下部温泉サイクリング
6月1日(日)に、サイクリングに行ってきました。
この日の目的地は、朝霧高原から本栖湖畔を走り、下った先の下部温泉。
もちろん、温泉に入るわけではありませんが・・・。(^^;)
その後、富士川沿いを走り、富士宮へと戻るコースを設定します。
このコースは、一度走ってみたいと思っていたもの。
標高のそれほど高くない場所を長く走るこのコースは、真夏には辛そうなコースです。
合わせて、この日富士吉田で開催されるMt.富士ヒルクライム(自転車ヒルクライムレース)の影響で河口湖方面は混雑するかもと思い、あえてそこを避けるコースとしました。
10:30頃までには自宅に戻ることを考え、この日も4:15起床。
準備をして、5:00ちょうどに自宅を出ます。
気温は、16℃程。
それでも空気が冷たく感じるのは、ここのところ日中の気温が30℃前後まで上がっているからでしょうか。
自宅から国道469号へと上っている途中、朝日が昇りはじめました。
富士山も、霞んではいるものの、全景が見えています。
風はほとんどなく、坂を上る脚も比較的軽やかです。
ダイエットをはじめて落ちてきた体重も、ここのところほとんど変化なし。
それでも、確実に坂を上りやすくはなっています。
この調子なら、前週間に合わなかったダイヤモンド富士(風の湯前より)に間に合うかもしれません。
そんなことを考えながらも、以後のコースを考えると無理はできず、マイペースで走ります。
北山郵便局まで約30分、大月線に入り上井出の交差点を人穴方面へと進みます。
杉林の中の道を、若干ペースアップしながら走り、風の湯前へ。
残念!またもやダイヤモンド富士の光芒には間にあいませんでした。
そこに居合わせたなじみのカメラマンとしばらく雑談。
これから夏至まで、撮影場所も時間も大きくは変わらないとのことで、まだチャンスはありそうです。
ちょっと急いだので額から垂れた汗も、この間に引きます。
再びペダルに力を込めて、富士ミルクランドへと走ります。
まもなく、富士ミルクランド着。
ダイヤモンド富士が念頭にあったため、やはり心なしか急いでいたようです。
今の実力だと、このくらいが妥当なのでしょう。
撮影だけして、先を急ぎます。
急ぐと言っても、相変わらずのマイペース。
人穴小学校の先を直進、ドライブインもちや裏手から国道139号へと合流します。
途中、ふもとっぱらを見渡せる地点では、多くのテントが張られ、気球が準備されているのが見えました。
何かのイベントでしょうか?
朝霧さわやかパーキングを過ぎ、道の駅朝霧高原へ。
道の駅入り口で、ここまでの走行時間を確認します。
これまた、今の実力なら上出来。
1時間半以内で走りたいところですが、贅沢は言えません。
ここでの気温は、相変わらず20℃前後。
日当たりのよい場所と日陰でかなりの差はありますが、6:40という時間を考えると、とても6月に入ったばかりとは思えません。
これでは、富士山も霞んでしまうわけです。
時間を考えて、ここも撮影のみで通過。
ボトルの水はまだたっぷりあります。
根原への上りをクリア、県境を越えると本栖湖へは緩やかなアップダウンです。
最後、長めの下りを走ると、本栖湖入口です。
左折し国道300号に入ります。
ちょっと悩みましたが、時間にはまだ余裕がありそう。
すぐに湖畔に降りて、本栖湖を時計回りに半周するコースを選びました。
久しぶりの本栖湖畔。
テントサイトには、いくつかのテントが張られています。
また、自衛隊がボート上陸?訓練のため、準備をしていました。
そんな湖畔をゆっくりと流して走ります。
前半は、林間の道。
途中、新緑の木陰から覗く湖面がとても美しく、リラックスできます。
やがて、身延町へと入りました。
後半になると、湖側の木立が消え、湖畔の道路となります。
湖の北側に回り込むあたりから、富士山の姿も見ることができました。
風がなく湖面も穏やかなおかげで、逆さ富士を楽しめます。
浩庵キャンプ場の坂をクリアすると、国道300号との合流地点です。
ここの展望ポイントには、富士山を愛でたり撮影したりする方々が集まっています。
私も数枚シャッターを切り、国道300号へと戻ります。
さあ、ここからは(自転車では)未体験の道です。
本栖道と名付けられた国道300号線は、まさに曲がりくねった山道。
トンネルやヘアピンカーブ(その名の通り)が連続し、スリル満点です。
途中目に飛び込んでくる山々の光景にも、見とれる余裕はありません。
下りでよかった…。(^^;)
慣れない道なので、慎重に下ります。
しかし、思ったよりは走りやすい道。
道幅も比較的あり、路面の荒れている個所もほとんどありません。
工事中の片側交互通行が何箇所かあった以外は、快適に下れました。
途中、道の駅しもべを過ぎ、住宅が増えてきた道をさらに下ります。
その下りもひと段落したころ、川沿いに下部温泉郷の文字が見えてきました。
ここが下部温泉ですね。
JR身延線沿いにしばらく走ると、突然富士川が現れました。
この橋を渡ると、国道52号に当たります。
しかし、国道52号は交通量も多く走りにくいので、橋の手前を左折。
県道9号を身延方面へと走ります。
やがて、身延駅前を通過。
ここまでは、追い風にも助けられ、快調なペースです。
川沿いの道は緩やかな起伏がありますが、ほとんどはアウターのダンシングで乗り切れる程度。
むしろ、こうしたアップダウンは、以前から得意とするコースです。
懐かしい感じすら受けるそんなコースを、さらに走ります。
身延駅前を抜けると、アップダウンはより大きくなります。
こうなると、さすがにインナーにしてよじ登るようなポイントも出てきます。
しかし、そうした高台からは、富士川がきれいに見えて、これも励みになりました。
基本的には身延線に沿って走る道路。
もちろん、起伏によって線路は見えたり見えなかったりします。
身延線の駅は、主要駅とそれ以外の差が大きく、ユーモラスです。
道沿いにある井出駅の駅舎は、タクシーが停まっていなければ素通りしてしまう程でした。
道は、身延駅前からいつの間にか県道10号へと変わっています。
そんな県道10号は、井出駅から坂を下りしばらく走った次の駅十島駅前で国道469号へと合流します。
そして、国道469号はこれまでに増してアップダウンがきつくなりました。
県境を越え、静岡県富士宮市(旧芝川町)へ。
その先の稲子駅前で、この日最大の(大げさ)選択をすることになります。
このまま直進し、芝川駅前を通過し、松野から富士宮市街へと抜けるか、それとも国道469号を進み、柚野、上野経由で北山に戻るかと言う選択です。
当然、後者の方が獲得標高も大きくなり、距離、時間も多くかかります。
脚の状態を考えると、ちょっと無謀かな?とも思います。
それでも、気温が上昇している中、最後を下りにしたいと言う気持ちが勝り、国道469号を左に折れました。
ここからしばらく、国道469号は稲子川沿いを走ります。
身延線の鉄橋をくぐり、採石場を眺めながらのルート。
斜度は極めて緩く、ほぼ平坦です。
しかし、ペースは上がりませんし、あえて上げませんでした。
途中、稲子側の河原に、いくつか川遊びできそうなポイントを見つけます。
帰宅したら、この日はここに子供たちと遊びに来ようと思いながら進みました。
緩斜面ながら、標高はじわじわと上がって行きます。
しかし、気温は30℃。
体力の消耗は、思った以上です。
やがて、国道469号は右に稲子川の橋を渡り続きます。
この橋のたもとには、温浴施設ユートリオがあります。
存在は知っていましたが、はじめて場所を知りました。
それにしても、この車一台分ギリギリの橋が、国道の橋とは…。
橋を渡ると、いきなりの急傾斜。
これまでとは打って変わって、山道です。
事前の下調べでは松野経由を考えていたため、この道はノーマークでした。
しかし、北山付近の標高が300m強で、そこに上る前の柚野が200m程度かと思われます
この時点で標高150m程でしたので、上っても100m程かと思っていました。
が、これが甘く、標高が300mを超えてもまだ坂は続きます。
普段ならいざ知らず、ここまで100km程走っている脚にはきつく、ちょっと心が折れそうになります。
それでも、2.5km程走った地点で、ピークに来たようです。
そこにあった表示板には「桜峠」の文字。
なるほど、柚野との間に峠があったのですね。(^^;)
知っていたら、このコースを選んだかどうか。
いずれにせよ、知らぬがほとけの桜峠(標高360m程)を越え、柚野へと下ります。
上っただけあって、風景は雄大です。
柚野へと細い道を下り、芝川の橋を渡ります。
思いがけない峠のお陰で、脚は結構つらくなっています。
このまま直進し、富士チサンカントリークラブ前を通って富士宮市街に下ろうかとも思いましたが、それではこちらのコースを選んだ意味がありません。
意を決して国道469号を上野へと走ります。
田園風景とその向こうの富士山は、眺めとしては抜群。
しかし、気温は既に31℃を表示しています。
時間との闘いもあり、それほどのんびりもできません。
が、脚に無理をすることもできず、斜度が比較的緩いのが救いです。
ようやく、上野に到着。
右に折れ、国道469号を進みます。
途中、自動販売機でこの日はじめての(ボトルの水以外)補給。
350mlのドリンクは、驚くほどの速さで身体に吸収されていきます。
上野を過ぎると、大石寺の前の坂を上り、北山へ。
ここまでくれば、完全に勝手知ったる道です。
時間を気にしながらも、ペースは上げられず、結局3分ほど遅れて自宅着。
実に気持ちのよいコースを走れ、適度(今の自分にはちょっと過度?)な強度も要求された、疲れが心地よいコースでした。
メータ読みで、距離は約115km、走行時間は約5時間6分、平均速度は22.5km/hとなっています。
秋になったら、また走ってみたいコースです。
今回のコースは、以下の通りです。
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