシミュレートしていました。
松コースは田原野から山伏峠~網代~伊東と走るコース。
竹コースは田原野から亀石峠のコースです。
しかし、走り出してすぐに脚が回復していないことを実感。
迷わず梅コースの冷川峠に決定です。
峠入り口の状況次第では、冷川トンネルもありかと考えて走ります。

県道12号を走っていると、マセラッティの大群が抜かしていきます。
間違いなく30台以上はいたでしょう。
目の保養をしながら、緩斜面を上っていきます。

伊豆スカイライン冷川I.C.を過ぎ、やがて冷川峠の入口へ。
ひとまず、ゆっくり上れば脚は持ちそうです。
峠入り口では二人で話しながら上りますが、つづら折れの道になるとお互い辛いのか、無口になりました。

冷川峠は亀石峠より標高が低く、400m弱。
ようやく到達した峠で、記念撮影をします。

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ここまでくれば、伊東までは下り。
途中、紅葉の走りを楽しんだり、遠く大室山を望むポイントで撮影をしたりしながら進みます。
クラウドさんはなぜか、野焼きされた大室山に親近感を持っています。

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広野に下り、伊東の温泉街を抜けてマリンタウンへ。
スタッフに挨拶をし、出番を待ちます。

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やがて、炭に火がつけられる頃になると、アナウンスに応じて人の列ができます。
さて、出番です。
今年は炭の火力が強く、風もなかったため焼けるのは速かったのですが、熱波は例年以上でした。
顔から汗や鼻水(熱くても出てくるのですね)が噴出してきます。
美味しそうに焼けたカジキは、クラウドさん含めお客様の胃袋に収まりました。

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イベントは無事終了し、スタッフは片づけに入ります。
私とクラウドさんはそんなスタッフに挨拶をし、帰路へ。

またもや、乗り出してすぐに、思ったより脚の回復がないことを理解します。
これは、当然にして梅コースです。
そして、冷川トンネル経由としました。

再び温泉街を抜け、冷川峠の入り口をパスして県道12号へ。
しかし、この道が思ったより辛いのです。
実は、冷川トンネルを伊東側から抜けたことはなく、初めての道。
奥野ダムから先も、延々と上り坂が続きます。
気持ちは何度も折れかかりましたが、それでも標高300m程の地点でようやくトンネルが見えてきます。

トンネルをくぐり、ここから県道12号は修善寺に向けて下りです。
休憩ポイントを考えながら走り、ようやく修善寺へ。
この手前では、足が攣る傾向が見られましたが、ここは何とか回復しました。

修善寺から狩野川沿いを走り、伊豆長岡へ。
ここのコンビニで帰路の休憩を取ります。
妻に電話をすると、フードパークの手伝いを終え、これから帰宅するとのこと。
助かりました!
新富士駅での集合を約束し、出発します。

口野から沼津港へ。
渋滞の車列が続き走りづらい場面もありましたが、今の私たちの脚にはかえって優しかったかもしれません。
ようやく沼津港に到着したころには、既に夕暮れでした。

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千本浜公園から堤防上に出て走ります。
横風が少々強く脚にきますが、しばらく走れば堤防下の道路に入れます。
ところが、堤防下の道路は台風の影響が残り、砂や枝、がれきでとても走れる状況ではありませんでした。
すぐに堤防上に戻り、早々に千本街道に出ます。

この辺りで、再び脚攣りの兆候が。
先程よりも深刻な雰囲気です。
呼吸を深くし、何とか攣らないよう維持しながら走ります。

平坦路をノタノタと。
若干追い風気味なのは助かりますが、一向に距離が縮まる気がしません。
何とか東田子の浦に到達。
ここから旧東海道で吉原を抜け、田子の浦港に到達したときには正直ホッとしました。

田子の浦港から新富士駅まではすぐ。
約束の10分前に新富士駅着。
こんなにありがたかったゴールは久々です。

クラウドさんのバイクを収納し、私はドリンク補給。
その後、家族の車で夕食へと向かいます。

正直あまり食欲がわかなかったのですが、野菜たっぷりちゃんぽんをオーダー。
塩分が身体に染みわたると少し元気が出てきました。

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結局、この日の走行距離は約140km。
しっかり乗っている人から見ればなんということない距離ですが、ここ2ヶ月の総走行距離より長い距離をいきなり走るのはキツかったです。
獲得標高は1,000m弱と距離の割に少な目でした。

クラウドさんがいなければ走れなかったコースと距離。
今回も感謝です♪

この日の走行ルートは、以下の通りです。


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あさぎりフードパークサイクリング(片道)

6月10日(日)に、サイクリングに行ってきました。

この日のサイクリングは、ひょんなことからデローザさん、ヤーベマン(敬称略)、トキちゃん、私と言う実にちぐはぐなメンバーで走ることに。
元々はSNSのコメント欄で打ち合わせを始めたことによるものですが、この四名、脚力は違えど微妙に絡んでいるのです。

ヤーベマン(敬称略)は、2016年シーズンまで国内最高峰クラスタのJPTで走っていた猛者。
クライマーで、ふじあざみラインのレースでは並み居るプロたちを相手に一桁順位で走り切るほどの脚力です。
トキちゃんは最近こそホビーレーサーですが、かつては登録選手として走り、昨年のツール・ド・沖縄でも市民210km完走の脚力。
この二人はその昔、東京のクラブなるしまフレンドで一緒に走った経験があります。

私とトキちゃんは、かつてなるしまフレンドのクラブランで共に走った仲。
当時から脚力は雲泥の差でしたが(もちろん私が泥)、それでも何かの拍子に一緒に後方グルペットで走ったこともありましたし、一緒にレースで遠征したこともあります。
そしてデローザさんは還暦を過ぎてからロードに乗り始めた遅咲きの星。
私とはSNSで知り合い、ここ数年は何度となくご一緒いただいています。

デローザさんは体調不良もあり、一時期よりかなり走る回数、距離が減っています。
そして、私も体重増、業務多忙(言い訳)により、やはり一時期より走れていません。

走力を比較すると【ヤーベマン(敬称略)>>>トキちゃん>>>>>>>>>>>>デローザさん=私】と言った感じです。
こんな脚力差のあるメンバーで一緒に走ろうというのがそもそもおかしいのですが、それでも楽しめるのがサイクリングの不思議(策略込)なのです。

そんなわけで楽しみにしていた一行ですが、週間予報、そして直前の予報はどんどん絶望的な方向へ。
前日の予報では、朝6:00から雨が降り始め、午後には強い降りになるとのことでした。
それでも「やめよう」と言わない変態たち。
ビビさんと富士ヶ嶺に泊っているトキちゃんはもとよりあさぎりフードパークに車を停めてのスタート予定でしたが、ヤーベマン(敬称略)もあさぎりフードパークまで車で向かい、そこからトキちゃんと二人で我が家を目指すこととなりました。

実は、私も仕事の関係であさぎりフードパークに車を停め置きしていたので、そこまで走れば皆車に自転車を積んで帰れる算段となりました。
本当に、心の底から諦めの悪い連中です(誉め言葉)。

翌朝、起きてみると、外は明るく雨も降っていません。
予報を見ると、雨の降りだしは昼過ぎになっています。
ミラクルです!!

トキちゃんは結局ビビさんに車を託し、ホテルからあさぎりフードパークまで自走。
そこでヤーベマン(敬称略)と合流し、我が家まで走りました。
これでビビさんは自転車に乗れなくなりましたが、前日富士スバルラインを五合目まで走っているので十分でしょう。

変態中の変態二人はどんな速度で走ったのか知りませんが、予定より30分近く早く我が家に到着します。
私も慌てて(慌てる必要などなかったのですが)準備を済ませ、デローザさんが到着する新富士駅へと三人で出発しました。

我が家から新富士駅へは下り基調の道。
トキちゃんのリードで快調に飛ばします。
新富士駅近くの歩道橋で、ひとまず見えている富士山をバックに記念撮影をします。

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デローザさんが到着すれば雲の向こうでしょうからね。

新富士駅にも約30分前に到着。
会話をしたり、補給をしたりしながらデローザさんの到着を待ちます。

やがて、7:36着のこだまで、雲...いやデローザさんが到着します。

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デローザさんは、ヤーベマン(敬称略)とは初対面。
ですが、ローディーはそれでも問題ありません。
手際よく自転車を組み立て、皆一緒に新富士駅を後にします。

私のこの日のプランは、富士市街から最初の補給ポイントとなるコンビニまでは四人一緒に走り、その後上りが本格化した地点からフリーで国道469号まで走ると言うもの。
国道469号に到達したメンバーは最後尾まで反復練習すればよいかと思っていました。

そんな思いで東海道線の陸橋を渡った信号でストップ。
そこで私が「ここを右に曲がれば(より厳しい)県道24号経由です」と解説をしました(私たちは左に曲がるつもりです)。
するとヤーベマン(敬称略)が「じゃ、二人はそっちで行きますか」と。
トキちゃんは「えっ?」。
私はこの時ほど絶望に満ちた「えっ?」を聞いたことがありません。

結局抗うことはできず、ヤーベマン(敬称略)とトキちゃんは右へ。
わずか500m程の地点で、我々(デローザさんと私)は解放され、トキちゃんは拘束されました。

デローザさんは大喜び。
自分がマイペースで走れることもそうですが、トキちゃんがやり込められることを大いに期待してのことです。
年配者でありながら、人格的には成長しきれていないようです。

そんなわけで、私とデローザさんは県道72号経由で国道469号を目指します。
もちろん、こちらとて傾斜が楽な訳ではありません。
途中のコンビニで補給をし、マイペースで富士山を撮影しながら上ります。

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デローザさんが一緒なのに富士山が見えているのが不思議でしたが、振り返ると雲は後ろにいました。

この写真ポイントから先は再び傾斜がきつくなります。
久しぶりのこのコースに、デローザさんはやや遅れます。
しかし、県道72号経由は標高550m程と、それほど高くない地点で国道469号に合流。
そのポイントに到達した時、まだ誰もいませんでした。

と、思いきや、間髪入れずトキちゃんが到着。
どう考えてもおかしいです。
すぐにヤーベマン(敬称略)も到着します。

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そして、ヤーベマン(敬称略)とほぼ同時にデローザさん到着。
なんと、結果として国道469号合流地点に四名ほぼ同時到着です。

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これには、策士してやったり。
地元静岡の二人が仕掛けたプランは完璧でした。

ここで少し休み、また四人揃って出発です。
ここから上井出(白糸の滝)までは皆で一定ペースでと告げます。
私とトキちゃんでペースをつくり、最後尾をヤーベマン(敬称略)が固めてくれます。
初めて?列車に乗ったデローザさんはその楽さに驚いていました。

最終的にはトキちゃんが牽き、上井出へ。
時間を見ると、まだ9:30過ぎです。
そこで、トキちゃんとヤーベマン(敬称略)には田貫湖経由でのルートを指示。
私とデローザさんは県道71号ミルクランド経由で走り、デーリイランドで合流することとしました。

こうなれば、我らは余裕があります。
ドンとペースを落とし、県道71号の緩斜面を上って行きます。
ミルクランド前から酪農地帯コスモス街道を走り、さくら通りから県道71号に復帰すればそこはもうデーリイランド。
自販機のあるここで、補給休憩です。

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デローザさんは久しぶりの充実した走りに満足の様子。
ここで不満なようなら、田貫湖コースに送り込んだのですが。

私は序盤に相当な汗をかいたので、ペットボトル2本補給。
かなりの時間休んだのですが、トキちゃんたちが来ません。
後でわかったのですが、トキちゃんのミスコースにより、一旦田貫湖に到着した二人は再び上井出まで戻り、国道139号経由で上り直したとのこと。
恐るべし...です。

トキちゃんからのフードパークで合流しましょうと言う申し出に従い、出発します。
デーリイランドからまきばロードに入れば、後はほぼ緩斜面。
デローザさんと私は予定より早くあさぎりフードパークに到着しました。

かなりの迷走をした二人は、しばらく到着せず。
まずは最後の2km程でトキちゃんを千切ったヤーベマン(敬称略)が到着。
そして、珍しくかなり参った様子のトキちゃんも到着です。

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ほどなくして、車でやってきたビビさんも到着!
この日のフルメンバーが揃いました。

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まずは、あさぎり牛乳とあさぎりミルクコーヒーで乾杯。
健闘をたたえ合います(ビビさんは前日のスバルライン完走)。

そして、私はここから青空キッチンに入り、皆はモッツァレラのピザ、じゃがバターなどで腹を満たします。
しばらくの歓談後、雨が降り出す前に自転車を車に積み込み、着替えも済ませてさらに歓談。
予報よりやや遅れて降り出した雨にも余裕の一行は、今度は店内に移動してさらに楽しい時を過ごします。

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こうして幕を閉じたこの日のサイクリング。
結果論としては、目論見通りだった走り、そして楽しみに大満足です。
これに懲りず、また皆で走りたいですね♪

ちなみに、この日の私の走行距離は約52km。
これに対しトキちゃんの走行距離は約108kmでした。
富士ヶ嶺から我が家の約30kmを差し引いたとしても、遠回り+迷走で20km以上も走ったんですね。

この日の(私の)走行ルートは、以下の通りです。


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なるしま蓼科ロングラン2018(後編)

5月19日(土)~20日(日)の日程で参加したなるしま蓼科ロングラン2018。
その二日目です。

主に自らの不摂生による体重増のつけを払い、ようやっとのことで蓼科グランドホテル滝の湯にたどり着いた初日。
仲間との楽しい夜を過ごし、床につきました。

20日(日)、目覚めたのは4:30過ぎ。
既に外は明るくなりつつあるようです。
天気に関しては全く心配することなしとわかっていましたが、やはり安心します。

このロングランの帰路、私には(勝手に決めた)役割があります。
それは、笹子トンネルを嫌うメンバーとともに、笹子峠を越えて走ること。

その始まりは数年前に遡ります。
道の駅甲斐大和で支給のお弁当を食べていた時です。
何気ない会話から、淳さんと二人で笹子峠を越えることになったのです。
勝沼側に3km程下って旧道に入り、峠を越えた後は淳さんの鬼牽きにより一路立川へ。
到着はベケでしたが、大きくは遅れずに到着したのでした。

それ以来、毎年帰路の笹子峠は私の定番に。
気温の高い甲府市内を抜けた後の峠道は涼しく、ゆっくり上れば逆に脚をためることもできます。
同じくトンネル嫌いの仲間とともに会話をしながら越える峠道は、格別なものとなりました。

淳さんもそんな楽しみを理解くださり、オプションコースとして認めてくれています。
ただし、そこは本来のコースを外れての走りとなるため、責任も伴います。
事故や極端な遅れはスタッフへの迷惑となるため、その点は意識せねばなりません。
もちろん、コースに関し別途スタッフの指示があれば、それに従います。

ここ数年一緒のAKさんと香さんは、そんな趣旨を理解・共有している仲間。
休憩回数が減っても、前後の行程でのスピードが上がっても(私が牽いている時はたかが知れていますが)、文句ひとつ言わずにご一緒いただいています。
今年も私を含めた三名は笹子峠経由を決めていました。

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朝食のビュッフェは7:00から。
下手な夕食ビュッフェより充実した内容で、テンションも上がります。
補給回数を減らすため、しっかりと摂ります。

部屋に戻って出発の支度。
三々五々集まってくるメンバーが揃ったところで、ブリーフィングと集合写真撮影をします。

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同室の山野井さんも、前夜から笹子峠経由を考えてくれていました。
スタート後の様子を見てとのことで、ひとまず出発してから決めることにします。
帰路はフリーランですが、多くのメンバーは前日のグループ同様のスタッフの先導で出ます。

私は三宅さんグループに先行して出発し、途中で写真を撮ることに。
数年前までは淳さん、木下さんと最後尾から出ていたのですが、昨年からは撮影で恩返しと思っています。

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高原の朝は抜群の気持ちよさ。
道端に腰かけてやってくるグループを撮影します。

気温は一桁との予報でしたが、強烈な朝日の放射熱もあり、寒く感じません。
風がほとんどなかったことも大きいでしょう。
本当に、前日とは別世界に感じます。

三々五々通り過ぎるグループ。
サポートカーの牧さんには大丈夫ですかと声掛けいただき感謝です。
シニア班が通り過ぎたあと、この後ろには淳さん達しかいないと判断し出発。

脚の調子はそれほど悪くなく(攣った部分にやや筋肉痛が残っていましたが)、やがてシニア班に追いつきパス。
しばらくソロランになりますが、やがて三宅さんグループも前方に見え、そのままパス。
チャンプ藤野さんグループまで追いつきます。

これより前は不可能なので、藤野さんに声をかけ、前に出て数回撮影。
脚は思ったよりよく動いてくれます。
下り基調なので、脚と言うより体重が武器ですが。

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その後、藤野さんグループについて長坂まで走ります。
長坂の手前で道を確認していた山野井さんを吸収しました。

長坂のコンビニにて休憩ストップ。
ちょうどBコースグループが出ていくところでした。
山野井さんは、Fメカの不調もあり、こちらに合流することに。
香さんとともに、後続三宅さんグループのAKさんを待ちます。

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やがて到着したAKさんに確認すると、すぐに出発OKとのこと。
笹子峠を越える時間を稼ぐため、勝沼のコンビニまでは休憩なしで走ることとします。
メカの不調が心配された山野井さんも、笹子峠組に参加。
脚とスキルがわかっているメンバーなので、安心です。

長坂からは私の先導で走ります。
甲府手前で国道20号へ。
本来なら昨年正子さんに教えてもらった旧街道を走りたかったのですが、自信なく断念。
その分、時間を稼ぐこととしました。

追い風にも助けられ、甲府市内は快調に走ります。
山野井さんは想像した速度よりやや速く面食らったようですが、もともと健脚なので問題なし。
気温26~27℃と、前日より10℃ほど低い涼しさにも助けられます。

国道20号に出てからは誰とも会わず、やがて甲府市内を抜けます。
そのまま淡々と走り、石和を過ぎたあたりで次のコンビニでストップと伝えます。
立ち寄ったコンビニは、香さんが初の笹子峠越えを決めた時の補給地点と同じでした。

店内に入り、トイレと補給です。
私は冷やし中華、AKさんと香さんは冷やしうどんを購入。
店先の日陰でそれを広げている我々を見て、山野井さんが「そんなにしっかり食べるの?」と驚きます。
この後、立川まで基本ドリンクのみの補給と伝えると、山野井さんもうどんを追加購入。
皆でちょっとしたピクニックのようです。
補給と会話に夢中で、撮影はし忘れました。

そこに、影流師範グループも到着。
補給に入ります。
チャンプ藤野さんグループはここを通過。
あまり時間的なマージンはないようでやや焦りましたが、平静を装います。

師範にあいさつをし、先に店を出ます。
満腹でいきなりの上りになるので、ペースはさらにゆっくり。
これには、山野井さんも安心したようです。

途中、サポートカーのまこっちゃん(ホイール損傷のトラブル)から「笹子峠越えるにはきつい時間だよ」と伝えられます。
一応、18:00着を目指していると伝えますが、さらにちょっと焦ります。
昨年、一昨年よりやや(本当にやや)ペースを速めて笹子峠旧道へのアプローチを上りました。
後ろでは皆が会話をしながら上っており、安心します。

やがて、笹子峠の入口へ到着。
すると、前方より二名が下ってきて、笹子峠旧道へと入って行きます。
二人を見送り、我らはさらにペースを落としての上りはじめ。
ここは山野井さんがペースメイクをしてくれます。
例年の我らより少し速いペースでしたが、この後を考えたペースメイクはそれが正解。
皆がついていけるうちはと、そのペースで上りました。

14:00頃、笹子峠到着。
甲府市内が涼しかった分、峠道の気温差は小さく、ウインドブレーカーを必要としない程度です。
記念撮影をしてトンネルを抜けます。

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笹子峠の下りは慎重に。
山野井さんは下りが苦手とのことで、やや遅れます。
途中で道端に座り込んでいたお爺さんにはドキッとさせられましたが、無事国道20号へと復帰します。

合流直後、前日補給を受けた駐車場には淳さんと土屋さんの姿が。
「あ、来た!」の声を受け、遅くなってすみませんと伝え、下りはじめます。
後に聞いた話では、先程の二名から5分程度後ろにいると聞いたとのことで、10分待っても来ないため心配くださっていました。

最後尾担当の淳さんが我々の後ろにつけば、私たちが現時点でベケということです。
しばらく下った後、恐るおそる後ろを見ると、淳さん達がいます。
やはり、この時点で我らが最後尾でした。

しかし、しばらくは私のペースで淳さんが前に出る様子はなし。
と言うことは、迷惑をかけるほど前との差が開いていない模様。
少しだけ安心しました。

大月市街を抜けたところで淳さんが「牽こうか」と前に出てくれます。
さあ、ロングラン名物、淳さんの鬼牽きスタート。
猿橋のトイレ、ドリンク休憩までは抑えめのペースでしたが、その後は向かい風を切り裂くペース。
私は昔を思い出しながら淳さんの後ろにピッタリ付き走ります。

ハイペースでしたが、後ろからAKさんのラチェット音が聞こえ、さすがと感心するとともに安心しました。
これなら、前方グループに追いつきそうと考えながら進んでいると、上野原手前の地点で、道端にたたずむ一団が見えます。

ストップすると、チャンプ藤野さんグループ。
一名がリアディレイラーを破損し、走行不能になったとのこと。
「誰か輪行袋持ってませんか?」の声に、香さんが持参の輪行袋を渡します。

「しばらく使わないので店に置いておいてくれれば」と香さん。
しかし、後の立川着直前で「あっ!? 私今日輪行で帰るんだった」と。
幸いにしてトラブルの当事者は牧さんのサポートカーでなるしま着となったため、輪行袋は無事香さんの手に戻りました。

落車ではなかったので安心し、サポートで残る淳さんと別れて先行します。
また4人に戻ったメンバーは、上野原の坂へ。
フロントディレイラーの調子が悪い山野井さんも、無事変速できたとのこと。
相変わらずノタノタと坂を上り、クリアします。

坂の上のコンビニで休憩している三宅さんグループをパス。
これで後ろに二つのグループがいることとなり、気持ちには大分余裕ができました。

相模湖を過ぎ、いよいよ残す難関は大垂水峠のみ。
相模湖側からの大垂水は昔得意とした(あくまでも自分の中では)コースです。
ゆっくり上ると言うAKさん、香さんに先行して上り始めると、変速に成功した山野井さんに軽くパスされます。
追おうとしましたが、届かず。
それでも、自分なりに頑張って峠へと到達しました。

AKさん、香さんは二人で同時に着。
そのまま下りに入ります。

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下りの途中で、後ろから「買手屋さん」との素敵な声。
別コースでの練習帰りの島田さんでした。

二言三言交わし、島田さんは先行します。
しかし、高尾山口の信号で追いつき、そこから八王子市内にかけて前を牽いてもらいました。
ここでまたペースが上がり、結果として着時間を早めることに。
淳さんと言い、島田さんと言い、救いの神が現れるのもロングランの面白さです。
島田さん、ありがとうございました。

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八王子市内で島田さんと別れ、豊田、日野と走ります。
笹子の手前では18:00と告げていた立川到着時刻でしたが、途中のペースアップにより前夜公約の17:30に間に合いそうです。
果たして17:27になるしまフレンド立川店着(ノブさんの公式時計)。
師範グループは既に到着しており、Cコース組としては二番目の到着でした。

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無事完走できたことを喜び、記念撮影。
完走記念のどら焼きをいただきながら、帰りの準備をはじめます。

やがて到着したチャンプ藤野さんグループ、三宅さんグループ、淳さん・土屋さんと残っているメンバーでも記念撮影をします。

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これにて、二日間の楽しい時は終了。
次第に少なくなっていくメンバーを横目に、車に自転車を積み込みます。
そして、皆にお礼を言って立川店を後にしました。

不摂生がたたって例年以上に走れず、厳しかった初日。
そして、復調して(体型は変わりませんが脚が)それなりに順調に走れた二日目。
仲間とともに走り、語り合うからこその楽しみを堪能させていただきました。

本当にありがとうございます!

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なるしま蓼科ロングラン2018(前編)

5月19日(土)~20日(日)の日程で恒例のサイクリングイベント、なるしま蓼科ロングラン2018に参加してきました。

昨年は往路170kmずっと雨に降られたこのイベントでしたが、15日間予報、週間予報では両日雨が降るかと思われた今回。
一時期はまさかの往復雨も覚悟し、昨年購入した雨グッズを確認したほどでした。
しかし日を追うごとに予報は改善され、少なくとも日曜日は雨の心配なしに。
土曜日の雨も時間帯は限定的なようです。
念のため、昨年調達した雨グッズを荷物に収めました。

18日(金)午後から東京へ。
用事を済ませ、なるしまフレンド立川店へと到着。
なかなか訪れる機会がないため、ここで愛車のメンテナンスを依頼。
今回は、ヘッドのオーバーホールとバーテープ交換を小西(兄)さんにお願いしました。

自転車と車を立川店に預け、徒歩でホテルへ。
夕食は実家の親と。
翌日の走りも考え、アルコールは控え目に。
早々にホテルへと戻って就寝します。

今回の心配事は、体重と走行距離不足。
昨年より約10kg増えた体重は、写真で見てもはっきりわかる程。
もとより汗っかきな私ですが、さらに輪をかけてミネラル分喪失が懸念されます。
仕事を言い訳に、ここ数年と比較し明らかに乗れてない現状とあわせ、不安は募ります。

19日(土)は4:20起床予定。
が、やはり神経が昂っているのか、その前に何度も目が覚め、結局4時前に起床。
コンビニで買っておいたパンを食べながら、ノタノタと準備を進めます。

5時過ぎにホテルを出ると、雨は降っておらず。
しかし、飽和水蒸気量一歩手前の空気は重く、この時間にも関わらず気温は高め。
それでも、雨よりはなんぼかマシと、気持ちも軽やかに立川店へと向かいます。

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立川店到着時、淳さんはじめスタッフは既に集まり行動中。
毎度のことながら、頭が下がります。
レイングッズは不要と判断し、車に戻して準備をします。
今年もサポートしてくれる三妙さん、オーストリッチ伊美さん、深谷牧さん、BS都貴さん達に挨拶。
自走参加のLOOK岡部さんも既に準備完了の様子でした。

やがてメンバーも集まり、淳さんより簡単なブリーフィング。

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グループ分けは直前で変更となり、私は三宅さんリーダーのグループへ。
友人のトキちゃんが私の惨状(体型)を淳さんに直訴。
写真を見た淳さんは大いなる危機感を持ち、最初に出発させたほうがよいとの判断をしたようです。

メンバーはAKさん、竜さんと美奈子さん、メグさん、そして私。
グループ分けの関係とは言え、男女半々とは、私がロードバイクに乗り始めた頃とは隔世の感ありです。

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さて、ゆったりとスタート(上のスタート写真は三井さん撮影)。
三宅さんの先導で立川~日野、八王子と走ります。
途中、竜さんの指示で三宅さん、美奈子さんの次に入り、信号スタートが苦手なメグさんのフォローに回ります。

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立川~高尾の甲州街道は信号も多く、早朝にも関わらずそこそこの交通量。
決して走っていて楽しい道ではありませんが、これからへのワクワク感、そして何よりも雨が降っていないことで嬉しさが勝つシチュエーションです。

高尾を過ぎ、最初の難関である大垂水峠へと差し掛かります。
もちろん、ここは三宅さんがペースを抑えてくれます。
私の脚でフォトダッシュをできるのは序盤のみと思われるので、無理のない範囲で先行。
背中のCanon PowerShot G9 Xを取り出して撮影をします。

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竜さんの献身的アシストもあり、美奈子さんも大垂水峠を無事通過。
メグさんも位置をしっかりキープしてクリアしました。
後でわかったのですが、メグさんは私なんぞが心配できる資格がない程のクライマー。
終盤ビーナスラインで追い抜いて行った際の軽やかなクランク回しには驚きました。

相模湖駅でトイレストップ。
その先のコンビニで補給休憩です。

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この段階ではまだ気温はそれほど高くなく、大きなストレスにはなりません。
しかし湿度は高く、ジャージの汗はなかなか乾かない状況でした。
心配された雨も、高尾でパラパラっとした以外はなし。
昨年に比べれば、言うことないコンディションです。

補給を終えてスタート。
相模湖から藤野、上野原へと進みます。
上野原の坂でも、撮影のために先行しました。

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竜さんのアシストを受けた美奈子さんも無事クリア。
次に目指すは大月の手前、猿橋の補給ポイントです。
途中、チャンプ藤野さんグループが追い抜いて行ったので、これはチャンスと追いかけて先行し、撮影しました。

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そして、猿橋到着。
サポートカーからバナナや菓子、ドリンクの補給を受け、ほぼ時間通りに出発します。
大月市街をバイパスで抜け、しばらく走ると道は笹子に向けた上り基調になります。
思ったよりも長いこの区間。
しかしまだ脚に不安はなく、数回先行しての撮影を行います。

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やがて、笹子トンネル手前の補給ポイントに到着。
サポートカーは既に到着して、禾生のおにぎり屋さんのおにぎり四種(梅、鮭、高菜、昆布)が並べられています。感謝。
脚が攣らないようにと梅と昆布を選択。しっかり塩分を摂ります。

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休憩後、笹子峠への旧道上り。
まだ脚の調子はそれほど悪くないのですが、やはり身体が重く、ペースも一向に上がりません。
無理をしてはならないと途中での撮影は諦め、数名と前後しながらよじ登るように上がります。
例年より長く感じる笹子峠でしたが、やがてトンネル前へ。
サポートカーのコーラをもらい、ようやく人心地、到着するメンバーを撮影します。

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照明がなく暗い旧道のトンネル内は、サポートカーが後ろからライトで照らしてくれ、難なく通過。
トンネルを抜けると、約7kmの旧道を下った後、甲州街道に復帰して勝沼への下りです。
ここはおとなしく三宅さんのグループで走りました。
勝沼から石和へと、さらに下ります。
すると、気温がぐんぐん上昇。
笹子までと異なり湿度が低くわかりにくいのですが、水分はどんどん奪われていきます。
そして、事前に影流師範から聞いていた(予報に出ていたようです)向かい風登場。
ここから甲府市街、その後穴山に向けて36℃を表示する気温と向かい風に悩まされます。

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堪らず、甲府市街で予定より少し手前のコンビニにて補給ストップ。
思わず、アイスに手が伸びます。
メンバー皆は暑いを連発。
日向に置いていた自転車のメーターは日光を受け44℃を示していました。

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出発後もずっと続く向かい風。
信号でストップしていると後ろに下がってしまいそうな程でした。

甲府市街を抜けると、ずっと前を牽く三宅さんに代わり、二度ほど前に出て牽きます。
他人のことを心配できるような体力ではないのは承知していますが、そこは昔からの性格なので仕方ありません。
前に見えるチャンプ藤野さんグループと一定の距離を保っての走り。
決してペースは上げているわけではないのですが、それでもボディブローを喰らっている感ははっきりとわかります。

穴山橋まであと2~3km程の地点で、ついにこの日初めて脚攣りの兆候が見られました。
まず、右腿付け根付近が痙攣し、それを庇っていると左脚膝裏付近がピクピクします。
ここは意図的に力を抜き、何とかやり過ごします。

脚攣りはまず右内腿から。
それを庇って走るとすぐに左膝裏と言った状況です。
ここは騙しだまし走りながら耐え、なんとか穴山橋到着です。

穴山橋では例年設置されるインターマックスブースにて補給。
CCDドリンクとおにぎり、いなり寿司、太巻き、漬物、オレンジ、コーラ等々。
充実の補給に感謝です。

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一年ぶりの再会となる木下さんにも挨拶。
嬉しさは一杯なのですが、脚攣りによりこの先への不安感が勝り、私のテンションは低めです(自分比)。
正直、この時点では内心完走は無理かもしれないと思っていました。
できるだけじっとしていたため、皆の様子を撮影もしていません(上の写真は出発時の空になったブースです)。

美奈子さんはここでサポートカーに。
竜さんは、Cコースへの移行でメンバーが減ったBコース淳さんグループへと移ります。
Bグループから小島さん、別府さんを得、木下さんも加わったグループで穴山橋を出発します。

出発してすぐの上りで、やはり脚が攣りはじめます。
ここは何とか抑えて上り切るも、その後も交互に攣る脚を庇いながらの走行です。
攣り出すと力を入れられないため、中切れを起こします。
別府さんには先行してもらいますが、小島さんは私同様に疲弊している模様で前に出られません。

途中、中切れを起こす私を、木下さんがブリッジしてくれます。
ありがたいやら、申し訳ないやら。
ここでは、道の駅信州蔦木宿でのリタイアをほぼ覚悟していました。
この状態で、本格的に攣り出せば、もう走ることはできません。

ようやく道の駅信州蔦木宿に到着。
言葉もなく、自販機でドリンクを買って椅子に倒れ込みます。

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ここで自転車を降りた際に脚が攣っていたら、迷いなくサポートカーのお世話になったことでしょう。
しかし、無理を言って参加させてもらっている家族や会社のメンバーのことを考えると、簡単にリタイヤはできません。
弱いなら弱いなりに、背負っているものはあるのです(勝手に)。
皆との会話にも加わらず、とにかく座って脚と身体を休め、回復に努めます。

しばらく休んだ後、立ち上がっても攣らないことを確認し、三宅さん達にソロで走ると伝えます。
木下さんからは、ソロでは厳しいとの言葉も貰いましたが、その時は潔くリタイアするつもりです。
どうしてもペースが縛られる集団より、ソロで自分の脚と相談しながら走る方が完走の可能性が高まると考え、先行する三宅さんグループ+木下さんを見送ります。

少し間隔を取って私も出発。
道の駅信州蔦木宿から富士見までは上り基調ですが、それほどの急傾斜ではありません。

相変わらずの脚の状態ですが、遠慮なくペースを落とし、なんとか致命傷にならない状態を維持します。
富士見への本格的な上りは、もはや歩いているかのようなペース。
攣る脚を叩きながら、クランクの動きを維持します。

まもなく富士見峠と言う地点で、追い抜いて行ったベテランクラブ員から、アドバイスをもらいます。
曰く「疲れると呼吸が浅くなって攣りやすいから深呼吸するとよい」とのこと。
なるほど、と思いました。

実は、数年前から冬場になると副鼻腔炎の症状が出て、気管支拡張薬を使用した年もありました。
そうか、水分やミネラル分だけでなく、酸素も足りなかったのかと気づき、意図的に呼吸を深くして走行。
すると、先ほどまでよりは脚攣りの状況が改善されます。
感謝です!

富士見峠のコンビニで、休憩する三宅さんグループを発見。
しかしここは先行したく、声をかけてノンストップで信号を右折します。
私を待っていてくれたのでしたら、申し訳ないことをしました。

エコーラインへはしばらく上り基調。
深い呼吸と緩いペースにて、数回の脚攣りも致命傷にならずに何とか進みます。
これまでの経験で道はわかっているので、その不安はありません。

信号を右に折れ、傾斜きつめの直線をクリア。
次の信号を左折すれば、ここからは緩いアップダウン。
そして、下り基調へと入ります。

ここまでくれば、後はビーナスラインの上りを残すのみです。
後ろから来るであろう三宅さんグループはまだ見えません。
いくらかでもマージンを持ってビーナスラインに入れれば、大きな迷惑はかけずに済みます。

原村の長い下りを走り、ビーナスラインへと入ります。
ここからの斜度は、これまでとは比較になりません。
遠慮なくインナーローを解放し、深呼吸しながらジワリジワリと進みます。
もうここまでくれば、1mでも長く乗車して進みたかったからです。
攣ったら即降りて休憩するしかありません。

ジェラート屋さん一件目にクラブ員の姿は無し。
そして、登坂車線のある急こう配に差し掛かると、正面から竜さんが下ってきます。
Bコースに切り替えてゴールした後、後続グループを撮影に戻ってくれた模様。

もうここまでくれば、最悪歩いてでもゴールできそうです。
ようやく、完走が見えてきました。

何とか蓼科湖まで差し掛かった頃、軽やかにクランクを回すメグさんにパスされます。
別次元の走りに、序盤のサポートがいかに余計なお世話だったか思い知らされました。
やがて、宿で同室予定の山野井さんもパスしていきます。

蓼科湖を過ぎれば、滝の湯まではもうひと上り。
この上りが辛いのですが、後ろについてくれた励ましてくれた別府さんとともに上ります。

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竜さんの撮影+応援にも感謝です。

結果、三宅さんグループ本隊にやや先行して滝の湯着。
喜びよりも疲れと安堵が大きく、その時の状況もよく覚えていません。
本当にギリギリでした。

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その後、到着するメンバーを待ち、皆で記念撮影。
淳さんも到着し、これにて初日の走りは終了しました。
何とかフル自走できたものの、情けなさが残ります。
それでも、皆の笑顔を見ていると、次第に元気が出てきました。

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バイクを置き、部屋へ。
同室はリクエストをいただいた山野井さんと、旧知の三井さん、超ベテランクラブ員の岡本さん。
岡本さんは既に風呂に行っており、山野井さん、三井さんと私も急いで向かいます。
夕食の時間が迫っていたこともありますが、塩まみれのジャージと身体を、一刻も早くきれいにしたかったからです。

風呂からあがり、夕食会場へと向かいます。
滝の湯のビュッフェは充実の内容。
足も攣っていないので、しっかりと取って回れました。

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夕食時は例年通り生ビール飲み放題をチョイス(1,400円)。
しかし、疲れもあってか、ここでは3杯を飲むにとどまりました(例年は5杯ほど)。

夕食後は事前にお誘いいただいたEeeランメンバーの部屋にお邪魔。
ここで、ボックスの赤ワインを囲んで盛り上がります。
飲みやすく美味しいワインでした。
まこっちゃん、感謝です!

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さらにその後、サポートメンバーの部屋へ。
インターマックスさんから差し入れいただいたこれまた美味いワインと楽しい時。
ここでの会話はこのイベント参加の大きな楽しみです。

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昨年のように途中で(ほぼ最初から)爆睡と言う事態は避けられ、日付が変わるまで大いに盛り上がりました。
これにて、初日はすべて終了。

本当に、このイベントは楽しい!

後編に続く

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朝霧高原サイクリングにピッタリの季節到来!

寒さが続いたこの冬~春の初め。
しかし、4月中旬から一気に気温が上昇し、春と言うよりは初夏と言う雰囲気の日も。
そんな中、久しぶりにサイクリングに出ました。

サイクリングと言っても、あさぎりフードパークの朝霧乳業露店を手伝うための通勤。
それだけではもったいないので、ちょっと遠回りして鳴沢まで回って行きます。

自宅付近の茶畑では、新茶の若葉が眩しく輝いていました。
常緑樹ではあるものの、一番茶の葉の色は格別です。

新茶葉

山宮、北山と走り、大月線を上井出へ。
この日は白糸の滝方面から内野で国道139号へと出ます。
そのまま国道139号を直進、まかいの牧場、もちやと過ぎ、朝霧さわやかパーキング前も通過。
幸いにして追い風で、上りをアシストしてくれます。

やがて、道の駅朝霧高原前を通過。
この辺りは前週に野焼きが行われたようで、荒涼とした光景は逆にこの時期目につきます。

野焼き後

野焼き後

春らしく富士山は少々霞んでいますが、雲一つない青空の下、やはり眩しく見えます。

根原の上りをクリア。
県境を越えて、そのまま国道139号で本栖湖を目指します。
芝桜まつり会場前では渋滞こそまだないものの、多くの車が駐車場へと入っていきます。
芝桜は昨日時点で3~4分咲きとのこと。
この気温が続けば、G.W.には見頃を迎えそうです。

本栖湖入り口を過ぎ、精進湖、西湖とかすめながら進みます。
この日は富士五湖周辺でウルトラマラソン大会が開催中。
ランナーを心の中で応援しながら、すっかり重くなった脚を回します。

西湖を過ぎると、鳴沢へ。
林の中で咲き誇るミツバツツジを愛でながら、道の駅なるさわを目指します。

ミツバツツジ

道の駅なるさわ付近からの富士山

標高1,000m近いここでも、春は足早に通り過ぎる感覚。
メーターに表示される気温は30℃近くなっていました。

風は爽やかなので走っていて汗が垂れる程ではありませんが、身体の水分はどんどん失われていきます。
ボトルの水は底をつき、道の駅なるさわの地下水に救われました。

仕事の時間もあるので、ここで折り返し。
復路は、樹海の中を通る県道71号を通ります。
国道139号から分岐した直後、8%の短い上りで両腿が攣りそうになります。
ここ数ヶ月ほとんど走れていない脚に、勝手知ったるコースも過負荷なようです。

完全なポタリングペースで樹海を走ります。
新緑はもう少し先でしょうか。
何時走っても気持ちよい道ですが、これからの季節は最高です。

県道71号

大室山西展望台までは上り基調。
それでも、急傾斜はなく、普段なら得意とするコースです。
しかし、脚の調子は復活せず。
道の駅なるさわで汲んだ水がなくなる頃、ようやく大室山西展望台に到着です。

大室山西展望台

遠く南アルプスを望む光景は、冬と春、そして初夏の混在する景色。
本栖湖の水面は極めて穏やかに見えます。
あの周辺を、今もランナーが走っていることでしょう。

ここまでくれば、後は下り。
富士ヶ嶺交差点を直進し、朝霧カントリークラブ入り口を通ってあさぎりフードパークへと到着。
何とか脚は持ちました。

着替えをして、露店での仕事開始。
それにしても、暑い。
テントの中では、汗が止まりません。
水分補給をしながら、じゃがバター、モッツァレラのピザ、バターチキンカレーの販売をします。

17:00前に店を出て再度自転車に跨ります。
ここから自宅までは下り。
日が傾きかけてはいますが、この時期まだまだ明るい時間帯です。

朝霧高原

快調に下り、18:00前に自宅着。
この日の走行距離は、90km弱。

この日の走行距離

にも拘わらずダメージは大。
もちろん、露店での業務もありますが、やはり乗っていないのが大きいです。

今の時期、朝霧高原は最高のサイクリングシーズン。
あさぎりフードパークをベースに、力に合わせたサイクリングコースをいくつもご紹介できます。
朝霧高原でサイクリングを楽しみたい方は、是非お声掛けください。

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静岡里山サイクリング

またまたかなり前のことになりますが、1月28日(日)に、サイクリングに行ってきました。
この日は真冬並み(真冬ですが)の寒気が入り込むとの予報。
それでも天気はよさそう(実際はそれほど晴れなかった)なので、デローザさんに声をかけます。

いつもの新幹線で新富士駅到着のデローザさんを迎えに走ります。
家を出ると明らかに冷たい空気。
真冬用の長袖ジャージの下は半袖の冬用アンダー。
手足の先以外はこれで寒くはありません。

自宅から新富士駅へはちょうど10km程。
下り基調なので、楽に到着することができます。
この時点でしっかりとルートは決めていませんでしたが、富士山が雲の中なので、東海道方面へと決定しました。

予定通りに到着したデローザさんとともに富士川を渡ります。
橋の途中で、雲間から射す朝日と、何やら開かれている行事の様子を撮影しました。

富士川河川敷

普通に東海道を走っても面白くないため、この日は沿岸部から遠くない里山を走ることに。
標高はそれほどでもないので、凍結の心配は少ないコースです。

富士川河川敷を北上し、富士川楽座前を通過して裏道へ。
そのまま芝川駅前を抜けて左折、芝川をのんびりと走ります。

やがて道は勾配となり、遥か頭上には新東名高速が見えてきます。
その先で国道52号へと出て、但沼へと下ります。

日曜日の国道52号は大型車が少なく走りやすい道。
くだりなので、但沼まではあっという間です。

但沼で信号を右折、興津川沿いを走ります。
この辺りの気温が最も低く、氷点下3℃程。
山間なので、標高に関係なく冷たい空気が辺りを支配しています。

興津川

西里付近

興津川の清冽な流れを愛でながらの道は西里まで。
西里で左折し、急な坂を上って高山地区へと向かいます。
高山からはつづら折れの山道で吉原へとのんびり走りました。

吉原の集落

吉原の集落へと向かう途中では、路面に一部凍結部が。
そして、風花のようなものが舞っています。
どうも、予報のように晴れ間が出てきません。
これもデローザさん効果なのでしょうか。

気を取り直して伊佐布を抜け、国道1号を横切って清水港へ。
里山からいきなりの海沿いです。
このまま、久能の海岸に出ました。

一気に海沿いへ

久能山

久能海岸のサイクリングロードを走り、久能山東東照宮の麓で裏道へと入ります。
気温は明らかに高くなっていますが、身体には寒気が。
どうやらハンガーノック気味のようです。
朝食を食べずに出てきたせいもあるでしょう。

東照宮の階段は(当然ですが)パスして大谷を目指します。
途中、ようやく見つけた石垣いちごの無人販売で無事章姫をゲット!

章姫をゲット!

これが旨いのなんの!
お腹が減っていたこともありますが、リーズナブルな価格にもう一パック食べたいくらいでした。
が、デローザさんと二人でここは我慢。
この後、知人のイタリアンレストランに立ち寄ることに決めたからです。

いちごでやや元気を取り戻した二人は、大谷から池田と通り過ぎ、草薙運動場そばのグラッチェさんへ。
ここでサラダ、ピザ、パスタ、コーヒーと、やや過剰な補給をします。

魚介とバジルのピザ

イカ・しそ・明太子のパスタ

私は(デローザさんとでも)ここまでゆったりとランチ休憩をすることは稀。
でも、たまにはこんな時の過ごし方もよいですね。
デローザさん、ごちそう様でした。

さらに大きくなったお腹をさすりながら、店を出ます。
ここからは静岡市街を流しながら、興津へと抜けます。
興津川河口を渡る際、デローザさんに脚の様子を確認すると「まだ大丈夫」とのこと。
ここのところ乗れていなかった二人ですが、ゆったり補給が功を奏しているようです。

興津川河口にて

そこで、由比から大代峠方面へと抜けることに。
入山入口から入っていくと、道の片側を封鎖しての縁日が行われていました。
実はこれ、以前も遭遇したお祭り。
偶然ですが、同じような時に同じ場所を二人で通ったのでした。

縁日

この日は普通に大代峠を目指すのではなく、その一本手前の道を上ることに。
私も走ったことのない道ですが、地図で見ると何やら面白そうです。
南松野に抜けるので、その後のコースに関しては問題ありません。

一度間違った道を右折しそうになりましたが、無事入口を見つけ入ります。
里山の道は、思ったよりも急傾斜。
やや後悔しますが、今更引き返しても辛いだけです。

里山へ

次第に山道に

次第に山道へと変わっていく道はどんどん細く。
心も細くなっていきます(身体は太いまま)。

そのうち、路肩には残雪。
所々路面も凍っているように見えました。

慎重に降りて通る

こんなところで転倒したくないので、潔く自転車を降りて歩きます。
そこを、デローザさんに撮られました。
しまった! つい隙を見せてしまいました。
もちろん、デローザさんも押し歩きでクリアしていましたよ。

そんな坂道もようやく終わり。
日向と日陰でこの差がある、名もない峠を越えます。

日向

日陰

下りも道の様子がわからないため慎重に。
途中、新東名高速と思われる道をくぐります。
新東名がほぼ目線の高さを通るちょっと面白い光景に、ストップして撮影します。

新東名高速

下りきった先は南松野。
朝も走った道を再び北松野まで走ります(デローザさんは気づいていないようでしたが)。

北松野のコンビニで再び補給。
せっかくお腹がこなれたのに、またもや二人してどう考えても大きなスイーツを食べます。

ここからは、蓬莱橋を渡り、富士宮市街へ。
最後の上りで若干ペースアップする意地悪も、デローザさんは余裕でついてきました。
やはり、調子は悪くないようです。

自宅に戻り、デローザさんの自転車を格納。
新富士駅まで送って、とどめのカフェタイム。
本当にゆったりしたサイクリングでした。

新富士駅にて

この日の走行距離は126.02kmで獲得標高は1,313m、実走行時間は6時間16分36秒で平均速度は20.0km/hでした。
デローザさん、本当にありがとうございました!

この日のルートは、以下の通りです。

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あさぎりフードパーク(佐野プロライド)サイクリング

2018年がスタートして間もない1月7日(日)に、サイクリングに行ってきました。
この日は鬼軍曹プレゼンツ、佐野プロライドサイクリングへのお誘いを受けていたのです。

出発は清水で、目的地はあさぎりフードパーク。
走り慣れた場所なのでそれ自体に不安はないのですが、不安なのはメンバーです。

佐野淳哉プロは、言わずと知れたJプロツアー選手。
TEAM MATRIX POWERTAGに所属し、Jプロツアー2017年間総合2位(1位は同チームのホセ選手)、終盤に調子を上げ、ツール・ド・おきなわ2017 男子チャンピオンレースでも優勝している剛脚強豪選手です。
静岡市清水区出身である彼のパーソナルサポートカーをスポンサードしている関係で、今回のライドにお誘いいただいたのです。

その他のメンバーは友人の鬼軍曹(E3登録選手)、メカニックのれーじさん(E3登録選手)、ポンコツ先輩(ホビーサイクリスト)とポンデ(ポンコツ&デブサイクリスト)の私です。
どう考えてもポンコツ先輩とポンデは浮いています。いや、沈んでいます。

ホームと言うこともあり、ルート作成は私。
しかし、当初提出したコースは「強度不足」と言う鬼軍曹の一言で修正を余儀なくされ、由比から大代峠を越えていくコースに変更されます。
これで、不安は120%まで高まりました。

当日、さんざん悩んだ挙句、鬼軍曹の店まで車で行くことにしました。
これで、往復一緒に走ることになります(ややヤケクソ)。
時間前に到着、自転車を降ろして鬼軍曹、れーじさんと準備をします。

やがて、ポンコツ先輩も到着(自宅から自走)、4人で清水銀座を出発し、興津へと向かいます。
佐野プロとは興津のコンビニで待ち合わせとのことです。

旧東海道を快調に走る一行。
しかし、鬼軍曹に任せておくと、ペースが上がります。
このため、途中から前に出て速度を落とし、延命を図ります。

興津のコンビニに到着。
エナジージェルを補給します。
やがて、佐野プロ到着。
初対面でしたが、気さくなその様子に安心します(走り以外で)。

そこへ、ちょうど通りかかったヤーベマンも吸収。
この方も最近までJプロツアーで走っていた強豪クライマーです。
何で声をかけてしまったのか? やや後悔しながらも出発前の集合写真を撮影します(鬼軍曹撮影)。

使用前

不安と緊張感でいっぱいの様子がおわかりいただけますでしょうか?
それにしても、ポンデの腹!
昨年同時期より約10kg増量した大部分が腹に付着しているようです。

さて、不安とウキウキ感が同居するカオスな気分で出発です。
ここからしばらくは海沿いの自転車道を流すコース。
由比倉沢の街道を抜けるまではペースの上がりようもなく安心です。
佐野プロと共通の知人のことなどを話しながら、楽しくライドします。

タイトルにもある通り、この日のコンセプトは「サイクリング」。
しかし、このサイクリングと言うのが実に厄介です。
ウォーキングなどと異なり、サイクリングは言葉が同じでも各々がイメージする速度域は極めてバラバラなのです。
旧東海道に出たところで積極的に前に出、この日のサイクリングペースの遅さを誇示します。

しかし、自分でペースをつくれるのも、入山入口まで。
大代峠へのアプローチがはじまると、会話をしながら流すペースについて行けなくなります。
いや、頑張ればもう少しどうにかなるのですが、ここで無理をすると後が困ります。

今度は遠慮なくマイペース走に切り替え、皆を見送ります。
ここまで最後尾に控えていたポンコツ先輩は私の前に出て、集団を追います。
流石、上りには強い体型。

ノタノタと走っていると、鬼軍曹が戻ってきて「峠で待つ」と告げてきます。
大代峠は寒いので、下った先のコンビニで待ってくれと私は返しました。
風のように舞い戻って行く鬼軍曹を見送りながら、より一層ペースを落として上ります。

こんなに長かったかと思う坂をようやっと上り切ると、頂上で皆が待ってくれています。
どうやら、鬼軍曹には日本語が通じなかったようです。
感謝と詫びの言葉を述べ、下りに入ります。

下りに有利な身体を持つポンデ。
再び皆をリードしながら、コンビニへと到着します。
ここで一旦補給ストップ。
この先、延々と補給ポイントがありません。

ここから身延線芝川駅付近までは、シビアな上りはなし。
再度ポタリングペースで私が前を走ります。
もちろん、緊張感もあって心拍はいつもより高めです。
佐野プロはじめ登録組も生暖かく見守りながら後ろを走ってくれます。

信号待ちにて

芝川駅手前で踏切を渡り、さてここからまた上り坂のスタートです。
入口の急な坂を上りはじめると、もちろん皆についてなど行けません。
シッティングで談笑しながら上るメンバーを見送り、汗を垂らしながら這い上がります。
今度はポンコツ先輩も先行する様子は無し。
お互い、余裕が(更に)なくなっているようです。

道は緩急をつけながら上っていきます。
ヤーベマンには、国道469号に入ったあたりで待ってもらうように依頼済み。
柚野の平坦部分で待ってくれていた一行に無事合流できました。
彼には日本語が通じるようなので安心です。

ここから白糸に向けてはまた上りが続きます。
しかし、佐野プロはじめメンバーは我らの遅さを十分に理解下さった模様。
大きく遅れることなく、ライドのペースは安定してきます。

北山で大月線に出る選択もありましたが、鬼軍曹の「強度を」との言葉を思い出し、白糸方面へ左折。
ここから朝日瀧上までは斜度の厳しい部分です。
そのことを告げ、緩斜面となった日向の場所で待ってもらうよう依頼します。

再びポンコツ先輩とのランデブー。
ポンコツ先輩も辛いのか、やや言葉が呪い方向となっています。
ようやく朝日瀧の上に到達、またもや待ってくださった方々と合流します。
登録組もここはキツかったのか、約束より上りが長いとクレームを頂戴します。
そう、ローディーは嘘つきなのです。

白糸の集落を抜けると、今度は猪之頭への上り。
ポンコツ先輩はこの辺りが一番キツかったようで、遅れます。
そのおかげで、待ってくださっている佐野プロ達の写真を撮ることができました。

佐野プロと鬼軍曹

ヤーベマンとれーじさん

猪之頭から国道139号を横切り、人穴方面へ。
ここの信号待ちで、私が立ちゴケ、皆に心配されます。
10年以上転んでいなかったのに、こんなところで…やはり緊張と疲れからでしょうか。

人穴からは、県道71号へ。
ゆったりペースではありますが、私(ポンデ)とポンコツ先輩、そしてハンガーノック気味のれーじさんには辛い上りでした。
デーリィランド自販機で補給ストップ。
ポンコツ先輩かられーじさんには補給食が、ヤーベマンからヤギへは餌が与えられます。

補給ストップ

ここまでくれば、絶景ポイントも多数。
それを口実にストップできるので、非常に助かります。
富士山を前に、さも頑張ったかのような写真を撮ってもらいます(鬼軍曹撮影)。

富士山絶景ポイントにて

荻平の先で牧場ロードへと左折。
この先の上りはもうそれほどでないのですが、そうと知らないポンコツ先輩は相変わらずの恨み節。
私も敢えて楽だとは言わずに(心理戦)ランデブーします。

やがて、あさぎりフードパークに到着!
何とかここまでご一緒することができました。

佐野プロとバターチキンカレー

楽しいひと時

佐野プロたちはバターチキンカレー。
私とヤーベマンはじゃがバター。
そして、ピザを皆でシェアして食べます。
ソフトクリームも楽しみ、会話も弾みます。
ここは本当に来てよかったと思える時間帯でした。

しかし、何時までもここで楽しむわけにもいきません。
気温が下がる前に出発し、下ることとします。
売店スタッフに撮影してもらい、この日初のフルメンバー写真を撮ります。

あさぎりフードパークでの集合写真

出発。
下りは楽…かと思いきや、佐野プロはじめ皆下りでも踏みます。
私は体重を活かして追いますが、斜度が緩くなるとやはり追いつけません。
思いの他脚を使って、数回攣りそうになります。
このメンバーでの走りは甘くはありませんでした。

上井出を過ぎ、再び芝川へと下ります。
もちろん、帰りの大代峠は勘弁してもらい、直進。

トンネルを避けて旧道を走った後、富士川楽座前を通過します。
その後富士川沿い堤防下のサイクリングロードから堤防上へと出て、富士川〜蒲原へと走ります。
会話をしながらですが、ペースはいつもの単独サイクリングより速め。
脚が攣らないように用心しながら走ります。

由比からは駅前を通り、倉沢へと入ります。
佐野プロとヤーベマンはここから薩た峠経由。
爆速で上っている佐野プロ達を見られたのは大きな収穫でした。

鬼軍曹とれーじさんは迷った挙句後を追います。
ポンコツ先輩とポンデ(私)は迷いなど微塵もなく海沿いへ。
海沿いを流した我々と薩た峠を上った佐野プロ、ヤーベマンが同時に興津コンビニに到着しました。
彼らは峠で写真も撮っていたのに、どういうことでしょう?

使用後

やがて到着した鬼軍曹とれーじさん。
鬼軍曹は薩た峠入り口の急坂で脚が攣ったとのこと。
その状態でよく上り切ったものです。

ここで写真を撮り(れーじさん撮影)、解散。
佐野プロ、ヤーベマンに感謝の言葉を告げ、別れます。
残り4人は、清水銀座まで最後の走り。
鬼軍曹の先導ですが、明らかにここまでより速いペース。
やはり、鬼は鬼です。

とは言え、無事に4人揃ってゴール。
自走で帰るポンコツ先輩を見送り、車に自転車を積み込みます。

こうして終わったこの日の佐野プロライド。
貴重な機会をいただいたことに感謝です。
来年またチャンスがあるなら、その時はもう少し走れるようになっていたい!
もしくは、もっと走れない仲間を巻き込みたいと誓ったライドでした。

この日の走行距離は121.62kmで獲得標高は1,529m、実走行時間は5時間53分45秒で平均速度は20.6km/hでした。
この日のルートは、以下の通りです。


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あさぎりフードパークサイクリング

かなり前の出来事で恐縮ですが、昨年12月17日(日)に、サイクリングに行ってきました。

この日の天気予報は、晴れ。
朝霧乳業露店の手伝いをする予定でしたが、繁忙期からは外れ、昼時のみ入ればよい状況です。
そこで、急きょ(いつものことですが)デローザさんに声をかけます。
快く返答をいただき、なんとトキちゃんも自宅から自走で朝霧高原を目指してくれるとのこと。
思いがけず、フードパークで集合できることとなりました。

自転車で走る機会が減っている昨今。
少しでも距離を稼ぎたいと、スタートは新富士駅にします。
我が家から新富士駅までは約10km、下り基調の道で30分かからない道のりです。

いつもの新幹線でにこやかに登場したデローザさん。
相変わらずの手早さで自転車を組み立て、二人揃ってスタートします。
トキちゃんはおそらく道志みちに差し掛かる頃でしょうか。

富士山があまりにもきれいで、スタート早々歩道橋に上ります。

歩道橋上にて

ここからの光景

ここからの富士山は工場と一緒に撮影できます。
富士山の前には電機メーカーの看板が立ちますが、それも含めて好きな光景です。

歩道橋を降り、陸橋を渡って左折、裏道を走って県道72号へと向かいます。
県道72号まで出てしまえば、あとは突き当りまでひたすら直進。
当初はほぼ平坦な市街地で、リラックスして走ることができます。

富士市街を走る

それにしても良い天気。
富士山の雪は少なめですが、その姿はクッキリと見えています。
私とデローザさん、トキちゃんが揃うと霞んだり雲の向こうだったり…が多いのですが、これは誰の行いかと擦り付け合うのは恒例行事。
今日もそうなるに違いありませんが、この時点では少なくとも我々のせいではないと確信できます。

市街地を抜けると、道は次第に急な傾斜となります。
早目の補給ストップをし、さらに上ります。

この辺り、富士山に向かって走る道。
脚には堪えますが、気分な実によい場所です。
トキちゃんが迫る富士山東側だけに雲が出ているのは、気のせいでしょうか?

富士山に向かって上る

道は緩急あれど上り一辺倒。
海抜一桁から500m超まで一気に上るのですから、楽ではありません。
デローザさんは何度走っても道を覚えず「こんなにキツかったけ?」と毎度の台詞。
いつも新鮮で羨ましいです。

ようやく国道469号

ようやく国道469号に到達します。
ここまでくれば、一安心。
あさぎりフードパークの標高900m地点まではまだまだですが、ここからの斜度は幾分楽に感じます。

まだ時間がありそうなので、いくつかビュースポットを回りながら走ることに。
まずは、白糸の滝展望台に立ち寄ります。

白糸の滝と富士山

実は私もはじめて訪れたこの場所。
富士山と白糸の滝が同時に眺められます。
この日のカメラ、Canon PowerShot G9 Xは換算28mmスタートのレンズ。
この時ばかりは24mmが欲しくなりますが、なんとか双方を収めてロケハン終了です。
デローザさんは24mmスタートの同G7 Xですが、バッテリーが心元ないとのお約束。
相変わらずですが、通常営業なので特に心配ありません。

白糸の滝からは天子の森を通って田貫湖へ。
これまで二人では行ったことのない展望ウッドデッキへと歩きます。
この日のコンディションなら逆さ富士が見られるかと期待してのことです。

田貫湖

しかし残念、何故か途中から強くなってきた風に湖面が波立ち、逆さ富士はお預けとなってしまいました。
ここで、トキちゃんとメッセージのやり取り、お互いの位置を確認します。
上手くすれば、県道71号から農道に入る辺りで合流できるかもしれません。

田貫湖にて

この日デローザさんが撮ってくれた写真の中で、太鼓腹が目立たないものを掲載します。
この一年で10kg程増した体重は、否応なしに姿に反映されています。
なんとかせねば、自転車で楽しく走ることができません。
戒めにします。

田貫湖を後にし、猪之頭から国道139号を横切って県道71号へ。
ここからは、いつもの走り慣れた道です。
デローザさんにとってはいつまでも新鮮ですが。

いつもの場所で

デローザさんとはじめて富士宮から東京まで走った際にも撮影した、富士山絶景ポイントで撮影。
この場所は、さすがに記憶に残っている模様です。

この辺りでと期待したトキちゃんの姿はなし。
途中ハンガーノック気味で道の駅なるさわに立ち寄ると書いてあったので、まだ休んでいるのかもしれません。
後に判明したのですが、トキちゃんは先行してフードパークに到着。
我々を迎えようと国道139号を下ってしまったのでした。
相変わらず、体力だけは人並み外れています。

我々は二人でノタノタと農道を走ります。
緩やかな斜度で、牧草地越しの富士山を楽しみながらの走りはいつものこと。
やがて、あさぎりフードパークに到着。
トキちゃんもすれ違いに気づき、戻ってくるとのことです。

あさぎりフードパークにて

あさぎりフードパークにて

私は着替えて露店の手伝い。
デローザさんとトキちゃんは店内でくつろぎ、会話を楽しんでいます。

それにしても、よく食べること。
ふと目をやると、いつも何かしら新しいアイテムがテーブルに載っています。
いや、ありがたいのですが、トキちゃんはともかくデローザさんは少々心配になります。

寒くならないうちにと、14:00過ぎには仕事を抜け、帰路に。
トキちゃんも富士宮に下って、デローザさんとともに新富士駅から輪行予定です。
三人になった一行は、あさぎりフードパークから国道139号、猪之頭と抜けて白糸から芝川へと下ります。

猪之頭から下る

この時になると、富士山には雲が。
誰の仕業かは、言わずもがなです。

芝川からはちょっとしたピークを越えて、西富士宮駅方面へと走ります。
上りを見るとニヤニヤしながら先行して写真を撮るトキちゃん。
そして、後ろでニヤニヤしながら汗だくの私を眺めるデローザさん。
本当に嫌なヤツらです。

富士宮市街へ

富士宮市街へと入り、この翌週オープン予定の富士山文化遺産センターを見物。
そして、富士山本宮浅間大社へと入り、お参りします。
珍しく信心深そうな一行でした。

富士山本宮浅間大社

お参りを済ませ、再び市街地を走り、自宅へ。
そこで自転車を輪行袋に入れ、車で新富士駅まで二人を送ります。
こうして、期せずして朝霧高原で集合することができたサイクリングは幕を閉じました。

この日のコースは走行距離92.62kmで獲得標高は1,451m、実走行時間は4時間46分51秒で平均速度は19.3km/hでした。

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箱根会長サイクリング

だいぶ時間が経ってしまいましたが、11月25日(土)から26日(日)の一泊二日でサイクリングに行ってきました。

これは、昔から世話になっているなるしまフレンドの鳴嶋会長を囲むサイクリングで、昨年に続き二回目の参加となります。
コースは昨年同様、なるしまフレンド立川店をスタートし、相模原~厚木~小田原~箱根湯本を経由して強羅駅近くにある宿へとゴールする初日、そして翌日は立川まで戻るコースです。

このランは走りもさることながら、国府津にある鰻屋「うな和」でのランチ(うな重)やホテル「紀州鉄道箱根強羅ビラ」での温泉、宴会、宿泊も大いなる楽しみです。
むしろ、そちらに主眼を置いていると思わざるを得ないメンバーもおり、私もその一人です。

箱根に向かうだけであれば自宅から直接自転車で向かう方が近く、コースも走りやすいことは事実です。
でも、それでは意味がありません。
やはり、御年82歳になる鳴嶋会長とともに走ってこそと車で立川へと向かいます。

スタートの一時間ほど前に到着すると、サポートくださる三妙さんが既に到着しています。
挨拶をし、持参した荷物を車に積んでもらいます。
車を地下駐車場に停めさせてもらい準備をしていると、続々とメンバーが集合します。
そして、会長も到着。

メンバー集結

やがて、この日奥様と別棟に宿泊しながら参加してくれるトキちゃんと、夜のことしかほぼ眼中にない463も到着。
二人ともシーズン終了直後で、実に絞られた身体をしています。
ま、今日は走りメインではないので、大丈夫でしょう。
トキちゃんは、ちっとも絞れていない(走れてもいない)私をサポートしてくださるとのことです。

トキちゃんと463

集まったメンバーで出発前の集合写真。
かなりの大人数ですが、実はこの日途中まで見送りランをしてくださる方も入っています。
この方々が、かなりの強豪。
波乱の予感がします。

集合写真

ほぼ時間通りに出発です。
もちろん、スタートは緩いペース。
信号も多く、会話をしながらのストップ&ゴーを繰り返します。

私は微妙に道がわからない(昔走っていた頃とはすっかり様変わり)ため、集団中盤に位置します。
しかし、交通の妨げにならぬよう分断した集団の前に出てしまい、後続に道を尋ねながら進みます。
会長は集団トップで走って、既にこの時から姿は見えません。
あとで聞いたところ、影師範が「会長先頭で」との話をし、ここのところ調子の上がっている会長もそれに応えたとのこと。御見逸れです。

緩いアップダウンを繰り返す道を走り、尾根幹から相模原駅へ。
この間の皆の走りを、トキちゃんが前に後ろにと動きながら撮影してくれます。

緩い上りでも一杯いっぱい

丸さんに助けてもらう

何とか道に迷うこともなく、最初の休憩ポイント横山公園へと到着。
ここまで何度かペースが上がった(自分比)ため、早くも疲れ気味です。
それでも、仲間と一緒の楽しさが勝つ状態。
皆の写真を撮って回ります。

うっちー先輩とNTGさんトキちゃん

STRさん夫妻

この日の私は、なんとしたことかお気に入りのPowerShot G9 Xを自宅に忘れてきてしまいました。
そのため、私の撮った写真は(宿以外)、すべてiPhone 8での撮影です。

ここまで先頭を走る鳴嶋会長とは一緒に走れていない私(この後もでしたが)。
昔共に走っていた頃は「会長が歳を取れば追いつける」と思っていたのですが、どうもまだダメなようです。
しかし、側にいるだけでうれしさが顔に出てしまう私は一緒に写真を撮ってもらいます。

鳴嶋会長と

話の尽きない一行ですが、先もあるので横山公園を出発。
ここから昭和橋を目指します。
昭和橋で相模川を渡り、田んぼ道へ。
昨年はここで脚をつかい、終盤に大きな影響を残しました。

途中の信号で集団は大きく分割し、前は全く見えません。
昨年の二の轍を踏まぬよう、ゆったりとしたペースで平坦路へ。

しかしここで、後ろからよいペースで迫る影。
STRさんがサッと駆け抜けていきます。
よせばいいのに反応してしまう身体。
何とか追いつき、しばらく後ろを走らせてもらいました。

一時停止からの再スタートでSTRさんと離れたため、見送りソロへ。
と、思いきや、後ろにSTRさんJr.がついています。
これはいかんとまたペースを保つと、さらに後方からうっちー先輩も合流。
引くに引けない状況となり、またもや脚を使ってしまいました。

終盤でうっちー先輩が先行、つけずにSTR Jr.も見送った私。
脚はこの時点で終了です。

しかし、ここからは市街地なので幸いにしてスローペース。
この間にまた脚を休ませます。

厚木で見送り班が離脱し、小田厚側道に入ると影流師範とまこっちゃんがペースをつくってくれます。
私も少し前に出て牽きながら、二度目の休憩場所であるコンビニに到着。
ここで補給をします。

補給

この先国府津で鰻なのですが、朝おにぎりを一個食べただけで来ており、脚もかなり使ったことから、アイスとパンを補給します。
富士山がきれいに見える絶好の天気。
陽気もよく、寒さは微塵も感じません(この時点では)。

再出発。
小田厚側道を出ると、道にはまたアップダウンが出現します。
しかし、ここはもう無理のないペース。
見送り班もいなくなっていることから、二分割した少人数の集団で進みます。

思ったより距離はありましたが、うな和到着。

うな和にて

うな和にて

うな和にて

トキちゃんは今回会長ランに正式申込をしていませんが、自腹で(我々もそうではあるのですが)ご一緒下さるとのこと。
この後の箱根で共に走ってもらいたい私には大いに嬉しいことです。
昨年よりはやや余裕のある状態での鰻。
しかしあっという間に完食です。

店を出て、改めて店舗前集合写真を撮影。
13:00予定通りの到着でしたが、その時点で予約以外は受け入れられないほどの人気店です。

集合写真

さてさて、鰻で腹を満たし、またもや重くなった身体を引きずるように走り出します。
小田原を目指す行程もポカポカ陽気。
ペースも心地よいものです。

小田原へ

小田原市街を抜けると、箱根湯本への道となります。
ここは、上りも緩く、楽な道。
本当に、箱根の山は湯本から一気に立ち上がるのですね。

昨年より二週間ほど遅い日程のせいか、前回ほどの渋滞はなし。
比較的走りやすい道を快調に走ります。

箱根湯本へ

箱根湯本駅手前で皆に先行してもらい、後尾に付きます。
もちろん、昨年ひどい目に遭った旧道には入らず直進。
どっちにしても辛いことに変わりはないのですが。

箱根湯本

箱根湯本駅を過ぎ、温泉街を走っていると、ビビさんの姿が。
自転車をホテルに送り、電車でここまで来てくれたのです。
そうまでして一緒に走ってくれるトキちゃん、そしてそれに付き合ってくださるビビさんに感謝です。

さて、いよいよここから本格的な上り。
あれ、箱根ってこんなにキツカッタデシタッケ…。

序盤で463達を見送り、その後家老も見送り、誠さんが後方に見えなくなったところからは、完全な一人旅。
仲間と走る楽しさは何処へ?と思っていたところ、先頭を撮影していたトキちゃんが戻ってきてくれました。
苦しむ私を余裕で撮るトキちゃん。
ええ、感謝していますよ。

宮ノ下へ

宮ノ下へ

宮ノ下へ

こんなに長かったでしたっけ?
こんなに遠かったでしたっけ?
こんなに斜度きつかったでしたっけ?

様々な思いが交錯しながら、後ろに迫るバスを気にしながら、ノタノタと上ります。
トキちゃんは途中で何度か前を撮影にかっ飛び、また戻るを繰り返します。
彼はきっと3回くらい箱根を上る勢いで走っています。

ようやく宮ノ下に到着。
通過。
ここからはさらに斜度が厳しくなります。

時折、トキちゃんに背中を押してもらいながら(物理的に)、何とか走り続けます。

強羅へ

強羅へ

ここまで来ると一気に気温が下がります。
空気の冷たさを感じながら、それでも汗を垂らしての道のり。

強羅駅前を通ってホテルへと向かう道もあるのですが、それだと激坂を上らねばなりません。
今の脚では無理と、そのまま国道一号を小涌園まで上ります。
さらにトキちゃんプッシュを受けながら、ようやく小涌園入り口です。

小涌園

そして、ここで完全に脚終了。
小涌園駐車場への坂を上ろうとすると、トキちゃんプッシュにも関わらず左脚が攣りそうになります。
昨年旧道で脚が攣り、翌日まで筋肉痛を残した苦い思い出があるので、ここでひとまず休憩。
自転車を降り、トキちゃんには先に行ってもらいます。

はい終了

歩いたかって?
ええ、歩きましたとも。
その場でじっとしていると寒いので、斜度が緩くなる場所まで徒歩です、トホホ…。

ようやく再乗車。
ひとまず脚は大丈夫そうです。
ゆったりと走っていると、分岐でトキちゃんが待っていてくれました。
前を走る家老とはそれほど距離が開いていなかったようですが、それもトキちゃんプッシュあってのこと。

激坂を下る

昨年は淳さんと下った激坂をトキちゃんと下り、ようやくホテル着です。

ホテル着

色々な意味で辛く、情けなく、そして悔しい箱根路でしたが、これも日々の不摂生のせいに他なりません。
少しは反省しようと思いましたが、これからの宴会は別腹です。

部屋に入り、温泉に浸かって汗と疲れを流します。
やっぱり温泉はよいですね~。

部屋に戻り、紅葉を愛でながら早速一杯、二杯、三杯、のゼロ次会がはじまります。

部屋からの紅葉

ゼロ次回会場

やがて、夕食時間。
宴会場に集合です。
トキちゃんとビビさんはホテル本館に泊っているので、食事は別です。

宴会

宴会

宴会

鳴嶋会長を囲み、楽しい宴のスタートです。
サポートカーにミラーレスカメラを忍ばせていたので、ここでの撮影はそれ。
しかし、話の楽しさと酒の美味さに撮影は少なめでした。
途中、トキちゃんも参加して会長も嬉しそう。
さらに楽しい時を過ごします。

部屋に戻って二次会。
(公式)参加者では私が最年少と言うメンバーですが、健脚、健啖家揃いで敵いません。

二次会

二次会

私は途中、463とともにトキちゃん達の部屋に乱入。
トキちゃん、ビビさんと盛り上がり、その後温泉へ。
就寝したのは、日付が変わる頃だったでしょうか。

二日目、翌朝も天気は晴れ。
気温も高く、箱根にも関わらず寒さは感じません。

充実した温泉の朝食を楽しんだ後、準備をして出発。
この日はいくつかのグループに分かれて思い思いのコースで帰ります。
トキちゃんとビビさんは海沿いを走り、北鎌倉でデローザさんと合流するコース。
健脚メンバーは長尾峠から御殿場経由での帰路です。

私は会長、家老、誠さんとともに直帰コース。
往路では姿を見ることすらできなかった会長と共に箱根を下り、小田原、厚木、相模川沿いと走ります。
会長はこの次の日からのサイクリング旅行を踏まえて無理はせず。
私と家老、誠さんで交代しながら前を牽きます。

横山公園で会長は別行動となり、直帰。
尾根幹から野猿街道に出たところで家老、誠さんと別れ、私はソロで中大の坂を越えて立川へと戻ります。

昼過ぎには無事立川着。
店で買い物をし、自転車を車に積み込みます。

こうして苦しくも楽しかった二日間は終了。
今年もこの会に参加でき、本当に嬉しかったです。
会長、会を企画くださった影流師範、サポートしてくれたトキちゃん、そして参加させてくれた家族に心より感謝致します。

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