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コンマ数秒の奇跡

ほぼ同一の二枚

先日訪れた、富士山本宮浅間大社の節分祭。
その様子は、先日の記事でもUPしました。
今回は、その際に撮影した一枚の写真に関してです。

拝殿前で横綱鶴竜関の土俵入り奉納を撮影した後、馬場に回り、16:00から予定されていた豆撒式の様子を撮影すべく待機していました。
その際、かねてよりSNS等で交流のあった佐野写真館の店主、佐野雅則さんを見かけました。
佐野さんは、脚立の上で待っている私のすぐ左隣りで、やはり豆撒式がはじまるのを待っておられました。

佐野さんは、浅間大社での囃子や富士宮まつりなどの行事にも密接にかかわる方。
今回の節分祭でも、公式のカメラマンとして撮影なさっていました。

そんなこともあり、私の方はよくお顔を存じておりましたが、実はこれまで直接お会いしお話ししたことはありませんでした。
そこで、脚立を降りて挨拶をし、会話を交わします。
初対面でも、そこはこれまで数年のネット上でのお付き合いがあるため、会話はとてもスムーズです。

そうこうしているうちに豆撒式の準備が整い、横綱鶴竜関をはじめとし嘉風関、朝赤龍関、36代木村庄之助さんらによる豆撒きがはじまったのです。
私は高さ60cm程の脚立に乗り撮影。
佐野さんは私のすぐ左隣りで、馬場に立ち撮影なさっていました。

豆撒式は滞りなく終わり、それと同時に周囲の喧騒も嘘のように去っていきます。
撮影が終わり脚立を片付けて、私も家路につきました。

家に着き、ひとまず撮影データをパソコンへと転送し、SNSにお気に入りの一枚をUPします。
すると、それをご覧になった佐野さんから、驚きの投稿があったのです。

なんと!佐野さんが撮影された写真と、私のUPした写真が瓜二つとのこと。
まさに、ご自身が撮影された写真が載っていると思った程だとのことです。
私も早速拝見しましたが、そう思うのも無理もない二枚でした。

上に掲載した写真が、二人の撮影したその写真を並べたものです(佐野さんの許可を得ています)。
サイズは縮小していますが、どちらの写真もトリミングはしていません。

隣り合わせで撮影したことは事実ですが、私が脚立に乗っていたため、投げた豆やみかんの屋根へのかかり方などは異なります。
しかし、この二枚には、様々な偶然が重なっているのです。

【撮影機材が異なる】

どちらもデジタル一眼レフでの撮影でした。
しかし、私はキヤノンのカメラに200mmまでの望遠ズームレンズを装着しています。
佐野さんは、ペンタックスのカメラに300mmまでのズームレンズ(確か)。
もちろん、二人とも三脚は使わず、手持ち撮影です。
画角がここまで一致するだけでも、そこそこの偶然だと思います。

【縦位置で撮った写真は少ない】

この写真は、どちらもカメラを90度傾け、縦構図で撮っています。
私は縦構図での写真は5枚ほどしか撮っておらず、佐野さんも横中心で縦構図はわずかしか撮っていないとのことでした。
ただし、撮影したのは豆撒きの終盤で、比較的余裕を持って構図を練れたことや、この直前から横綱がより高く投げ上げるようになっていたため、ある意味このタイミングでの縦構図への転換は自然だったとも言えます。

【シャッターがほぼ同時】

一番の驚きはここです。
投げられたみかんの位置関係をご覧いただければわかると思います。
撮影している場所(特に高さ)が異なるため、先ほども書いた通り屋根との位置関係は異なっていますが、その並びは同一です。
一番左側のみかんと、そのすぐ下を飛んでいる紫色のものに着目すると、どう考えてもコンマ数秒単位で同じタイミングに見えます。
この偶然は、まさに奇跡的でしょう。

ちなみに、私はカメラの連写機能は使っていません。
おそらく、佐野さんも同様でしょう。
ですから、横綱のこの一投に関しては(少なくとも私は)一回しかシャッターを切っていないのです。

絞りとシャッター速度の関係もあり、被写界深度、投げられた豆等のブレに関しては差があります。
それでも、プロの方と同じ狙いで、同じシャッターチャンスをものにできたことは光栄で、そうした意味でも嬉しい体験でした。

申し合わせずに二人がほぼ同一の写真を撮影したこともそうですが、そのことが二人の間で判明し、共有できたことも含め奇跡だと思います。

なお、佐野さんによるブログへの掲載は、こちらです。

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コメント

こんにちは~。モモパパです。
すごい偶然ですね。
なかなかこういう機会は無いのではないでしょうか。

投稿: モモのパパ | 2015/02/06 09:16

モモのパパさん、ありがとうございます。
三脚でカメラを固定して風景を撮っている場合にはよくあることだと思います。
また、スポーツ競技などで、秒間数コマの連写をしていれば、偶然シャッタータイミングが重なることもあるでしょう。
しかし、構図もシャッターチャンスも撮影者次第といったこうした撮影で、ここまで重なることはまずないと思います。
また、お互いがそれに気づくと言うことも含めて考えると、奇跡かと思います。

投稿: あさぎり | 2015/02/06 09:23

こんにちは、佐野です。
参考までに撮影データを添えます。
カメラはペンタックスK3でレンズはシグマの70-300㎜
Exifデータを確認したところ、100㎜(35㎜換算150㎜)、ISO1600、f8で1/80でした。
豆まきを撮影した40枚中、撒いたものが画面から切れてしまうと言うことで、終盤の数カットを縦構図で4枚撮影しました。
なお、連写機能は使用しておりません。
不思議だなと思いながら、この経験を大事にしたいと思います。

投稿: 佐野雅則 | 2015/02/06 11:13

佐野さん、ありがとうございます。
私の方の撮影データです。
カメラはキヤノンEOS 5D MarkⅢでレンズはEF70-200mm F2.8L IS ⅡUSM。
Exifデータは焦点距離180mm、ISO800、f3.2で1/200秒でした。
私も縦位置での撮影は同様なことを思い終盤5枚のみの撮影です。
換算焦点距離で30mmの差がありますが、ほとんどわかりませんね。
私の方が、少しだけ右に振っているようです。
本当に貴重な体験、ありがとうございます。

投稿: あさぎり | 2015/02/06 13:09

はじめまして。幸雲と申します。偶然この記事を拝見しました。すごいですね。こんなことがあるんですね。驚きました。

投稿: 幸雲 | 2015/02/08 08:00

幸雲さん、ありがとうございます。
本当に、ここまで一致したのは驚きでした。
そして、そのことが発覚したのも偶然。
撮影ポジション、構図、シャッターチャンスに関してはそれぞれ必然性があったので、どれかが一致することは当然としても、それらが重なり合った確率は、かなり低い数値になったと思います。
これを励みに、また撮影に出向きます。(^^)

投稿: あさぎり | 2015/02/08 17:52

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