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富士山周遊サイクリング(前編)

11月21日(土)にサイクリングに行ってきました。

この日は、かつて東京のクラブで一緒に走った友人のトキちゃん(当時の呼び名)が夫婦で富士山周辺をサイクリングするとのこと。
あさぎりフードパークにも立ち寄ってくれるため、撮影と案内のために同行することとなりました。

事前の天気予報は晴れのち曇りで、天候に不安はありません(富士山が途中で隠れてしまう懸念はありましたが)。
それならばと、今年春から何度かご一緒させていただいているSさんに声をかけます。
Sさんはちょうど友人のKさんと一緒に箱根を走ることになっていたのですが、Kさんに連絡を取ってこちらにコース変更をしてくださるとのこと。
かくして、私を含め5名のメンバーで富士山周辺を走ることになったのです。

当日、トキちゃん夫婦との待ち合わせは道の駅すばしり。
SさんとKさんも当初は道の駅すばしりにて集合予定でしたが、電車で御殿場まで輪行することに決定。
私が御殿場駅に向かい、そこから道の駅までは3人で走ることにします。

トキちゃんの奥様は長距離や坂を走った経験は多くない模様。
コース的には一応富士山一周(反時計回り)で組みましたが、完走できる確率は高くないとのこと。
ひとまずそのコースを走り、あさぎりフードパークにて相談し、その後に関しては臨機応変に対応することで話をしていました。
そうした意味でも、駅さえあればゴールをどこにでも置ける輪行の方が都合がよいでしょう。
なお、トキちゃん夫婦はこの日河口湖泊の予定とのことでした。

我が家から御殿場駅までは、約33kmの道のり。
しかし、獲得標高もそこそこあり、余裕を持って2時間は見ておきたいところです。
待ち合わせを朝8:00にしたので、6:00前には自宅を出発しました。

外に出てみると、まだ暗い中ながら、気温は高く寒さを感じません。
路面もドライで、ライトをつけて走る上り坂に不安はありませんでした。
この先、万が一にも案内する私がへばることがないよう、いつもよりさらにゆったりとしたペースで坂を上っていきます。

途中、空が白みはじめると、前日の雨で冠雪した富士山の姿が見えます。
雪は思ったほど下まで降らず(この気温では仕方ないですが)、そうした意味ではちょっと残念でしたが、これだけクリアに見えれば贅沢は言えません。
ほんのり焼けた雲とともに富士山を楽しみながら国道469号へと向かいました。

早朝の雲と富士山

国道469号に出て、右折。
富士山こどもの国方面へとゆったりと坂を上って、斜度のきつい部分をクリアします。
後は、イーブンペースで上れる坂。
すっかり周囲も明るくなり、これからの皆との走りへの期待が高まってきます。

富士山こどもの国前に差し掛かる頃には、もうすっかり明るくなり、富士山にも陽光が降り注いでいました。
久しぶりに、こどもの国前から富士山を撮影します。
しかし、ここにきて気温は下がってきた様子。
標高を考えると仕方ないのかもしれませんが、十里木の温度表示は3℃になっています。
さすがにこの気温はしんどいので、日没後にここを通るようであれば途中で折り返す提案をしようと考えながら走りました。

こどもの国前からの富士山

十里木は3℃

しかし、その気温も富士サファリパークを過ぎて東富士演習場まで下ると13℃まで上がっています。
いつもながら、この付近の気温変化には驚かされます。
演習場の中は遮るものもなく陽が当たり、ポカポカ陽気の中で富士山を愛でながら走ることができました。

東富士演習場付近

演習場を過ぎて御殿場市街に入れば、御殿場駅まではそれほど距離がありません。
信号にいくつかかかりながらも、7:30過ぎに御殿場駅に到着しました。
家で菓子パン二つは食べてきたのですが、駅のそば屋さんが開いていれば補給も悪くないかなと思い見ますが、残念8:00からの営業のようです。

御殿場駅

トイレを済ませたり、周囲の風景を撮影したりしているうちに、電車が到着しSさんとKさんが輪行袋を抱えて降りてきました。
他にも輪行でここをスタートする方がおり、広場はちょっとした自転車組み立て場に変貌します。

SさんとKさん

お二人の愛車

Kさんとは初対面でしたが、いつもSさんのブログに登場しているのでそんな気がしません。
おそらく、それはKさんも同様だったことでしょう。
これからのコースを簡単に確認し、ひとまず道の駅すばしりに向けて出発します。

御殿場駅を出ると、すぐに上りがはじまります。
斜度は緩いのですが、10km程続く道のり。
ゆっくりと走りますとは言ったものの、約束の時間もあるため、あまり悠長にも構えられません。
前回のグランフォンド(SF)サポートの時よりは速いペースで淡々と距離を刻んでいきます。

途中、一度富士山を撮影した以外はノンストップ。
Sさんは適宜ストップ、撮影しては追走を繰り返していたようですが、そこは熟練の彼のこと、心配していません。
もっと心配しろと言われそうですが。

それにしても、なんと気持ちよい陽気でしょう。
天気も気温も文句なし、富士山も青空の下くっきりと見えています。
この様子なら、今日は四方八方からの富士山を堪能できそうです。
背後で見えませんが、おそらく後ろの二人も笑顔で走っているに違いありません。
ふとSさんとご一緒した二度の富士山五合目チャレンジ二度目は途中で退散)での雲中の走りを思い出し、にんまりします。
あの時とはえらい違いです。

約束の時間に1分遅れで道の駅すばしりに到着。
途中姿が見えなくなっていたSさんも、到着時にはきっちり背後についていました。
さすがです。

駐車場に入ると、すぐにトキちゃん夫婦を発見。
彼曰く「太った」とのことですが、私の頭にある20年近く前の彼と全くイメージは変わっていませんでした。
そして、奥様のビビさんとも挨拶をし、今日の走りはビビさん中心であることを改めて確認します。
私とおじ(ぃ)さん二名は女性と走る機会がそれほど多くありません。
お二人の笑顔が単にこの気候のせいだけとは思えないのは気のせいでしょうか?

出発前に記念撮影

皆で富士山をバックに記念撮影。
いきなりはじまる籠坂峠までの上りで疲弊する可能性もあるので、フレッシュな内にと冗談を言いながら撮ります。
実際、そんな心配は全くなかったのですが。

先々の時間の関係もあり、早々にスタート。
本当は、トキちゃんと積もる話もしたかったのですが、今日の目的はあくまでもサイクリング。
ゆったりと走りながらしばらく話をしますが、すぐに撮影優先に切り替えます。

撮影のためストップ

この日の私のバイクには、シートポストリア側にアクションカム(SONY HDR-AS100V)をセットしてあります。
メンバーの間を前後しながら、撮影を繰り返します。
とはいえ、私も脚に余裕があるわけではなく。
限られた機会を生かそうとある意味懸命でした。

途中途中で撮影

そんな風に走っていると、籠坂峠は意外に短く感じます。
ビビさんは、当初トキちゃんから聞いていた話とは全く異なり、斜度にかかわらず淡々とペダルを回しイーブンペースで走ります。
その走りは、メンバー中で最も安定した感じ。

Sさんは私と共に前後しながら、撮影をしてくれます。
特にお願いをしたわけではないですが、私一人では心許なかったので大変にありがたく感じます。
頼もしい相棒です。

撮影とダッシュを繰り返すSさん

Kさんはと言うと、トキちゃん夫婦の後ろをしっかりと固めてくれています。
行ったり来たりと落ち着かない私やSさんとは対照的に、見守ってくれている印象。
Kさんの自転車に付いている鈴?の音も、安心感を与えてくれます。

そうこうしているうちに、籠坂峠も最終局面の上り。
きついイン側のコーナーを曲がった先で撮影します。

あと少しで籠坂峠

ビビさんはここにきても安定した走り。
傾斜のきつい場所ではトキちゃんがアシストする場面が後々見られましたが、少なくとも籠坂峠ではそんな様子は皆無でした。
正直、ここまでは想像を完全に飛び抜けた走りです。
この分なら、富士山一周も可能かとの思いも頭をよぎりました。

皆で無事に籠坂峠を越え、山中湖畔へと下ります。
車や人の多い山中湖畔を避けるためここから別荘地内を通って下る方も多いのですが、私は山中湖畔の道が嫌いではありません。
そのため、この日も旭日丘まで国道を下りました。

下りきったところ、水陸両用バスのKABA乗り場で休憩です。
頑張ったビビさん、余裕のトキちゃん(彼は現役レーサーなので)、同じく余裕のSさん、マイペースのKさん、そして思いのほか脚を使い内心ちょっと焦っている私は、それぞれ思い思いに補給を摂ります。

私はKさんが食べていた桔梗信玄餅クレープ(アイス)を購入。
お値段はともかく、補給としてはなかなか優秀だと思います。
他に、缶のドリンクも摂ります。
グランフォンドの際のように、終盤ハンガーノックは避けたいですからね。

桔梗信玄餅クレープ

少しのんびりし、湖畔の道を走り出します。
空には雲が見られるものの、青空たっぷりで陽射しも麗らか。
これが11月下旬の標高1,000m地点とはとても思えない陽気です。
もちろん、富士山もきれい。
雲に彩ってもらい、なんだか楽しそうですらあります。

山中湖からの富士山

湖畔を順調に進み、やがて国道138号とともに湖畔を離れます。
しばらくは平坦ですが、風もなく走るのには最適です。
Sさんも同様だったようですが、3月に富士宮~東京を往復した時のことを思い出していました。
あのときも、最高の富士山を堪能できましたっけ。

そんなことを考えながら進むと、やがて道は下り基調になります。
それと同時に車の台数も増え、次第に走りにくい道へ。
ここからしばらくは、安全に走ることだけに集中します。

道の駅富士吉田を通過すると、渋滞がはじまります。
土曜日のためか、大型車もそこそこ。
それに三連休初日の自家用車が加わり、長い列となっていました。
しばらくはその後ろに付き、スタートとストップを繰り返します。

国道139号に入ると、片側二車線になり、渋滞は解消されます。
しかし今度は、路面が荒れだします。
ここはいつも走りにくさを感じる道。
自転車にとっては相当なストレスです。
それでも、富士山はきれいに、今度は雲ひとつない空に浮かび上がっていました。
雪の様子も、これまでとはまた異なっています。

富士吉田からの富士山

河口湖大橋への分岐を過ぎると、そんな道も次第に落ち着き、走りやすくなります。
この付近では、他のサイクリストも多数。
ふと振り返ると、ちょっとした集団になっていてビックリしました(河口湖方面に曲がっていったようですが)。

河口湖から鳴沢までは上り基調の道。
とは言え、籠坂峠のようなまとまった上りではありません。
時折5%程度の部分もありますが、場所によってはほぼ平坦な部分も。
次の休憩は道の駅なるさわと決めていました。
富士山周辺は、南麓以外定期的に道の駅や休憩場所があるので助かります。
逆に、南麓の県道72号から国道469号は走りに集中する部分となりますが。

皆リラックスした走りで道の駅なるさわに到着。
ビビさんも、少々疲れは見えていますが順調に距離を重ねてきています。
事前の話とはだいぶ異なり、どうやらトキちゃんが相当大げさに言っていたのか?
油断すると私の方が先にへばりそうです。

この先、県道71号展望台までの道はしばらく上り。
たい焼きを買ってこまめな補給を心がけます。
と、言うのも、富士ヶ嶺までの県道71号は籠坂峠に続く撮影ポイント。
またある程度前後しての撮影をしたいと思っていました(この辺はSさんも承知しています)。

たいやきやいた

たい焼きを食べていると、Sさんがあの雲はなんと言うのだっけ?と尋ねてきます。
ふと見ると、きれいな彩雲が!
これは素晴らしいと、皆カメラを向けます。
富士山だけでもありがたいのに、彩雲まで。
本当に、この日を選んでよかったと実感します(選んだのは私ではありませんが)。

彩雲

と言うわけで腹も心も満たした一行は、いよいよ富士ヶ嶺、そしてあさぎりフードパークへと向かい出発します。

後編へ続く

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