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御坂峠(天下茶屋)サイクリング

6月19日(日)に、サイクリングに行ってきました。

梅雨ではありますが天気に恵まれ、二週連続のサイクリングです。
そして今回も、カメラはFUJIFILM X70
PowerShot G7Xより大きくて重いですが、不思議と負担は少なく感じます。

この日、子供たちは午前一杯勉強する予定とのこと。
昼までよいと許可をもらい、門限はいつもより2時間遅い12:30になりました。

4:45にアラームをセット、起床します。
せっかくならもっと早く起きてロングと言う手もありましたが、どうもそこまでモチベーションが上がりません。
ノタノタと準備をし、家を出たのは一時間後になりました。

さて、家を出ても目的地が定まりません。
しかし、ひとまず朝霧高原へと足が向くのは常です。
少々モワッとした、湿気を帯びた空気に包まれ、早く高原まで上りたくなります。

国道469号に出て、北山へ。
そこから大月線でと言う定番コース。
高い雲はあるものの、富士山はきれいに見えています。

朝の富士山と雲

この日、知人が富士山新五合目まで富士山スカイラインを上るとのこと。
一瞬そちら方面も考えましたが、体調もモチベーションもそこまで至らず。
彼とは、帰路の登山道山宮交差点でニアミス(目の前を横切った)したのは奇遇でした。

大月線をゆっくりと上りながら、この先のコースを考えます。
そして、ひとまず河口湖を目指し、御坂峠を上ってみることにしました。

実は7月上旬の週末、前職の仲間の富士山合宿に参加させていただく予定となっています。
その際、御坂峠を走りたいとの要望を受け、私がコースをつくりました。
ところが、私自身、これまで御坂峠を上ったことがないのです。
しかし、この日の門限ならそこにアクセスする余裕がありそう。
そこで、下見を兼ねて走ることにしたのです。

そうときまれば、もう迷うことはありません。
上井出の交差点では白糸の滝方面へと直進。
最近できたラウンドアバウトを初体験します。

白糸の滝そばのラウンドアバウト

このラウンドアバウトは試験運用中。
思ったよりも半径の小さな円ですが、少なくとも早朝で交通量が少ない状況ではスムーズです。
もとよりここの通行量であれば、これまでより流れがよくなることを期待しての導入でしょう。
ちなみに、元からここにあったコンビニは、現在建て直している最中でした。

猪之頭方面へは向かわず、国道139号へと合流する方向に直進します。
そして、国道139号に合流。
まかいの牧場前を通り、朝霧高原へと向かいます。

やがて、ドライブインもちや前も通過。
登坂車線のある坂をクリアし、朝霧さわやかパーキング前へ。
この付近からの富士山には、薄い雲がかかっていました。

さわやかパーキングからの富士山

天下茶屋付近からの絶景富士が眺められるのか若干不安になりましたが、この日の目的は景色ではないと思いなおします。
道の駅朝霧高原前を通過、根原の上りを過ぎて山梨県へ。
ここからは、淡々と進みます。

本栖湖、精進湖と通り過ぎ、やがて西湖への上り。
ここの上りはいつも陸橋の立派さと山の緑の濃さに感心しているうちに終わります。
そして、西湖へと下る分岐へ。

左に折れると、なにやらランナーをはじめとした人々の姿が見受けられます。
そして、その数は湖が近付くにつれ激増。
この日は、西湖ロードレース(ランニング)が開催される日でした。

会場

民宿村手前からは、交通規制もあり。
当初考えていた反時計回りのコースは取れず。
湖の北岸を回り込むように河口湖へと向かいます。

やがて、河口湖への分岐。
ここから、西浜へと下ります。
河口湖畔へと出た後は、反時計回りで船津へ。
途中、河口湖大橋をくぐる道への分岐を見落とし戻るはめに。
やはり、下見は必要です。

河口湖畔

無事に河口湖大橋をくぐり、船津へと出ます。
そこから温泉街を回り込み、御坂みちへとアクセスします。
回り込んでの富士山は、かろうじて姿を見せてくれていました。

河口湖からの富士山

御坂みち(旧道)の入り口でもやや迷い、すぐに修正。
下見の意義はこれで十分ありました。

旧道を上り、やがて国道137号に合流。
交通量が一気に増えます。
ここからの上りは、思ったよりも斜度、長さともあります。
すぐに御坂峠への分岐だと思った楽観視は、脆くも崩れ去りました。

御坂峠への分岐

ようやく、御坂峠への分岐に差し掛かります。
天下茶屋は営業中(日没まで)との看板が立っていました。
いずれにせよ、立ち寄って休む余裕はなさそうでしたが。

御坂峠への旧道に入ると、また一気に走りやすくなります。
カーブが続く道は、傾斜も控え目。
緑が濃くなっているこの時期に、実に気持ちのよい道です。

御坂みち

ここを走っていると、5月に走った笹子峠や長尾峠が彷彿されます。
この三つの峠は、雰囲気がよく似ているかもしれません。
いずれも、過去には交通の要所だった道だからかもしれませんね。

途中、三つ峠への登山道入り口を通り過ぎます。
登山道には数組のハイカーがおり、これから登るための準備をしていました。
もちろん、私はスルーです。

思ったよりも時間はかかりましたが、ようやく天下茶屋に到着です。
その先のトンネルには入らず、茶屋での折り返しを決めました。

天下茶屋

天下茶屋からの景色

現在の茶屋は、昭和58年に建てられたものとか。
それでも、充分に趣があります。
そして、期待された絶景は、残念、富士山が隠れてしまいました。

しばらく待ってみたものの、雲が取れる様子はなし。
かなり汗をかき、濡れたジャージに冷たさも感じたため、早々に下ることにしました(この時の気温は19℃)。
相変わらず潤いも余裕もないサイクリングですが、致し方ありません。

御坂峠を下り、国道137号を直進して河口湖大橋へ。
下りは旧道に外れず、トンネルを越えて行きました。

河口湖大橋を渡り、国道139号へと直進します。
西湖ではロードレースのまっ最中でしょう。

途中、コンビニで休憩。
アイス、おにぎりとドリンクで補給をします。

国道139号を鳴沢へと向かい、そこからは定番の県道71号。
こちらも、緑が色濃くなり、実に見事な色合いです。

県道71号の緑

ここまでくれば、勝手知ったる道。
時間も読めます。

富士ヶ嶺交差点で右折、再び国道139号へと出ます。
根原から見る富士山は山頂が顔を覗かせてくれていました。
この時なら、天下茶屋からの富士山も望めたかもしれませんが、時すでに遅し。

根原県境付近からの富士山

道の駅朝霧高原前を通過。
ドライブインもちや裏手から県道71号に復帰し、富士ミルクランド前を通るいつものルートで家へと向かいます。

自宅到着は門限の10分前。
結果、この日の走行距離は134.98kmで獲得標高は1,813m、実走行時間は5時間54分47秒で平均速度は22.8km/hでした。

シャワーを浴びて、昼食を済ませた子供たちとキャッチボールをし、面目を保った日曜日でした。

この日のルートは、以下の通りです。


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清水(ゆるポタ失敗)サイクリング

6月12日(日)に、サイクリングに行ってきました。

何十年振りだろうと言う月間1,000km超の走行をした5月を終え、6月は一転この日が初のサイクリングとなります。
しかし楽しかったなるしま蓼科ロングランの燃え尽き症候群か、はたまた仕事等でのバタバタか、今ひとつモチベーションが上がらない状況です。
それでも前週雨で乗れず、二週間ぶりのサイクリング。
しかも、なるしまでホイールの調整もしてもらい、さらにははじめてFUJIFILM X70を持ってのサイクリングと気持ちを盛り上げていきます。

目的地に関しては当日朝まで迷ったのですが、清水方面に決めました。
実はこの日、地元JCサイクリングクラブの仲間が清水~三島方面サイクリングを企画していたのです。
その集合は、8:00頃に清水駅。
久しぶりにそれに乗って、富士まで走りそこで別れて帰宅しようと考えました。
それなら、門限の10:30に間に合いそうです。

出発は5:30頃。
清水駅までは自宅から最短距離で向えば1時間30分程です。
充分に余裕があるので緩くポタリング、所謂「ゆるポタ」で向おうと考えました。

しかし、自宅を出るとすぐに、真っすぐ清水駅に向かうのはもったいないと貧乏症が顔を覗かせます。
そこで、平坦を走る後半までに獲得標高を稼ごうと、少々遠回りをすることにします。
これが、間違いのはじまりでした。

ひとまず、自宅から国道469号までの坂を上ります。
薄く雲がたなびいているものの、気持ちのよい青空。
気温も高くなく、実に爽快な気分です。

朝の光景

山頂にわずかに雪を残すだけとなった富士山を愛でながら、ここはマイペースで上っていきます。
さすがに冬場とは異なり汗は出ますが、不快な程ではありません。

やがて、国道469号に出て、山宮方面へと左折します。
夏至まで一週間ほどとは言え、6:00前の太陽はまだ低く、影が長く伸びていました。

国道469号

工業団地のダウンヒルを楽しみ、山宮にて登山道を横切ります。
そして、北山で大月線も横切り、大石寺前を通過。
立派な三門は工事中で、プレハブで覆われていました。
まるで、工場を建ててしまったかのようです。

大石寺三門

そんな様子に驚きつつ、上野を通過。
国道469号を柚野に向かって下りはじめます。
柚野からは稲子へと抜ける桜峠を走るつもりです。

桜峠に向けて再びの上り。
無意識のうちにこの先の行程を考え、強度が上がりはじめます。
ゆるポタの雲行きが怪しくなりはじめたのは、この頃からでした。

思ったよりも長い(ここはいつもそうです)上りをようやく終え、稲子へと下ります。
稲子川沿いのユー・トリオ周辺では稲子まつりが行われる様子。
早朝にも関わらず、テントが張られ準備の人が多く出ていました。

ユー・トリオ

さて、ここからのルートを考えながら走ります。
採石場を抜け、稲子駅が近づくまでに結論を出さねばなりません。
時間とペースとの相談。
当初考えた、松野から大代峠を越えてのルートは時間的に厳しそうです。

そこで、稲子駅を過ぎ、芝川駅手前で右折、富士川を渡ります。
ここから国道52号県境付近へと出て、宍原経由で興津を目指すことにしました。

ここは、過去に走ったことはあるものの、走り慣れないコース。
時間も今ひとつ読めません。
そこで、止むなくペースアップ(自分なりに)。

国道52号に出てからの上りをクリアしていきます。
ようやく上りがひと段落し、少し下ると新東名高速新清水I.C.へと出ます。
ここまでくれば、少しの上り返しで後は下り。

新清水I.C.付近

この時点で残り時間は1時間を切り、少々焦ります。
下りでも積極的にクランクを回し、興津を目指します。
興津まで下ってしまえば、後は国道1号を清水駅方面へと走ればよいだけです。
万が一彼らの出発に間に合わずとも、すれ違った時点でUターンすることができます。

そうは言っても、せっかくなら集合地点で会話をしたいですし、片利きが気になっているリアブレーキの調整もしたいと思っていました。
そこで、興津からの平坦路もペースを上げていきます(くどいようですが自分なりに)。

やがて、清水駅到着。
この時、時刻は8:07頃でした。
ここまで誰ともすれ違っていないので、まだいるはず・・・。
と、思いきや、誰の姿も見当たりません。

清水駅

後に確認したところ、私が見に行かなかったロータリー反対側のコンビニにいたとのこと。
私の確認不足でした。
もちろん、私がこの日合流することは誰にも言っておらず(急な思いつきなので)、彼らが私に気付かないのも当然です。

しばらくキョロキョロしましたが見当たらないので、ひとまず帰路につくことにします。
もし、何らかの原因で行き違いになっているのなら、コース上で会うかもしれません。

そこで、帰路もそこそこのペースを維持。
興津まで走り、そこから海側に出て駿河健康ランド前を通過します。
ここまで走っても誰の姿も見えません。

そこで、ひとまずリアブレーキの片利きを直すことにしました。
海沿いの遊歩道で停車。
工具を取り出し、調整をします。
そして、再出発。

往路の走りで脚を使っているためか、それとも最近の不摂生のためか、復路の走りはどうも辛く感じます。
ちょっと悩みましたが、復路も大代峠はパス。
旧東海道をひたすら走り、由比、蒲原、富士川とこなしていきます。

富士川から松野へはゆったりと裏道を。
当然のことですが、この手前で皆に会うことは完全に諦めています。

新東名高速

往路に新清水I.C.付近を通った新東名高速を、今度は富士川でくぐります。
そして、その先のコンビニで小休止。
自宅まではあと少しですが、ここで補給しておかないと辛いことになりそうと考えたのです。
実際は、補給しても辛かったのですが。

アイスとおにぎり、ドリンクで補給します。

コンビニで小休止

さて、ここからは松野の上りを越えて富士宮市街へ。
松野の上りは、補給効果もあってそこそこのペースでクリアできました。

しかし、ここで脚が売り切れ。

浅間大社前から商店街を抜け、自宅へは緩やかな上りです。
上りと言っても、自動車なら気付かない程の傾斜。
にもかかわらず、まるで歩いているかのようなペースです。

時間的には余裕があり、まだちょっと遠回りして走ることも可能。
でも、到底そんな気持ちにはなれません。
これが、ソロの辛いところです。

結局、門限まで30分を残して帰宅。
妻に「早かったじゃない」(決して速かったではない)と驚かれる始末でした。

結局ゆるポタに失敗したこの日、走行距離は102.40kmで獲得標高は1,228m(メーター読み)、実走行時間は4時間7分58秒で平均速度は24.7km/hでした。

この日のルートは、下記の通りです。

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FUJIFILM X70(実写編)

サイクリングでの撮影メインに(それだけではないですが)導入したFUJIFILM X70の実写編です。
導入編に関しては、こちらをご覧ください。

さて、なにはともあれ使ってみるとしましょう。
サイクリングでいきなりデビューも厳しいため、まずは日常のシーンで持ち歩きます。
なお、撮影はすべてJPEG、フィルムシミュレーションは初期設定のまま(PROVIA)です。

記念すべきファーストショットはこちら(試し撮りはこの前にしましたが)。
いつもの自宅付近からの富士山です。

FUJIFILM X70にて撮影

この写真は撮って出しJPEG。
リサイズのみで調整は一切していません。
また、カメラ設定もほぼ初期設定のまま。
暗部は潰れているように見えますが、シャドウを持ち上げるとある程度は残っています。
ダイナミックレンジの設定は色々と弄ってみたいところです(この時はDR100固定)。

続いて、出勤時のひとコマ。

FUJIFILM X70にて撮影

こちらもJPEG撮影リサイズのみです。
何気ないシーンですが、中央部をピクセル等倍で切り出してみても(無粋は承知)しっかりと描画しています。

中心部ピクセル等倍

さすがは大型のセンサー(APS-C)とローパスフィルターレスですね。
これなら、トリミング耐性も低くないでしょう。
輪郭部に多少のノイズが乗っているように見えますが、これが立体感に繋がっているのはFUJIFILMの画づくりの特徴です。

さて、こんな被写体ばかりでは何なので、富士市にある岩本山公園に立ち寄ります。
ここでは、ちょうどこの時期(6月上旬)紫陽花の花が咲き揃う頃です。

公園に入るとまず目に飛び込んできたのは紫陽花ではなく何かの(不勉強です)木。
その枝に付く小さな蕾の形が可愛らしく、思わずレンズを向けます。

FUJIFILM X70にて撮影

この被写体にAFで合焦するのは至難の業でしたが、何度目かのトライで成功。
ちなみに、AFはシングルポイントとし、背面モニタのタッチパネルで選択する設定としています。
タッチパネルのタップではAFポイントの選択の他、合焦後シャッターを切るタッチシャッターにも対応しています。

ちなみに、タッチパネルによるAFフレームの選択は便利です。
これはCanon PowerShot G7X(以下G7X)等でも好んで使ってきました。
X70ではその選択が7×7の49エリアとなっており、カバー率が高い上にフレームサイズも数段階に変えることができ、よりピンポイントへのピント合わせが可能となっています。

しかし、AFポイントの並びが微妙で、フレーミングガイドに9分割を選択した際、その交点に合わせることができません(フレームサイズを小さくしてもAFポイント数は変わりません)。
慣れの問題かもしれませんが、この点ではストレスが溜まります。

続いて、紫陽花を撮影します。

FUJIFILM X70にて撮影

この写真は絞り開放(f2.8)です。
薄い雲がかかっている晴れと言ってよいか微妙な天気でしたが、この状況で絞りを開けるとメカニカルシャッターの限界(絞り開放の場合は1/1000秒)はあっさりと超えてしまいます。
カメラの初期設定がメカニカルシャッターのみとなっていたので、露出はオーバーに。
設定をメカニカルシャッター+電子シャッターに切り替え、カメラが選択したシャッター速度は1/2700秒でした(上の写真)。
ちなみに、f8まで絞り込めばメカニカルシャッターは1/4000秒まで切ることができます。

X70のベース感度がISO200である事も、シャッター速度が上がる要因のひとつ(拡張でISO100が選択できますがその場合電子シャッター併用ができないとのこと)。
開放付近での高速シャッター実現が難しいのはレンズシャッターの構造的な問題とは言え、これを踏まえると開放での速度限界はもう少し頑張ってほしかったと感じます。
NDフィルタを使用しない限り(残念ながら内蔵NDフィルタはなし)、晴れの屋外で開放付近を使う際には、ほぼ電子シャッター使用と割り切るしかありません。
それも踏まえての電子シャッター装備なのでしょう。

そして写真をご覧いただければお分かりの通り、焦点距離18.5mm(35mm判換算28mm)、開放F2.8のレンズではとろけるようなボケは期待できません。
そうした写真が欲しければ、同じサイズのセンサーでもより焦点距離が長い、また明るいレンズとの組み合わせが必要になります。
もちろん、被写体との距離などによっても異なりますので一概には言えませんが、このカメラは所謂「飛び道具」ではないと言えるでしょう。

とは言え、シーンによっては充分ボケ味を活かした撮影が可能です。

FUJIFILM X70にて撮影

FUJIFILM X70にて撮影

上の二枚は絞り開放のまま、フォーカスポイントを変えて撮影しています。
紫陽花にピントを合わせた一枚目と、向こうのカップルにピントを合わせた二枚目、明らかに異なる写真としてつくり上げることができます。
タッチパネルによるAFフレーム選択は、こうした画づくりにも力を貸してくれます。

なお、上の二枚を含め以降の写真は、コントラスト等を調整(Adobe Photoshop Elementsにて)してあります。

今度は、絞りによる画の変化を見ていきます。

絞り開放(f2.8)にて撮影

f11まで絞って撮影

三脚を使用していないため厳密にフレーミングが合っていませんが、上の二枚は同じ場所から絞りを変えて撮影したものです。
一枚目が絞り開放(f2.8)での撮影、二枚目はf11まで絞っての撮影です。
X70に登載された点像復元処理は絞り込んだ際の画質低下を防ぐとのことですが、私のレベルではそれを実感することはできていません。

背面モニタのチルト機構はローアングルでの撮影も容易です。
下の写真は、絞り開放にして地面スレスレから撮影したもの。
独特の雰囲気を持つ写真を撮ることができます。

FUJIFILM X70にて撮影

時間もなかったので、早々に岩本山公園を後にします。
公園の梅の木には、取り残された梅の実がいくつか。
この梅の実にAFでフォーカスしようと思ったのですが、ついぞ成功せず(奥に抜けてしまう)。
結局MFを使用することとなりました。

FUJIFILM X70にて撮影

コントラストAFに像面位相差方式を組み合わせたX70のインテリジェントハイブリッドAFはG7X等と比較しても高速ですが、シーンによっては苦手とする被写体もあるようです。
ちなみに、コントラストの低い被写体(霞んだ富士山の稜線や雲の濃淡など)にはAFが利かず、AEロックをした上で他の目標物にてAFをセットするなどしています。
これは、G7Xや以前使ったRICOH GR(以下GR)などと同様で、今のところ像面位相差の恩恵は(こうした意味では)感じ得ていません。

続いては、これもX70の大きな特徴であるデジタルテレコンバーターです。
本来の画角である28mm相当に加え、画像処理により35mm相当、50mm相当の画角に切り替えて撮影することができます。
RICOH GR Ⅱのクロップ機能とは異なり、いずれもフル画素(4896×3264ピクセル)での記録となります。

28mm相当で撮影

35mm相当で撮影

50mm相当で撮影

上の三枚は、一枚目が通常(28mm相当)で撮影したもの、二枚目と三枚目は同じ場所からそれぞれ35mm相当、50mm相当で撮影したものです。
画質の劣化に関しては細かく見ていませんが、少なくとも画面で縮小されたイメージを見た限りでは違和感なく受け入れられます。
この切り替えが、レンズ周辺のコントロールリングで行えるのはとても便利です。

撮影時に背面液晶モニタ上部には、デジタルテレコンバーターの表示(35mm、50mm)表示がされます。
しかし、撮影後パソコン等に画像を取り込むと、それがどの画角で撮影されたのかは情報として保持されていません。
この点に関しては注意が必要でしょう。
また、当然のことですが、50mm相当にしたからと言って50mm F2.8の被写界深度になる訳ではありません。
あくまでもボケは28mm相当であることをご承知置きください。

上手く使えば3本の単焦点レンズを持ち歩いている感覚での撮影が可能なこの機能。
X70の使い勝手を大きく向上させていると言っても過言ではありませんね。

そして、日曜日にいよいよ主目的であるサイクリングに持ち出しました。
汗を防ぐためのビニール袋にくるみ、サイクルジャージの背中ポケットへ。
横幅は私のポケットでほぼ一杯、重さはPowerShot G7X同様、少々ずっしりと感じます。

レンズ部の突出(アダプターリング、フィルタ、キャップにて15mm程長くなっている)は、Panasonic LUMIX DMC-GM1S(以下GM1S)にキットレンズを装着した時と比べ気になりません。
きっと、本体重量が重いので、重心が背中側にあるためでしょう。
これにはちょっと安心しました。

最初は重く感じたX70ですが、走り出してしまうとあまり気になりません。
少なくとも、シッティングでクランクを回している内は、その存在を強く意識することなく走れました。
路面が荒れてバウンドするような場面では、その重量ゆえにポケットが大きく上下に揺れます。
しかし、ダンシングも含め、ポケットから飛び出してしまうような不安感は皆無でした。

サイクリング途中で、ポケットから取り出し何度か撮影します。

FUJIFILM X70での撮影

FUJIFILM X70での撮影

FUJIFILM X70での撮影

FUJIFILM X70での撮影

FUJIFILM X70での撮影

今回のサイクリングはあえて撮影メインではなく、走りメイン。
そのため、絞り優先ではなく、絞りもオートとして撮影しました。
キャップを外すと言うひと手間が加わるため、速写性はG7Xより劣ることは事実です。
しかし、レンズの繰り出しが必要なGM1Sよりはスピーディーで、起動の高速さもストレス軽減に寄与しています。

上の写真一枚目では、朝の太陽をもろに画角内に入れていますが、フレアやゴーストの出方は自然で好感が持てます。
少々の逆光ではコントラスト低下もなく、頼りになるレンズと言えるでしょう。
G7X、GR、GM1Sと同様にデジタル水準器を備えているため、水平出しは容易です。

まだ100km程度の走行ですが、サイクリングカメラとしての性能も充分に有していると判断しました。
ただし、重量、大きさに関しては他を上回るので、走り優先のサイクリングでは他を選択する可能性も多いにあります。

あくまでもサイクリングカメラとして見た場合の特徴(メリット)は、それぞれ下記のようになります。

【Canon PowerShot G7X】
 ・レンズが繰り出し式で小型
 ・レンズバリアを備え、電源ONのみで撮影可能
 ・換算24mm-100mmの4倍ズーム(デジタルズームも有)
 ・開放F1.8-F2.8の明るいレンズ
 ・定評あるセンサーと画質

【RICOH GR】
 ・APS-Cセンサー
 ・横幅はあるものの、軽量
 ・レンズバリアを備え、電源ONのみで撮影可能
 ・換算28mmに加え、35mm、47mm相当で撮影可(クロップ)
 ・速写性に優れ、洗練された操作系

【Panasonic LUMIX DMC-GM1S】
 ・レンズ交換式でありながら小型・軽量
 ・4/3型センサー
 ・換算24mm-64mmの手動ズーム(キットレンズ)
 ・軽快なレスポンス

【FUJIFILM X70】
 ・APS-Cセンサー
 ・定評あるJPEG画質(発色)とホワイトバランス
 ・撮る楽しみを感じられる操作系
 ・換算28mmに加え、35mm、50mm相当で撮影可(デジタルテレコン)
 ・軽快なレスポンス
 ・上下チルト式背面モニタ

実は、ロードレーサーによるサイクリングと撮影のバランスを考えた場合、私にとってのベストバイはこの中になく、Canon PowerShot G9 Xだと思っています。
散々記事を書いてきて何だと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、1.0型センサーとDIGIC 6を搭載し、小型軽量(209g)でズームレンズ(換算28mm-84mm)を備えたこのカメラは高速ツーリングにピッタリ。
レンズの開放F値はF2.0-F4.9とG7Xと比較して明るくなく、広角端も28mmからとなりますが、その分無理をしていないため写りにも期待できます。
実際、使っている方の評価も高く、G7Xで画質面に関してもよく理解しているため、いつか手に入れることになると思います。

では、X70の立ち位置はどこにあるのかと問われると、使い込んでみないとわからないと言うのが本音です(無責任)。
大きさ、重ささえ許容できれば、サイクリングカメラとして写りには大いに期待できます。
独特の操作系には好みがあるでしょうが、私は嫌いではありません。
そして、サイクリングに特化せず、日常持ち歩くカメラと考えた時、その魅力はさらに広がっていくでしょう。

何度か書いていますが、このカメラは決して「飛び道具」ではありません。
ローパスレスAPS-Cセンサーに単焦点レンズと言う組み合わせから飛び抜けたものを期待するかもしれませんが、APS-Cセンサに換算28mm開放F2.8のレンズと言う組み合わせにはとろけるようなボケも紙のように薄い被写界深度もありません。
しかし、目立った周辺光量落ちや周辺の歪曲もなく、極めて素直な描写をしてくれる安心感、それがそこにあります。

実際、飲食店で料理の撮影などして見ると、これが実に旨そうに撮れるのです。

FUJIFILM X70での撮影

FUJIFILM X70での撮影

FUJIFILM X70での撮影

FUJIFILM X70での撮影

FUJIFILM X70での撮影

FUJIFILM X70での撮影

GRもそうなのですが、X70も決して肩肘を張って使うカメラではありません。
むしろ、肩の力を抜いて、日常に潜む光景の撮影を楽しむカメラなのでしょう。

サッと取り出し、パッと撮る速写性に関しては、GRの方が上だと感じます。
目にした光景を素早く切り取るならGR、X70はじっくりと被写体に向き合う気持ちを大切にするカメラだとも感じました。
これは決してX70の速写性を否定するわけではなく、設定を煮詰めて撮る楽しみも得られるカメラだと言う意味です。

正直、サイクリングカメラとしては当初期待した程のインパクトを感じ得ていないのが現状です。
しかし、あらゆるものにレンズを向けたくなる撮影への(穏やかな)意欲は感じさせてくれるカメラです。

今後、さらに使っていくにつれ、そんな意欲が写真に現れてくれることを期待しています。

  

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FUJIFILM X70(導入編)

「サイクリングにどんなカメラを持っていくのか」これは永遠とも思えるテーマです。

これまで、はじめて持ち出したPENTAX Optio S4を皮切りに、Canon IXY DIGITAL50、RICOHGR DIGITAL Ⅱ、FUJIFILM FinePix F200EXR等々、様々なデジタルカメラを使ってきました。

私のようにロードレーサーでのサイクリングを楽しむ場合、荷物はできるだけコンパクトにしたいもの。
ウエストポーチやリュックを用いるのでなければ、原則サイクルジャージの背中ポケットに入ると言うのが絶対条件となります。

一方で、サイクリング中は絶好の撮影機会であることも事実。
自動車より速度域が低い上に、どこでも停車できるのは自転車ならではの魅力です。
実際、私のサイクリングにおける行動範囲では、思わずシャッターを切りたくなる光景に多々出会います。
そして、そんなサイクリング中の写真が仕事に役立つ(パンフレットやWEB等)こともこれまた多く、写りにも妥協はしたくありません。

そんな大義名分に生来の物欲も加わり、サイクリングカメラ選びは終わりなき旅となっているのです。

ここ一年ほど、そんなサイクリングカメラのメインはCanon PowerShot G7X(以下G7X)が担ってきました。
1.0型とコンパクト機では比較的大きなセンサーを採用し、換算24mm-100mmの4倍ズームレンズも装備。
そして以前のPowerShot S120譲りの操作体系への慣れもあり、非常に使い勝手のよいカメラです。
ネックはサイズの割に重い(約304g)ことと、広角端絞り開放付近での画質(周囲の流れが大きい)ことくらいでしょうか。
これを補うカメラとして一時期RICOH GR(中古で購入、以下GR)も使用しましたが、画質や使い勝手等総合的に判断して手離してしまいました。

にもかかわらず今回単焦点のFUJIFILM X70(以下X70)を選択したのには、いくつかの理由があります。
最も大きな理由は、サイクリング、写真双方の友でもあるSさんの影響。
同じくG7Xに加えFUJIFILM X-T10を使用するSさんのブログを拝見し、その写りに感嘆したことが直接のきっかけとなります。

単焦点レンズを中心に揃えているとは言え、明らかにコンパクトデジカメとは異なる写真の数々。
それらを見るにつけ、同様のセンサーに単焦点レンズ(開放F2.8のパンケーキレンズではありますが)を備えたX70ならとの期待が膨らんでいきました。

もちろんそれだけではなく、私自身これまで使ったFUJIFILM製カメラの画質や性能に魅力を感じていたことも事実です。
特に、JPEG撮影での画質、フィルムシミュレーション、スーパーiフラッシュ(これは他の追随を許さない)、オートホワイトバランスの優秀さには好印象を持っており、これらへの期待も大いにあります。

大きさ、重さ(約340g)に不安はあったものの、過去に持って走ったことのあるSONY DSC-RX1(約482g)やCanon PowerShot G1X Mark Ⅱ(約553g)に比べればまだ軽いと自分を納得させます。

そんな訳で入手したX70。
パッケージは昨今の流れ通りシンプルですが、内箱には“X”の切れ込みがあるなど、こだわりも見せています。

FUJIFILM X70パッケージ

FUJIFILM X70パッケージ

箱から本体をそっと取り出します。
スペック上の横幅はGRの方が大きい(約4.5mm)のですが、そうは感じられないサイズ感。
手に取った瞬間の重さとあわせ、思ったより大きく感じました。
沈胴式でないレンズ及びチルト式背面モニタにより厚みが1cm近く厚いことも要因でしょう。

FUJIFILM X70本体

FUJIFILM X70本体

正直、直感的には「失敗したか!?」と思ったことも事実。
しかし、重さはG7Xと比較して約36gの増(G7X Mark Ⅱと比較すると21gの増)に留まります。
実際にポケットに入れて走るまでは、予断を入れないように心がけました。

このカメラをPowerShot G7Xと比較した場合の相違点は、大きさ、重さ以外に主に下記のようになります。

・APS-Cセンサー
・単焦点レンズ(換算28mm、開放F2.8)
・下向きにもチルトする背面モニタ
・独立したシャッターダイヤル、絞りリング等の操作系
・アクセサリシュー
・1/4000秒メカシャッター(開放では1/1000秒まで)
・レンズバリアの有無

写りに関しては上の二点が重要です。
センサーはより大型かつローパスフィルターレスで、より高い解像感が期待されます。
レンズの開放F値はG7Xに軍配が上がりますが、センサーサイズも考慮しボケ味がどう出るのか興味あるところです。

使い勝手に関しては三点目、四点目でしょうが、G7XもMark Ⅱになって下向きチルトにも対応しています。

五点目のシャッター速度に関しては、メカシャッターの上限1/4000秒が使用できるのはf8より絞った時となります。
これはレンズシャッターの構造的な問題ですが、より高速シャッターが必要となる開放付近で1/1000秒が限界となるのはいささか残念です。
しかし、電子シャッター(1/32000秒まで)が備えられているので、被写体によってはこれでカバーできるでしょう。

最後六点目は、実は使い勝手に最も大きく関与する部分かもしれません。
同様にAPS-Cセンサーを搭載するコンパクトデジカメRICOH GR Ⅱともよく比較される部分ですが、X70にはスイッチのON/OFFに連動するレンズバリアが備えられていません。
このため、レンズキャップを使用することとなりますが、この点に関しては後述します。

さて、まずは操作系に着目しながら本体を見ていきます。

シャッタースピードダイヤルと露出補正ダイヤル

絞りリングとコントロールリング

上にも書いた通り、撮影に当たっての操作系がこのカメラの特徴的な部分です。
あえてフィルムカメラ時代の操作感を残し、デジタルに最適化していない操作系をどう感じるのか、好みが分かれる点でしょう。

私は、これはこれでありだと思います。
双方に一長一短がありますが、デジタル一眼レフ機ではほぼすべて絞り優先モード(Av)を使用する私にとって、この操作感は悪くありません。
シャッタースピードダイヤルは“A”に固定したまま、左手で絞りリングを操作すれば、自然と絞り優先モードでの撮影が可能です。
片手での操作は難しくなりますが、手ブレを防ぐためにも左手でレンズ周辺をホールドすることは有効です。
ちなみに、サイクリング時スピーディーに撮影する場合、絞りも“A”に設定し、事実上のプログラムオート(P)モードで撮影しています。

シャッタースピードダイヤル横にある“AUTO”切り替えレバーは、手前に引けばワンアクションでアドバンストSRオートに切り替えることができます。
他人にシャッターを切ってもらう場合などにも有効かもしれません。

絞りリングとともにレンズ外周部にあるコントロールリングは、MF時のピント合わせに使用します。
物理的なピントリングと異なりストロークも大きく使いやすいとは言えませんが、少なくとも他のダイヤルやボタンで操作するよりはよほど直感的でしょう。
むしろ、MF時以外にこのリングでデジタルテレコンバーター(35mm相当、50mm相当)切り替えができるのは便利です。

X70のデジタルテレコンバーターはもちろん背面モニタ連動ですが、単なるクロップではなくデジタル処理で画素を補完する仕様(フル画素での撮影)となっており、この点はRICOH GR Ⅱと異なります。
画質に満足できれば、28mm、35mm、50mmの単焦点3本を使い分けているに等しく、さらにトリミング耐性も高まることとなります。

コネクタポート

X70にはバッテリーの充電器が付属せず、付属の専用ケーブルにより本体内充電する仕様です。
USBからの充電が可能なのは出先などでも便利ですが、予備バッテリーを購入した場合には別売の充電器も揃えた方がよいかもしれません。
充電等のコネクタ類は本体側面の扉を開くと備えられています。

バッテリーと充電ケーブル

さて、サイクリングに持ち出すにあたっては、レンズバリアがないことがネックとなります。
付属のレンズキャップは質感もよく、はまりもソフトで通常使用に問題はありません(むしろ喜びに繋がるかも)。
しかし、慌てて付け外しをすると落としたりなくしたりしてしまう懸念もあります。
また、キャップを取り外したレンズは無防備で、汗だくのサイクリングでは不安も感じます。

そこで、せめてもとレンズに保護フィルタを装着しようと考えます。
が、X70のレンズ周辺にはフィルタ装着用の溝がありません。
色々調べた結果、下記の構成に落ち着きました。

レンズフィルタ装着用一式

写真中央にあるのが、フィルタ装着用のアダプターリングです。
本来同社デジタルカメラX100シリーズ用のものですが、レンズ外周部の径が同じため流用できます。
X70専用品もリリースされているのですが、そちらはフードも含めた製品で高価なため、リングのみ必要な私はこちらを選択しました。
社外製と言う選択肢もありますが、質感を踏まえ今回は純正品とします。

そして、フィルタは定番のPRO1Dをチョイス、径は49mmです。
さらにキャップはフィルタに合わせ、エツミ製49mmのものを選択します。

これらをセットしたイメージは、下のようになります。

レンズフィルタ装着

キャップも装着

写真下方に写っているのは、アダプターリング取り付け時に外したレンズ先端部リングです。
アダプターリング、フィルタの装着により、レンズ部の全長は15mm程長くなってしまいます。
しかし、もとより厚さはあるカメラなので、ここは致し方ないと割り切ることにしました。

なんにせよ、これでサイクリング時(それだけはないですが)の取り扱いにやや安心感が生まれます。
もっとも、一番心配なのはカメラを落とすことや自転車での転倒なのですが。

液晶保護フィルムもエツミ製の専用品を購入し、貼り付けます。
以上で持ち歩くための準備は完了。
続いては、いよいよ実写編へと移っていきたいと思います。

実写編に続く

  

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梅雨の晴れ間の

6月10日の富士山

いつの間にやら梅雨入りしていた東海地方。
どうもここのところ、季節を感じるゆとりがないようで困ります。
駿河湾の桜えび春漁も6月7日で終了し、季節は夏に向かっていきますね。

今朝(6月10日)の朝は久しぶりに気持ちのよい空と空気。
梅雨の晴れ間の、爽やかな初夏の様相でした。

富士山も、薄雲に巻かれて気持ちよさそう。
お山開きまであと三週間、喧騒の前の静けさを堪能しているのでしょう。

6月5日に降った雨は、山頂では雪だったようで、垣間見えた富士山は薄っすら雪化粧していました。
もちろん、そんな雪は儚く、あっという間に雪渓を残すのみの姿に戻りました。

ともあれ、今日はこんな陽気を楽しんでいきたいですね。

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道の駅伊東マリンタウンサイクリング

5月29日(日)に、サイクリングに行ってきました。

この日の天気予報に不安なし。
目的地は、道の駅伊東マリンタウンと決まっていました。
この週末にマリンタウンにて開催されている「おもしろ自転車」イベントに家族で参加するため、私のみ自転車で向かわせてもらいます。

コースに関しては、久しぶりに箱根経由を選択。
時間を逆算して余裕を持ち、6:30前に自宅を出発します。
陽射しは柔らかで気温もまだ高くなく、実に気持ちの良い青空が広がっていました。
茶畑では、朝露を受けた蜘蛛の巣が光っています。

光る蜘蛛の巣

自宅から国道469号へと続く道をゆったりと上ります。
前週のロングランの疲れもあるだろうと意図的にペースを調整しますが、その疲れはなく、むしろ脚の調子は悪くありません。
やはり、負荷をかけた練習は後によい影響を残すようです。

淡々と坂道をこなし、やがて国道469号へと出て右折。
当初のきつい上りをクリアすれば、後は緩斜面のだらだら上りです。
信号もなく、道幅も広い道を、ひたすら進みます。

県道と突き当たる地点に到達、富士山こどもの国方面へと左折します。
ここからは、少々きつめの斜度。
ダンシングでゆっくりと上り、こどもの国入口から富士山を撮影します。

富士山こどもの国からの富士山

ここまで来ると、富士宮から見た時よりは雪が多く残っています。
それでも、今年は雪が少な目。

そんな様子を見ながら、サファリパーク入り口へと下り、さらに須山へと下りました。
須山からは、東富士演習場内を横切ります。
演習場越しの富士山も、一枚撮影します。

東富士演習場からの富士山

演習場を抜け、板妻駐屯地を過ぎると、御殿場市街へと入ります。
この日は特に御殿場駅に用はないのですが、走りやすさを求め駅方面へ。
御殿場駅到着時の実走行時間は1時間40分ちょっとと、以前と変わらぬペースです。

御殿場駅ロータリーには入らず、スルー。
陸橋下の地下道を通り、箱根方面へと進みます。

箱根へは、乙女トンネル経由ではなく、お気に入りの長尾峠経由で。
遠回り、獲得標高も増えますが、トンネル嫌いのデブクライマーはこちらを選択します。
途中、富士山と御殿場市街を撮影。
たくさんのオートバイとすれ違いながら上っていきました。

長尾峠途中からの富士山

前回上った時の印象より距離があった長尾峠ですが、笹子峠程の斜度もなく、急がなければストレスになりません。
木陰の気温も気持ちよく、逆にその距離を楽しめる感じ。
やがて、箱根スカイライン(自動車専用道路)との分岐を左に折れて短いトンネルをくぐれば、この絶景です。

長尾峠からの景色

友人のSさんは眼下のゴルフ場が残念とのことですが、ゴルフ経験もある(最近ご無沙汰ですが)私としては、それも含めて楽しめます。
ここから国道1号までの下りはゆっくりと。
ワインディングでコーナリング感覚を満喫しながら走ります。

やがて、国道1号に合流、右折して仙石原へと走ります。
ここでふと、アクマが心に囁きます。
「宮ノ下まで直進しちゃえ」と言うその声に従い、仙石原の信号を直進。
ちょっとドキドキしながらも、平坦からの下りとなる道を進みます。

強羅駅への分岐を通過、程なくして宮ノ下へと到達します。
さて、ここからは芦ノ湖に向けての上り返し。
右折するなり、これまた過去の記憶より急な傾斜に後悔をします。

ダンシングでゆっくりと、国道1号を上ります。
メーターの標高は、面白いように上がっていきますが、走り自体はちっとも面白くありません(いや実は楽しんでいる)。
しかも、ここにきてハンガーノックの兆候か、指先の痺れが出はじめます。
自宅で出発前に菓子パン二つのみ食べてきたので、無理もありません。

とどめの出来事は、小涌園付近で発生。
ちょっと先の駐車場から、女性ローディーの集団がまさに出発しようとしています。
10名以上はいたこの集団が前に出てくれればよかったのですが、タイミング的に私が直前を通り過ぎました。

いくらマイペース走とは言っても、彼女たちに軽やかに抜かれるのはダメージとなります。
平静を装いながらも、カーブにてチラッと後ろを窺いました。
すると、集団はバラけ、内2名ほどが50m程後ろに迫っています。
まずい、仕方なくややペースアップをします。

汗をたらしながら上りを走り、直線で恐る恐る後ろを見ます。
よかった、彼女らの姿はありません。
それでも、停まって撮影する勇気はなし。
結局、この地点まで撮影なしで走りました。

上り切った

ここから元箱根までは下り基調。
痺れが若干強くなった指先に、元箱根での補給を決めて走ります。
程なくして、元箱根到着。
観光客の姿は多く、昨年のダメージからは立ち直りつつあるようでした。

信号を左折し、湖畔のコンビニで補給。
アイスとおにぎり1個、ドリンクで栄養を補います。
眼前には芦ノ湖の光景。
遠く富士山頂も見えていました。

補給休憩の芦ノ湖畔

補給と休憩を終え、早々に出発です。
湖畔を走り、箱根峠へ。
ここの上りは本当にマイペースで上れました。

箱根峠

ここまできてしまえば、この日の上りは終わったも同然。
後は、海沿いのアップダウンがあるだけです(これが脚にきていると辛いのですが)。

十国峠までの道は、実に気持ちの良い尾根道。
車の量は多くありませんが、さすが箱根はスポーツカー天国、スーパーカー(死語?)も多く走っています。
車好きなら、道端でカメラを構えていても充分収穫がある程走っています。

十国峠へ

十国峠のレストハウスを過ぎると、伊豆スカイラインの分岐が。
伊豆スカイラインを走れればより楽しいのにとは、いつもの考えです。
しかし自動車専用、諦めて熱海峠に向かわざるを得ません。

熱海峠からの下りは、あまりの傾斜にストレスが先行。
それでも、多少は慣れてきたのか、下ハンを持ってブレーキングしながら下ります。

熱海市街へ

市街地へ入っても一行に緩くならない斜度の坂を下ります。
そして、商店街を右折、多賀、網代方面へと国道135号に入って走りました。
多賀では眼下の海に赤潮が。
決して好ましいことではないのでしょうが、画的にはきれいです。

赤潮

崖上の道路はやがて下り、網代へと入ります。
そして、再び上りになった先で、再び休憩。
今回は、時間調整的な意味合いが強い休憩です。

再びコンビニ休憩

ここでは、昼食をと冷たい蕎麦をセレクト。
家族との待ち合わせ時間13:00にはまだかなり余裕があります。
先にイベント撮影をすればよいのですが、腹を満たしておくことにしました。

出発してしばらく走れば、宇佐美への下りです。
宇佐美からは海沿いを走り、道の駅伊東マリンタウン到着は12:20頃。
妻に到着のメッセージを送り、おもしろ自転車イベントの会場へと向かいます。

おもしろ自転車イベント会場

居合わせたマリンタウン職員、日本サイクルスポーツセンターの方々と話をしながら、家族の到着を待ちます。
家族は予定通りに到着。
その後、妻や子供たちとともにイベントを楽しみました。

おもしろ自転車イベント

おもしろ自転車イベント

おもしろ自転車イベント

おもしろ自転車イベント

おもしろ自転車イベント

イベントを堪能した後は、温泉。
マリンタウンのシーサイドスパで汗を流します。
そして、いつも通り三回の休憩スペースでの~んびり。
子供たちは、漫画に夢中です。

シーサイドスパでリラックス

妻は、エステ。
ここのエステティシャンは皆親切で腕利きとのこと。
私は仮眠をとります。

夕食は、マリンタウンバザール棟二階の「海辺の食卓」にて。
私は伊豆本わさびローストビーフ丼(肉大盛)をチョイス。
妻は黒船ローストビーフ丼、子供たちはパスタやカツカレーを楽しみました。

伊豆本わさびローストビーフ丼(肉大盛)

マリンタウンを出たのは19:00前。
自宅到着は20:30頃です。
結局、出発から14時間ほど、たっぷり楽しんだ一日でした。

この日の走行距離は107.51kmで獲得標高は1,971m(メーター読み)、実走行時間は5時間5分4秒で平均速度は21.1km/hでした。
この日の走行ルートは、以下の通りです。


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伊東マリンタウンでおもしろ自転車楽しみました♪

去る5月28日(土)、29日(日)の二日間、あさぎりもテナント出店する伊東市の道の駅伊東マリンタウンにて、おもしろ自転車の体験イベントが開催されました。
これは、伊豆市にある自転車の国サイクルスポーツセンターの協力により実現したイベント。
サイクルスポーツセンターに併設される伊豆ベロドローム(屋内型板張り250mトラック)では、2020年東京オリンピックのトラック競技が開催されることが決定しており、他にマウンテンバイク競技に関してもサイクルスポーツセンター内での開催が決まっています。

そんな旬なサイクルスポーツセンターですが、自転車競技に関わる人のみならず、自転車に興味をもつ全ての方々(自転車以外にも各種遊具やキャンプ場等あり)に親しみが持てる施設となっています。
今回お借りしたおもしろ自転車もそんなアトラクションのひとつとなっているものです。

サイクルスポーツセンターからは職員も二名お越しくださり、PRも兼ねてのお手伝いをいただきました。
感謝です。

さて、そんなイベントですが、土曜日は仕事を兼ねて様子を見に出向き、日曜日に家族とともに再び訪れました。
おもしろ自転車は子供のみならず、大人も、そして親子でも楽しめるものが一杯。
両日とも、大盛況のイベントとなりました。
ここでは、そんなおもしろ自転車たちをご紹介したいと思います。

おもしろ自転車

まずは、比較的オーソドックスな三輪自転車。
安定感があり、二人で乗っても安心です。
漕ぐのは娘、ハンドルとブレーキは妻が担当して乗っていました。

おもしろ自転車

これは、ジョイフルと言うものらしく、私も一番のお気に入りとなった車種。
少し勢いをつけてから乗車し、後輪の動きに合わせて両手を引き付けることにより進みます。
最初はコツを掴めなかったのですが、腕の引きにより進むことがわかってからは、そこそこスピードもでて面白味が増しました。
腕で乗る感覚が新鮮です。

おもしろ自転車

これは二人乗りで、真横に動く自転車。
ペダリングは二人で、ハンドルとブレーキは一名が担当します。
意外にスムーズに進むのですがハンドルの切れ角が小さく、回転半径が大きいので注意が必要です。

おもしろ自転車

こちらも二人乗りですが、操作感はオーソドックスなもの。
ハンドリングは力の強い方に依存する感じですね。

おもしろ自転車

写真ではわかりにくいですが、パンダの顔がついたこちらも人気でした。
前後に三人が乗れるのですが、ペダリング、ハンドリングとも最後尾の一名が担当。
前二人は乗車しているのみです。
娘は結局ペダルに足が届かず、息子が入れ替わって漕いでいました。

おもしろ自転車

こちらも人気の一台。
脚を開いたり閉じたりすることにより進みます。
これも最初はコツがわからず苦戦。
子供たちは器用に乗るようになりましたが、私は苦手なままでした。

おもしろ自転車

ソロで子供たちに一番人気だったのはこちら。
板の上で身体を上下させることにより推進力を得ます。
体重が軽すぎても重すぎても難しい様子。
息子の体重ではピッタリのようでした。

おもしろ自転車

他の自転車とはちょっと離れた場所で楽しめたのがこちら。
小さな小さな自転車です。
これが、実に難しい。
ペダルに踵を乗せ、股を開いて乗れば上手く走れるようですが、私も妻も断念。
家族の中では、娘が一番筋がよいようでしたが、身体が柔らかいお陰でしょうか。

以上、全てをご紹介できたわけではないので、ぜひサイクルスポーツセンターでお楽しみください。
また、伊東マリンタウンでもこのイベントを定期的に開催したいとの声があがっており、また実施されることと思います。
その時には、事前に情報をお出ししますね!

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