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Canon EF35mm F2 IS USM

かなり今更なのですが、2014年初めに入手したCanon(キヤノン)のデジタルカメラEOS用交換レンズのレビューです。
今回ご紹介するのはEF35mm F2 IS USM。
手ブレ補正付きの開放F値2.0の単焦点レンズとなります。

Canon EOS 7D Mark Ⅱ+EF35mm F2 IS USM

私はこのレンズを中古で入手しました。
財政難から手離してしまったSIGMA 35mm F1.4 DG HSMの代わりとなるレンズを探していた時に見つけたからです。
この頃の私は機材選びに迷走していて、特に広角~標準域は明るいズームレンズ、単焦点レンズ、レンズ一体型デジタルカメラ(SONY DSC-RX1)など、入れ替わり立ち替わりとなっていました。

そんな中ふとした出会いから手にしたこのレンズは、35mm単焦点レンズの中では特に目立った存在のものではありませんでした。
画質や明るさにこだわれば、より高価なEF35mm F1.4L USM(2015年9月に後継モデルのEF35mm F1.4L II USMにチェンジ)があり、先述のシグマ製レンズの評判もとてもよく、開放F値2.0と言うのはそれらと比べても明るくないからです。
あえて言うなら、この焦点距離の単焦点レンズとして、手ブレ補正(IS)を搭載したと言う点が特徴でしょうか。

それでも2012年の発売と比較的新しく、デジタル向けのコーティングもなされ、実勢価格的にも入手しやすい(さらに中古だったので)レンズだった上、使い勝手の良い標準域単焦点レンズ。
一本持っていても損はないだろうと手を出しました。

それ以来、機会あるごとに持ち出すレンズに。
これと言って惚れ込むようなものでもなく、便利に利用してきました。
私に取って35mmの画角は何でも撮れる便利さの半面、撮影意図が明確でないと凡庸な画を量産するもの。
写真の腕を磨くより機材に頼る傾向が強いので、望遠系に比べ特徴を出しにくいと感じています。
とは言え、手ブレ補正含め、失敗できない撮影には重宝するレンズなので、登場の機会は少なくありません。

そんな訳で、35mmフルサイズセンサーのEOS 5D Mark Ⅲ(以下5D3)に加え、APS-CセンサーのカメラであるEOS M3やEOS 7D Mark Ⅱ(以下7D2)などで併用してきたこのレンズ。
APS-Cセンサーの場合換算画角は56mm相当になるので、そうした意味でも便利に使ってきました。

ここでこれまで撮影してきたいくつかのシーンをご紹介したいと思います。

まずは、2014年冬の光景です。
とにかく雪が多く降った2月。
防塵防滴構造ではないこのレンズですが、コンパクトなため濡らさずに撮影するには便利でした。

まずは、絞りによる変化です。

絞りf8での撮影

絞り開放f2での撮影

撮影は、5D3に装着して行いました。
上の写真はf8まで絞って残雪の光景を撮影。
そして、下の写真はf2開放での撮影です。

F2と35mm単焦点レンズとしては決して明るいとは言えない開放F値の本レンズですが、それでもズームレンズとは異なりf値の変化による画づくりを楽しめます。
周辺減光は見られるものの、顕著ではありません。
デジタルレンズオプティマイザや画像処理ソフトでの補正を併用すれば何ら問題になるレベルではありません。

この翌日、富士宮市街地は雪となりました。
朝霧高原など標高の高い地域ならいざ知らず、標高100m程の市街地が雪となるのは珍しいことです。
そんな中、富士市の岩本山公園と富士宮市の富士山本宮浅間大社に出向きました。

f3.5にて撮影

開放f2.0にて撮影

f5.6にて撮影

まずは、岩本山公園。
上からそれぞれf3.5、開放f2.0、f5.6での撮影となります。
真ん中の写真のみトリミングしていますが、それ以外はノートリミング、コントラストと明るさのみ調整しています。
雪の中での紅梅の色合い、途中から降りが強くなった雪の様子を含め、フルサイズセンサー+単焦点レンズの威力は存分に発揮されています。

続いて、富士山本宮浅間大社です。

開放f2.0にて撮影

f4.5にて撮影

上の写真は開放f2.0にて撮影しています。
SIGMA 35mm F1.4 DG HSMの開放からカミソリのような切れ味には及びませんが、それでも開放から風景を撮るのに大きく不足する印象はありません。
そして、撮影距離によって多少絞っても充分にボケてくれるのもありがたい点です。

そして、月日は流れ2016年。
年が明けて入手した7D2につけて、市内の焼き肉店へと向かいました。
APS-Cセンサーでの換算画角は56mm。
手ブレ補正機能や0.24mと言う最短撮影距離も含め、店内での撮影には実に強いと実感できます。

f2.5にて撮影

f2.5にて撮影

f2.5にて撮影

f2.5にて撮影

飲食店での料理撮影では、絞り優先でf2.5に固定。
あれこれ設定を迷っている時間はありませんし、酔いも入って適当になるからです。
そんな緩い撮影でも、特に問題なく応えてくれる気軽さもこのレンズの魅力です。
7D2での撮影ISOはオートで400から800程。
ズームレンズより明るいのでISOが低く抑えられるのも画づくりには好都合です。

ところが、焼き肉を食べる息子の写真を撮ろうとすると、もうひと工夫必要です。
手ブレ補正に助けられ忘れがちになりますが、この設定でのシャッター速度はおおよそ1/50秒程。
これでは、動く被写体に対しては被写体ブレが生じます。
今回は、ブレの少ない写真を選びました。

f2.5にて撮影

f2.5にて撮影

それすら活かして画づくりをするなら、それもまたよしではあります。
しかし、どうも被写体ブレを活かすことができない私。
こうした場合には、シャッター速度の低速限界(ISOオート低速限界)を設定しておくべきですね。

もっとも、動く炎はよい雰囲気で撮影できたので、一概には言えませんが。

f2.5にて撮影

これはレンズではなく、カメラの設定になりますが、こうした設定を切り替えられるようにあらかじめセットしておいた方がよいかもしれません。

以上、限られた場面でのご紹介となりましたが、それこそ意識せずに様々な場面で活用しているレンズだと言えます。
だからこそ、これはこのレンズで!と意気込んだ撮影画像の整理ができていないのです。
実勢価格もまずまずの水準(2016年2月現在で60,000円前後)なので、持っていても損のないレンズだと思います。
もっとも、EF35mm F1.4L II USMの価格がもう少しこなれてくれば、そちらに行きたい気持ちもないわけではありませんが・・・。

  

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