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Canon EOS M3 ボディー EVFキット(実写編2)

先日購入したCanon EOS M3 ボディー EVFキット、導入編実写編1に続き、実写編2となります。
今回は、マウントアダプター EF-EOS Mを介してEFレンズを使用した際の使用感をレポートいたします。

まずは、望遠系ズームとして評判の高い、EF70-200mm F2.8L IS Ⅱ USMを装着、使用します。

EOS M3 + EF70-200mm F2.8L IS Ⅱ USM

装着してみた感じは、意外に違和感がありません。
正直、もっとバランスが悪くなるかと思いましたが、よい意味でボディーサイズの拡大が寄与しているのかもしれません。

しかし、持った感じはやはりデジタル一眼レフEOSとは異なります。
左手でレンズを下から支え(これはEOSでも同様ですが)、右手は撮影のためにそっと添える印象でしょうか。

由比漁港にて、撮影をしてみます。

EOS M3 + EF70-200mm F2.8L IS Ⅱ USMにて撮影

EOS M3 + EF70-200mm F2.8L IS Ⅱ USMにて撮影

EOS M3 + EF70-200mm F2.8L IS Ⅱ USMにて撮影

EOS M3 + EF70-200mm F2.8L IS Ⅱ USMにて撮影

EOS M3 + EF70-200mm F2.8L IS Ⅱ USMにて撮影

EOS M3 + EF70-200mm F2.8L IS Ⅱ USMにて撮影

撮影をしていて気付いた点は、以下のような点です。

・レンズを主体にもてば重量バランスは気にならない。

・EVFを使用すれば、ブレも起きにくく撮影はしやすい。

・手持ちで構図を細かく決める際、EVFの表示遅延は若干気になる。

・AFは時折迷ったり、最短駆動で合わせてくれない時がある。

・ハイブリッドCMOS AFは、風景や通常の人物撮影では充分に割り切れるレベル。

・EVFを覗いたままAFポイントを動かすには若干の慣れが必要。

・撮影された画はキヤノンのAPS-Cセンサーカメラのそれである。

このシーンでは、さすがにEVFがないと厳しいと感じました。
EOS M2の時はこの組み合わせだと三脚使用を前提としていたので、手持ちである程度のものを狙えるようになったのは大きな進歩です。
風景や人物の入った写真を撮る場合でも、充分に対応できるでしょう。

ただし、像面位相差とコントラスト方式併用のハイブリッドCMOS AFに関してはやはり位相差方式のEOSとは異なり、スッと動いてからピタッとくる印象です。
いつ動いたのかすら分からないレベルでの爆速ぶりはなりを潜めます。
また、AF枠の大きさもあり、狙ったポジションに来る確率も若干低くなります。
もちろん、一旦合ってしまえば、さすがに追い込みはコントラスト方式だけあって、正確ではあります。

このレンズの持つ本来のポテンシャルを存分に活かそうと思えば、やはりAF速度は重要です。
そうした意味では、このボディーで使用するには、割り切りが欠かせません。
むしろ、おっ意外と撮れるなという楽しみを感じられる程度の余裕を持ちたいと思います。

ちなみに、口コミサイトなどでも書かれていますが、手ブレ補正付きの純正レンズをマウントアダプター EF-EOS M経由で使用すると、常時手ブレ補正ユニットが動作しているようです。
デジタル一眼レフEOSで使用すると、AF動作から撮影後数秒でユニットの動きが止まるのですが、それはないようです。
もちろん、レンズのISスイッチをOFFにしたり、カメラ本体の電源をOFFにすれば、動作は止まります。
この辺りは、今後何らかの対策が求められるかもしれませんね。

この組み合わせでは、道の駅富士の桜も撮影しています。

EOS M3 + EF70-200mm F2.8L IS Ⅱ USMにて撮影

EOS M3 + EF70-200mm F2.8L IS Ⅱ USMにて撮影

次に、EF100mm F2.8L Macro IS USMをセットします。

EOS M3 + EF100mm F2.8L Macro IS USM

このレンズは、ボディがプラスチックでできています。
そのため、サイズの割に軽く、EOS Mシリーズとの相性も悪くありません。
実際、以前娘の卒園式では、EOS M2にこのレンズをセットし、観覧席から撮影を行ったこともあります。

今回、このレンズをセットし、菜の花と桜を撮影してきました。

EOS M3 + EF100mm F2.8L Macro IS USMにて撮影

EOS M3 + EF100mm F2.8L Macro IS USMにて撮影

EOS M3 + EF100mm F2.8L Macro IS USMにて撮影

EOS M3 + EF100mm F2.8L Macro IS USMにて撮影

EOS M3 + EF100mm F2.8L Macro IS USMにて撮影

この組み合わせで撮影し、気づいたのは以下の点です。

・重量バランスは素晴らしく、EVFでの撮影はしやすい。

・35mm判換算で160mmとなるため、フルサイズ機とは別の印象。

・EVFの表示遅延はそれほど気にならない。

・AF速度は速くないので、虫など動くものには辛いかもしれない。

今回は等倍撮影までは行っていませんが、使い勝手はよく、この組み合わせで充分に使えます。
AFが狙ったところに来る確率は総じて50%程度かと思われ、狙ったところに合わないこともありました。
しかし、これはデジタル一眼レフEOSでも同様で、EVFでのMFもしやすいため、特に問題になるとは思えません。
むしろ、この組み合わせでAFが使える(撮影に活用できる)ことの方がありがたいのかもしれません。
もちろん、一旦合ってしまえばピントは正確です。

撮影された画像を見ると、飽和しやすい色をギリギリで抑えてくれているのは、さすがAPS-Cセンサーのカメラだと思えました。
曇りの夕方前で決して明るいシチュエーションではありませんでしたが、不安はありません。
AF枠が縮小できないのは痛いですが、EVFがあることで撮影が飛躍的にしやすくなっています。

このレンズでも、撮影中手ブレ補正(IS)ユニットは動いたまま。
それほど大きな音ではないので気にはなりませんが、バッテリーの減りが心配です。

逆に、以前EOS M2にマウントアダプター経由でこのレンズをセットした際、どうも手ブレ補正が動いていないのではないかと言う場面もありました。
もしかしたら、機種ごとにまだそのあたりが不安定なのかもしれません。
この点に関してはぜひ解消し、名実ともにEFレンズ資産をフル活用できるようになればありがたいと思います。

せっかくマクロレンズをセットしたので、EOS M3の各ISOで、どの程度画質が荒れるのかも実際に撮って試してみました。
下の画像は、薄暗い部屋の中、机の上の子供のおもちゃを撮影したものです。

ISO400 F3.5にて撮影

撮影条件は、Av(絞り優先)でF3.5に固定。
机上に置いたおもちゃを同じく机上に置いたカメラで撮影しています。
撮影したJPEG画像は、無加工でリサイズのみとしました。

下の画像は、各ISO設定で撮影した上の写真中央部分を切りだし(50%)た後、横900ピクセルにリサイズしたものです。

ISO400 1/5秒
ISO400 1/5秒

ISO800 1/10秒
ISO800 1/10秒

ISO1600 1/15秒
ISO1600 1/15秒

ISO3200 1/30秒
ISO3200 1/30秒

ISO6400 1/80秒
ISO6400 1/80秒

ISO12800 1/160秒
ISO12800 1/160秒

三脚に固定している訳ではないので、微妙な画のズレはご容赦ください。
また、ピントも都度AFで合わせています。
これに関しては、MFで固定すべきだと思いましたが、参考程度にご覧いただければ幸いです。

こうして見ると、私的にはISO3200までは常用できるかと思います。
ISO1600と3200の画に大きな違いが見られないのは、嬉しい驚きでした。
画素数が増えているにも関わらず、EOS M2と同等か、それよりちょっと上の高感度耐性が見られます。
このことから、私はISOオートの上限を3200に設定して撮影することにしました(もちろんシチュエーションによって変えますが)。

以上、今回はEOS M3がAPS-Cセンサーを搭載するデジタル一眼レフEOSの代用になるかを中心に意識しました。
結論として、EVFつきのEOS M3であれば、充分にその可能性はあると思っています。

もちろん、スポーツ撮影など、位相差方式のAFとOVFが必須な分野があることは事実です。
しかし少なくとも、一般的な風景撮影や旅行などであれば、ミラーレスEOSの軽快さを活かした撮影ができるでしょう。
決して「非常時」だけではなく、普通にEFレンズを活用できるボディーへ。
その可能性を、今後とも追い求めながら撮影していきたいと思います。

     

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コメント

こんにちは~。モモパパです。
ヤシカは京セラに買収されてカメラ事業から撤退したのですか。
知らなかったです。
Canon EOS。僕も欲しいいんですが。なかなか・・・。
それにしてもデッカイ望遠ズームレンズですね。コレ単体でもかなりのお値段するのではないでしょうか。

投稿: モモのパパ | 2015/04/08 05:25

モモのパパさん、ありがとうございます。
京セラは、フィルム時代にはかなり意欲的なカメラもつくっていただけに、残念です。
このレンズは、開放F値2.8の明るいものなので、実勢価格は25万円程度するものです。
ただし、開放F4のもう少しコンパクトなものであれば、半額程度で手に入るのでお勧めです。
いずれにしても、高価ですね。(^^;)

投稿: あさぎり | 2015/04/08 08:13

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