富士四湖周遊サイクリング
6月4日(日)に、サイクリングに行ってきました。
この日は家族が用事で出かけるため、私は自由にしてよいとのお達し。
早速デローザさん、トキちゃんに声をかけると、ご一緒してくださることとなりました。
前日の土曜日、トキちゃんとビビさんは富士スバルラインを上り、富士ヶ嶺に宿泊。
トキちゃんは早朝にホテルを出て、車であさぎりフードパークへ。
そこから我が家まで自走、合流する運びとしました。
我が家からは二人で新富士駅を目指し、そこでデローザさんと合流。
三人でビビさんの待つ富士ヶ嶺のホテルまで走ると言う予定です。
皆が走りに満足でき、ビビさんに負担をかけないようにと組んだ行程ですが、私とデローザさんにとっては有難迷惑なような。
それでも楽しみなことに変わりはありません。
自宅玄関先にてトキちゃんを待ちます。
入手から5年以上が経過した愛車はこの度各所のグリスアップに加え、チェーン(年初)、ケーブル類、バーテープ、レバーブラケットカバー、ペダル等を交換しています。
しかし、これまで同様の色を選択したこともあり、見た目には何も変わっていません。
そして、この日も私の背中ポケットにはCanon PowerShot G9 Xが入っています。
実に頼りになるサイクリングカメラです。
やがて、トキちゃん到着。
下り基調の道を二人で飛ばし、新富士駅へと向かいます。
私はここでいきなり脚をつかい、先行きにやや不安を抱えます。
新富士駅に到着すると、デローザさんは既に自転車をほぼ組み終えていました。
相変わらずの手際よさ、久々の再会に笑顔がこぼれます。
しかし、以前の富士山一周の時もそうであったように、ここからビビさんの待つホテルまでがデローザさんと私にとっての試練となるのです。
準備ができるとすぐにスタート。
時刻は7:50頃でした。
新富士駅から北上し、県道181号から72号へと入ります。
ルート的には単純ですが、海抜一桁の新富士駅から1,000m超のホテルまで走るルートは当然上り基調です。
平坦だったのは序盤のわずか2~3km程。
道はすぐに上り坂へと変わります。
メーターの表示する気温は既に27℃。
好天に恵まれたのはありがたいですが、ちょっと暑過ぎ、そして湿度も高めに感じます。
しばらく走って、ボトル補給のためストップ。
デローザさんは早速アイスを購入しています。
やがて、市街地を抜けると、道はいよいよ上り一辺倒に。
斜度はそれほどではありませんが、20km以上続く坂道です。
何時も通り、トキカメラマンは前に出後ろに下がりと大活躍。
我々のペースなど亀の歩行程度にしか感じない健脚だからこその動きです。
トキちゃんが前に出ると昔の習性でついついペースが(ほんの少しですが)上がってしまう私。
それでデローザさんには毎回迷惑をかけています。
しかし、この日のデローザさんは余裕!?
トキちゃんをうまくいなしながら、笑顔のマイペースで上っていきます。
長い長い上り坂にも、何時しか終わりはくるもの。
標高550m程の地点でようやく国道469号へと突き当り、一時平坦から下り基調となります。
延々と続く上りにいささか辟易していた様子のデローザさんも、国道469号に出ると復調。
トキちゃんの直後について快調に飛ばします。
下りからアップダウンの続く道へ。
篠坂の交差点で登山道を横切り(もちろん上りはしません)、奇石博物館前を通って上井出へと向かいます。
上井出の交差点を右折して富士ミルクランド方面へ。
ここで、ようやく私のホームコースに入ります。
もちろん、国道469号~県道72号も他の二人と比較すれば走る機会は多いのですが、何となく緊張するのです。
ホームコースに入ったからと言って劇的に加速するわけでもなく。
これまで同様淡々と(トキちゃんの影響でいつもよりちょっとだけペースアップして)進みます。
ここからミルクランドまでは上りと言えども緩斜面。
途中少しだけ斜度がきつくなりますが、無事乗り越えてミルクランド到着です。
時間的にはスルーしたい気持ちもありましたが、ここまで想定以上の気温に喉はカラカラ。
事前に休憩を提案していたこともあり、ここでストップします。
炭酸飲料を流し込み、塩分補給で玉蒟蒻も食べました。
デローザさんと私はこれで少しだけ回復、トキちゃんはもとより何ともありません。
当初の目論見ではビビさんの待つホテルには10:30頃到着予定でした。
あまり待たせるのも気の毒ですし、その後の行程を考えてもそのくらいには着きたいのです。
が、ここで休憩をしたことで、全員揃っての10:30到着は難しそう。
そこで、途中からトキちゃんが先行し、ビビさんを迎えに行ってもらうこととしました。
我々とはホテルから長い坂を上った先、大室山西展望台にて合流予定とします。
そうと決まると、幾分気は楽になります。
私たちは私たちのペースで県道71号を走ればよいのです。
再スタートし、林間のきつい上りをクリアしていきます。
既に何十回も上っているこの道ですが、走りを撮影してもらうのは初めて。
トキちゃんに感謝です。
開けた牧草地帯に出ると、富士山は雲の中。
デローザさんが一緒なので、これは想定内、通常営業です。
この後、荻平付近で予定通りトキちゃんは加速。
その勢いはすさまじく、みるみる内に視界から消え去ります。
流石は元登録レーサー、本来私達などと一緒に走ってくれるレベルではありません。
残された私たちはと言うと、さほどペースは落とさず(もとより落としようのないペースですが)走ります。
デローザさんはさすがに疲れた様子で、上りがどれくらい続くのかを私に確認してきます。
何度も走っている県道71号ですが、デローザさんにとってはいつも初めてのような新鮮さがあるのです。
これも通常営業。
庇うわけではありませんが、自転車乗りにとってはいつもの道でも、疲労度合いや調子の波によって別物に感じることがあります。
富士ヶ嶺手前の上りでは、急に雲が取れ、この日一番富士山が見えました。
これを口実に二人で一息。
撮影後、ようやく富士ヶ嶺交差点を越えます。
ここからは短い上り一本とドクタービレッジ前の長い上りのみ。
再度問うてきたデローザさんにそう答えながら走ります。
ホテル前にトキちゃん達の姿はなし。
既に先行している模様です。
ドクタービレッジ入り口を過ぎ、長い直線の上りに差し掛かると、向こうからトキちゃんが迎えに来てくれました。
その姿に勇気づけられ、最後の力?を振り絞って上ります。
デローザさんにとっては迷惑でしょうが、ローディーの悲しい性です。
ようやく大室山西展望台到着。
頑張った(自分比)結果、私はこんな様子です。
ここで全員が合流。
私以外の三人は実に元気です!
無事ADTwithB(ADT+Bから改名)となった一行は、撮影後県道71号を鳴沢に向けてスタートします。
ここからは緩やかな下り基調。
弱った我々でも問題なく走れるルートです。
KOM付近にホテルを取るトキちゃんの作戦は功を奏しています。
ひとまず、目的地は吉田のうどん。
勝山のくらよしさんを目指します。
国道139号に出てからも下りの道。
こんなに下ってしまってよいのかとビビさんがやや不安になるほどです。
ホテルまでのトキちゃんの活躍とデローザさんの頑張りもあり、予定通り11:30頃に着。
ソウルフードである吉田のうどん屋さんは12:00を回ると混雑するため、この時間がベストです。
もちろん、後のあさぎりフードパークでたっぷり食べるためにも、早目が理想です。
トキちゃんとデローザさんは用意よく、ワイヤーキーを持参しています。
無頓着な私はいつも二人に頼り切りです(この点は)。
店内に入り、私とデローザさん、ビビさんは冷やしたぬきうどん(450円)を注文。
余裕のトキちゃんは温かな肉うどんです。
私はちょっと欲を出し、ミニカレー(150円)も追加。
ここで再会を喜び、会話も弾みます。
失われた水分、塩分をしっかり補給し、ようやく復調した私。
ここからは、河口湖を周遊し、西湖へと向かうコースです。
店を出て、河口湖畔へと下ります。
道の駅かつやまから湖畔の道は、これまでの光景とは一変し、極めてのどか。
いや、これまでも光景だけ見ればのどかだったのかもしれませんが、ペースがアレでした。
ゆったりと湖畔を走り、河口湖大橋をくぐって船津温泉街を抜けます。
ここでストップし富士山を撮影しますが、お約束の雲多し。
残念ですが、デローザさんが一緒なので仕方ありません。
一旦河口湖大橋のたもとに出て、再び湖畔の道へ。
この先でトキちゃんが撮りたいものがあるとのこと。
声をかけトキちゃんがストップした場所には「山の神川」の看板が。
ここでの顛末に関しては、デローザさんのブログに詳しく書かれていますので、そちらをご覧ください。
それにしても、トキちゃんは普段何を考えて走っているのでしょう。
前の人のスプロケットしか見ていないと言っておりますが、しっかりネタ探しをしているのですから、きっと嘘に違いありません。
そんな小ネタに時間を費やし、やや呆れた表情の三人をよそにトキちゃんはどこ吹く風。
気を取り直して一行はさらに河口湖畔を走ります。
富士山の雲はともかく、最高の陽気(特にここの標高では)で実に気持ちよい走りです。
途中、大石公園にてトイレストップ。
ここまでのあまりのゆったりペースに眠くなってしまったというデローザさんはブラックコーヒーを一気飲み。
これで目が覚めたようです。
大石公園を出発すると、やがて西浜に。
ここから西湖へ向けては傾斜の急な上り坂です。
ビビさんにとっては最初の難関(前日富士スバルラインを上っているので)ですが、私の超絶ゆったりペースに問題なく追従して上ります。
結果、難なく西湖へと続くトンネルに到達。
ここからは西湖畔を反時計回りに半周程します。
やや風の強い湖畔でしたが、幸いにしてあまり逆風にはならず。
前を牽いていても辛くはありません。
やがて、民宿村前の駐車場に到着。
何とか頭を覗かせてくれている富士山をバックに記念撮影です。
相変わらずすわりの悪いミニ三脚に支えられたトキちゃんのカメラは今回落下せず。
一年間醬油かけご飯のみの罰則からは逃れられました。
西湖から国道139号への上りは会話をしながらゆったり。
国道139号を精進湖方面へとしばらく走れば下り坂です。
長い陸橋の下りは私の好きなコース。
ここでは、さすがに後ろのビビさんと間隔が開きます。
赤池の信号を右折、精進湖畔へと入ります。
富士五湖で最も小さな精進湖。
そこでも小ネタを仕込んでいたトキちゃん。
デローザさんと二人で湖畔に下りて何やら撮影しています。
私とビビさんは上に残り、この隙に逃げちゃおうかと相談。
しかし、デローザさんがあまりにも不憫なので思いとどまりました。
この時の様子も、デローザさんのブログに書かれています。
何度目かの気を取り直して先に進みます。
湖畔からまたもや国道139号に復帰。
今度は本栖湖を目指します。
当初予定では本栖湖は入り口にて撮影のみ。
しかし、時間を見ると、やや余裕がありそうです。
ここまでのビビさんの走りを見ても、プラス10km程は問題なさそう。
そこで、本栖湖一周を提案します。
この提案を聞いた時のビビさんの「えっ!?」と言う声はこれまで聞いたことのない気持ちのこもった音色。
やや怯みますが、トキちゃんの同意をもって走ることにしました。
国道300号本栖みちは、以前このメンバーで上ってきた道。
そんな思い出のトンネルに向けて走ります。
この時ビビさんの頭にあったのは、前回辛かった本栖湖から県境に向けての国道139号上り坂。
その坂を前に疲労蓄積は不安だったことでしょう。
しかし、本栖湖一周はほとんどアップダウンなし。
そのうえ、実に気持ちよい道なのです。
浩庵キャンプ場前にてドリンク休憩し、湖畔へと下ります。
湖畔をゆっくり流していると、ビビさんの不安も薄れている様子。
これにて、前々回山中湖からフードパークを目指した際にパスした河口湖、西湖、精進湖に加え、前回本栖みちの際にパスした本栖湖周遊も完走したことになります。
湖畔の開けた道から林間の暗い道へ。
そこを抜ければ、再びパッと開ける世界が待っています。
キャンプ場先の遊覧船乗り場前駐車場で記念撮影。
トキちゃんのミニ三脚、またもや活躍です。
さて、あさぎりフードパークでの食事を考えると、あまりのんびりしてもいられません。
予定では15:00頃着と考えていましたが、本栖湖一周も追加したためやや遅れそう。
再スタートした一行は、ビビさんが不安に思っていた上りに差し掛かります。
ところが、ここでトキターボさく裂。
ダンシングする私の後ろで、ビビさんのラチェット音が聞こえる程の威力です。
結局、難なく上りをクリア。
ここでも割を食ったのはデローザさんでした。
さあ、ここまでくればフードパークには到着したも同然。
途中富士山を撮影していたデローザさんはやや遅れましたが、皆揃って道の駅朝霧高原からあさぎりフードパークへと入ります。
朝霧乳業前に到着すると、露天の主はいつまで経っても到着しない我々にやや不安を抱えていた模様(予告はしていたため)。
それでもご飯を炊いて待っていてくれたので、バターチキンカレーにもありつけました。
トキちゃんがごちそうしてくれたミルクコーヒーで乾杯。
その後、私はバターチキンカレーとじゃがバターをいただきます。
野菜の水分のみでつくったカレーにはモッツァレラチーズをトッピング。
十五穀米との相性も抜群で噛み締める程に風味が広がります。
じゃがバターは塩分が疲れた身体にありがたく、出来立てバターが染み渡ります。
三種のチーズのピッツァもつまみ、満足。
手前味噌ですが、本当にここのフードメニューはサイクリストにピッタリです。
締めはあさぎり牛乳ソフト。
雲が広がり、風もあってやや寒い位でしたが、ついつい購入してしまいます。
トキちゃんとビビさんはここでゴール。
車で帰路につくことになります。
ビビさんの走行距離は70kmオーバー。
前日スバルラインを上ってのこの走りは実にお見事でした。
私とデローザさんは自走で我が家まで下ります。
下り基調ですし、さすがのデローザさんでも覚えている道。
緊張感はありません。
途中、農道の牧草地では牧草刈りの光景にも出くわし、撮影します。
これぞ朝霧高原と言う景色をカメラに収めた後は、県道71号から大月線へと下り、これぞ富士宮と言う富士山本宮浅間大社へ。
時間はあまり取れませんでしたが、しっかりお参りをしました。
浅間さんを出た後は、商店街を通って我が家へ。
デローザさんにはお気遣いいただき、家族へのお土産を購入いただきました。
いつも感謝です。
無事我が家に到着して、この日のサイクリングは終了。
輪行パッキングを済ませたデローザさんを新富士駅までお送りし、楽しかった一日は幕を閉じました。
私のこの日の走行距離は148.8kmでした(新富士駅までメーターリセットを忘れたためルートラボ距離)。
獲得標高も1,825mとまずまず。
次はどこを走ろうと皆既に楽しみな仲間とのサイクリングでした。
この日のルートは、以下の通りです。
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この記事へのコメントは終了しました。












































コメント
初めまして。
G9Xの記事を読ませて頂きました。
私はミラーレス一眼とスマホをいったりきたりして
いてサイクリング時の撮影において不満もいろいろ
ありました。
G9Xはコンパクトで携帯性がよく
写真の質もよいので候補No1です。
Thank you so much.
投稿: ニシノヒト | 2017/06/08 10:11
ニシノヒトさん、ありがとうございます。
私もかなりの数のデジカメを行ったり来たりしました。
もちろん、万能なカメラはなく、走りとのバランスもありますから一概には言えませんが、G9Xは現時点で私のベストです。
この日ミラーレス+単焦点レンズで臨んだ友人の写真と見比べるとさすがに厳しい部分もありますが、走りの記録として見れば問題ないと思っています。
サイクリング&フォト、お楽しみください♪
投稿: あさぎり | 2017/06/08 10:13
あさぎりさん!
先日はありがとうございました!!
んー高性能になカメラ。。。
もっと細く美しい被写体に切り替わるきのうがあったらとつくづく。
カメラは嘘をつかないということかー(涙)
自転車を軽くするよりも、自分を軽くすべきだー
あさぎり高原が美味しすぎるんですよねー(^^)
そんなことよりも、ギリギリのチャンスrideをありがとうございました!!
メンズたちに囲まれて、幸せ者です。
投稿: びび | 2017/06/08 18:40
びびさん、こちらこそありがとうございました!
びびさんがいてくれてこそのグループですからね。
頑張りに感謝しています。
そして、十分に健康的で美しい華ですよ♪
本栖湖一周と言った時のびびさんの反応は素晴らしいトーンでしたし。(^^)
お互い、健康で、そこそこ走りを楽しめれば良いではないですか。
トキちゃんを見ていると、結局どこまで行っても走りに満足はできないようですしね。w
これに懲りず、またよろしくお願いします!
投稿: あさぎり | 2017/06/08 20:50
あさぎりさん!本当に愉しかったです!
仲間に入れてくれて、私こそ嬉しい限りです。
あさぎりさんのおかげで、スーパースローですが登れる坂が増えたのは事実です。
本当に嬉しいです。
あはははー!
目の前の朝霧高原に、「まだ脚は大丈夫?」の質問が+10キロだとは思いものしなかったので、えっ!!(°Д°)が出ました(笑)(笑)(笑)
また一緒に走れる日を楽しみに、減量頑張りたいー(/--)/です。
トキコーチが減量反対!なのでなかなかです。
投稿: びびー | 2017/06/08 21:09
びびさん、もう今回私の中ではあの声が最高のポイントでした。
本当に怯みましたが、ギリギリを追求するのも役目?と初志貫徹!w
ちなみに、無理な減量はパワーとスタミナを落としてしまうので確かに考えものです。
一旦減らして、リバウンド気味の頃が一番速いので困ったものです。(^^;)
ゆっくり、楽しく走りましょう!
投稿: あさぎり | 2017/06/08 22:03