下部温泉~本栖湖サイクリング
8月31日(日)に、サイクリングに行ってきました。
この日の天気予報は曇り、それでも降水確率40%程と、降っても文句は言えない確率です。
しかし、時間帯別の降水量を見ると、明確に雨となっている時間帯はありません。
前週は短い距離しか乗れなかったので、この日も早朝サイクリングとアラームを4:40にセットしました。
起きて外を見ると、雨は降っていない様子。
路面もドライのようです。
さすがにだんだん日の出の時刻が遅くなってきているので、この時間はまだ暗く、天気ははっきりわかりません。
朝食のおにぎりとあんぱんを頬張り、出発の準備をします。
自宅を出たのは、5:00前。
この時間になると、周囲は明るくなっています。
空には雲が多いのですが、青空も覗くコンディションです。
この日の目的地は、いつもとちょっと趣向を変えて、芝川から富士川沿いに身延、下部温泉を目指すコース。
そこから国道300号(本栖道)を上って本栖湖へと出るルートです。
以前、このルートは逆回りで走りましたが、その時の本栖湖からの下りを上ってみたいという気持ちは持ち続けていました。
しかし、夏場は気温が高く、富士川沿い(標高が低い)は灼熱の可能性があります。
さらに、そこから本栖湖への上りは平均斜度がキツ目で夏場は厳しそう。
そんな訳で時期を見ていましたが、この日は気温も低目でちょうどよいコンディションと判断しました。
まずは、松野経由で芝川を目指すべく、富士宮の市街地を走り抜けます。
この時点で、気温は22℃程。
湿気はありますが、まとわりつくような空気ではありません。
富士山は雲の向こう、残念ながら見えません。
富士宮市街から県道76号を進み、松野へと下ります。
下りきって蓬莱橋を渡る頃、背後に朝日が昇ってくるのを感じます。
振り返って橋と朝日を撮影しました。
蓬莱橋を渡り、今度は県道10号を芝川方面へと走ります。
途中、再び富士川の橋を渡ります。
相変わらず青空は見えているものの、山には雲がかかり、実に複雑な天気です
若干不安になりつつも、ひとまず前に進みました。
芝川駅前を通り過ぎ、ここまでは順調。
緩いアップダウンを走っているだけなので、当然ですが。
このペースは県道398号を稲子に向かっている時も変わらず。
ただし、路面はところどころウエットになり、どうやら明け方まで雨が降った場所があったようです。
どうしても速度を落として走らざるを得ません。
稲子駅手前で、国道469号へと入ります。
すると、いきなりの上り。
距離は短いのですが、斜度はかなりあります。
まだフレッシュな脚でこの上りをクリアすると、山梨県に入ります。
ここからもしばらくはアップダウンが続く道。
身延線と富士川にそって走ります。
路面は、相変わらずドライになったりウエットになったり。
ところどころでは、霧が川面方面から立ち上がってきて、ちょっと不思議な光景をつくり上げています。
井出、寄畑、内船と身延線の駅を見ながら進みます。
このあたりは細かいアップダウンの連続。
地味に脚にきます。
しかし、時折開ける光景は、雲と陽光に彩られ、目をひきます。
こんな風景に癒されながら、マイペースで進みました。
アップダウンを繰り返しながらも、少しずつ少しずつ標高を上げ、やがて身延へと到達します。
身延駅はまだ朝早いせいかひっそりと静まり返っていて、地元の消防団の方々が防災の日(防災の日は翌日ですが日曜日に行われるところも多かった模様)の行事の準備をしていました。
ここまで来ると、道のアップダウンはかなり緩やかになります。
ほとんど平坦と言ってもよい道を、相変わらずのマイペースで走ります。
気温は、21℃~22℃を維持。
走っていても快適です。
時折考え事をしながらリラックスして走っていると、道は国道300号へとつきあたります。
いよいよ、ここから下部温泉方面へと走ることになります。
本格的な上りはまだ先ですが、気持ちは一気に緊張感を増します。
右に折れ、トンネルを越えると、すぐに下部温泉郷が見えてきます。
身延の山々には雲がかかり、前回よりも幻想的な光景となっています。
相変わらず湿気たっぷりの空気ですが、不思議と不快ではありません。
いつかはここで温泉に入りたいなと思いながら、まだ平坦基調の道を進みます。
しばらくは身延線と並走していた国道300号ですが、途中右に折れて身延線の線路は見えなくなります。
ここからは、いよいよ上り区間のスタートです。
とは言え、当初は民家や学校、役場などもあり、緩斜面が続くのみ。
ペースを上げる必要がなければ、全く負担にはならない道です。
トンネルをいくつか抜けながら、いくらか傾斜がキツくなる部分も出てきた頃、道の駅しもべが見えてきます。
この位置は、前回逆に下った際に確認済み。
前回は立ち寄りませんでしたが、今回はちょっとエネルギー補給をしようかと、自販機目的に立ち寄ります。
ところが、ちょっと見回しても自販機が見当たりません。
私が見つけられなかっただけなのか、それとも自販機の設置はないのか。
私の目論みは、もろくも崩れ去りました(大げさ)。
結果、特に補給の必要はなかったのですが、ここでちょっとしたショックを受けて道の駅を後にします。
道の駅を出てしばらく進むと、道はいよいよ山道に。
時折集落が現われるのですが、周囲は木々に覆われ、静寂が包む中をゆっくりと上ることになります。
前回下った経験では、本栖湖手前の数kmが特に斜度がキツそう。
しかし、この段階ではそれほどではありません。
つづら折りになっている道が、斜度を和らげてくれるのでしょう。
ヘアピンのインコースはさすがにダンシングでクリアしますが、それ以外はシッティングの39-21T程度で充分。
リラックスして上れます。
それでも、気づけば風景はすっかり山岳コース。
自分のきた道を振り返ると、思ったより上っているようです。
そして、その先の道も遥か上の方に見えています。
もちろん、脚に負担をかけぬよう、無理せず上ります。
本栖湖の標高がおおよそ900~950mなので、そこまでの標高差を意識しながら、手元のメーターで状況を把握します。
メーターの誤差はあれど、現時点の標高と本栖湖までの距離(道標に表示される)を考えれば、この後の斜度が想像できます。
結局、最後までインナーローに入れるような急な斜度の場所は現れず。
距離は長いものの、思ったよりは楽に本栖湖手前のトンネルに到達しました。
やはり、前回下った時はつづら折りの道での加減速で過分に斜度を感じたのかもしれません。
逆に、直線で上る道よりも、つづら折りの道の方が平均斜度は抑えられるため、上りやすいと言うことも再認識しました。
とは言え、標高200m程から900mオーバーまでの上り道。
脚には決行負担がかかっているようです。
時間の関係もあり、無理せず国道300号で本栖湖東岸を進みます。
一向にスピードは上がりませんが、無理に揚げる必要もないので、問題ありません。
やがて、国道139号へと合流。
右に折れ、坂をクリアすると、県境への道です。
県境を越えてからは、一気の下り。
ほぼノンストップでここまで70km程走っているので、脚腰には疲労が溜まっています。
それでも、なんとかクランクを回しながら、大月線経由で自宅へ。
途中、国道469号沿いからは、この日初めて富士山が頭を覗かせているのを見ることができました。
10:30前に自宅着。
結局この日は走行距離約102km、走行時間4時間30分程、獲得標高1,394m、平均速度22.6km/hでした(いずれも手元メーター読み)。
下部温泉から本栖湖への国道300号は若干拍子抜け(あくまでもペースは緩やかでただ上るだけでしたが)だったものの、走りがいのある楽しいサイクリング。
この秋、できればもう一度走りたいと思わせてくれるコースでした。
今回のコースは、以下の通りです。
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