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戸田峠経由伊東マリンタウンサイクリング

2月15日(日)に、サイクリングに行ってきました。
この日の天気予報は文句なしの晴れ。
前週が雨と家庭の用事で出られなかったため、二週間ぶりのサイクリングを計画します。

この日、伊東マリンタウンの店舗に用事があったため、土曜日夜妻にそのことを告げると、それなら家族で立ち寄り温泉に行こうかという話になります。
いつものように、私だけ先行して自転車で向かう許可を得て、コースの選定に入りました。

15日には伊豆方面で第8回伊豆マラソン大会が開催される予定で、修善寺から三島の間で時間帯によって交通規制がかけられます。
これを避けて自転車で向かうには、以前走った十里木~箱根~熱海峠経由か、西伊豆経由のコースが有力です。

しかし、寒波の襲来により、十里木コースは凍結が心配。
特に、朝方に通るであろう富士サファリパーク近辺の下りは、凍結の可能性が高くなります。
また、箱根を越えて熱海峠から熱海市街への下りは急坂で路面もよくないため、走っていて楽しい道ではありません。
加えてこの地点は、熱海梅園への観光客で普段以上の混雑も予想されます。

こうした状況を踏まえ、沼津から西伊豆へと走り、伊豆の山間部を越えて伊東へとアクセスするルートをメインに検討します。
ルートラボで地図を見ながらあれこれ設定。
時間と距離を考えると、いずれにせよ修善寺は通るコースになりますが、修善寺の交通規制は朝のうちだけなので問題なさそうです。

いくつか検討したコースの中で、今回は千本街道を通って沼津へと向かい、そこから口野~大瀬崎~戸田と走って戸田峠を越えて修善寺へ、そこから亀石峠を越えて伊東へと向かうコースを設定しました。
戸田峠はその名前は知っていましたが訪れたことはなく、ただ戸田の海沿いからの傾斜、距離ともに非常に厳しいものという印象だけはあります。

実際、コースを設定してみると、6km以上にわたって平均斜度10%以上の坂が続く難所。
越えることはできるでしょうが、その後のダメージも含め、難易度は未知数です。
しかし、最悪亀石峠を越える脚が残っていなければ、修善寺から冷川トンネルを抜けて伊東へと向かうコースを取ることもできます。

日曜日の朝、6:00過ぎに起床。
コースプロフィールを考慮すると、家族との待ち合わせ時間(13:30)までに伊東マリンタウンへと到着するには、遅くとも7:00過ぎには出たいところです。
朝食のパンを食べながら、起きてきた子供たちと会話。
その後、準備をして予定通り7:00には家を出ました。

自宅を出ると、日差しはあるものの、冷たい空気が顔に当たります。
この日のコースは、自宅を出てから富士市街までは下り基調の道。
ジャージのファスナーを首元まで締め、イヤーウォーマーも装着して出発したので、寒さはそれほど感じません。
それでも、大月線を走りながらふと見たメーターの気温表示は0℃でした。

気温は0℃!

富士市街へと到達すると、国道139号から旧国道1号へと出ます。
日曜日の朝ということもあってか、車は少な目。
大型車も少なく、市街地を走るのにもストレスはかかりません。
途中、川を渡るポイントで、川面に映る逆さ富士を撮影します。

川面に映る逆さ富士

この後、JR東海道線の高架を越えれば、沼津市街へと続く長い長い松林の側を走る千本街道です。
千本街道は、特に見るような光景はありません。
ひたすらまっすぐで平坦な道を、ただ黙々とクランクを回しながら走り続けます。

幸いにして向かい風ではありませんでしたが、ペースは思うように上がりません。
無意識のうちにこの後の難所をイメージしてしまっているのか、はたまたこれが今の実力なのか(どうもそれが濃厚)。
何名かのサイクリストとすれ違いますが、同方向のそれとはまったく出会わないまま、原、片浜と抜けていきます。

片浜を過ぎ、沼津市街の手前で右に折れ、松並木内の裏道に。
千本浜公園の入り口をかすめ、沼津港へと出ます。
沼津港を通過し、狩野川を渡ると、今度は国道414号へと右折。
ここからは、口野まで曲がりくねった道を走ることになります。

国道414号は細めの車線ですが、その分車の流れもゆっくり。
少なくとも冬場の交通量であれば、それほど走りにくさを感じることはありません。
ゆっくりと走る車のペースに合わせたりしながら、信号の少ない道を抜けていきました。
ここで、この日初めて一名のサイクリストをパス。
ジャージからすると、京都方面からの方のようでした。

トンネルを二本抜けると、口野の交差点です。
ここを左に行けば伊豆長岡温泉方面、右に折れれば西伊豆の海岸線となります。
もちろん、この日は当初の予定通り西伊豆方面へ。

淡島、三津と続く内浦湾は、風光明媚なポイントです。
先ほどまでしばらく沈黙していたカメラを取り出し、この日はじめての海越しの富士山を撮影します。

淡島そばから海越しの富士山

内浦を抜けても、この先大瀬崎手前まではほぼ平坦な道。
ここまでの獲得標高は、ほぼ一桁と思われる程。
複雑な地形に曲がりくねった道は、思わぬ方向に富士山が見えたりと、走っているだけで十分に楽しめます。

自分の走る方角によって風向きも変わりますが、この時点で風は強くなく比較的穏やか。
海越しの富士山はあまり見る機会がないので、どうしても撮影枚数が多くなります。
ペースは上がりません(むしろ落ちている)が、テンションは高くなってきます。

西伊豆からの富士山

西伊豆からの富士山

道沿いで写真を撮っていると、脇道から出てきたサイクリストが先行して走り去ります。
私もすぐに出発しますが、その距離は開く一方。
実力が上の方に食らいつく気力も脚もなく、ただただ先の道のりを考えマイペースで走り続けました。

やがて、看板に大瀬崎の文字が見られるようになります。
ここにきて、通り過ぎる車の台数も心なしか増えたよう。
張り出した美しい半島と富士山を撮影します。

大瀬崎と富士山

大瀬崎の入り口を過ぎると、はじめての本格的な上り。
とは言え、今後のコースと比べると、ちょっとした丘のようなものです。
ここまでずっとフロントはアウターギアで走ってきていた(速度はともかく)ので、ここでこの日はじめてインナーにチェンジします。

大瀬崎からの上り

大瀬崎の上り坂をクリアした後は、しばらく細かなアップダウンが続きます。
そして、井田へと下った後、煌めきの丘への上り。
これまでの海面近くからの光景と、崖の上からの光景はまた趣が異なります。
週末らしく、これらの駐車場にはそれぞれ数台の車が停まっていました。

煌めきの丘を過ぎると、またアップダウンがあり、やがて戸田を見下ろす出逢い岬へと到達します。
何度見ても、ここからの戸田の光景は美しいもの。
行き交う船の軌跡が美しいのは知っていたので、それを待とうかとも思いましたが、時間を考えすぐに出発します。

出逢い岬からの戸田

出逢い岬を出ると、戸田の街までは一気の下り。
以前逆方向に走った時に思わず呪いの言葉を吐いた道を快適に下ります。
ここのきて、気温は14℃程。
下り坂でも、まったく寒さは感じなくなっていました。

最後の直線の下りを駆け下り、戸田の港町に入ります。
すると、割とすぐに、戸田温泉郷、戸田峠への分岐が見えてきました。
来る上りに向けて、身も心も引き締まります。
嘘でした、身は引き締まっていません。

戸田の街並みを抜ける

左折して、いよいよ戸田峠へのアクセスに。
しばらくは、川沿いの平坦な道をゆったりと走ります。
バスが行き交い、実にのんびりした雰囲気です。

しばらくは川沿いの平坦路

このまま、こんな道が続く…わけもなく、やがて傾斜が急になります。
それでも、上れないような急坂ではありません。
平均斜度10%にも色々ありますが、戸田峠への道は緩急が少ない道のようです。
あっけなくインナーロー(39×25T)を放出し、シッティングとダンシング(休むダンシング)を繰り返しながら上っていきます。
はるか上に見える道も、やる気を掻き立ててくれました。

遥か上にも道が見える

先ほども書いたように、傾斜は比較的平均的。
15%などという箇所はないですが、それでもカーブのイン側はかなりの力が必要な傾斜。
距離が長いので無理はせず、歩くような速度でただ前に進みました。
道沿いの表示では、12%まで見ました。

12%表示

40分程上りが続くと、さすがにへこたれてきます。
シッティングだと脚がきつくなってきたので、ダンシングを多用。
切り替えの時には、一瞬止まりそうに感じます。
つづら折りの道でこれなので、直線だったらとんでもない傾斜になることでしょう。

一時間ほど上ると、ようやく先が見えてきました。
傾斜も、いくらか緩くなってきた印象です。
峠の手前に見晴らしの良い場所があったので、はるか下になった戸田の港と街を見下ろします。

峠手前から戸田を見下ろす

そして、やっとのことで戸田峠に到着。
ペースとは関係なく、腿のあたりにはだるさを感じます。
結論から言えば、今の体重、脚力では戸田峠に挑むのに足りなかったようです(体重はある意味足り過ぎてる)。
呼吸を整え、峠の看板を撮影し、先へと進みます。

戸田峠クリア!

ちょっと進むと、左手にレストハウスが見えてきました。
ここは、達磨山。
ネットで交流させていただいている方のブログでその存在は存じ上げていましたが、正確な位置は知らず。
もちろん、この時はじめて訪れました。
ここからの光景は、まさに絶景。
残念ながら富士山は霞んでいましたが、多くの人がその光景に向けてカメラやスマフォを構えていました。
私も数枚の撮影をして、ジャージのジッパーを再び上げて下ります。

戸田峠を越えるとすぐに達磨山

達磨山から修善寺温泉街までは、一気の下り。
先ほど上った標高を、ほぼ放出する下りです。
こちらの方が距離が長い分、いくらか斜度自体はマイルドでしょうか。
途中、県道18号を進むつもりでしたが、結局分岐がわからず、そのまま虹の郷前を通過するコースになってしまいました。
下って突き当たった場所は、修善寺温泉街の東端。

修善寺の温泉街

温泉街をちょっとだけ上って雰囲気を楽しみます。
実においしそうなそば屋さんが多く、そば好きの私としては喉が鳴ります。
しかし、ここでのんびりそばを食べている時間はなさそう。
思えばこの時食べておけば、後半をもう少し楽にクリアできたかもしれません。
いずれにせよ、折り返して修善寺駅方面へと進みます。

国道136号へと出て、狩野川を渡ると、そこは修善寺駅です。

狩野川を渡り修善寺駅へ

ここから県道12号を進んで、伊豆スカイライン冷川I.C.前を通り、冷川トンネルを越えれば、最少の標高差で伊東へとアクセスできます。
しかし、この時はまだ戸田峠を越えてきた高揚感があったのか、当初予定通り亀石峠に向かうことに。

修善寺駅周辺から亀石峠へと向かう県道80号に出るには、市街地の裏道をちょこちょこ曲がる必要があるのですが、サイクルスポーツセンターの案内表示が目印になってくれるので迷わずに済みました。

サイクルスポーツセンターの表示が頼り

ここまで来ると、サイクルスポーツセンターまでは8km程とのこと。
県道80号に入るとすぐに、緩い上り基調の道になります。
多少の緩急はありますが、それほどきつい斜度はありません。
しかし、結論から言うと、ここがこの日最も厳しいポイントとなりました。

ここまでの走りでハンガーノック気味になっているのか、ペースは思うように上がりません。
思っているペースもそれほど速いものではないのですが、そこまで上がって行かないのです。
脚は重く、ちょっとした寒気も感じます。
補給食も持っておらず、サイクルスポーツセンター手前にあるコンビニだけが頼りです。

それでも距離を小刻みに稼ぎながら、サイクルスポーツセンターの日本競輪学校側の入口へと続く分岐をパス。
後は、サイクルスポーツセンターを回り込めば、県道19号に出るはずです。
川沿いの竹林が続く細い道を進みますが、これが果てしなく長く感じます。

実際にはわずか3km程の距離なのですが、平均斜度3%ほどのこの行程に、時折呪いの言葉が口をついて出る程でした。
ようやく田原野の交差点が見えた時には、思わず助かったと感じました。
そして、倒れ込むように(大げさ)セブンイレブンに入ります。

やっとのことで到着

ここで、おろしそばとパン、コーラで補給をします。
余裕がなく、きれいに準備できませんでしたが、こんな時はしょっぱいものが実に美味しく感じます。

補給、補給

ようやく人心地つき、身体の寒気も取れます。
腿を中心とした脚の疲れは残っていますが、これは仕方ないでしょう。
妻からのショートメールによると、どうやら到着は予定よりちょっと遅れそう。
私の方は予定通り着けそうなので、一安心です。

15分ほどで再スタート。
亀石峠への最後の上りを走りだします。
走りだすとすぐに、サイクルスポーツセンターのメインゲート前を通過します。
遥か昔、ここで何度かレースに出たことを思い出しながら、当時(川崎から)車で訪れたサイクルスポーツセンターに自転車で来られる距離に住んでいることを実感します(この日は遠回りをして辛い道のりでしたが)。
実際、レースの応援くらいなら、自転車で往復できる距離です。

サイクルスポーツセンター

サイクルスポーツセンター前を過ぎると、次第に傾斜はきつくなります。
看板の表示が9%の道のりが1km程続く地点がハイライトでしょうか。
しかし、戸田峠に比べると、亀石の上り(大仁側から)はマイルド。
脚にかかる負担は明らかに楽です(ペースを上げなければ)。

程なくして、亀石峠に到着。
伊豆スカイライン亀石峠I.C.前を過ぎれば、亀石峠クリアです。

亀石峠クリア!

亀石峠の宇佐美側は、大仁側より傾斜が急です。
10%程度の斜度の続く道を、宇佐美に向けて下ります。
コーナーもきつく、注意は必要ですが、いつも車で走っている時に感じるほど、走りにくさはありませんでした。
最後の直線を走り抜けてJRの高架をくぐれば、あとは平坦で宇佐美海岸沿いに出ます。

宇佐美海岸へ

ここまでくれば、もう着いたも同然。
国道135号をゆっくりと流し、道の駅伊東マリンタウンへと走ります。
結局、予定より15分ほど早く、13:15過ぎにマリンタウンへ到着しました。

伊東マリンタウン到着!

家族の到着は、私の15分程後。
ほぼ予定通りに到着したようです。
店舗での簡単な仕事を終え、家族と合流。

アイスクリームを食べ、ドリンクを飲み、大道芸を見てからシーサイドスパで温泉に浸かり汗を流します。
スパではサウナにも入り、さらに汗を出しました。
風呂から出て体重計に乗ると、75.6kg。
補給をしたのにも関わらず、普段より2.5kg程減っています(ほぼ水分)。
もちろん、これは2日ほどで戻ってしまいましたが。

この日の走行距離は111.11km、獲得標高はメーター読みで1,670m、実走行時間は5時間20分、平均速度は20.8km/hでした。
今まで何度か伊東~富士宮間を走っていますが、この日の走りは一二を争うキツさでした。
もうこのコースは(多分)走りません。

この日のコースは、以下の通りです。


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サイクリングへGO!」カテゴリの記事

コメント

先日僕もサイクリングに行ってきました。
でも僕の住む地域は平野部で山も無ければ海も無し。
見所にコレっていうところがありません。

投稿: モモのパパ | 2015/02/20 05:33

モモのパパさん、おはようございます。
その代わり、街はこっちにはありません。
サイクリングはその場所その場所で異なる楽しみがありますね。
川沿いなど、平野部にも走りやすい場所があるので、川崎にいた頃にはよく走っていました。

投稿: あさぎり | 2015/02/20 08:58

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