牧水荘土肥館に宿泊しました
9月のとある週末、西伊豆土肥温泉にある宿、牧水荘土肥館に家族で宿泊しました。
今回の宿泊はちょっとしたご縁で大人二人分の宿泊券をいただいたことに端を発します。
子供二人分の料金を追加し、一家四人での宿泊と相成りました。
西伊豆土肥までは、我が家から車で2時間ちょっと。
昼頃に出発しても、十分チェックイン時刻に間に合います。
途中のコンビニで各々選んで買ったお昼を食べつつ、向かいました。
15:00ちょっと前に宿の前に着きます。
この日は雨模様だったせいか、我々同様すでに到着している家族連れが数組。
エントランスで人と荷物をおろし、車は旅館の方が駐車場へと回してくださいました。
エントランスロビーで簡単な手続きを済ませ、売店前を通って部屋へと案内されます。
はじめての宿に、息子も娘も興奮気味。
その表情や行動から、そんな様子が見て取れます。
私たちが泊まる東の丸の一階には、若山牧水ギャラリーがあります。
かつてこの歌人が常宿にしたとのことで、旅館名の由来にもなっています。
今回、宿泊券での電話予約となったため、私たち夫婦もどんな部屋かは知らず。
子供たちのテンションに比して、この段階で大人二人は冷静です。
しかし、六階でエレベーターを降りて部屋に案内されると、そんな平常心は脆くも崩れ去ります。
案内された東の丸「御殿」は、次の間付きの広い部屋。
そして、部屋にはこれまた広い半露天風呂が備えられています!
この露天風呂の浴槽はさわらの木(漆塗り)。
お湯は、もちろん源泉かけ流しです。
ここで、息子は自宅でやり残した宿題に取り組み、私は部屋を撮影して回ります。
まったりとした時を過ごしていると、やがて宿題終わり。
部屋風呂は夕食後の楽しみに取っておいて、ひとまず一行は大浴場へと向かいます。
どちらも露天がメインの大浴場は男女入れ替え制。
この時私と息子と入った大野天風呂は広さ抜群。
樹齢100年超のゴムの木をはじめ、多くの植物が生い茂る野趣たっぷりの風呂を楽しみました。
現代的な旅館やホテルと異なり、サウナやジャグジーはありませんが、少なくとも私はこの方が好みです。
入浴後は、湯上り処で、息子と西伊豆のところてんを楽しみます(無料)。
私はとてもおいしくいただきましたが、ところてん初体験の息子には微妙だったようです。
部屋に戻りちょっと一服すると、夕食の時間に。
夕食は、個室の食事処でいただきます。
ロビー前を通り過ぎるとすぐの広々とした部屋に案内され、我々四人では申し訳ないほどでした。
ここでもわくわくしていた一行。
しかし、その食事は質・量ともに私たちの想像を超えていました。
特に、お造りのイセエビ、テナガエビの刺身、アワビの踊り焼きには大満足。
写真にはありませんが、肉と野菜の小鍋などもついています。
テンション上がりっぱなしの子供たちは、カニを食べる時のみ静かでした。
子供(小学生)の料理も基本的に大人と同じもの。
子供たちにとっては、それがとても嬉しいようでした。
私はご飯もしっかりいただき、お酒の入るスペースがなし。
生ビール一杯と冷酒一合でギブアップです。
妻は、生ビール一杯のみでした。
デザートまで平らげ、完食。
揚げ物がなかったのでかろうじてなし得た業でしょう。
部屋に戻り、少々食休みしてから、部屋風呂に入ります。
過剰に摂取したと思われるエネルギーを放出できたのか。
いつまでもホクホクする身体を冷まし、あまり夜更かしもせず床に就きました。
翌朝、皆早起きして再び部屋風呂に。
ひとまず、息子と私がのんびりと浸かります。
私たちの頃に比べはるかにストレスフルな現代の子供には、こんな時も必要なのかもしれません。
前日と違い晴れ間も覗く空には、虹も(一部ではありましたが)見えました。
近所の小学校では、運動会の準備が行われています。
入浴後は、朝食へ。
会場は昨晩と同じ場所です。
夕食と異なり華美な印象ではありませんが、必要十分の朝食。
私は特に、椀で提供されたそばが気に入り、娘の分もいただきました。
再び食べ過ぎ、満腹をさすりながら部屋へと戻ります。
すると息子が、大浴場へ行きたいとのこと。
また入るのか!と思いましたが、昨日とは異なる露天と洞窟風呂を楽しみました。
結局、9:30過ぎまで部屋にてゆっくり。
宿を堪能しきった一泊二日でした。
想像を完全に超えた体験に子供たちも大満足。
次の親族旅行(スポンサーは実家両親)もここがよいと(勝手に)盛り上がっていました。
こんな機会にめぐり合わせてくださった各位に感謝申し上げます。
今回の写真はすべてFUJIFILM X70にて撮影しました。
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