« 岩本山公園の梅見頃に | トップページ | 2014年2月14日の大雪(その2) »

2014年2月14日の大雪(その1)

今年(2014年)の2月14日から15日にかけて、関東甲信地方にも大雪が降りました。
観測史上最大の積雪を記録した地域もあり、しかも夕方から夜にかけて急激に強まった雪により、15日朝から各地で大混乱となりました。

特に、山梨県、長野県、群馬県などの被害は甚大で、その影響は今も残っている状況です。
しかし、大雪から一週間が経った今、記憶が鮮明なうちに、朝霧高原の状況に関しご報告させていただきたいと思います。

14日朝から、静岡県内沿岸部は冷たい雨が降っていました。
私は当日朝、富士宮から静岡市清水区へと出勤したのですが、前週、2月8日(土)には雪となっていた自宅周辺(富士宮市標高160m地点)は雨でした。
そこから西富士道路を走り、富士市、静岡市と一貫して雨。
この段階では、よもや朝霧高原があのようなことになっていようとは、想像もつきませんでした。
そうです、むしろ前週より雪の影響は小さいと思っていたのです。

しかし、朝霧高原は14日日中から雪となっていました。
そして、その降りは、夕方近くなって強くなりはじめたのです。

14日夜、あさぎりフードパークの工場から出ようとした義弟は、積雪のため車がスタックして出られず。
なんとか工場まで戻って、そこで一夜を明かすこととなりました。
しかし、夜半になってエアコンの室外機が雪に埋まり、エラーで動作せず。
寒い中、眠れなかったようです。

明けて15日朝、富士宮市内は次第に晴れてきました。
私は前日同様、自宅から静岡市内へと出勤。
国道を走っている限り、雪の痕跡はまったくありません。
しかし、由比付近で並走する東名高速の上り車線にはトラック中心に車がずらりと並んでおり、この先で混乱が起きていることは容易に予想できました。

実際、この段階で東名高速上り線は静岡I.C.~清水I.C.間が事故により通行止め、その先清水I.C.~東京I.C.までの全線が雪により通行止めと言う状況でした。
また、下り線も東京I.C.~沼津I.C.が雪のため通行止めと、大混乱をきたしていたのです。

午前中、清水の営業所で仕事をし、昼前に一旦自宅へと戻ります。
土曜日と言うこともあってか、東名高速が上下線通行止めにも関わらず、車の量は少な目。
それもそのはず、この時点で県内に流入する道路では通行止めが相次いでいたからです。

昼頃自宅に戻り、子供たちを実家に預けて、妻と二人、朝霧高原へと向かいます。
目的は、施設の雪かきに必要な重機の鍵を届ける(施設内の鍵が保管してある事務所へは人が行けない状態)ことや、工場から帰宅できない義弟を連れ出すこと、工場での生産が可能かの状況確認のためなどです。

国道139号を走り、市街地を抜けます。
しかし、国道139号は外神の交差点から先が通行止めです。
この付近は除雪が進み、少なくとも朝霧さわやかパーキング付近までは走行ができると言う情報を得ていた私たちは、事情を話し入れてもらいました。
車は、もちろん4WD+スタッドレスです。

標高300m程の地点から路肩の雪が多くなってきましたが、道路は片側一車線ではあるもののきれいに除雪された状態。
この状況でも、前週より影響は少なく感じるほどでした。
そのまま、標高を上げて行きますが、それでも路面はクリアです。

標高750m付近

ご覧のように、国道139号は標高750m付近でも走りやすい状況です。
しかし、脇道に関しては、全く除雪がされていません。
ほぼすべての交差点が、信号機の意味をなさない状態。
雪の高さは50cm以上でしょうか。
とにかく、走れるところまで走ることにします。

その先、朝霧さわやかパーキング付近で、ついに除雪作業中の区間に。
ここから先は、車で入るわけにはいきません。
駐車場に車を停め、妻に待機してもらって、徒歩であさぎりフードパークを目指すことにしました。
ここからあさぎりフードパークまでは、3km程です。

スキーウェアに長靴という格好で歩きだします。
ものすごい向かい風に、手にしたスコップが煽られます。
それでも、はじめは片側がきれいに除雪された道路を歩けました。

歩きはじめ

1.5km程歩くと、路面が雪におおわれている部分が多くなります。
あまりの積雪に、除雪車が一度通っただけでは、完全に雪をどかしきれないのでしょう。
実際、除雪車は同じ区間を何度も往復しながら、路面をクリアな状態にしていました。
時間はかかりますが、そこまでしないと凍結し、かえって危険な状態になってしまいます。

路面に雪が

さらに歩いていると、ついに除雪車が稼働する現場に到着しました。
予想通り、何度も行き来をしながら、慎重に除雪しています。
除雪車は当然チェーンを巻いていますが、それでも薄く潰された雪の層は滑る様子。
慎重に作業が進みます。
路肩の雪は、ゆうに1mを超えていました。

除雪現場

一旦バックしてきた除雪車をやり過ごし、さらに歩きます。
その先には、もう一台の除雪車が作業をしていました。
どうやら、この除雪車が先頭のようです。
一度除雪下だけでは、道路は下の写真のような状況。
いかに今回の雪が深いか、わかります。

標高890m地点

この除雪車も、程なくしてバックしてきたので、歩道に上がってやり過ごします。
歩道とは言っても、そう思われるだけの場所。
膝下まで雪に沈みます。
そして、除雪車が入っていない地点に到達し、唖然。
これが普段から見慣れている国道139号だとは・・・。
遠くに見える車は、雪の中立ち往生しているものです。

除雪前の状態

道路の雪は深いですが、人が歩いた轍があり、注意すれば歩くことに支障ありません。
ここまでくれば、もうあさぎりフードパークは目の前。
慎重に、それでも気は急いて進みます。

そして、あさぎりフードパークへの横道に到着。
ここからは、完全に新雪の上を歩かねばなりません。
いや、歩くことなど到底できない状態。
スノーシューなどがないので、腿まで完全に沈みこんでしまいます。
最終的には四つん這いになってなんとか工場へとたどり着きました。

あさぎりフードパーク朝霧乳業工場前

この時点で、数名の社員がやはり徒歩で工場に到達していました。
重機までの最短距離を選んだ私と違い、遠回りをすればもう少し雪の薄い場所を通れたようです。
雪は風で相当飛ばされたようで、薄い部分では50cm以下でしたが、吹きだまりはゆうに2mを超える積雪でした。

重機を動かし、皆で相談しましたが、到底この日の除雪は無理。
午後から工場で製造をできるかも・・・と言う淡い期待は木っ端微塵に吹き飛びました。
各販売店に連絡を取り、商品が製造できないことを連絡します。
その前後処理に時間がかかり、辺りはやがて暗くなりはじめました。

夜になると、工場からの脱出が難しくなります。
義弟と相談し、この日は工場から出ることに。
日曜日に仕切り直しをすることとにしました。

工場から出て、国道139号までなんとか出ます。
その先、歩いて戻ります。
義弟は体力を奪われていたため、途中まで社員の車で迎えに来てもらい、さわやかパーキングへ。
そこから私の車に乗り換え、富士宮市街へと戻りました。

以上が、2月15日(土)の状況です。
16日(日)の状況に関しては、また後日ご報告いたします。

|

« 岩本山公園の梅見頃に | トップページ | 2014年2月14日の大雪(その2) »

あさぎりWEB日記」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 2014年2月14日の大雪(その1):

« 岩本山公園の梅見頃に | トップページ | 2014年2月14日の大雪(その2) »