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Canon EF24mm F1.4L Ⅱ USM

今回ご紹介するのは、キヤノン(Canon)の大口径単焦点広角レンズ、Canon EF24mm F1.4L Ⅱ USMです。
このレンズ、2008年12月と、今から5年以上前に発売されたレンズですが、もちろん今でも現役です。

広角の大口径レンズはズームのEF24-70mm F2.8L USMを使用していましたが、単焦点は使ったことがありませんでした。
ところが、ちょっと前になりますが、ふと立ち寄ったカメラ店でこのレンズの中古を発見。
状態はまずまずと言ったところでしたが、価格もこなれており、手持ちのレンズを下取りに出せば手が届きそうだったので、購入しました。

正直、今まで先のズームレンズの広角端で開放f2.8はあまり使ったことがなく、広角でボケ味を楽しむと言う写真は撮ったことがありません。
それでも、このレンズは別格の開放f1.4です。
寄ってボケ味を楽しめるレンズとして定評があるので、その点に大きな期待をしていました。

持ち帰って、レンズ本体を眺めてみます。
ズームも手ぶれ補正もないため、レンズは極めてシンプル。
純正のレンズフードはちょっとガタつきますが、これは仕様のようです。

EF24mm F1.4L Ⅱ USM

EF24mm F1.4L Ⅱ USM

広角レンズと言っても、24mmなので前玉はそれほど飛び出していません。
当然、フィルターも普通に装着できます。
レンズフィルターは、径77mmなので、下取りに出したズームレンズから流用。
ちょっと汚れたままなのは、愛嬌です。(^^;)

早速、手持ちのEOS 5D MarkⅢに装着。
居間に戻り、そこにあったテレビのリモコンを撮ってみます。
絞りは開放f1.4、薄暗い室内でしたが、ISO250、シャッター速度1/40秒で撮影できました。
さすがです。

ファーストショット

出てきた画を見てビックリ。
最短撮影距離は25cmですが、ほぼそれに近い距離で撮ったでしょうか。
被写界深度の浅さは、とてもこれが24mm広角レンズとは思えません。
早く屋外で撮りたくてたまらなくなりました。

それからしばらくは、様々な場所で開放撮影を楽しみます。
撮影距離にかかわらず、ボケる場面ではボケてくれます。
もちろん、開放付近では周辺光量は落ち込み、シチュエーションによってはかなりそれが目立ちます。
しかし、これもある意味大口径レンズの醍醐味。
RAW撮影をしてCanon Digital Photo Professional(以下DPP)で補正すれば解決する問題ですが、あえてそのままにしています。

沼津千本浜にて

岩本山公園にて

もちろん、このレンズの醍醐味は、開放でのボケのみではありません。
絞ればきっちりと、さすがLレンズと言う解像感を与えてくれます。
24mm広角のため、周囲での流れは見受けられますが、それも等倍拡大しなければ気にならない程度。
また、DPPである程度補正も可能です。

次の写真は、伊豆の国市で撮影した菜の花畑とカワヅザクラ。
それぞれ、上の写真が開放f1.4で、下の写真はそれより絞りこんでいます。
こうした異なる風合いを1本のレンズで楽しめることこそ、このレンズの醍醐味かもしれません。

絞り開放f1.4

絞りf8

絞り開放f1.4

絞りf5.6

朝霧高原に雪が降った際、別のカメラEOS 7Dに装着して持ち出しました。
24mmはキヤノンのAPS-Cに装着すると、約38mm相当の画角になります。
f9まできっちり絞って手持ち撮影。
クリアな画が撮れました。

朝霧高原の雪景色と富士山

もうひとつ、このレンズの特徴に、特殊コーティングSWC(Subwavelength Structure Coating)が施されている点が挙げられます。
これは、反射防止のコーティングで、特に斜め方向から入り込む光をいなし、フレアやゴーストを抑制してくれます。
確かに、広角レンズにありがちな、太陽がフレーム外にある時にも出てしまうフレアやゴーストは皆無で、太陽がフレーム内にある時でも、シチュエーションによっては充分対応できます。
ゴーストの出方もナチュラルなので、これはありがたい特性です。

ゴーストは極少

夕陽なら全く問題なし

再びEOS 5D MarkⅢに装着し、風景撮影を楽しみます。
様々なシチュエーションに対応でき、表現力も豊富。
ズームレンズではないので、構図に関しては自分が動くしかありませんが、絞りや被写体との距離によってマルチに楽しめるこのレンズ、お気に入りの1本になりました。

道の駅富士川楽座にて

薩埵峠にて定番のアングル意外にも

光と影

絞りを開けて風景を撮る(f2.5)

単焦点レンズとしては高価ですが、比較的価格のこなれた中古も出回っています。
機会があればぜひ使ってみてください。

 

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