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Canon EF85mm F1.2L Ⅱ USM(実写編2)

11月末に購入したCanon(キヤノン)の大口径単焦点レンズ、EF85mm F1.2L Ⅱ USMの実写編2です。

実写編1では、開放絞りにこだわっての撮影を行いました。
それは、このレンズならではの表現を味わいたかったということもありますが、それよりもカミソリと言われるピント面と浅い被写界深度をどれだけ扱えるのか、練習の意味が大きかったのです。
そんなこともあり、しばらくはこのレンズ一本で行こうと、愛用のEOS 5D MarkⅢに付けっぱなしで持ち歩いて(歩いていませんが)います。

今回もほとんどは開放f1.2での練習となりますが、今しばらくお付き合いください。

12月上旬のとある日、仕事で移動中に富士川を渡る国道1号を走っていると、富士山に雲が巻き付いたような光景が目に飛び込んできます。
これは、とその先の道の駅富士に車を停め、カメラを持って飛び出しました。
橋の上まではそこそこの距離がありますが、小走りで駆けつけます。
雲の表情は刻一刻と変化するためです。
実際、私が車中から見た時とは若干異なりましたが、それでも富士山と雲の光景を撮ることができました。

富士山

この時の絞りはf8。
絞り込めば、さすがに隅々までキリッとした画を出してくれます。
ただし、こうした用途の場合、このレンズより適したものはあります(大きさ、重さ、価格など考慮し)。
それを承知の上であれば、風景撮影に利用することも当然可能です。

富士川

撮影場所から川面に目を落としてみると、何やら棒が突き出ています。
その棒にピントを合わせ、f1.8で撮影したのが上の写真です。
この写真でもなだらかにボケているはずなのですが、遠景ではボケは余計に自然で、パンフォーカスのようにも見えます(このサイズでは)。

橋の上からの帰りは、トボトボと歩いて戻ります。
そして、途中途中で目についたものを撮影。
絞りはまたもや開放で、f1.2の練習です。

開放f1.2での撮影

開放f1.2での撮影

開放f1.2での撮影

開放f1.2での撮影

下の二枚の写真は、同じ場所から撮影したもの。
絞りは開放で、歩道脇の金網にピントを合わせたもの(上の写真)とその向こうにある建物にピントを合わせたもの(下の写真)です。
手持ちなので、厳密にアングルは同一と言う訳ではありませんが、さすがにこの絞りだと、全く別物に写ります。

手前の金網にピント

奥の建物にピント

何度も書いて恐縮ですが、私にとって85mmレンズの画角は好みです。
ポートレート等でなく、スナップや風景でも主題を決めてそれを核に画づくりをできるからです。
そして、開放f1.2の明るさとそれが生み出すボケは、その表現を盛り立ててくれます。

開放f1.2での撮影

もちろん、前回も書いた通り、絞り開放では収差もそれなりにあり、画質への影響も出ます。
しかし、その収差を解消することを目的とせず、表現の一部に取り入れたのがこのレンズとも言えます。
少し絞っての表現に関しては、この後試していきたいと思います。

ある日、自宅に戻ると、息子が妻に説教されていました。
どうやら、学校での出来事が原因のようです。
そんな様子をそっと撮影。
下手すると、今度は私が怒られると言う、緊張の場面です。

思わず手いたずらをしながら説教を受ける息子

そしらぬふりをしながら耳をそばだてる娘

EOS 5D MarkⅢの静音シャッターで、何とか怒られることなく撮影できました。
この時はf1.8まで絞っていますが、やはりこの辺りまで絞ると歩留まりはぐっとアップします。
チャンスが限られるシーンでは、f1.8~2.8を使用するのがよいでしょう。

下の写真は、怒られているのではなく、就寝前に手に薬を塗ってもらう息子と、それを見つめる娘です。
この写真も、f1.8にて撮影しています。
吹き抜けになっていることもあり普通のご家庭よりかなり照明が暗い我が家ですが、ISO6400で1/60秒のシャッターが切れています。
できれば1/125秒より速いシャッター速度としたいのですが、我が家の夜では厳しそうです。

f1.8での撮影

そして、雨の日曜日。
日中ですが、外に出て遊ぶことができません。
大好きなサイクリングにも出られず、室内でカメラをいじる私。
同じようにタブレットをいじる息子を撮影しました。
絞りは開放f1.2です。

開放f1.2での撮影

このように撮り直しが可能なシーンでは、開放を使っての練習をします。
視力があまり良くない私には、ファインダーでのマニュアルピント合わせは厳しく感じます。
大まかになら可能なのですが、極薄のピント面をコントロールするのは至難の業。
そこで、頼りになるのはやはりAFです。

あまり歩留まりが悪いと、AFを疑いたくなるのは人の常。
この日は、暇に任せてAFの調整を行ってみようと思い立ちました。
EOS 5D MarkⅢのAFマイクロアジャスト機能を使い、ちょっと調整をしてみます。
しっかりとしたピントチャートはありませんので、子供のレゴブロックで調整して見ましたが、どうもうまくいかず。
ますます疑心暗鬼になってきます。

そこで、レンズキャップとカットボードを使って再挑戦。
1mちょっと離れた場所から絞り開放で撮影します。

レンズキャップのロゴにピント

カットボードのマス目(キャップ右側)にピント

あくまでもズボラな私は、三脚を用意せず。
カメラを床(カーペットの上)に置いて保持します。

上の写真一枚目は、レンズキャップの表面、Canonロゴにピントを合わせて撮影しました。
AFフレームは中央のものを選択します。

そして二枚目は、AFフレームを右側にずらし、カットボードのマス目にピントを合わせて撮影。
このサイズではわかりにくいかもしれませんが、少なくとも私の目ではしっかりと狙ったところにピントがきていました。

この状態で、AFマイクロアジャストはプラスマイナスゼロ。
つまり、調整は必要なかったということになります。

考えてみれば、AFマイクロアジャストで調整できる範囲よりも、手持ち撮影で私が前後にブレる範囲の方が大きそうです。
もちろん、被写体が人物であれば、被写体の揺れもあるでしょう。
どこにもピントが合わないのでは困りますが、少なくとも現状この制度であれば問題にはならなそうです。

やはり、私の腕の問題ですね。

なかなかポートレートにたどり着かない撮影で申し訳ございませんが、ひとまず実写編2はこの辺で。
近々、それを撮影するイベント(家族)がありますので、その結果でまたご報告いたします。

実写編3に続く

  

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