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武蔵新城~富士宮サイクリング

3月26日(木)の、帰路サイクリングです。
前日、Sさんのおかげもあり、無事に富士宮~武蔵新城までを走り切った私。
その後、会合に参加し、明けて26日は自宅への帰宅です。

この日の私は三重苦。
まず一つ目は、なんと言っても昨日走った疲れです。

そして、二つ目は会合での飲酒。
お酒は自分なりに節制した記憶がありますが、それでも影響はあるでしょう。

さらに、三つ目は荷物。
前日は事前に送ってしまった着替えや靴を、この日は背負って走ることになります。

もちろん、誰に頼まれた訳でもなく、自分で走ると決めたことですから、言い訳をしたら罰が当たります。
ましてや、巻き込まれてご一緒いただくSさんにも申し訳が立ちません。

6:00頃に起きたものの、どうも動作が緩慢です。
武蔵新城から待ち合わせの府中四谷橋までの距離、時間も今ひとつ感覚がなく、このままでは遅刻してしまうかと言う7:00前にホテルを慌てて出発する始末でした。

走りだしてしばらくは、まだ気持ちがシャキッとしていません。
いやもしかしたら、最後までシャキッとはしなかったかもしれませんが、輪をかけてボ~ッとしています。
空気は冷たく、空は青く、コンディションは絶好なのに、どうも脚が回りません。

背中のバッグはやはり重く、送ってしまえばよかったかと後悔もしました。
しかし、時すでに遅し。
幸いなことに、体にフィットするドイターのバッグは、過剰なストレスにはなりません。

南武線沿線道路、多摩川沿い、サイクリングロードと走り、府中四谷橋に向かいます。
驚いたのは、自転車に乗る人の数。
平日の朝なのに、かなりの人とすれ違います。
ペースが遅いせいか、追いついたり追い越したりした数は限定的ですが、私がひと頃走っていた時より、明らかに数が増えていました。

一向に上がらないペース。
逆風もあり、待ち合わせに遅れてしまうかとヒヤヒヤします。
分単位で気にしながら、なんとか8:00ちょうどに府中四谷橋に到着。
しかし、Sさんはもともと予定よりかなり早めに到着する方。
待たせてしまい、朝から申し訳ない気持ちでした。

挨拶を交わしたSさんは、昨日のことなどまるで気にならないかのような笑顔。
夜があった私とは違うとは言え、その差は明らかです。

あくまでも爽やかなSさん

前日、調子がよければ柳沢峠経由も検討などと申しておりましたが、そんな気持ちは1ミリも、いや1ミクロンもありませんでした。
かといって前日と同じルートも面白くないので、大垂水峠~雛鶴経由を提案したところ、快く了承してくださいました。

しばらくは、サイクリングロードを二人でゆっくり流しながら会話します。
私の会話には全くキレがなかったでしょうが、楽しい時の中で少しずつ自分を取り戻して行きます。

日野橋手前でいったん甲州街道に出て、日野橋で多摩川を渡ります。
ここもかつて散々走った道。
今のところ、三重苦の内一つ目と三つ目は牙を剥いていないようです。
二つ目は、汗をかけば自動的に解消してくれることでしょう。

日野、豊田、八王子、高尾と市街地を淡々と進みます。
もちろん、頭の中では第一の関門、大垂水峠のことが気になっています。
惰性で進む走りながらも、高尾駅前を通過。
その先、高尾山口駅先で、この日はじめての補給休憩をしました。

ここから大垂水

この日のSさんの愛車

この日のSさんのお伴は、コルナゴC59。
カンパニョーロのスーパーレコードEPSにホイールはBORAウルトラと言う超絶仕様です。
美しいフレームに見とれながら、ドリンクと菓子パンで補給をしました。

さてさて、いよいよはじまる上り。
大垂水峠はその序盤戦です。
入口付近の傾斜は、記憶より緩め。
おそらく、富士山周辺を走って上りに慣れたこともあるでしょう。
前半の緩い部分をシッティングでクリアし、途中のストレートから後はずっとダンシング(休む方)で、大垂水峠をクリアしました。

大垂水をダンシングで

この辺りから、三重苦の三つ目が腰に負担をかけはじめます。
まだ気温が低い時期であることもあり、服はそれなりの厚みのもの。
加えて、靴もなぜか重めのものをチョイスしてしまいました。
時折腰を反らし、負担を軽減しながら様子をみます。

大垂水の先は、相模湖、藤野まで細かなアップダウンの連続。
ここも走りなれた道のはずですが、まるではじめてのように上りがきつく感じます。
ようやっと藤野で左折し、相模湖を渡り秋山道方面へ。
ここの序盤の上りから、調子は一層悪くなりました。

秋山から雛鶴までのこの道は、かつてなるしまクラブランで最も得意としていた道(くどいようですが自分比)。
傾斜は少々きついところがありますが、長くはなく、パワーで乗り切れる道です。
調子のよい時は、ほとんどアウターで走りきる程(それがよいかはともかく)。
ところがこの日は、そんな記憶は木っ端微塵に吹き飛んだかのようなペダルの重さです。

気づけば、終始無言で、写真を撮る元気もなく、ただただ前に進む私。
後ろのSさんの存在は、時折聞こえるシフト音とラチェット音(私が遅いので)だけで感じます。
申し訳ないと思いつつも、この区間は本当に一杯いっぱいでした。

なまじ記憶があるだけに、通り過ぎる風景の一つひとつがリアルに飛び込んできます。
まだこの先に上りがあるはずと、先行してネガティブな情報も頭に浮かびます。
一部、新しくなっている道もありましたが、ほぼ記憶通りの道。
しかし、饅頭屋さんまでの距離は果てしなく長く感じました。

後で話を聞くと、Sさんも実は余裕なく、二人同じような(いや私の方が酷いでしょうが)状態だったとのこと。
それを聞いて、少し安心しましたが、それでこのペースの言い訳になるわけではないですね。
いずれにせよ、Sさんにもどかしい思いをさせずに済んだのは幸いでした。
もっとも、慰めでそうおっしゃっていただいている可能性も否定できませんが。

ともあれ、果てしなく長く感じた道も、やがて饅頭屋に到着しました。
現金なもので、この建物を目にし、営業していることがわかっただけで少し元気が出ます。
二人して倒れ込むように饅頭屋に寄り、それでも撮影を一通りしてから饅頭を注文します。
ここでも、二人して同じく餡子と味噌をひとつずつ。

雛鶴の饅頭屋

蒸かされる饅頭

ほんのり暖かい餡子の饅頭からいただきます。
よい意味で餡子の量が多くないので、大きさの割には軽くいただけます。
入れてくださったお茶との相性も最高です。

餡子の饅頭

お茶も

二人して餡子の方から頬張っていると、店のおばあさんが「味噌饅頭が新たに蒸かし上がったのでよかったら交換する」と仰ってくださいました。
二人とも手をつけていなかったので、熱々を手にしました。
熱くて持てないほどの饅頭をゆっくりと食べ、満足して店を後にします。

これでトンネルまでの残り3km程を頑張れるねと言葉を交わし、ゆっくりと進みます。
腰と尻(さすがに前日のダメージあり)は相変わらず辛いですが、歩くようなペースなら負担になりません。
余裕でトンネルをクリアすれば、次は大月まで下りです。

大月で新しくできたバイパスを左折します。
この道は、私が走っていた頃にはなく、はじめての道。
バイパスと言う響きに交通量の多さを覚悟していましたが、全くそんなことはなく、極めて走りやすい道でした。

都留まではバイパスで走り、やがて国道139号(富士みち)へと合流。
道は、一貫してだらだらとした上りです。
調子がよい時なら、上っていることに気づかないほどの傾斜かもしれませんが、さすがに私たちにとってはキッチリ上りです。

時折6%程度の傾斜があった、とはSさんの言葉。
私のメーターでは、正確な斜度はわかりにくいので表示していませんでした。

富士吉田が近付いてくると、国道139号も傾斜のきつい部分が増えてきます。
それはそうです、都留の標高500m程度から、富士吉田の800m程まで上らねばなりませんから。
それでも、クッキリと見えはじめた富士山に向かって、秋山道よりは元気に進めました。

富士吉田へ

やがて、富士吉田に到着。
途中を右に折れ、富士吉田市街を通って富士山駅方面へと進みます。
富士山を正面に見ながら進み、金鳥居の交差点に到達。
右に折れれば、昨日走った道に戻ってきます。

実は、このちょっと前から、次のコンビニで休憩しましょうとの話をしていました。
しかし、富士山駅前を通過すると、気になったのは前日目にしたコロッケ屋。
店は開いていませんでしたが、コロッケを揚げる実によい香りを通り過ぎ、香りを感じられるのは自転車ならではだと話した記憶がありました。

どうせならあのコロッケをと、コンビニをいくつかパスし、河口湖畔に近付きます。
しかし、ようやく到達したコロッケ屋は、暖簾は出ているものの、準備中の札。
諦めきれず、引き戸に手をかけますが、鍵がかかっていました。

仕方なく断念し、その後のコンビニで休憩です。
饅頭二つ以外、特に昼食らしいものを食べていなかったので、ここでしっかり食べることを提案。
Sさんも同意して二人が購入したのが、これまた蕎麦とおにぎりで一緒でした(私は冷たい蕎麦でしたが)。

コンビニで休憩

二人で話をしながら、食事を完了。
ここまでくれば、私は勝手知ったる道です。
先日Sさんが食事をなさったほうとう「小作」前を通り、国道139号へと復帰。
太い上りの道路を鳴沢目指して走ります。

途中、勝山への分岐から先は、再び昨日走った道路のトレース。
道の駅鳴沢を通過し、県道71号へと左折しました。

県道71号も、きついのは最初の200m程のみ。
後は、ゆったりとした傾斜です。
だからと言ってペースが上がるわけでもなく。
それでも着実に標高を上げ、1,100m付近がこの日のKOM。
前日も堪能した本栖湖展望駐車場に到着し、この笑顔です。

あと少し!

満面の笑み

駐車場から見る本栖湖は昨日と違い黒く、南アルプスの山々も霞んでいました。
しかし、かえって昨日との違いを実感いただけ幸いかと思いなおし、ここからひたすら県道71号を下ります。
もう、ゴールしたも同然。
時刻を見ると、まだ余裕がありそうです。
そこで、ちょっと寄り道をしながら、前日とは違う場所での富士山をご堪能いただきます。

牧草地と富士山

数か所での撮影

さらに県道71号を下り、富士ミルクランド前を通過し、上井出から大月線を下ります。
ここで時間を確認しながら、どうせならと富士山本宮浅間大社にも立ち寄ることに。
実はこの数日後に、観光をしながらの二人サイクリングの予定もあったのですが、どうも天候が思わしくなさそうだったので、どうせなら保険で見ておこうと思ったのです(実際これは正解でした)。

大月線を直進し、南側駐車場でトイレに寄ってから境内へ。
ソメイヨシノはまだ咲きはじめでしたが、Sさんはその規模にビックリ。
私の撮影した写真はご覧いただいていたのですが、想像以上だったようです。

そして、楼門をくぐった先の枝垂れ桜に、Sさんは再び感嘆の声をあげます。
満開の枝垂れ桜は美しく、Sさんは夢中でシャッターを切っていました。

枝垂れ桜と

そんなSさんの様子を拝見し、この二日間のサポートに少しでも御恩返しができたかと、少し安心します。
特にこの日の復路は、Sさんの存在がどれだけ心強く感じられたことか。
Sさんがいらっしゃらなければ、途中まで車で迎えに来てもらった可能性すらあります。

ともあれ、無事に完走が見えてきた二人。
浅間大社を後にし、商店街を抜け、ゆったりと我が家に向かいました。

我が家では、子供たちが手ぐすね引いてSさんを待ち構えています。
ここから、Sさんには次のステージです。
散々子供たちのお相手をいただき、この日のサイクリングも締めを迎えました。
本当に、感謝、感謝の二日間です。

この日の走行距離は、メータ読みで約160km、獲得標高は2,060mで実走行時間は7時間59分、平均速度は20km/hでした。
走行時間はほぼ8時間で、平均速度は前日比2.5km/h遅いもの。
思ったよりはペースを維持して走れていたことに、さらに驚きました。

結局、二日間での走行距離は約318km。
昨年秋以来の走行距離となり、春の一大イベントは幕を閉じました。

この日の走行ルートは、下記の通りです。

※河川敷の部分、一部実際の走行ルートと異なります。

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コメント

こんにちは~。モモパパです。
サイクリングでしたか。
山あり谷ありのコースなんでしょうかね。
僕もブリジストンのスポーツサイクルに乗ってますがそんなに長距離走ったことが無いですよ。

投稿: モモのパパ | 2015/03/31 05:23

モモのパパさん、おはようございます。
そうですね、山あり谷ありです。
今回は、移動的要素が強かったですが、あえてそんなコースを選んでいたりもします。
やはり、自転車は起伏があった方が楽しいです。(^^)

投稿: あさぎり | 2015/03/31 06:38

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