« 2017年12月 | トップページ | 2018年2月 »

あさぎりフードパーク(佐野プロライド)サイクリング

2018年がスタートして間もない1月7日(日)に、サイクリングに行ってきました。
この日は鬼軍曹プレゼンツ、佐野プロライドサイクリングへのお誘いを受けていたのです。

出発は清水で、目的地はあさぎりフードパーク。
走り慣れた場所なのでそれ自体に不安はないのですが、不安なのはメンバーです。

佐野淳哉プロは、言わずと知れたJプロツアー選手。
TEAM MATRIX POWERTAGに所属し、Jプロツアー2017年間総合2位(1位は同チームのホセ選手)、終盤に調子を上げ、ツール・ド・おきなわ2017 男子チャンピオンレースでも優勝している剛脚強豪選手です。
静岡市清水区出身である彼のパーソナルサポートカーをスポンサードしている関係で、今回のライドにお誘いいただいたのです。

その他のメンバーは友人の鬼軍曹(E3登録選手)、メカニックのれーじさん(E3登録選手)、ポンコツ先輩(ホビーサイクリスト)とポンデ(ポンコツ&デブサイクリスト)の私です。
どう考えてもポンコツ先輩とポンデは浮いています。いや、沈んでいます。

ホームと言うこともあり、ルート作成は私。
しかし、当初提出したコースは「強度不足」と言う鬼軍曹の一言で修正を余儀なくされ、由比から大代峠を越えていくコースに変更されます。
これで、不安は120%まで高まりました。

当日、さんざん悩んだ挙句、鬼軍曹の店まで車で行くことにしました。
これで、往復一緒に走ることになります(ややヤケクソ)。
時間前に到着、自転車を降ろして鬼軍曹、れーじさんと準備をします。

やがて、ポンコツ先輩も到着(自宅から自走)、4人で清水銀座を出発し、興津へと向かいます。
佐野プロとは興津のコンビニで待ち合わせとのことです。

旧東海道を快調に走る一行。
しかし、鬼軍曹に任せておくと、ペースが上がります。
このため、途中から前に出て速度を落とし、延命を図ります。

興津のコンビニに到着。
エナジージェルを補給します。
やがて、佐野プロ到着。
初対面でしたが、気さくなその様子に安心します(走り以外で)。

そこへ、ちょうど通りかかったヤーベマンも吸収。
この方も最近までJプロツアーで走っていた強豪クライマーです。
何で声をかけてしまったのか? やや後悔しながらも出発前の集合写真を撮影します(鬼軍曹撮影)。

使用前

不安と緊張感でいっぱいの様子がおわかりいただけますでしょうか?
それにしても、ポンデの腹!
昨年同時期より約10kg増量した大部分が腹に付着しているようです。

さて、不安とウキウキ感が同居するカオスな気分で出発です。
ここからしばらくは海沿いの自転車道を流すコース。
由比倉沢の街道を抜けるまではペースの上がりようもなく安心です。
佐野プロと共通の知人のことなどを話しながら、楽しくライドします。

タイトルにもある通り、この日のコンセプトは「サイクリング」。
しかし、このサイクリングと言うのが実に厄介です。
ウォーキングなどと異なり、サイクリングは言葉が同じでも各々がイメージする速度域は極めてバラバラなのです。
旧東海道に出たところで積極的に前に出、この日のサイクリングペースの遅さを誇示します。

しかし、自分でペースをつくれるのも、入山入口まで。
大代峠へのアプローチがはじまると、会話をしながら流すペースについて行けなくなります。
いや、頑張ればもう少しどうにかなるのですが、ここで無理をすると後が困ります。

今度は遠慮なくマイペース走に切り替え、皆を見送ります。
ここまで最後尾に控えていたポンコツ先輩は私の前に出て、集団を追います。
流石、上りには強い体型。

ノタノタと走っていると、鬼軍曹が戻ってきて「峠で待つ」と告げてきます。
大代峠は寒いので、下った先のコンビニで待ってくれと私は返しました。
風のように舞い戻って行く鬼軍曹を見送りながら、より一層ペースを落として上ります。

こんなに長かったかと思う坂をようやっと上り切ると、頂上で皆が待ってくれています。
どうやら、鬼軍曹には日本語が通じなかったようです。
感謝と詫びの言葉を述べ、下りに入ります。

下りに有利な身体を持つポンデ。
再び皆をリードしながら、コンビニへと到着します。
ここで一旦補給ストップ。
この先、延々と補給ポイントがありません。

ここから身延線芝川駅付近までは、シビアな上りはなし。
再度ポタリングペースで私が前を走ります。
もちろん、緊張感もあって心拍はいつもより高めです。
佐野プロはじめ登録組も生暖かく見守りながら後ろを走ってくれます。

信号待ちにて

芝川駅手前で踏切を渡り、さてここからまた上り坂のスタートです。
入口の急な坂を上りはじめると、もちろん皆についてなど行けません。
シッティングで談笑しながら上るメンバーを見送り、汗を垂らしながら這い上がります。
今度はポンコツ先輩も先行する様子は無し。
お互い、余裕が(更に)なくなっているようです。

道は緩急をつけながら上っていきます。
ヤーベマンには、国道469号に入ったあたりで待ってもらうように依頼済み。
柚野の平坦部分で待ってくれていた一行に無事合流できました。
彼には日本語が通じるようなので安心です。

ここから白糸に向けてはまた上りが続きます。
しかし、佐野プロはじめメンバーは我らの遅さを十分に理解下さった模様。
大きく遅れることなく、ライドのペースは安定してきます。

北山で大月線に出る選択もありましたが、鬼軍曹の「強度を」との言葉を思い出し、白糸方面へ左折。
ここから朝日瀧上までは斜度の厳しい部分です。
そのことを告げ、緩斜面となった日向の場所で待ってもらうよう依頼します。

再びポンコツ先輩とのランデブー。
ポンコツ先輩も辛いのか、やや言葉が呪い方向となっています。
ようやく朝日瀧の上に到達、またもや待ってくださった方々と合流します。
登録組もここはキツかったのか、約束より上りが長いとクレームを頂戴します。
そう、ローディーは嘘つきなのです。

白糸の集落を抜けると、今度は猪之頭への上り。
ポンコツ先輩はこの辺りが一番キツかったようで、遅れます。
そのおかげで、待ってくださっている佐野プロ達の写真を撮ることができました。

佐野プロと鬼軍曹

ヤーベマンとれーじさん

猪之頭から国道139号を横切り、人穴方面へ。
ここの信号待ちで、私が立ちゴケ、皆に心配されます。
10年以上転んでいなかったのに、こんなところで…やはり緊張と疲れからでしょうか。

人穴からは、県道71号へ。
ゆったりペースではありますが、私(ポンデ)とポンコツ先輩、そしてハンガーノック気味のれーじさんには辛い上りでした。
デーリィランド自販機で補給ストップ。
ポンコツ先輩かられーじさんには補給食が、ヤーベマンからヤギへは餌が与えられます。

補給ストップ

ここまでくれば、絶景ポイントも多数。
それを口実にストップできるので、非常に助かります。
富士山を前に、さも頑張ったかのような写真を撮ってもらいます(鬼軍曹撮影)。

富士山絶景ポイントにて

荻平の先で牧場ロードへと左折。
この先の上りはもうそれほどでないのですが、そうと知らないポンコツ先輩は相変わらずの恨み節。
私も敢えて楽だとは言わずに(心理戦)ランデブーします。

やがて、あさぎりフードパークに到着!
何とかここまでご一緒することができました。

佐野プロとバターチキンカレー

楽しいひと時

佐野プロたちはバターチキンカレー。
私とヤーベマンはじゃがバター。
そして、ピザを皆でシェアして食べます。
ソフトクリームも楽しみ、会話も弾みます。
ここは本当に来てよかったと思える時間帯でした。

しかし、何時までもここで楽しむわけにもいきません。
気温が下がる前に出発し、下ることとします。
売店スタッフに撮影してもらい、この日初のフルメンバー写真を撮ります。

あさぎりフードパークでの集合写真

出発。
下りは楽…かと思いきや、佐野プロはじめ皆下りでも踏みます。
私は体重を活かして追いますが、斜度が緩くなるとやはり追いつけません。
思いの他脚を使って、数回攣りそうになります。
このメンバーでの走りは甘くはありませんでした。

上井出を過ぎ、再び芝川へと下ります。
もちろん、帰りの大代峠は勘弁してもらい、直進。

トンネルを避けて旧道を走った後、富士川楽座前を通過します。
その後富士川沿い堤防下のサイクリングロードから堤防上へと出て、富士川〜蒲原へと走ります。
会話をしながらですが、ペースはいつもの単独サイクリングより速め。
脚が攣らないように用心しながら走ります。

由比からは駅前を通り、倉沢へと入ります。
佐野プロとヤーベマンはここから薩た峠経由。
爆速で上っている佐野プロ達を見られたのは大きな収穫でした。

鬼軍曹とれーじさんは迷った挙句後を追います。
ポンコツ先輩とポンデ(私)は迷いなど微塵もなく海沿いへ。
海沿いを流した我々と薩た峠を上った佐野プロ、ヤーベマンが同時に興津コンビニに到着しました。
彼らは峠で写真も撮っていたのに、どういうことでしょう?

使用後

やがて到着した鬼軍曹とれーじさん。
鬼軍曹は薩た峠入り口の急坂で脚が攣ったとのこと。
その状態でよく上り切ったものです。

ここで写真を撮り(れーじさん撮影)、解散。
佐野プロ、ヤーベマンに感謝の言葉を告げ、別れます。
残り4人は、清水銀座まで最後の走り。
鬼軍曹の先導ですが、明らかにここまでより速いペース。
やはり、鬼は鬼です。

とは言え、無事に4人揃ってゴール。
自走で帰るポンコツ先輩を見送り、車に自転車を積み込みます。

こうして終わったこの日の佐野プロライド。
貴重な機会をいただいたことに感謝です。
来年またチャンスがあるなら、その時はもう少し走れるようになっていたい!
もしくは、もっと走れない仲間を巻き込みたいと誓ったライドでした。

この日の走行距離は121.62kmで獲得標高は1,529m、実走行時間は5時間53分45秒で平均速度は20.6km/hでした。
この日のルートは、以下の通りです。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

あさぎりフードパークサイクリング

かなり前の出来事で恐縮ですが、昨年12月17日(日)に、サイクリングに行ってきました。

この日の天気予報は、晴れ。
朝霧乳業露店の手伝いをする予定でしたが、繁忙期からは外れ、昼時のみ入ればよい状況です。
そこで、急きょ(いつものことですが)デローザさんに声をかけます。
快く返答をいただき、なんとトキちゃんも自宅から自走で朝霧高原を目指してくれるとのこと。
思いがけず、フードパークで集合できることとなりました。

自転車で走る機会が減っている昨今。
少しでも距離を稼ぎたいと、スタートは新富士駅にします。
我が家から新富士駅までは約10km、下り基調の道で30分かからない道のりです。

いつもの新幹線でにこやかに登場したデローザさん。
相変わらずの手早さで自転車を組み立て、二人揃ってスタートします。
トキちゃんはおそらく道志みちに差し掛かる頃でしょうか。

富士山があまりにもきれいで、スタート早々歩道橋に上ります。

歩道橋上にて

ここからの光景

ここからの富士山は工場と一緒に撮影できます。
富士山の前には電機メーカーの看板が立ちますが、それも含めて好きな光景です。

歩道橋を降り、陸橋を渡って左折、裏道を走って県道72号へと向かいます。
県道72号まで出てしまえば、あとは突き当りまでひたすら直進。
当初はほぼ平坦な市街地で、リラックスして走ることができます。

富士市街を走る

それにしても良い天気。
富士山の雪は少なめですが、その姿はクッキリと見えています。
私とデローザさん、トキちゃんが揃うと霞んだり雲の向こうだったり…が多いのですが、これは誰の行いかと擦り付け合うのは恒例行事。
今日もそうなるに違いありませんが、この時点では少なくとも我々のせいではないと確信できます。

市街地を抜けると、道は次第に急な傾斜となります。
早目の補給ストップをし、さらに上ります。

この辺り、富士山に向かって走る道。
脚には堪えますが、気分な実によい場所です。
トキちゃんが迫る富士山東側だけに雲が出ているのは、気のせいでしょうか?

富士山に向かって上る

道は緩急あれど上り一辺倒。
海抜一桁から500m超まで一気に上るのですから、楽ではありません。
デローザさんは何度走っても道を覚えず「こんなにキツかったけ?」と毎度の台詞。
いつも新鮮で羨ましいです。

ようやく国道469号

ようやく国道469号に到達します。
ここまでくれば、一安心。
あさぎりフードパークの標高900m地点まではまだまだですが、ここからの斜度は幾分楽に感じます。

まだ時間がありそうなので、いくつかビュースポットを回りながら走ることに。
まずは、白糸の滝展望台に立ち寄ります。

白糸の滝と富士山

実は私もはじめて訪れたこの場所。
富士山と白糸の滝が同時に眺められます。
この日のカメラ、Canon PowerShot G9 Xは換算28mmスタートのレンズ。
この時ばかりは24mmが欲しくなりますが、なんとか双方を収めてロケハン終了です。
デローザさんは24mmスタートの同G7 Xですが、バッテリーが心元ないとのお約束。
相変わらずですが、通常営業なので特に心配ありません。

白糸の滝からは天子の森を通って田貫湖へ。
これまで二人では行ったことのない展望ウッドデッキへと歩きます。
この日のコンディションなら逆さ富士が見られるかと期待してのことです。

田貫湖

しかし残念、何故か途中から強くなってきた風に湖面が波立ち、逆さ富士はお預けとなってしまいました。
ここで、トキちゃんとメッセージのやり取り、お互いの位置を確認します。
上手くすれば、県道71号から農道に入る辺りで合流できるかもしれません。

田貫湖にて

この日デローザさんが撮ってくれた写真の中で、太鼓腹が目立たないものを掲載します。
この一年で10kg程増した体重は、否応なしに姿に反映されています。
なんとかせねば、自転車で楽しく走ることができません。
戒めにします。

田貫湖を後にし、猪之頭から国道139号を横切って県道71号へ。
ここからは、いつもの走り慣れた道です。
デローザさんにとってはいつまでも新鮮ですが。

いつもの場所で

デローザさんとはじめて富士宮から東京まで走った際にも撮影した、富士山絶景ポイントで撮影。
この場所は、さすがに記憶に残っている模様です。

この辺りでと期待したトキちゃんの姿はなし。
途中ハンガーノック気味で道の駅なるさわに立ち寄ると書いてあったので、まだ休んでいるのかもしれません。
後に判明したのですが、トキちゃんは先行してフードパークに到着。
我々を迎えようと国道139号を下ってしまったのでした。
相変わらず、体力だけは人並み外れています。

我々は二人でノタノタと農道を走ります。
緩やかな斜度で、牧草地越しの富士山を楽しみながらの走りはいつものこと。
やがて、あさぎりフードパークに到着。
トキちゃんもすれ違いに気づき、戻ってくるとのことです。

あさぎりフードパークにて

あさぎりフードパークにて

私は着替えて露店の手伝い。
デローザさんとトキちゃんは店内でくつろぎ、会話を楽しんでいます。

それにしても、よく食べること。
ふと目をやると、いつも何かしら新しいアイテムがテーブルに載っています。
いや、ありがたいのですが、トキちゃんはともかくデローザさんは少々心配になります。

寒くならないうちにと、14:00過ぎには仕事を抜け、帰路に。
トキちゃんも富士宮に下って、デローザさんとともに新富士駅から輪行予定です。
三人になった一行は、あさぎりフードパークから国道139号、猪之頭と抜けて白糸から芝川へと下ります。

猪之頭から下る

この時になると、富士山には雲が。
誰の仕業かは、言わずもがなです。

芝川からはちょっとしたピークを越えて、西富士宮駅方面へと走ります。
上りを見るとニヤニヤしながら先行して写真を撮るトキちゃん。
そして、後ろでニヤニヤしながら汗だくの私を眺めるデローザさん。
本当に嫌なヤツらです。

富士宮市街へ

富士宮市街へと入り、この翌週オープン予定の富士山文化遺産センターを見物。
そして、富士山本宮浅間大社へと入り、お参りします。
珍しく信心深そうな一行でした。

富士山本宮浅間大社

お参りを済ませ、再び市街地を走り、自宅へ。
そこで自転車を輪行袋に入れ、車で新富士駅まで二人を送ります。
こうして、期せずして朝霧高原で集合することができたサイクリングは幕を閉じました。

この日のコースは走行距離92.62kmで獲得標高は1,451m、実走行時間は4時間46分51秒で平均速度は19.3km/hでした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2017年12月 | トップページ | 2018年2月 »