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Canon PowerShot G7X(機種選択編)

PowerShot G7Xパッケージ

今回ご紹介していくのは、久しぶりのコンパクトデジタルカメラ(コンパクトデジカメ)です。

「コンパクトデジカメ」と大くくりにすると、レンズ固定式デジタルカメラの総称とも捉えられます。
そうして見ると、ポケットサイズの小さなものから、大きさだけ見ればミラーレスデジカメやデジタル一眼レフカメラと変わらないものまで様々です。
しかし、今回の主目的は、これまで主にサイクリングの際に持って出ていたコンパクトデジカメ(Canon PowerShot S120)を、より画質にこだわったものに置き換えたく、ポケットサイズのものを検討してきました。

まず、結論を先に書くと、結果として選択したのはCanon(キヤノン) PowerShot G7Xです。
このカメラは、これまでのS120より少々大きく重いですが、かろうじてポケットサイズに分類されるモデル。
その最大の特徴は、撮像素子(センサー)に1.0型CMOSと言うコンパクトデジカメとしては大きなものを用いながら、全体のサイズを抑えたことにあります。
このため、クラス、価格的にもハイエンドに位置し、2015年2月現在の店頭価格は5万円台後半から6万円台となっています。

使ってみての感想はおいおい記述することとし、まずは同様に迷っておられる方の参考になればと、その選択の経緯を書きつづりたいと思います。

先述の通り、これまで使用してきたコンパクトデジカメはPowerShot S120。
このカメラも1/1.7型という、比較的大きめのセンサーを搭載しています。
そこで、今回ターゲットとしたのは、それより大きな1.0型センサーモデルでした。

1.0型CMOSセンサーを搭載したコンパクトデジカメと言えば、真っ先に思い浮かぶのがSONYのDSC-RX100シリーズです。
2012年6月にこのシリーズの最初の機種(DSC-RX100)が発売された時はまさに衝撃的で、それまでハイエンドコンパクトデジカメの主流であった1/1.7型センサー搭載のモデルが一気に霞む程でした。
私も当時入手してしばらく使用しましたが、当時所有していた他のモデルと用途が被るなど、諸事情から手離しています。

しかしその後、DSC-RX100シリーズはさらなる進化を続けます。
2013年7月には裏面照射型CMOSセンサーを搭載し、チルト型背面モニタ、インターフェースシューを装備したDSC-RX100M2を追加。
さらに2014年5月末には、レンズを24mmスタートの3倍ズームとして大径化、格納式のビューファインダーを装備したDSC-RX100M3も発売されています。

そして、それら3モデルは2015年2月現在全て併売中。
用途と予算に応じて棲み分けができるなど、他の追随を許さない状態が続いていました。
これに対し、それまで1/1.7型センサー搭載機をポケットサイズのトップモデルとしてきたCanonが、2014年10月に満を持し発売したのが、PowerShot G7Xです。

繰り返しになりますが、今回の私の入手目的は、ロードバイクでのサイクリング中の撮影です。
サイクルジャージの背中ポケットは大きめにつくってあるので、サイズだけ見ればこれらモデル以外にも選択肢はあります。

中でも、同じ1.0型センサーを搭載したNikonのNikon 1 J4は、レンズ交換式ながら、非常に小型となっています。
これは、さらに大きな4/3型センサーを搭載したPanasonicのLUMIX DMC-GM5にも言えることで、これらミラーレス機に沈胴式の標準ズームレンズをセットすることも検討できない訳ではありませんでした。

しかし、そうは言ってもレンズ部分の張り出しが大きくなること、ズーム操作を含め片手での撮影が難しいことなども鑑み、RX100シリーズもしくはG7Xから選択することとしました。

当初は、以前使っていたDSC-RX100を再度購入(価格がこなれているため)する線が濃厚でした。
が、以前の記憶を紐解くと、28mmスタートで広角側が不足気味だったことや望遠端の開放F値が暗いこと、そして何よりも新し物好きの血を満足させられない恐れがあり、新モデルから選択することにしました。
このために必要となる原資は、使用頻度が落ちたデジタル一眼レフカメラをひとつ手離して充てることとします。

そうなると、事実上今回はSONY DSC-RX100M3とCanon PowerShot G7Xの二択となります。
実は(正式には発表されていませんが)、両機種のセンサーは同じもの。
しかし、両者のカメラに対する考え方の違いや描画エンジンの特性もあり、機能性、生み出す画像には違いがあります。

サイクリングに主眼を置いた場合の両機種のメリットは下記の通りです。

【DSC-RX100M3】
・無理の少ない光学設計による画質面の高い評価。
・高感度画質。
・上下チルト式背面モニタ。
・ポップアップ式ビューファインダー。
・スイングパノラマ機能。

【PowerShot G7X】
・35mm判換算24-100mmの4倍ズーム。
・ズーム全域で短めの最短撮影距離。
・ダイヤル類が独立した操作性。
・起動やAFを含めた全体的なレスポンス。
・価格

DSC-RX100M3で一番の魅力だったのは、スイングパノラマ機能です。
これは、ダイヤルでモードをセットしシャッターボタンを押してカメラを動かす(回す)だけで、広範囲をパノラマ撮影できる機能。
縦横両方向に対応可能です。
これはDSC-RX100やNEX-5Nなどで経験済みですが、広大な景色を前にした時など、ぜひ使いたい機能なのです。
残念ながらこの機能はPowerShot G7Xには搭載されていません。
同様のことは複数枚撮影した画像をパソコン(無料専用ソフト)上で合成することにより実現できますが、カメラ単体では確認できないのです。
結果的に同様のことが可能であるにせよ、現場ででき上がりを確認し、必要に応じて撮り直せる方が確実に便利です。

一方で、PowerShot G7X最大の魅力は、100mm相当と言う望遠側の焦点距離です。
ロードレーサーに乗る場合、クリート付のペダリングに特化したシューズを履いており、これは歩くのには適していません。
そのため、あと一歩が踏み出せず、どうしてもズームに頼ることが多くなります。
こうした用途を考えると、G7Xの望遠端100mm相当は、同70mm相当のRX100M3と比較した場合、大きなアドバンテージになります。

DSC-RX100M3のみに存在するビューファインダーは、それほど大きな要素にはなりませんでした。
もちろん、ギミックとしては好きですし、日中明るい中やしっかり構えての撮影では役立つこともあるでしょう。
しかし、昨今の背面液晶モニタは明るい場所でも見やすく、どうしても必要と言う場面は限られます。
また、特に冬場に指先までカバーするグローブをしていると、あのファインダーポップアップ機構の操作は事実上不可能です。
こうした点から、RX100M3に関してはむしろ、背面モニタが下向きにもチルトする(G7Xは上向きのみ)ことの方が魅力に感じました。

なお、起動から撮影までのタイムラグや撮影後の格納、AFの速度など、速写性に関しては若干ではありますがG7Xに軍配が上がります。

このように一長一短がある中での選択になると、最終的には価格も大きな要素となります。
自転車と言う不安定な乗り物には、常に落車(転倒)の危険性が伴います(数年していませんが)。
その際、背中のポケットに入れたカメラが損傷する可能性は高く、当然メーカーの保証もききません。
したがって、そんな時の心の痛手はできる限り小さくしたくなります。
そうなると、以前も使っていた初代RX100がベストプライスなのですが、上に書いた通り新し物好きの血が許しません。

正直最後まで悩みました。
店頭で購入を口に出してからも悩みました。
いずれを選んでも、期待通りにならない点を発見すれば、隣の芝が青く見えることは確実だからです。

しかし、最終的には慣れ親しんだ操作性、若干の持ちやすさ、そして約2万円の価格差も決め手となり、PowerShot G7Xを選択。
行きつけの店に店頭在庫があったので、PowerShot G7Xのパッケージを持ち帰りました。

いつものことながら、前書が長くなってしまったので、次回(導入編)に続けたいと思います。


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