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なるしまロングラン2015(初日前編)

5月16日(土)~17日(日)の日程で、東京のサイクルショップなるしまフレンドの主催するロングランイベントに参加してきました。
今回はその往路、初日の走行前編です。
プロローグ(出発前夜)に関しては、前回の記事をご覧ください。

前夜の美味しく、楽しい時間の余韻(二日酔いとも言う)が残る中、4:00頃に起きます。

まずは前夜に買っておいたのパンでの朝食。
三つ買っていたのですが、二つだけ食べて、ひとつは持っていくこととします。
トイレを済ませ、着替えて準備をします。

最大の懸念は、二日酔いではありません。
アルコールが残っているわけではないので、これは時間とともに急回復していくことが(これまでの経験からも)わかっています。
実は、懸念していたのは、数日前から続く微熱でした。
弱い寒気があり、脚などにそれを感じていたのです。

とは言え、それ以外に風邪の自覚症状はありません。
少なくとも、この時までは咳なども出ていません。
しかし念の為、前日購入しておいた風邪薬を飲んでおくことにします。
この寒気は走行に影響するかもしれないと懸念しました。

ウェアに着替えて、荷物をまとめ出発準備。
ウェアはもちろん、昨日買ったアソスのビブです。
一応、鏡の前で撮影してみます。
アソスのビブは、肩口に適度なタイト感がありますが、嫌な圧力はなく快適です。

出発前の姿

そのままホテルを出て、集合場所のなるしまフレンド立川店をめざすことにします。
ホテル1Fを出た瞬間感じたのは、雨音。
そうです、窓からの光景では気づきませんでしたが、外は雨降りの天気でした。

確かに、事前の予報では雨が降るとされていました。
しかし、前夜確認した最新の時間帯別予報では、午前中曇り。
夕方近くなって雨の降る予報の時間帯がありましたが、その頃はもう東京にいないので影響ないかもなどと話していたのでした。
目の前の雨は、そんな予報を裏切り、ポツポツでもシトシトでもなく、割とザーザー降っています。
当然、路面は完全に濡れ、そこかしこに水溜りもできている有様。
なまじか期待していただけに、これにはテンションが下がります。

それでも、なるしまフレンドへと歩みを進めます。
傘は持っていませんでしたが、すぐにびしょ濡れになる程ではありません。
むしろ、しばらく歩くと降りは弱くなってきたようでした。
これは、スタートまでには止むかもとの淡い期待と言うか願望に近いものも頭をよぎります。

やがて、立川店に到着。
まだ参加者の姿はほとんどありません。
スタッフ数名がすでに準備をはじめているところでした。
早速エントリチェックをし、荷物をサポートカーに預けます。
不要なものは、地下駐車場の車にしまい、シューズを履き替えて準備完了。
しかし、この時になってまた、自転車を出すのがはばかられるような雨になります。

そんな中次々と到着する参加者の装備は完全な雨装備です。
レインウェアすら持たなかった私は、店にあったビニール製のカッパを借り、着込みます。
シューズのレインカバーやヘルメットカバーはなし。
前日の予報がもう少し悲観的なら、予め購入したのでしょうが、後の祭りです。

続々と集結するクラブチーム員たち

やがて、メンバーが揃うと、注意事項が告げられ、コースごとにいくつかのグループにまとまってスタートしていきます。
この日のコースは、当初AコースからCコースに分けられ、それぞれ序盤から難易度の異なるルートを進む予定でした。
しかし、この雨に加えトラブルもあり、主催者判断でAからCまで全て甲州街道を直進、笹子を越えて甲府市街から穴山橋をめざすルートとなります。

私は、もとよりそのルートを走る予定のCコース。
鳴嶋会長も同じとのことだったので、スタート前に会長の姿を探します。
しかし見えなかったので確認すると、どうやら会長は八王子から途中合流するとのこと。
この天気では、無理もありません。
そこで、私も小西(裕)さんが前を牽くグループでスタートしました。

このグループには女性三名の姿も見えます。
そのうち一名は昨年秋も参加している馴染みの方。
他二名は初参加とのことです。

雨はますます強くなり、路面は派手に水飛沫を上げる状態。
一人での練習なら、どう間違ってもスタートしない状況でした。
しかし、そこは旧知の友が一緒。
小西さんと昔のエピソード話や冗談を言い合いながら、ゆったりとしたペースで進みます。

日野、豊田、八王子、高尾とグループは淡々と進みますが、雨は相変わらず。
と言うか、八王子から高尾にかけては、この日一番とも思える降り。
さすがにテンションを維持するのが難しくなってきましたが、幸いにして大垂水峠の上りがはじまるころには、幾分降りが弱まってきました。

昨年は途中先行して写真を撮った大垂水峠ですが、この日は色々な意味でそんなことはできません。
一列で順序を変えることなく、小西さんのリードで進みました。

大垂水峠はそれほど長くない上り。
程なくして峠を越え、下りに入ります。
下る前には小西さんと私で声をかけ、車間を開け、くれぐれも安全走行可能な範囲で走るよう念押しします。

このコンディションだと、下りはちっとも面白くありません。
本当にゆっくり、ただひたすらブレーキレバーを握りながら下りました。

この先、相模湖手前の小原宿にて、この日はじめてのトイレ休憩をすることになりました。
しかし、到着してみると、ここは営業時間外なのか、施錠されています。
結局小原宿は諦め、そのまま相模湖駅まで走ることに。
ここから相模湖駅までは、それ程の距離ではありません。
程なくして到着。

相模湖駅前で休憩

雨の中とは言え、皆の表情は明るく笑みもこぼれています。
気づけば、雨もほとんど止んでいました。
路面はまだ濡れていて、路面から飛沫を上げる箇所もありますが、八王子市内と比べれば雲泥の差です。

ここにはサポートカーもいないので、すぐに再出発。
次の休憩ポイント、猿橋を目指します。

相模湖~藤野~上野原にかけては、雨が降ったり止んだり。
それでも、強い降りはなく、天気は明らかに回復傾向にあります。
後に判明したのですが、この雨は地域的なものではなく、むしろ時間的なもの。
早朝の時間帯は、行程のほぼすべての範囲で雨となっていたようです。

上野原の上りで雨が弱くなっていたので、先行して写真を撮ろうかとちょっとだけ思いました。
しかし、列を乱したくないことと、自分の調子が昨年ほどではないこともあって、結局そのまま走ります。
上野原の街中を抜け、再び下ります。
ここの下りでは、別のグループで落車があったとのこと。
幸いにして、大きなけがには至りませんでしたが、やはり濡れた路面は危険です。

その後アップダウンの道へ。
とは言え、猿橋まではきつい上りはありません。
小西さんは、相変わらずの心地よいペースで前を牽いてくれます。
私は二番手~三番手位置で脚を回しながら淡々と進んで行きました。
この時点ではまだ、体調不良は感じません。
ただし、雨のせいもあってか、脚は思ったより回らない印象はありました。

やがて、猿橋に到着。
駐車場にてサポートカーが待機してくれています。

猿橋での補給

ここでの補給は、おにぎり、ロールケーキ、パン、ドリンクなど。
OSTRICHの輪行袋やカバンでおなじみのアズマ産業株式会社、伊美社長が毎回サポートとして帯同してくれています。
感謝しながら、それらをいただきます。
ここの来て、雨は完全に止み(この後もパラパラとはきましたが)、皆の表情もより明るくなります。
レインウェアを脱いで、新デザインのチームジャージもお目見え。
私も購入しようと思いましたが、人気により品切れでした。

新デザインチームジャージ揃い踏み

少し長めの補給休憩を取り、その後出発します。
ここでは再度小西さんのグループで出発。
次なる目的地は、笹子トンネル手前の駐車場です。
この時点では、天候次第で笹子をどう越えるか未定でした。
もちろん、皆は笹子峠を越えたいのですが、状況によってはトンネル通過も止むを得ません。

いずれにせよ、まずはそこまで走ることです。
大月市街をバイパスで越えると、この辺りから上りが明らかに多くなります。
斜度はまちまちで、平たん部もあるので、なかなか標高は上がっていきませんが、さすがにこれまでとは違います。

それでも、相変わらずの小西さんの好リード。
また、メンバーの脚もしっかりと揃っています。
これまでよりは若干心拍が上がる場面もありましたが、そんなとき後続を確認すると、中切れもなく皆しっかりとついています。
さすが、ロングランに参加しようというメンバー。
改めて、初回参加時の私の無謀さを思い出して恥じます。

距離にするとそうでもないのですが、この間はこれまでより長く感じました。
と、同時に、明らかに脚に力が入っていません。
先ほど補給したばかりなので、ハンガーノックはあり得ないのですが、軽い寒気を感じます。

これはどうやら、熱が上がってきた模様。
朝飲んだ風邪薬で抑えられていたものが、ここにきて切れたのでしょう。
もちろん、走れない程ではないので、皆と走り続けます。

標高を上げ、ようやく笹子トンネルの入り口が見えた時にはホッとしました。
この時点で、実は私が一番余裕がなかったかもしれません。
小西さんとともに駐車場に入り、自転車を降りるとしばらく動く気がしませんでした。

笹子峠手前での補給休憩

補給は猿橋でしているため、特に食欲もありません。
レーズンパンをひとつだけ食べ、あとはひたすら水分を補給します。
脚には寒気を感じ、上半身は火照った感じ。
これは明らかによくありません。

風邪薬はサポートカーに預けたバッグの中。
ここでそれを取り出しておこうかとも思いましたが、前回飲んだ時間と今後の行程を考えると、ここで飲むのはまだ早いと思い諦めます。

やがて出発。
別コースのグループ数名は笹子トンネル方向へと走り去っていきます。
私もちょっと考えましたが、いかにせよトンネルは好きではありません。
結局、笹子峠入口へと100m程下り、峠の上り口に入りました。

ここから笹子峠までの5km程はフリーランとのこと。
笹子峠の旧道トンネル前で後方待ちをする予定です。

私は先ほどの体調。
昨年帰路の笹子トンネル手前で一緒だった女性のSさんとともに上りはじめますが、どうやらそのペースでも脚がきつくなります。
ゆっくり走るので先に行ってと告げ、さらにペースを落とします。

ただ惰性で走っていると、後ろから来たメンバーに次々抜かれます。
初参加の女性二名も、軽やかにクランクを回しながら先に行ってしまいました。
仕方ないと諦めつつ、序盤の傾斜の急な部分をやっとのことでクリア。

しばらく走ると、後続グループにいた淳さんたちにも抜かれます。
こうなると、ほぼビリ。
しばらく走りましたが、さすがにこれはまずいと思いなおします。
なにがまずいのかはわかりませんが、このままでは気持ちまで萎えてしまいます。

途中の緩斜面で意を決してギアを上げ、ダンシングで(少しだけ)加速。
息が上がる程度までスピードを上げます。
なんとかペースを維持したまま、数名をパス。
淳さんのところまで到達し、先行します。

すると、淳さんともう一名が後ろに着き、同じペースで上ってきます。
これには、途中でやめる訳に行かなくなり、困りました。
正直、どんどん息は上がり、もはや限界に近い感じ(大げさ)。
しかし、残りの距離を淳さんに確認するなど、もう一名も厳しい様子です。
若干ペースは落ちながらも、それでも最初よりはましな速度を維持し、やっとのことで旧笹子トンネルに到達しました。

やっとのことで到達

結局、最初に先行されたSさんには追いつけず。
後ろから来る方々を撮影する余裕もありません。
ぼんやりと自転車に跨っていると、小西さんが「フォークにナメクジついてますよ」と。
あんなに頑張ったのに、ナメクジつくようなペースだったのかと皆で笑います。

雨は止んでいましたが、さすがに旧道の路面は濡れたまま。
先日の台風の影響もあってか、路面には枝葉が多量に落ちています。
笹子峠からの下りも、充分に気をつけねばなりません。

再び二つのグループに分かれて下りはじめます。
私は先行する小西さんのグループに入らず、後続の淳さんのグループで下ることにしました。
もちろん、体調を考慮してのことです。
Sさんは先行しましたが、女性二名も淳さんグループに。
以後、往路ゴールまでこのグループで進みました。

笹子峠の下りは道が細く長く、ブレーキを握る手が痛くなってきます。
女性一名は腕が攣ったとのことで、一時遅れます(その後復帰)。
先ほどまでの寒気は残り、私はこのセクションが最も厳しかったかもしれません。
延々と下り、ようやく甲州街道に復帰。
ここから、勝沼に向けてさらに下ります。

途中、ウインドブレーカーを脱ぐために一時ストップ。
再スタートし、勝沼から石和へと下り基調の道を走ります。
この辺りから路面も乾き、走行に不安のない状況となります。

例年、石和から甲府市街、釜無川沿いの穴山橋までは、厳しい暑さに見舞われる区間。
しかし今回は天候のせいもあってか、メーターの気温が上がっていきません。
石和から甲府駅周辺に入っても、その気温は25℃前後。
これは正直助かります。

車が多く、立体交差も頻繁に登場する道は相変わらずのストレスですが、淳さんのリードで走りに不安はありません。
寒気は相変わらずですが、平坦路のため脚に力が入らずとも進みます。
甲府市街を越えた先のコンビニで補給休憩を取る予定となっていたので、そこを目指しました。

中央道甲府昭和I.C.を過ぎた先、竜王のコンビニにて、休憩。
ここで、サポートカーと合流できます。

竜王のコンビニにて

私はここでアイスと飲み物で身体の火照りを和らげます。
気温は相変わらずですが、それでも28℃程度まで上がっていました。

サポートカーのバッグを探し出し、風邪薬を取り出し、ここで飲みます。
これで、熱に関しては問題なくなっていくことでしょう。
小さな補給ポイントでしたが、私にとっては大きな意味のある補給でした。

トイレも済ませ、出発した一行は釜無川沿いを穴山橋へと向かいます。
ここの補給ポイントは、往路で皆が最も楽しみにしている場所。
元プロ選手でツール・ド・フランスにも出場経験のある今中大介さんが起こしたインターマックスさんがブースを出して、補給をしてくれるのです。
さらに、昨年ここから帯同してくれて、帰路の一部をご一緒させていただいた木下雅之さん(全日本マウンテンサイクリングin乗鞍優勝経験者)との再開も楽しみです。

気温が(比較的)低く、追い風気味の釜無川沿いは、いつもとは比較にならないくらい快適。
もちろん、淳さんの先導があってのことですが、ハイペースで進み、このセクションはいつもより短く感じます。
あれ?もう?と言う感じで、穴山橋の光景が目に飛び込み、補給ポイントに到着しました。

穴山橋の補給ポイント

挨拶をし、おにぎり(しらす入り)、いなり寿司、漬物、オレンジ、ドリンク類をいただきます。
ここのいなり寿司は、いつ食べても絶品。
おにぎりふたつと、いなり寿司を5~6個はいただきました。
コーラで糖分を、漬物で塩分も補給完了。
風邪対策には、オレンジですね。

用意してくださった椅子に腰かけ、余りの心地よさに思わず襲ってくる眠気と闘います。

テント内の椅子にて休憩

本当に出発したくない程の心地よさでしたが、そう言うわけにもいきません。
淳さんが確認すると、鳴嶋会長は私たちが到着する30分以上前に出発したとのこと。
どうやら、八王子を出て終始先行しているようです。
これは、一緒に走るのは無理と諦めます。

今年も、ここから木下さんが帯同してくださるとのこと。
淳さんのグループに、また強力なメンバーが加わりました。
ここから、いよいよ富士見、そして蓼科に向けたルートがはじまります。

続く

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コメント

失礼致しました。長野市在住のなるしま地方クラブ員の坂上浩です。これ又失礼ですが、偶々なるしまアソスジャージの検索の際に貴方のブログを拝見しました。静岡にもなるしまクラブ員が居る!と知りまして、勝手ながら此も輪友の知らせかなぁー⁉と思い勝手ながらメールを送らせて頂きました。鳴嶋会長をはじめ❗神宮店を主に使って居り鈴木さん、佐藤さん、小林さん、今井さんに問い合わせて頂けたら不審者
で無い事が判ると思います。宜しくければ輪友として宜しくお願い致します。

投稿: 初めまして、なるしま地方クラブ員です。名前は後程❗ | 2015/08/24 18:50

坂上様、ありがとうございます。
長野市在住でクラブ活動に参加するのは静岡と同じく難しそうですね。
私は富士宮在住なので、普段は富士山の周りを少しずつ走っています。
不審者だなんてとんでもない。
私はかつて立川店をメインにクラブランに参加していました。
こちらこそ、よろしくお願い致します。

投稿: あさぎり | 2015/08/24 22:08

こちらこそ宜しくお願い致します。所で、御互いのやり取りは貴氏の此のブログで宜しいでしょうか⁉

投稿: 坂上です。 | 2015/08/25 19:40

坂上様、ありがとうございます。
はい、それで結構です。
何かございましたら、よろしくお願いいたします。

投稿: あさぎり | 2015/08/25 22:43

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