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富士スバルラインサイクリング(前編)

4月29日(金)に、サイクリングに行ってきました。
祝日のこの日、あさぎりフードパークにも度々立ち寄ってくれる仲間達が富士スバルラインを上るサイクリングを企画し、それに誘いを受けました。

彼らは輪行で富士急行河口湖駅から出発、富士スバルラインで吉田口五合目まで上った後、山中湖経由で道志道を走り、東京へと戻る予定です。
私は現地集合、少なくとも富士スバルラインまではお供させていただく旨を伝えます。
そしてこの日は、別でかつて一緒に走ったトキちゃんと奥様もスバルラインを上る予定とのこと。
それならと、横浜のSさんにもお声かけし、快諾いただきました。

そんな訳で、当日。
皆の河口湖駅到着は8:12の電車。
私がそれまでに到着するには、余裕を見て5:00頃には自宅を出たいところです。
なんとか4:00過ぎに起床し、準備をして予定通り出発します。

この季節、この時間はもう明るく助かります。
後々のことを考えると、ここで無理はできません。
いつもよりさらにのんびりしたペースで国道469号に差し掛かると、虹の足元だけが見えていました。

虹の足元

この日の天気予報は二転三転。
前日の雨が残ることが懸念されましたが、その心配はない朝にひと安心です。
とは言え、自宅付近は路面がぬれ、所々に水たまりもある状態でした。

空の雲は取れはじめていましたが、富士山周辺は下の写真の通り。
モクモクと立ち昇る雲に覆われています。

富士山には雲が

これはまた、かつてSさんと富士山スカイラインを上った時のように雲の中を走ることになるのかと言う予感が頭をよぎります。
あの時の寒さと言ったら・・・。
今日は上半身は冬用アンダーとアームウォーマーを装着していますが、下半身は夏用のショートビブです。

そんな懸念を抱きつつも、上井出から人穴、富士ヶ嶺とペダルを回し続けます。
頭には心配ごとばかりがよぎり、どうもテンションが上がってきません。
そして、ペースも意図的に落としていたにせよ、一向に上がってきません。

ゆったりと坂を上り、県道71号の大室山西展望台を通過します。
ここからの林間の下りは路面もドライで、走りにくさはありません。
そのままのテンションで国道139号に合流。
時間的には余裕がありそうです。

道の駅なるさわを通り過ぎ、河口湖を目指します。
この辺りでふと見た富士山は、先ほどの雲から抜け出ていました。

富士山

これは!と少し気持ちが明るくなりますが、中腹の雲が心配です。
どうも、一度ついてしまったネガティブイメージはなかなか払しょくできないものです。

それよりも気になるのは、風。
この時は幸いにして追い風でしたが、かなり強めの風が北西より吹いているようです。
これは、思ったよりも寒いかもしれません。

そうこうしているうちに、河口湖駅着。
空はもう快晴と言ってもよい印象です。
この時期入り込んだ寒気が西高東低の気圧配置をつくり、それが好天に繋がっているようですから善し悪しです。

河口湖駅

河口湖駅に着き、トイレを済ませ、ベンチに腰掛けます。
周囲には外国人の姿が多く、コンビニの場所を尋ねられたりもしました。
この時は比較的流ちょうな日本語で助かりました。

程なくして電車が到着。
仲間達が次々と改札を出てきます。
どうやら、誰も乗り遅れた方はいらっしゃらなかったようです。

Mさん

Sさん

今回の企画者であるMさんとあいさつを交わし、Sさんを紹介します。
とは言え、自転車乗りに多くを語る必要はありません。
走りの中で打ち解けて行ってくれるからです。

準備

他のメンバー、HさんとNさんは初対面。
自己紹介もそこそこに皆は自転車を組み立てはじめます。
その手際のよいこと、さすが手慣れた様子です。
普段からSさんの手際のよさに感心することしきりな私ですが、各メンバーは皆それにひけを取りません。
私は輪行でなくてよかったとホッとします。

早々に準備を終え、近くのコンビニへと向かい、補給食の調達をします。
一度富士スバルラインを上りはじめてしまえば、五合目まで店はありません。
自分の補給は自分で、基本です。

コンビニで補給

この時Sさんに撮ってもらった写真の私のいけてない顔。
そうです、寒いのです。
念のため再度書くと、冬用アンダーとアームウォーマーをつけています。
それでも吹く風に身震いするほど。
まだ上る前からこれでは、先が思いやられます。

補給を済ませた一行は、富士スバルライン目指して走りはじめます。

スタート

富士スバルラインの料金所までは5km程の距離があります。
実は、私は富士スバルラインを自転車で走るのははじめて。
富士山麓に10年以上住み、毎週のように富士山周辺を走っていながら、まだ経験がなかったのです。
これまで数回走る予定があったのですが、ことごとく荒天や予定のバッティングでお流れとなっていました。
それだけ相性がよくないと言うことでしょうか。

料金所までの道はだらだらと一定の斜度。
走っていて苦には感じませんが、ペースが上がると実に大変そうな道です。
追い抜いていく車の速度はかなり速く感じました。

この時、クリートの滑り止めゴムが変な風にねじ曲がっていたようで、右足を下ろすたびにグネッとした感触が足首に伝わります。
料金所でこれを直そうと思っていたためか、余計のその距離が長く感じました。

ようやく料金所、自転車は往復で200円です。
料金を払い、その先で停車してクリートのゴムを直します。
さて、そんな訳でようやく気持ち悪いペダリングから復帰。
相変わらず口ほどに脚は回りませんが、それでも多少軽やかになりました。

料金所を過ぎると、クライマーのNさんはペースを上げ、すぐに視界から消えていきます。
Mさん曰く「彼は坂を見るとニヤニヤする坂好き」とのこと。
もちろん、そんな人を追う気も追う実力もありません。

残された一行はMさんを先頭にHさん、私、Sさんの順で淡々と進みます。
スバルラインの上りは斜度の変化に乏しく、単調な上り。
それが延々と続くので、それはそれでキツくなってきます。
Sさんがかつて話してくれたように、ドラマや面白味に欠けるコースに感じました。

もちろん、それは私たちがただ単に上っているだけだからでしょう。
このコースを掛け合い、競いながら上ればそれが面白味に繋がってくることは明白です。
そんなことを考えながらも、とにかく前の背中を見て上り続けました。

途中、後ろでSさんのペダルを外す音が聞こえます。
見ると、右側の展望駐車場に入る様子。
写真でも撮るのかと思い、そのままHさんの背中について進みます。

程なくしてMさんが、Sさんのことを心配して声をかけてくれます。
私は「おそらく写真撮影なので大丈夫です」と返答しました(実際にはトイレだったとのこと)。
それから2km程走った頃でしょうか、Sさんは軽やかなペダリングで追いつき、再び私の後ろに着きました。

そのまましばらく走り、だいたい傾斜が読めたところで、私が飛び出します。
アタック!ではなくて、ただ写真を撮りたいと思ったからです。
どうやら後ろではSさんがそのことをMさんたちに話してくれた模様。
言葉を交わさずとも意思が通じ合えるのは、これまで何度もご一緒させていただいたおかげでしょう。

スバルラインにて

この後、Sさんも飛び出して写真を撮ってくれます。
その際は「写真撮影なのでゆっくり来てください」と声かけをくださいました。

Sさん撮影

私はこの頃になると、もう寒さはどこへやら。
汗を拭き拭き上るようになっていました。

その後、私、そしてMさんと加速しては撮影します。
こうすることでメリハリもつき、単調なコースも実に面白くなりました。

私の撮影

Mさん撮影

やがて、四合目が近くなると、ここまで上ってはじめて、富士山頂が目に飛び込んできます。
ちょうど先頭を走っていた私は、思わず道路右側に渡って停車。
すぐ上の展望駐車場まで行くと、山頂が木々に隠れて見えなくなりそうだったからです。

富士山頂が見える

皆もここで写真を撮り、続いて展望駐車場へと入ります。
駐車場の展望台から眼下に広がる光景を撮影。
右手に見える湖は山中湖か河口湖か、はたまた西湖かと皆で話し合います。

展望台にて

展望台からの光景

やがて、展望台下で案内板を見ていたMさんが、あれは本栖湖で目の前の光景は朝霧高原だと教えてくれました。
これは意外!!
まさか、富士スバルラインがこんなに西側に回り込んでいるとは。
朝霧高原からの富士山を眺めていてもまったく気づきませんでした。

そんな展望台で記念撮影もし、のんびりします。

展望台にて

少なくともこの時点では寒さも感じず、実に好条件。
やはり、私の行いがよいせいでしょう(お約束)。
皆、実によい表情です。

そして、再出発。
しかし、ここまでの脚へのダメージがここにきて一気に顕在化します。
どうも脚が回りません。
相変わらずHさんの背中を追いながらも、一杯の状況が続きました。

途中、ヒルクライムレース参加者がアウターに入れてもがくと言う平坦部分もありますが、そこでも辛さは消えません。
それでもあと少し、あと少しと道路端の残り距離表示を見ながら前に続きました。

後編へと続く

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コメント

とにかく、天候に恵まれて良かったですね。

以前、路線バスで登った時は、途中までは何とか持ちこたえそうだったのですが、
いざ5合目に着くと見事に雲がかかっていて、真っ白で、一切、何にも見えなくて、
残念な思いをしたことがありました。

連休初日の河口湖駅、朝早いせいか、まだ平和ですね。
(それでも外国人観光客はいらっしゃるのですね。)

私はいつもJR~富士急直通のホリデー快速で、10時30分頃に着くのですが、
バス乗り場はいつ行っても混んでいます。臨時の増発も出ることもあります。
これからハイシーズンを迎えて、ますます繁盛することでしょう。

さて、お仲間たちと、登ると、また楽しさも格別でしょう。
写真では皆様、良い表情です。

まだ4合目ですよね、後編を楽しみにしています。

(追伸)
虹は、いつ見ても、ほのぼのしますよね。
虹が出ると、だいたい「虹が綺麗」という会話が聞こえて来ます。

投稿: すぎ | 2016/05/05 01:28

すぎさん、ありがとうございます。
本当に、この日はひとつ間違えれば雨でも文句が言えない予報だったので、好転して何よりでした。
もとより、吉田口五合目はそれほど眺望が楽しめるポイントではないようで(駐車場側に回り込めば見えるのかもしれませんが)、かえって四合目下の駐車場の方がパノラマで見えました。
なかなかお越しになり難いとは思いますが、眺望であれば富士宮口の方がよいかと思います。
もちろん、雲に巻かれると何も見えません。(^^;)
いつの日か、ぜひ!

投稿: あさぎり | 2016/05/05 09:48

〉眺望であれば富士宮口の方がよいかと思います。

実は、遥か昔、車で3ルートとも登ったことがあります。

日中の富士宮口は、富士山側の見晴らしが良くて、
何だかそのまま登って行っても大丈夫なのではないか、
と重大な錯覚に陥りました。もちろん登っていません。(笑)

それから別の日に夜にも行ったことがあって、
街側の夜景がとても綺麗だったのと、
何よりも星空の美しさに感動しました。
「天の川」を実感したのも、この時が初めてでした。

ふじあざみラインでは、直線区間が余りの急傾斜だったので、
思わず車から降りて、確認をしてしまいました。
今から思うと、ここで運転席を離れるのは危ないですよね。

遠い昔話、失礼いたしました。

投稿: すぎ | 2016/05/05 23:14

すぎさん、ありがとうございます。
既に経験なさっていたのですね。
そう、富士宮口五合目からの光景には勘違いさせられます。
私も登頂をしたことはありませんが、あそこから徒歩20分くらいで六合目に行け、そこから10分程歩くと宝永火口の入口に立つことができます。
これだけでも、完全な別世界を堪能できるのでお勧めですよ!
ふじあざみラインの激坂は有名で、私は自転車で近づかないようにしています。
今となっては、自転車で訪れていない唯一の五合目になりました。(^^;)

投稿: あさぎり | 2016/05/06 06:42

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