奇石博物館
先週日曜日、昼頃から富士宮市内にある奇石博物館に子供たちと行ってきました。
この博物館は私が富士宮に来た当初から存在は知っていましたし、サイクリングで前を通りかかることも少なくありませんでした。
それでもなんとなくこれまで訪れる機会がなかったのは、子供向けの施設と思い込んでいたせいもあろうかと思います。
しかし、今回訪れて見て、それは勘違いだったことに気づかされました。
そんな奇石博物館での半日をご紹介します。
駐車場に車を停め、敷地内へ。
まずはじめに目にするのは、アパトサウルスの模型。
お約束通り、この前で写真を撮ります。
この写真は、私が「あ、首が動いた!」と言った瞬間です。(^^)
お次は、不思議な音色の石を叩きます。
木琴と鉄琴はよく知られていますが、これは石琴。
乾いて澄んだ音色が響きます。
この後、宝石わくわく広場へ。
ここは、一人500円(大人・子供共通)で30分間、花崗岩の砂利に埋もれた宝石を探し出すコーナー。
水が張られたたくさんのエリアで、皆夢中で砂利を掘り起こしています。
私も、真剣。
いつもなら撮る写真すらなしです。(^^;)
その収穫は、こちら。
残念ながら、ちょっとランク上の宝石と交換できる「賢者の石」は発見できませんでた。
ここまでたっぷりと遊んで、いよいよ奇石博物館に入館します。
最初に出迎えてくれたのは、輝く水晶や蛍石など。
これらは、自由に触って見ることができます。
子供たちもぺたぺたと触って楽しみます。
私はと言えば、蛍石に釘付け。
キヤノンのデジタル一眼レフ用高級レンズには、この蛍石(人工)を利用したものが多くあります。
う~ん、これが・・・と感心しきりです。
エントランスホールでは、博物館の方が、代表的ないくつかの石を説明、実演してくれます。
子供たちも、早速お願いをしました。
まずは、テレビ石。
結晶が繊維状に並んだ石で、ちょうど光ファイバーと同じように、底にある絵を表面に浮かび上がらせます。
写真だとちょっとわかりにくいので、ぜひ実物をご覧ください。
子供たちも、夢中で試しています。
お次は、先ほどのきれいな音の鳴る石。
これでできた石琴も奏でてくれます。
一通り説明を聞いた後、展示室へ。
ここには、恐竜の化石、骨格、模型なども展示されています。
上の写真は、エドモントサウルスの頭の骨(化石)です。
恐竜好きは、興奮間違いなしですね。
奇石博物館と言うだけあって、不思議な石はそれこそたくさん展示されています。
自然がつくり出した造形、本当に不思議です。
その成り立ちをじっくり読んでいると、いくら時間があっても足りないくらいです。
館内には、石が大好きだった宮沢賢治さんのコーナーもあります。
作品にも度々石が登場。
そんな作品の光景を再現したディオラマに子供たちも見入ります。
その奥には、光る石コーナーも。
先ほどの蛍石をはじめ、暗闇で紫外線(ブラックライト)を当てると光る石が展示されています。
そして、一角には蛍石などをあしらった機関車と列車の模型も。
これは実際に動き、その光景はまさに銀河鉄道の夜です。
大人が楽しみなのは、やはり宝石コーナー。
宝石の原石が多数展示されている他、各誕生月の誕生石も展示されています。
お好きな方なら、夢のような空間かも・・・。
また、この時(2014年5月)は、企画展示として、チャレンジ!石ころクイズ展が実施されていました。
石に関する問題をクリアしたり、クロスワードにチャレンジしたり。
しかし、これが半端じゃなく難しい。(^^;)
子供も大人も同じ条件で展示室内をウロウロしなければならないくらい。
なんとかクリアと思われる答えを導き出し、クイズに応募(入場券などが当たる)した時には、1時間程経っていました。
最後に、ミュージアムショップを一回り。
息子がどうしても欲しいと言ったテレビ石が、我が家にやってきました。
冒頭にも書きましたが、完全に勘違いをしていました。
奇石博物館は、“博物館”というだけあって、決して子供向けの施設ではありませんでした。
もちろん、子供も楽しめます。
実際、我が家の小学校低学年と幼稚園児は飽きもせず見ていました。
しかし、大人でも、と言うより大人こそ楽しめるコーナーも多数あります。
そういう意味では、先日の青梅鉄道公園と同様かもしれません。
機会があれば、ぜひ家族で訪れてみてください。
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