鳴沢サイクリング
3月8日(日)に、サイクリングに行ってきました。
この日の予報は、雨のち曇りのち晴と言う不安定なもの。
土曜日もぐずついた天気で、ここのところどうも週末の天気が安定しません。
加えて、前週月曜日の河津桜サイクリングがとても楽しかっただけに、どうも気乗りがしないことも事実。
とどめに、土曜夜の会食で、ビール数杯を飲んでいました。
そんな訳で、明確な目的もないままウダウダと8:30過ぎに起床。
外を見ると、早朝まで雨が降ったようで、まだ路面は微妙に濡れています。
それでも、家族と朝食を摂り、ひと段落する頃にはそれも解消されてきました。
そこで、妻と話して昼食をパスし、走りに行く許可をもらいます。
これまたウダウダとしている子供たちに見送られ、10:00過ぎに家を出ました。
無目的のサイクリングの場合、ひとまず朝霧高原に向かうのが私のパターン。
この日も、自宅から国道469号へと向かう坂道を上りはじめます。
気温は16℃~17℃。
雲はまだ多目の天気ながら、道端の光景は春です。
この日の体調は可もなく不可もなく。
何度でも書きますが、モチベーションは高くありません。
そのため、ゆったりと坂を上ります。
富士山周辺の私が走る道は、坂がずっと続きますが、伊豆半島の沿岸部などと比べれば緩やか。
加えて、ちょっとした追い風も感じたため、力の割にはペースは落ちずに走れます。
多少気分も持ち直し、そのまま北山、上井出、富士ミルクランドへと走り続けました。
富士ミルクランド着。
この近辺では、気持ちのよい青空が広がっています。
ここまでの実走行時間をチェックすると、久しぶりに55分を切っています。
約17kmの距離ですが、後半モチベーションとペースが持ち直したのがきいたのでしょう。
しかし、思ったより脚には疲れが出ていました。
さて、ここからどうしようと思いましたが、ひとまずゆったりと県道71号を進むことにしました。
富士ミルクランドを出発すると、明らかに風向きが変わります。
スイッチで切り替えたかのように、今度は向かい風。
この向かい風は、鳴沢付近までずっと続きました。
富士ハーネス、人穴小学校、カフェナチュレと通過し、その先を右折。
富士ヶ嶺方面へと進みます。
ここからは、いくらか斜度がきつくなる上に、向かい風はますます強くなります。
ドンッとペースダウン。
青空が広がっている気持ちのよい牧草地内ですが、富士山は雲の向こうで見えません。
いくつかのピークを超える、走り慣れた道ですが、この日はとても厳しく感じます。
それでも、どうせペースが上がらないならと、いつもより一枚重めのギアを選択し、シッティングでトレーニング。
気温はいつの間にか7℃まで下がり、下界とは明らかに空気が異なります。
この冷たい北東の風と海からの風がぶつかっているので、天候が不安定なんだろうと考えながら走ります。
県境を越え、山梨県へ。
いつものことながら、県境を越えると道路の様子が変わります。
路面には、所どころ湿った感じが現れ、寒気の影響をより色濃く表していました。
それでも、富士ヶ嶺までの路肩に雪は見られず、本格的なウエット路面になることもなし。
富士ヶ嶺で折り返せば、少なくとも路面の心配はなさそうです。
そんなことを考えながら、相変わらずの強い向かい風に耐えて走ります。
もう大方富士ヶ嶺で折り返すつもりで、最後の坂を上ります。
すると、ここで富士山周辺の雲が切れ、真っ白に雪化粧し直した富士山が姿を見せてくれました。
単純な私は、これですっかり気持ちを取り直します。
富士山の左右には大きな雲が広がり、この雲が先ほどまで富士山を隠していたのは明確です。
そして、これから進もうとする先にもその雲が覆いかぶさっているのはわかりました。
それでも、この光景を見られただけで、もう少し走ろうと言う気持ちが蘇ってきます。
そのまま富士ヶ嶺交差点を直進、鳴沢方面へと県道71号を走り続けました。
路面は相変わらずのドライ。
富士ヶ嶺からドクタービレッジ前を過ぎる頃までは、雲の切れ間にいるため、日射しも気持ちよく射しています。
気温は相変わらず7℃程度ですが、上り基調であることもあり、寒さは感じません。
ただ、指先だけはさすがに空気の冷たさを感じ、ここでは真冬用のグローブが欲しくなりました。
多少の残雪が見られる緩斜面を上り、本栖湖を望む展望駐車場へと走ります。
展望駐車場から見た本栖湖方面は、どんよりとした雲の下。
日射しもなく、寒々とした光景が広がっていました。
それでも、先へと進むことにします。
この駐車場から鳴沢寄りは、いつも路面状況がもう一段階変化するポイント。
果たして、この日もその通りでした。
林間の陽射しが弱い道では、路肩の残雪がどんどん増えていきます。
樹海の地面は薄く雪に覆われ、突如冬の景色が戻ってきてしまいました。
朝方までの雨が乾き切らない路面に、路肩の雪から融けた水が流れ出し、路面はウエットになります。
所どころでは、水の流れが道路を横切り、走ると水飛沫が上がるほど。
せっかくの下り基調の道ですが、上りと同じか、それ以上にスピードを落とし、ゆったりと流します。
日中で凍結はしていないのが、せめてもの救いでした。
ゆったりと時間をかけ、林間の道を抜けます。
陽射しが充分の場所に出れば、路面は再びドライに。
そのまま、国道139号にぶつかる地点へと走り、信号を左折して富士宮方面へと向かいます。
国道139号は歩道にこそ雪氷が残っていますが、交通量もあるため路面はドライです。
スピード的には、ここからが本日のハイライトです。
先ほどまでの向かい風は、ターンしても向かい風・・・などと言う不運はなく、しっかりと追い風です。
緩やかな上り、下り、平坦、下り、平坦と続く国道139号を快調なペースで走り抜けました。
西湖、精進湖、本栖湖と入口をかすめ、本栖湖からの上りをクリア。
県境を越えて静岡県に戻る頃には、空もまた曇りから晴れへと戻っていました。
富士山には、豪快な雲がかかっています。
国道139号で牧草地を抜け、ドライブインもちや裏手から県道71号へと続く道へ。
再び富士ミルクランド前を通過して、上井出の交差点へ。
行きには気づかなかったのですが、ここのファミリーマートは閉店していました。
2月25日をもって閉店とのことです。
暖かさも戻り、追い風で楽をしたこともあって、少々遠回りして帰ることに。
上井出交差点を左折し、県道72号へと入ります。
本当にゆったり、スローペースで上りをクリアし、アップダウンのある林間の道を登山道方面へと走ります。
篠坂の交差点で登山道を横切り、そのまま国道469号方面へ。
469号を左に進み、坂を上って一旦富士市へと入ります。
その先、道が細くなっていた地点では工事が進み、拡幅されつつありました。
その先、自宅付近へと続く道を下ります。
下りはじめの標高は500mちょっとありますが、気温は既に16℃まで戻っています。
一時期は5℃程の地点を走りましたから、この時期らしい標高による温度差でした。
ここからさらに標高を下げ、自宅付近へ。
また、春の地点へと帰ってきました。
14:30頃、自宅着。
結局のこの日の走行距離は、約87.6km、獲得標高は1,395m、平均速度は23.3km/hでした。
後半の追い風のお陰で大タレすることもなく、終わりよければのサイクリングとなりました。
二つの季節を走ったこの日のコースは、以下の通りです。
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コメント
こんにちは~。モモパパです。
うわ~。
これは白梅と紅梅でしょうか。
春を感じさせますね。
でも道には雪が残ってて寒さを感じさせます。
暦の上では春なんですがね~。
投稿: モモのパパ | 2015/03/12 08:53
モモのパパさん、ありがとうございます。
はい、白梅と紅梅、それに枝垂れ梅だと思います。
ひとつは、桃の花かもしれません(植物に疎い)。
標高によって全く異なる、二つの季節を走ってきました~♪
投稿: あさぎり | 2015/03/12 09:23
キートンです。
8日の朝、道の駅で朝食、その後桜自然公園へ10時ぐらいまでいましたが、”お山”は相変わらず雲の中、諦めきれないけれど坂を下りました。もう少し待てば・・・・・・・やはり”お山”が見えると元気が出ますよね。
投稿: キートン | 2015/03/13 22:34
キートンさん、おはようございます。
8日、富士山が見えたのは、かろうじて富士ヶ嶺付近のみ、それも時間帯によってでした。
ここのところの寒波でくっきり見える日もありましたが、昨日からはまた春霞。
なかなかうまくいきませんね。
確かに、見えると元気が出るので、好条件の日が増えてほしいものです。(^^)
投稿: あさぎり | 2015/03/14 06:41