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伊東~土肥経由富士宮サイクリング

12月7日(日)にサイクリングに行ってきました。
正確には行ってきたと言うより、出先から自宅へ帰ってきたサイクリングです。

この前日、私は仕事で伊東泊。
家族帯同での参加だったため、家族とともに伊東温泉のホテルに宿泊をしました。
この週末、天気は土日とも晴れ。
しかし、真冬にもせいぜい一・二回と言うほどの寒波が襲来しており、厳しく冷え込むとの予報でした。
このため、土曜日出発前の早朝サイクリングは断念。
妻と相談し、伊東からの帰宅を私だけ自転車でということになりました。

金曜日の夜に、伊東から帰宅するコースを検討します。
ストレートに冷川トンネルを通って帰れば、比較的イージーなコースです。
体調次第ではそのコースもありですが(もっと言えば車で帰宅も)、それでは面白くありません。
前回、自宅から伊東まで走った時のコースは御殿場、箱根、熱海経由
しかし、寒波襲来の中箱根を越えるのはいささか厳しい気がします。

そんな訳で、当初予定コースは伊東から冷川峠(あえてトンネルは通らず)、国士峠を越えて天城湯ヶ島に出て、そこから国道414号で沼津に向かい、千本街道を通って富士、富士宮へと走るルートで設定しました。

土曜日、家族とともに伊東の温泉に到着。
夕方から夜にかけては、懇親会です。
その前にSNSをチェックすると、私の予定したコースに、以前共に走った旧友からのコメントが入っています。
このコースを走るなら、湯ヶ島から国道136号経由で土肥に出て、伊豆の西海岸を走った方が面白いというもの。
私もそのコースは検討しましたが、帰宅までの時間に限りがあるため、今回は厳しいかと断念していました。

しかし翌朝、朝食前に妻と話していると、せっかくだからゆっくり走ってくればとのありがたいお言葉。
それであればと国道136号での土肥経由も視野に入れて出発することにしました。

朝食後ゆっくりとチェックアウト。
車から自転車を降ろし、準備をします。
車で帰宅する妻子を見送り、ホテルスタートは9:45頃。
気温は11℃、天気は申し分なく、空気の冷たさもそれほど感じません。

出発地点

ホテルを出発すると、すぐに冷川峠に向けた上りがはじまります。
斜度は5%~10%程度でしょうか。
峠に向けた市街地からの上りはじめは大概急傾斜ですが、ここも同様でした。
いきなりの上りに汗ばみ、昨夜のアルコールが抜けて行きます(もちろん酔っている訳ではありません)。

立ち上がりのキツイ上り

はじめて走る道は、先の分からない不安はありますが、新鮮でもあります。
気持ちも脚もまだフレッシュ。
周囲の景色を楽しみながら上ります。

しばらく走ると、道は一旦下りに。
ここが冷川峠かと思いきや、その先にもうひと上りありました。
が、程なく冷川峠をクリア。
本日最初の関門を過ぎました。

冷川峠

冷川峠からの下りは、実にのんびりした道。
道は細く、落ち葉も積もっているため、スピードは出せません。
しかし、汗が冷えず、それはそれで好都合。
ゆったりと下り、やがて民家が現れる地点に到達。
その先の信号で、冷川トンネルからの道と合流しました。

ここを右に折れて走ります。
道は伊豆スカイライン冷川I.C.の前を通りながら、緩やかな下り基調です。

伊豆スカイライン冷川I.C.

ここで、最初の判断ポイントとなります。
このまま湯ヶ島方面へと折れずに直進すれば修善寺温泉に下り、ほぼ平坦な道を走って沼津へと抜けることができます。
調子が悪ければ、そのルートも考えられましたが、この時点で調子は悪くありません。
しばらく走った後で、予定通り信号を左折。
筏場から国士峠へと向かう道へと入りました。

筏場へ

しばらくアップダウンのある道を走ると、やがて大見川沿いにわさび畑が見られるようになります。
この川の清流沿いは、筏場のわさび畑。
随一のわさび生産量を誇る天城の中でも、規模の極めて大きなわさび畑は、実に壮観な眺めです。

筏場のわさび畑

この景色、そして空気はとても気持ちよく、上り坂であることを忘れさせてくれる程。
斜度はそこそこあり、サイクリング初心者向けとは言えませんが、ちょっと上れる人ならぜひともお勧めのコースです。
実はこのコースは以前反対側から下ったことがあるのですが、景色を楽しむには上りの方がよいと思います。

しばらく走ると、わさびを販売する店舗が立ち並ぶ地点もあり、これがまた実に味があります。
サイクリングの醍醐味を満喫しながら上りました。

わさびの郷

わさびの郷を過ぎると、いよいよ筏場のわさび畑端に到達します。
ここの小さな橋の上から、お別れの撮影。
いったい、何本のわさびが植えられているのでしょう。

筏場のわさび畑

わさび畑を離れ、山道に。
ここから国士峠までの上りは、一部かなりの傾斜です。
メーターの表示する斜度は、一時17%まで到達しました。
感覚的にも、10%は軽く超えている個所があります。
それでも、程なく傾斜は緩くなり、やがて標高510mの国士峠に到達しました。

国士峠

本日の二つ目のピーク、国士峠を越えます。
ここからの下りも冷川峠同様、道は曲がりくねって細く、落ち葉も積もっています。
再び、上りより神経を使っての下り。
寒さは感じずに済みますが、爽快感はありません。

こちらも、民家が現れると下りの終わりも近く、やがて国道414号湯ヶ島温泉付近に到達しました。

天城湯ヶ島

国道414号を右に折れ、修善寺方面へと走りだします。
道は下り基調ですが、時折平坦や緩い上りもあります。

ここで、再びの判断ポイント。
当初予定コースを直進するか、国道136号を左折して土肥を目指すかです。
この時点で、脚にはまだ余裕がありました。
調子も悪くありません。
気温も8℃~9℃で、寒さもそれほど感じません。
吉奈温泉の入口を過ぎながら、これなら土肥経由にチャレンジしようとの気持ちが固まりました。

程なくして、分岐に到達。
もう迷うことなく、国道136号を左折します。

国道136号を土肥方面へ

ここから先は、ルートの予習をしていないコース。
しかも、曲がった地点から土肥までは20km程あるとの表示。
思ったより距離があることに、ちょっとした不安は感じます。
道は、上り基調。
傾斜は当初これまでの峠より緩かったのですが、それも次第に急になってきます。
さすが伊豆、国道と言っても油断なりません。

これまでと比べ若干殺風景な眺めの中を、淡々と走ります。
やがて、茶屋と「これより峠道」の看板が現れ、道幅も少し狭まりました。
さてここから本番と思いきや、しばらくして峠へ上ると思われる道と本道との分岐が現れました。

国道136号旧道との分岐

後で調べたところ、これは国道136号旧道との分岐で、右に行けば峠を越えられたのでした。
しかし、そんなことは知らず、そのまま国道136号を直進。
脚のことを考えればこれが正解だったわけですが、トンネルで峠をパスし、土肥への下りに入ります。

トンネルを過ぎた先

緩い下りのトンネルを抜けると、眼前に広がったのは西伊豆へと続く山中の道。
上ってきている時には、こんなに山の中にいるとは自覚できずにいましたが、こうして見るとなかなかどうして壮観な光景です。

土肥への下りは、これまでの下りと比較してとても下りやすい道。
斜度はかなりあり、路面も荒れている部分がありましたが、それでもスピードは違います。
天城に入ってから雲に覆われていた空からは陽光も射さず、この日初めて寒さを感じました。

車の通行量は多くなかったので、快調に飛ばします。
そして、ついに道は平坦に。
土肥の温泉街の外れに降りてきました。

土肥の街

この地点から土肥のフェリー乗り場や土肥金山へは左に折れて進む模様。
しかし、時間の関係もあり、素直に信号を右折し、県道17号を沼津方面へと走ることにします。

ちなみに、前回も不調だったメーターは、湯ヶ島への下りでリセットがかかり、結局時間も走行距離も不明になっていました。
どうやら、もうダメなようです。

県道17号を少し走ると、すぐに街は終わり、戸田への道は上り坂に差し掛かります。
これは充分に想定内。
西伊豆の海岸線は以前に何度も車で通っており、アップダウンは覚悟していました。
しばらくは、ぐんぐん下になる海を撮影したりしながら、楽しんで走ります。

崖の上

しかし、すぐに終わるとたかをくくっていた上り坂は、一向に終わる気配がありません。
そればかりか、道はつづら折りに。
気づけば、海が右手に見えたり、はたまた左に戻ったり。
こんなに上るのかと、モードは一気に切り替わります。

坂の途中で振り返ればこんな光景。

振り返れば光る海

はるか下に見える海面に陽光が反射してきれい・・・なんてのんきな感想はこの時出てきませんでした。
まるで、天城の山中に戻ったかのような光景(大げさ)。
やはり、西伊豆の自然は侮れません。

それでも、ようやっとピークかと思われる場所に到達。
道は緩やかな下りになっていきます。
そして、ここにきて、この日初めての富士山が正面に見えました。

富士山だ!

富士山が見えるとなんだか安心するのは、その麓に住んでいるからでしょうか。
反面、海越しに遠く見える富士山に、あそこまで帰る道のりはまだ長いと覚悟もさせられます。
再びつづら折りの道を下り、海岸線まで到達すれば、そこは戸田の港です。

戸田

いや~何とも風流な光景です。
筏場のわさび畑に続き、風景が脚の疲れを癒してくれます。
この時ばかりは、サイクリストではなく、旅人気分。
平坦な戸田の港をぐるっとまわりこむように続く道を、ゆったりと走り抜けます。

戸田の港

のんびり気分もつかの間、戸田の街並みが切れると、またすぐに上り坂の登場です。
もちろん、セオリー通り街からの立ち上がりは急傾斜。
明らかに10%以上の斜度です。

戸田からの上り

ここで、明らかに脚に疲労が溜まってきているのを感じます。
テンションも、低目に。
どうやら、完全に西伊豆を侮っていたことに気付いたようです。
しかし、ここまで来て引き返すことはもちろんできません。
そんな気もさらさらないのですが、この先が不安になったことは確かです。

それでも10分ほど坂を上ると、展望駐車場がぼちぼち現れ出します。
どうせなら景色を楽しもうと、その一つひとつに立ち寄り、写真を撮りながら進みました。
上から見下ろす戸田の港も、やはり絶景です。

戸田を見下ろす

ここの駐車場で、初めてのトイレ。
コンビニもないこの周辺では、トイレの存在が貴重です。
スッキリして、また坂に向かっていくことができました。

岬をひとつ越えると、今度は眼前に美しい光景が広がっていきます。
いよいよ、井田です。
井田の文字が描かれた畑を見下ろす展望駐車場からの光景は、過去に車で訪れた際にも撮っています。
が、もちろん立ち寄り。
脚休めついでに撮影をします。

井田からの富士山

駐車場を出ると、少し下りです。
そして、すぐにまた上り坂。
どう考えても下りの方が少ない気がします。
それもそのはず、この後大瀬崎に向けてはかなりの下りになりましたから。

少々タレ気味のペースでいくつ目かよくわからないピークを越えます。
空は青空。
走る環境としては最高ですが、先が見えない道のりに関しては、どうも不安です。
しかし、ここからの下りで、ついに大瀬崎が見えてきました。

大瀬崎

大瀬崎まで来てしまえば、この後にシビアな上りはないということは、おぼろげながら覚えていました。
果たして、この後海岸線に降りてしばらく走りますが、緩いアップダウンがあるのみで、先ほどのような断崖絶壁や山中かと思うようなコースとは一変します。
ここからは距離を稼ぐべく、海辺の光景を楽しみながら進みます。

海辺の光景

また、このあたりから淡島の先にかけては、海越しに富士山の大パノラマが見える地点が増えます。
絶景!と言いたいところでしたが、なんとこの時になって富士山には雲が。
せっかくの自転車(自由に停まって写真が撮れる)なのに、がっかりです。

富士山大パノラマ・・・のはずが

もうひとつ気になったのは、時間。
写真を撮っている際に電話が鳴ったので話をし、その後何となくスマフォの時間を見ると、もう14:30過ぎです。
思ったより、かなり時間が経っていました。

先ほども書いたとおり、自転車のサイクルコンピュータは止まったまま。
最後に確認した際の走行距離は65km程でしたが、それからどれだけ走ったかもよくわかりません。
気持ちがちょっと焦りはじめました。

そんなわけで、せっかくの海沿い平坦も、この後はあまり楽しめず。
ひとまず、三津、淡島までは急ごうと、クランクに力を込めます。
あまりペースは上がりませんが、ただ漫然と走るよりは多少スピードアップしたのでしょう。
大瀬崎から20分ほどで伊豆三津シーパラダイスに到達、その先のコンビニで補給をしました。

コンビニでの補給は、スニッカーズとジュース。
ホテルの朝食バイキングで、これでもかと食べてきているので、炭水化物は必要ありません。
食べてすぐに出発、今度は淡島を通過します。

淡島

ここまで来てしまえば、車でいつも通っている口野まではすぐ。
平坦な道を、さらに進みます。

途中、信号手前でチェレステカフェを発見。
ここは、サイクリストに親しまれる、自転車が停められるカフェです。
以前から気になっていたのですが、場所を確認できたのははじめて。
撮影しようとストップしたところで中から出てきたオーナーらしき方と目が合い、軽く会釈を交わします。

チェレステカフェ

残念ながら、この日はここで休んでいる時間はありません。
しかしながら、こういうカフェでのんびり休憩する、ゆとりあるサイクリングは憧れです。

気を取り直して出発。
口野で信号を左折すると、車で走りなれた道です。
もう、坂はありません(富士市街まで)。
しかし、距離はまだまだあります。

ひとまず、沼津港目指してペースを上げます。
大久保の鼻と呼ばれる地点をぐるっと回りこみ、御用邸記念公園前を走り抜け、沼津市街へ。
信号にいくつかかかりながらも、沼津港へと左折し、さらに走りました。
狩野川河口の橋からは、すでに夕陽と言ってもよい太陽が見えます。

沼津港(狩野川河口)

この先で、千本松原の海沿いサイクリングロードに出て堤防上を走るか、千本街道を走るかちょっと迷います。
しかし、時間のことを考えると、車道を走った方がよさそう。
千本プラザの前を通り、千本街道へと出ます。

千本街道に出ると、風はほんの少しですが、追い風。
気をよくして走りますが、やはり相当脚にきています。
夕陽は松林の向こうから射していますが、日没は近いでしょう。

富士市内に入るまで懸命にペダルを踏み、やがて富士市街へ。
ようやく国道139号へと折れた時には、夕陽に染まる富士山の山頂が再び見えてきました。

夕陽に染まる富士山

ここまで来てしまえばもう帰ってきたも同然、と思いたいのですが、富士宮に向かっては最後の上りがあります。
国道139号は交通量も多いので、できれば暗くなる前に帰りたいと思っていました。
妻に電話し、あと少しで帰れるので心配しないでほしいと伝えます。

国道139号が東名高速をくぐる頃になると、周囲は暗くなりはじめます。
そんな中、リアとフロントのライトを点灯し、富士宮に向けての坂を上っていきました。
結局、日没前には到着できず。
脚の疲れはかなり蓄積していますが、先は見えています。

ようやっとのことで自宅に到着した時、時刻はちょうど17:00。
夏場なら明るいのですが、すでに周囲は真っ暗でした。

結局、この日の走行距離、実走行時間は不明。
ルートラボで確認すると、距離は約135km、獲得標高は2,214mと表示されていました。
当初予定していたルートが距離約90km、獲得標高1,070m程でしたから、全く別物のコースになっていました。
これでは、疲れるはずです。

しかし、家族のおかげもあり、とても充実して走れた一日となりました。
今回のコースは、以下の通りです。


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コメント

こんにちは~。モモパパです。
伊東から自転車でご帰宅でしたか。
かなりの距離ありますね。
でも景色を眺めながらのサイクリングは気持ちよかったのでは。
僕、最近自分のスポーツサイクル乗ってませんよ。
寒くって。

投稿: モモのパパ | 2014/12/15 05:55

モモのパパさん、おはようございます。
ありがとうございます。
この時は、あえてかなりの遠回りをしています。
それで、距離と上り坂が増えてしまいました。(^^)
ま、楽しみで乗っていますので。
確かに、景色は最高でした。
自転車は、楽しいですね。

投稿: あさぎり | 2014/12/15 06:45

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