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富士五湖周遊サイクリング

7月18日(月)に、サイクリングに行ってきました。

海の日で祝日となるこの日、東京のショップクラブなるしまフレンドの仲間が昨年も実施した富士五湖周遊サイクリングを企画していました。
コースにはあさぎりフードパークを含むため、その案内も兼ねて今回も参加させていただくことに。
さらに、富士スバルラインの回同様、Sさんもお誘いしご一緒いただくことになりました。

前日、湿気一杯の中を走り、若干辟易したことも事実。
予報は同様に「曇り」でしたが、この日がどうなるのか、期待と不安が入り交じります。
しかも、Sさんが「私が参加するのだから大丈夫」などと太鼓判を押すので、余計に不安が勝ってきます。

当日の集合は、富士急行河口湖駅。
皆が輪行してくる電車は前回より遅い8:12着です。
前日の状況だと心拍が上がらない程度の走りが求められるため、余裕を持って5:00過ぎには出ようと思っていました。
しかし、なんとなく準備に手間取り、自宅を出たのは5:30前、いきなり心の余裕はなくなります。

外に出てみると、気温は前日同様。
しかし、湿度はやや低めでしょうか。
序盤で強度を上げないよう意識しながら、国道469号、大月線、県道71号と進んでいきます。
上り坂では仕事のことを考えながらペースを維持。
富士ミルクランド通過は、前日より実走行時間にして5分程余計にかかっている計算でした。

当初は雲の中だった富士山。
しかし、県道71号の牧草地を走っていると青空が見え、富士山の稜線もしっかり見えだしました。

朝霧高原からの富士山

一面霧だった前日とは大違い。
偶然にしても、Sさんの太鼓判が現実となった感じです。
しかし、この後富士ヶ嶺を過ぎると、また富士山は雲の中。
安定はしていないようです。

ドクタービレッジ前の上りをクリアし、大室山西展望台を通過します。
ここまでくれば、時間を読むことができます。
どうやら、多少の余裕は持てる様子。
緩い下り基調の道も、ペースをそれほど上げることなく走ります。

すると、正面から来た一台の車が数回パッシングをしてきます。
何だろう?と一瞬迷いますが、見覚えある高級車。
そうです、トキちゃんの車です!
通り過ぎた車に手を上げて挨拶。
トキちゃんとビビさんも朝霧高原を走るため来てくれたようでした。
これは嬉しいサプライズ、合流後にSさんに話をすると、Sさんも再会を楽しみにしているようでした。

鳴沢にて国道139号に出て、河口湖を目指し走ります。
平坦~下りの道を飛ばし、河口湖駅到着は8:00過ぎ。
さすがに汗をかいたので、コンビニで水分とアイスの補給をし、駅へと向かいます。

河口湖駅

メンバーは予定通りの電車で皆到着。
当初予定よりは減ってしまいましたが、この時点で私を含めて6名。
連なって走るにはちょうどよい人数です。
皆、手際よく自転車を組み立て、出発準備をします。

出発準備

河口湖駅出発は、8:40頃。
メンバーは、企画者のM山さんに、前回も参加したI村さん、N島さん、そして富士スバルラインであっという間に消え去った山の神N倉さん、おなじみSさん、そして私です。

河口湖駅を出発し、湖畔に下ったコンビニで補給物資の買い出し。
私も念のため、ここでパンをひとつ食べておきます。

コンビニで補給

ボトルの水も満たされ、いよいよ本格的にスタートです。
とは言え、前回同様私の先導。
ペース的にはたかが知れています。

船津の温泉街を抜けていくと、河口湖越しに富士山が見えています。
前回、ここで唯一見えた富士山を撮り逃しているので、ひとまずストップ。
皆に声をかけ、悔いの残らないようその姿を撮影します。

河口湖からの富士山

河口湖大橋のたもとを過ぎ、湖北ビューラインへ。
三連休最終日とは言え、まだ車の数は少な目です。
30km/h前後の速度で走り、次なる目的地は大石公園です。

ハーブフェスティバルはこの日最終日。
到着して見ると、ラベンダーはもう終わりに近づいて色もくすんでいます。
それでも、相変わらず頭を見せてくれている富士山をバックに記念撮影です。

大石公園にて

大石公園を出発、次は西浜、西湖を目指し走ります。
トンネル内は路面がウエット。
ここ最近の雨が乾ききっていない様子でした。

しばらく走ると、西浜へ。
ここから西浜小学校、中学校を過ぎて西湖トンネル前までは、この日はじめての上りです。
私のペースでは明らかに不完全燃焼な山の神N倉さんに声をかけ、先行してもらいます。
軽やかに加速していく彼の背中を眺めながら、後続に「行ける人は行って」と声をかけますが、皆奥ゆかしく後ろについてきてくれました。

トンネルを抜け、西湖へ。
湖畔を反時計回りに半周程すれば、西湖の看板のある駐車場です。
ここで、河口湖に続き看板GET。

西湖にて

ここでも富士山は頭を見せてくれており、皆でその頂を指差します。
少々ずれて見えるのは御愛嬌。

撮影後は、国道139号へ向けて緩い上り坂を走ります。
ここは山の神に我慢してもらい、一団で。
もっとも、張り切って走るほどの坂でもありません。

国道139号へと出て、精進湖方面へ。
陸橋の続く下りは、私の体重が物を言う場面。
クランクを回さずとも、後方を引き離すことができます。

赤池の信号を右折、精進湖畔へ。
前半は国道358号(精進ブルーライン)を走ります。
トンネル手前で左に外れ、湖畔周遊路へ。
前回もそうでしたが、河口湖、西湖のような看板が見当たらない精進湖。
今回も看板は見つけられず、富士山も隠れ、チーン! 合掌です。

精進湖にて

再び国道139号に戻り、お次は本栖湖です。
精進湖から本栖湖へは、平坦な道をそこそこの距離走ります。
ここで、本日初の撮影班出動。
私のゆるゆるペースに撮影可と判断したSさんが先行し、待機して写真を撮ってくれます。

本栖湖へ

普段ほとんどソロで走っている私にとって、こうした写真は貴重。
感謝です。

やがて、本栖湖の入口へ。
信号を右に折れ、国道300号へと入ります。
本栖湖の東岸は湖面の見える場所が限られ、あまり楽しくはありません。
ここは多少ペースを上げ、浩庵キャンプ場のある北側へと急ぎます。

本栖湖北岸を回り込み、中之倉トンネル手前で左に外れ、湖畔へ。
このまま国道300号(本栖みち)を下れば下部温泉へと至りますが、この日の天気では下は灼熱でしょう。
お陰さまで、高原は気温高めながらも湿度が程ほどで助かります。

売店の自販機で、スタート直後以来のドリンク休憩。
汗で水分が飛ぶのでやはり喉は乾き、皆ここで生き返ります。

ドリンク休憩

富士山が!

休憩していると、先ほどまで雲の中だった富士山が姿を現してくれます。
これには一同興奮。
思い思いに写真を撮りに行きます。
これで、ここまで精進湖以外富士山が見えたことになります。

浩庵キャンプ場から坂を下ると、静寂な湖畔の道へ。
ここはのんびり流すと決めていました。
会話を楽しみながら走る列から、M山さんが飛び出します。
アタック!ではなく、撮影です。

しばらく走ると、M山さんがストップ。
ここで撮影?と思いきや、ギャップで跳ねてボトルを落としてしまったようです。
それを拾って再度加速するM山さん、タフです。

木々が切れて湖がよく見える地点で、M山さんは待機。
富士山をバックに私たちを撮影してくれました。

本栖湖畔を走る

お礼を言って通り過ぎようとすると、パンクしたとのこと。
どうやら、先ほどのギャップでリム打ちしてしまったようです。
そうした意味でも、実に貴重な一枚となった上の写真でした。

パンク修理

一年ぶり位のパンクとのことでしたが、そこは熟練者。
慣れた手つきでチューブを取り出します。
周囲の野次馬はほとんど役に立ちませんが、一応パンク原因を調べる手助け。
チューブの穴の位置から言って、やはりリム打ちのようです。
念のためタイヤをチェックし、チューブを入れ換えてエア充填。
修理完了です。

再スタートを切り、涼しい木陰の道を抜けると、本栖湖キャンプ場へ。
この先が本栖湖の看板のある駐車場です。
前回同様、ここでも当然記念撮影。
親切なお嬢さんにシャッターを押してもらい、この笑顔です。

本栖湖にて

撮影が済むと、本栖湖を後に。
国道139号に復帰すると、すぐに1km程の上りがあります。
ここは、山の神に先行してもらうポイント。
番手についてもらったN倉さんに合図をし、見送ります。

ここでも他のメンバーに波乱はなく、順に上りをクリア。
平坦になった道を、県境目指して走ります。
県境を越え、静岡県へ。
しかし根原県境付近からの富士山は、残念ながら雲の中でした。

ここまでくれば、あさぎりフードパークへはもうすぐ。
根原の下りは、得意のクラウチングスタイルで加速(重力により)。
後続を引き離し、重量級の面目躍如です。

道の駅朝霧高原から、あさぎりフードパークへ。
朝霧乳業の外売店「あさぎり青空キッチン」へと到着します。

すると、果たして、トキちゃんが出迎えてくれました!
これは嬉しい、Sさんをはじめとした皆も笑顔です。
やがて、後ろからビビさんも。
だらしない笑顔が、さらに緩みます。

この日、トキちゃん夫婦はフードパークを拠点に本栖湖を一周サイクリングしてきたとのこと。
本栖湖で会えるかと待ってくれたようですが、私たちが到着しないのでここまで戻ってきたとのことでした。
序盤にも書いた通り、前回の富士五湖周遊より30分程遅いスタートでしたが、それを知らなかったようです。
悪いことをしました。

トキちゃんとビビさんも

まずは、トキちゃんとビビさんも加えて記念撮影。
朝霧乳業の従業員は皆忙しそうだったので、私がシャッターを切ります。

撮影後、ランチタイム。
トキちゃん達は既に食事を終えていましたが、私たちの食事、歓談にお付き合いいただきます。
ここのところ、ややハードなサイクリングに連れ出され心が折れていたと言うビビさん。
しかし、八ヶ岳離婚の危機に関して嬉しそうに話す様子を拝見し、安心しました。

ランチタイム

ソフトクリームエスプレッソ

ランチは青空キッチンのバターチキンカレーとあさぎりチーズのピッツァ。
普段のサイクリングではほとんど補給をしないので、こんな食事が摂れるのも仲間と一緒だからこそです。
そして、デザートはソフトクリームエスプレッソ。
暖かいエスプレッソに冷たいソフトクリーム、ほろ苦さと甘さが同居する品です。

話に花が咲き、いつまでもここにいたい気分。
しかし、そうもしていられません。
M山さん、I村さん、N島さん、N倉さんの4名は、この後山中湖経由で立川まで走る予定。
いくらまだ日が長い季節とは言え、帰着が遅くなりすぎると大変です。

ここで、出発の相談。
前回同様、県道71号経由で富士ヶ嶺、鳴沢へと抜けるルートを取ることにしました。

あさぎりフードパークから県道71号経由で富士ヶ嶺に向かう際、強度と距離別に「松」「竹」「梅」の三コースが取れます。
相談の結果、山の神N倉さんには「松」コースをソロで走ってもらい、他のメンバーは「梅」コースで大室山西展望台集合とすることとなりました。

これらコースの違いは、フードパークからどの地点で県道71号へと出るのかの違いですが、「松」コースで富士ヶ嶺交差点までは距離約10km、獲得標高224mとなります。
これに対し「梅」コースでは距離約5km、獲得標高139m。
つまり、距離にして5km、獲得標高で85m程「松」コースの方がキツイことになります。

なんと、トキちゃんとビビさんも一緒に「梅」コースを走ってくれるとのこと。
あくまでも無理のないようにやや先行してスタートします。
これは嬉しいサプライズ、私とSさんはテンションが上がります。

フードパークをスタートし、農道へ。
ほとんど車の来ない部分でSさんが横から私の写真を撮ってくれます。

農道にて

とてもありがたかったのですが、後にこの写真を見てガックリ。
いくら食事の直後だからと言っても、このお腹。
やはり、まだまだローディーの体型には程遠いようです。
笑ってる場合ではなく精進が必要、合掌。

県道71号に出る地点で、先発したトキちゃんとビビさんを発見。
私たちの想像よりはるかに速いペースです。
なんだかんだ言っても、ビビさんは一度乗り出すと負けん気が出るのかペースが速目。
猛者であるトキちゃんを基準とするからか、もっとゆったりでもよいと思うのは私もSさんも同様です。

そして、ここからはビビさんをほったらかしたトキちゃんが我々に先行、撮影を繰り返してくれます。
そのスピードたるや、完全に我々とは別物。
さすが、元登録レーサーです。

県道71号にて

県道71号にて

県道71号にて

「梅」コースとは言え、県道71号に出てからの道はこれまでとは別格。
小さなピーク二つで富士ヶ嶺交差点に至り、その後ドクタービレッジ前からの上りは斜度よりも長さがきつくなります。
私はホームコースとして走り慣れている道。
Sさんも何度となくご一緒していただいており、熟知しています。

そんな道を、自分なりに一杯に近いペースで走ります。
そう、後ろから迫る山の神N倉さんに追いつかれないよう意識してのことでした。
5kmの距離差はあるものの、距離差のほとんどは下り。
彼との脚力差を考えると、マイペースでは追い抜かれてしまいます。

そんな小さな意地が伝わったのか、皆しっかりとついてきます。
と言うより、I村さんには後ろから追い立てられる感じ。
本日最高強度(自分比)の走りで、メリハリをつけます。

そんな甲斐あってか、なんとか大室山西展望台に先着。
後でトキちゃんが撮ってくれたN倉さんの写真を拝見しましたが、やはりかなりのペースで追い上げてきていたようでした。
くわばらくわばら。

やがて到着したN倉さんにシャッターを押してもらい、「梅」メンバーの記念撮影。
なんとなく鬼畜感がありますが、偶然です。

大室山西展望台にて

おそらくはじめてこのコースを走るN倉さんにも楽しいコースと言ってもらえひと安心。
ここで、鳴沢へと向かうメンバーを見送ることにします。

前回は山中湖までご一緒したのですが、その時の走行距離は200kmオーバー。
この日の気候と体調では、それをこなす自身がありませんでした。

M山さん、I村さん、N島さん、N倉さんを見送り、私とSさん、トキちゃんとビビさんは県道71号を折り返し。
ゆっくり下ると先行したトキちゃん達を追い、私とSさんも出発します。
朝霧カントリー倶楽部への分岐でトキちゃん達に追いつき、右折。

ここからさらに裏道の農道を通り、風景を楽しみながら(富士山は見えませんでしたが)あさぎりフードパークへと戻りました。

牧草地にて

あさぎりフードパークへと戻り、自販機でドリンク補給をしながら、再度歓談。
本当に、この4人が集まれば、話は尽きません。
いつまでもこうしていたかったですが、そうもいかず、私とSさんは出発。
トキちゃんとしては、ビビさんも一緒に我が家まで(下り基調)走り、その後自分が車を取りに戻りたかったようですが、ビビさんとの今後を考え自制してもらいました。

Sさんと私は、快調に下りを走ります。
県道71号から農道に逸れ、再度復帰。
富士ミルクランド前を通過し、上井出へと至ります。

私はともかく、Sさんの脚には余裕がありそうだったので、上井出の交差点を左折。
県道72号経由で篠坂、国道469号へと向かいました。
このコースは、富士山一周でよく使う道。

県道469号の上りをクリアしてその先を下れば、我が家にもっとも近い地点へと出ます。
標高の低い市街地を走らないでよいように、コース選択。
予定していた15:30前には無事到着することができました。

Sさんは自転車を手際よくパッキング。
その後、新富士駅までお送りし、お別れです。
本当に、フットワーク軽く富士山麓までお越しいただけることには感謝、感謝です。

こうして幕を閉じた富士五湖周遊(私たちは富士四湖でしたが)サイクリング。
皆も無事に立川へと帰着したとのことで、何よりでした。

またの機会をお待ち申し上げております!

結果、私のこの日の走行距離は148.86kmで獲得標高は1,873m、実走行時間は6時間44分44秒で平均速度は22.0km/hでした。
この日のコースは、以下の通りです。

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コメント

あさぎりさんこんにちは!
先日は本当に本当にありがとうございました!!
得意のすべてフライングで待ちうけ、「あさぎりさーん!デローザさーん!」とお会いする瞬間が最高に楽しみです‼

今回はトラウマを克服する事を第一に走りましたが、展望台まで頑張るチャンスを下さったおかげで、また笑顔を取り戻すことが出来ました!
シュワシュワを飲んだあと、実はカレーを頂いて帰りました(笑)
実は走り出す前にも注文していたのですが、このあとのrideにまだびびっていたので、ほとんど食べられていませんでした(汗)

朝霧高原は、とってもいい場所です!
うしさんもいて、毎度変わらね最高の食事を頂けて!

こんなことを言っていたら、トキコーチに刺していただいた釘が早々に抜けそうです!!
また近いうちに、深めに刺し直して下さいー

いつも嬉しい言葉をありがとうございます!
明日も走ります‼

投稿: びび | 2016/07/22 19:44

びびさん、こんばんは。
こちらこそ、トキちゃんに引きずられてとはいえ、朝霧高原までわざわざお越しいただき、本当に感謝しています。
いつも予想外の場所で登場し、私たちをワクワクさせてくれますよね。
スバルライン、ロングラン、そして今回と、まさに今流行りのポケモンばりの登場です。(^^)
展望台までの走り、立派でしたよ。
プレッシャーをかけるトキちゃんを我々が引きつけておいたのが勝因か?w
それにしても、達成感とシュワシュワ補給後のカレー、さぞかし美味しかったことでしょう。
重ねて御礼申し上げます!

トキちゃんへの釘刺し、任せてください!!
定期的に我々が刺しますので、これからもお顔出してくださいね〜♪

投稿: あさぎり | 2016/07/22 20:52

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