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富士山周遊サイクリング(後編)

11月21日(土)に行ってきたサイクリングの後編です。

道の駅なるさわをスタートした一行。
しかし、すぐにストップすることになります。
ふと見た富士山の上の雲に、彩雲が見られたからです。

富士山と彩雲

普段、仕事やプライベートでの移動の「ついで」に撮影することが多い私。
そのため、富士山と彩雲を一緒に撮影できる機会はそれほど多くありません。
もちろんこの日もサイクリングのついでであったわけですが、スタートしたばかりの流れをストップしてでも撮っておきたい光景でした。

皆も思い思いにカメラやスマフォを向けていましたが、先ほど道の駅で見たものよりは色が出ていなかったため、果たして写ったかどうか。
私のもギリギリでした。

さて、撮影を終え気を取り直してスタート。
すぐに県道71号に入るため左折します。
県道71号の入り口はいきなり8%の上り坂。
距離は短いのですが、この日のコースとしては最大級の斜度です。

私もギアをロー側にして、ゆっくりと上ります。
時折アクションカムのモニタ越しに後ろの様子を見ると、ビビさんも安定してしっかり上ってきています。
事前の話と全く違う!と思いましたが、後で映像を確認してみると、トキちゃんがそれとなくアシストしていました。
さすが、トキちゃんのやさしさがビビさんの自転車への気持ちを支えているに違いありません。

この部分を過ぎれば、後は展望台まで緩やかな上り。
時折5~6%の斜度は出てきますが、きつい部分は長く続きません。
車も少なく実に走りやすい道。
富士の樹海の中を皆楽しみながら進みます。

樹海の中の県道71号

県道71号は、籠坂峠に続いての撮影ポイントでもあります。
またもや、私とSさんは前に後ろに。
待ち構えては写真を撮るを繰り返します。
この道は、Sさんも3月に東京からの帰りに経験済みの道。
そのとき同様、コンディションは最高です。

撮影を繰り返していると思いの外短く感じるのは籠坂峠と同様。
さすがに脚にはかなりきていますが、周囲が開けたと感じると同時にいつもよりあっけなく展望駐車場に到着しました。

ここは、いつ来ても気持ちの良い眺め。
南アルプスに雪はありませんでしたが、本栖湖の向こうにしっかりとそびえているのがよく見えます。
本栖湖の湖面も陽光を受けて明るめの色。
皆で記念撮影を撮るのに、この背景は最高です(富士山もですが)。

本栖湖をバックに

ここは早々に出発し、あさぎりフードパークへと向かうことにします。
ここまでくれば、道はもう下り基調。
途中、二か所ほど上り返しがありますが、パワーがあればアウターでぐいぐいいける程度。
下りは自分たちのペースで走った方が安全なので、撮影班は(結果として)先行する形になります。

そして、富士ヶ嶺交差点にて集合。
ここからの富士山は、雲の広がりもダイナミックで、また一味違います。

富士ヶ嶺からの富士山

トキちゃんは先日下見がてら、このコースを一人で走ったとのこと(その時もあさぎりフードパークへ寄ってくれました)。
その日もここからの富士山はきれいに見えたとのことで、ビビさんにもぜひ見せたい光景だったとのこと。
確かに、そう思える光景でしょう。

富士ヶ嶺での写真撮影を終え、信号を右に折れて国道139号へとさらに走ります。
ここの下りは、富士山をバックに。
後ろに目がほしいところでしょうが、一緒に下っていた方々は気づいたのか気づかなかったのか。

下りを存分に楽しんだ頃、国道139号へと出ました。
ここからの富士山は、方角的には富士ヶ嶺交差点とほぼ同一。
しかし、前にする景色が異なるので、雰囲気はガラッと変わります。
なので、ここでもしばしストップ。
富士山をバックに記念撮影をします。
ここまでで、御殿場駅スタートのSさんとKさんは、ほぼ富士山半周したことになります。

根原県境付近にて撮影

静岡県に入って国道139号を下ると、道の駅朝霧高原が見えてきます。
あさぎりフードパークへは、道の駅朝霧高原に入り、建物東側の道路を南に抜ければすぐです。
当初のトキちゃんとの話では13:30までに到着できればと言っていましたが、13:00前の到着は立派。
ビビさん、頑張りました。

ちょうどお腹もすいた頃。
Kさん、ビビさん以外は勝手知ったる朝霧乳業売店にて思い思いのものを買い求めます。
トキちゃんたちとKさんは、バターチキンカレー。
Sさんと私はじゃがバターにピッツァ、そしてソフトクリーム。
そして、この時期旬のシルクスイートを使ったさつまバターも味見にいただきました。

おいしいものと気持ちよい気候、そして富士山の景色、仲間との会話。
皆笑顔でいないわけがありません。
本当にここまで走ってよかったと実感できます。

あさぎりフードパークにて

あさぎりフードパークにて

あさぎりフードパークにて

いつまでもここでくつろぎたい気持ちもありましたが、そうもいきません。
この後のことを相談します。
ビビさんからは「一周走れるかも」との力強い言葉も出ましたが、もちろん冗談半分。
ここまでの道のりを考えると、十分すぎるくらい頑張っています。

この後富士山一周コースを走るとなると、距離と斜度だけでなく、時間も心配です。
上井出までの下りは問題ありませんが、その後県道72号(アップダウン)から国道469号に抜ければ上り一辺倒で約12kmの道程。
しかも、この間休憩できる場所は(道端以外)皆無です。
そしてこの時期、16:00を過ぎれば暗くなり始め、17:00ともなればほぼ真っ暗。
ライトを点灯しての走りは、より不安を煽るでしょう。

そんなわけで、ここで折り返し、河口湖をゴールとすることを提案します。
行程は、一旦農道を走って富士山をさらに堪能し、県道71号に出て富士ヶ嶺交差点まで戻り、鳴沢へと走るもの。
鳴沢で国道139号を少し富士宮方面へと戻り、そこから西湖へと下れば、後は湖畔を走って河口湖へと上りなしで到達できます。
きつい部分は、県道71号に出てから富士ヶ嶺、そしてドクタービレッジ前の長い上りですが、ここでゆっくり休んだのでどうにかなるでしょう。

トキちゃんに話すと、そのコースで宿に向かい、ビビさんとチェックインした後で道の駅すばしりへと車を取りに向かうとのこと。
そして、SさんとKさんも、そのコースで御殿場駅まで戻るとのことです。
SさんとKさんにはそれとなく富士山駅、もしくは河口湖駅からの輪行を勧めてみますが、どうやら走り足りない様子。
熟練のお二人の判断にお任せし、早速あさぎりフードパークを出発しました。

出発してすぐの農道沿い、牧草地越しの富士山はSさんが最も気に入っている場所。
この日も、ここで富士山を撮影します。

牧草地からの富士山

Sさんお気に入りの光景を

撮影を終え、交差点を左折。
県道71号へと続く道をさらに走ります。
ここでは、富士山が正面に。
トキちゃんにはお気に入りの道となったようです。

そして、ほどなく県道71号に復帰。
さて、ここから富士ヶ嶺交差点まではちょっと大変な道のりです。
いきなりの上りがはじまり、小さなピークを越えます。

そこから一旦平坦になり、すぐに富士ヶ嶺交差点への上り。
ここの上りは本日最大の斜度ではないでしょうか。
トキちゃんのアシストによりビビさんも富士ヶ嶺交差点に到達しますが、さすがに脚に来た模様。
ここからは、めいめいのペースで展望駐車場を目指すことになりました。

私とSさん、Kさんは先行。
ドクタービレッジ入り口を通過し、長い上りをクリアしていきます。
そして、展望駐車場に到着。
ここでトキちゃん夫婦を待つことにしました。

駐車場からの光景は先ほどと様変わりしています。
夕刻が近づき、光線や雲の形も変わっているせいでしょう。
本当に、自然の風景は刻一刻と異なった表情を見せてくれます。

そんなことを話していると、ほどなくトキちゃんとビビさんが到着。
もっとのんびりできるかと思った私たちは呆気にとられる程の頑張りです。

私は鳴沢で国道139号に出た後、西湖入り口で分かれて自宅に戻ることに。
そこで、最後の記念撮影をここでしました。

再び本栖湖をバックに

疲れの見えたビビさんでしたが、ここまで来ればもう上りは(ほとんど)ありません。
来るときに上ってきた樹海の中の道を下っていきます。
名残惜しい感もありますが、さすがにいつまでもお二人の仲を邪魔するわけにもいきませんね。

鳴沢にて国道139号に出ると、少しの間緩い上り。
しかし、復活したビビさんにとって、この上りは問題になりません。
すぐにクリアし、ちょっと下ると風穴前。
ここで右に折りて下れば、そこはもう西湖です。

信号で止まり、皆に別れを告げます。
本当に名残惜しい気持ちでした。
今度は皆で泊まりでサイクリングしたいものです。

4人と別れる

西湖へと下っていくトキちゃん、ビビさん、Sさん、Kさんを見送り、私もスタートします。
繰り返しになりますが、声をかけてくれたトキちゃん、ビビさん、そして予定コースを変更し参加してくださったSさん、Kさんには心より感謝しています。

一人になった私は、マイペースで国道139号を西へと走ります。
西湖、精進湖、本栖湖とかすめ、本栖湖からの上りをクリアし、再び朝霧高原へ。
あさぎりフードパークにちょっと立ち寄ってお礼を言った後、走りなれたコースで自宅へと戻ります。

道すがら、富士山を撮影。
下の写真は上から順に、朝霧高原の牧草地(先ほども撮った場所)、大月線北山付近、国道469号山宮付近です。
この日の富士山は本当に様々な表情を見せてくれました。
毎日ブログ更新していた頃なら、この日の富士山だけで何日分かの記事にしたくらいです。

牧草地からの富士山

夕日に染まる富士山

山宮からの富士山は雲が増え

秋の日はつるべ落としとはよく言ったもので、しばらくするとストンと日が落ちたように辺りが暗くなってきます。
ライトを点灯し、自宅への道を急ぎました。
しかも、それと同時に富士山周辺には雲が増え、自宅付近にくると完全に雲の中。
今日は本当に幸運だったと感謝しながら走ります。

私はもう間もなく自宅なので問題ありませんが、トキちゃんとビビさんは無事に宿に着いたでしょうか。
また、御殿場まで走ると言っていたSさんとKさんは、暗い中無事に籠坂峠を下れたでしょうか。
心配になりましたが、帰ってからSNSを見るとどちらも無事の様子、ホッとしました。

自宅到着は17:00頃。
結局、この日の私の走りは距離152.66kmで獲得標高は2,253m、実走行時間は7時間11分23秒で平均速度は21.2km/hでした。
改めて、ご一緒いただいた皆様に感謝申し上げます。

この日の(私の)コースは、以下の通りです。


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コメント

トキの嫁、びびです。
この度は、富士山半周ライド、本当にありがとうございました。
やっとお会いすることの出来たあさぎりさん(私は主人から訂正されなかったため、ずっとあさぎりさんというお名前なのだと思っておりました。)に、お二人の素敵なおじさまに、優しく声をかけて下さり、なんとか山中湖まで到着することができました。

私は、山伏峠をやっと足をつかないで登れるようになったレベル。
スタートから、いきなりの峠越え!
せっかくの再会のライドの邪魔になってしまうのではと、内心すぐに心が折れそうになっておりました。

でも、みなさんが、すごいすごい!頑張ったね!と本当につねに明るく声をかけてくれ、励ましてくださり、仲間にいれてくださったことに、感謝でいっぱいです。

いつもは遠くから見ている富士山を間近で見ながら、走るごとに表情を変える姿に、初めて見た彩雲に心から感動しました。

今日も主人に江ノ島→逗子ライドに連れていってもらいました。
案の定、まだまだ走れる!という気持ちに逆らい、気持ちレベル80%から、一気に残りの力8%に落ち、凹みながら輪行のお願い(涙)

自転車は、走る感動や、自分への試練もありますが、あさぎりさんや、デローザのおじさま、リンリンのコルナゴおじさまとの出逢いがあり、改めて素敵だと思いました。
次はもっと、サクサク着いていけるように主人に鍛えて貰いたいと思います!
また、あさぎりのさけるチーズ食べます‼

本当にありがとうございました!
また宜しくお願い致します‼

投稿: びび | 2015/11/28 19:17

びびさん、ありがとうございます。

本当に、ある意味プレッシャーで辛い走りだったのですね。
かえって申し訳なかったです。
でも、私たちは以前より様々な試練(大げさ)にさらされてきたおかげで、どんな走り方にも対応でき、楽しめる力をつけられたのです。

仮に、あの日びびさんが籠坂でめげて道の駅すばしりへ引き返そうとも、それはそれで楽しい時を過ごせるのです(実際、昔のクラブランではそんなこともありました)。
だから、どうぞ気になさらずに、よろしければまた一緒に走ってやってください。

せっかく高いお金を払って、貴重な時間を使って自転車に乗るからには、楽しくなければもったいないですよね。
私は楽しめなくなると自転車から数年離れ、また戻ってを繰り返してきました。
やさしいトキちゃんが一緒なら、きっとこれからも楽しくあり続けることと思いますよ。
もちろん、美味しいものと素晴らしい風景は必須ですけどね。(^^)

いやぁ、あの日の富士山は素晴らしかったですね。
地元に住んでいる私でも、あれだけ様々な方向からバラエティーに富んだ表情を見せてくれた経験はそうそうありません。
月並みな表現ですが、おそらく富士山もびびさんの頑張りを応援してくれていたのでしょう。

明日は、再びSさんと一緒に富士市から伊豆半島を横断して伊東まで走ります。
Sさんは、また新幹線で新富士駅まできてくれます。
なかなか遠出ができない私にとって、こうして富士山麓に来てくれる仲間がいることは本当にありがたいことなのです。

またお会いできる日を、心より楽しみにしております!

投稿: あさぎり | 2015/11/28 21:25

主人と結婚をして始めた自転車。
恥ずかしながらツールですら、知らないに等しかった私。
走れないことにいじけたり、苦しすぎて逆ギレしたり…それでも連れていってくれる主人に感謝をしながら、少しずつ走れるようになっていくことが嬉しく思います!

今日も「江ノ島にしらす丼を食べに行こう!」「逗子にプリンを食べに行こう‼」と、目の前のニンジンを追いかけて山越え、谷越え(笑)
間違いなく必要ですね‼
段々、70キロ圏内が近く感じてきました。
でもビュンビュン抜かされるので、私もおじさまたちを抜かしてみたいなぁーなんて。

重ねて今回は本当にありがとうございました!
また宜しくお願い致します♪

投稿: びび | 2015/11/28 22:39

びびさん、丁寧にありがとうございます。
私も妻と結婚してはじめてスキーを体験しました。
今は中断していますが、自分なりの楽しみ方をできるようにはなりました。
何事も、楽しむことが一番!
無理のない範囲で、プレッシャーを感じることなく頑張りましょう。
70km圏内が近く感じると言うことは、もう完全に感覚は一般人の範疇を超えています。w
こちらこそ、今後ともよろしくお願いします。(^^)

投稿: あさぎり | 2015/11/30 08:02

こんにちは~。モモパパです。
僕、先日雨上がりの空の下僕のスポーツサイクルに載ってたら木造の橋の上で後輪がスリップしてしまいド派手にコケちゃいました。右ひざをかなりたたきつけてしばらく動けませんでしたよ。

投稿: モモのパパ | 2015/11/30 21:45

モモのパパさん、こんにちは。
それは危なかったですね。
濡れた路面には危険がいっぱいですから、どうぞお気をつけて。
大事に至らず、何よりでした。

投稿: あさぎり | 2015/12/01 06:44

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