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よし川さんの「うなぎのまぶし丼」

よし川さん

うなぎのまぶし丼

先日、静岡市清水区蒲原にある桜えび、うなぎ、地魚料理の店「よし川」さんにお邪魔しました。
このお店はその地の利を活かした桜えび料理でも定評があり、毎年春、秋の漁期になると、漁の有無などの情報をいただきお世話になっていました。

お店は富士川から由比へと抜ける旧国道1号沿いにあり、駐車場も完備しています。
お店の場所は存じ上げていたのですが、タイミングが合わず、ようやくランチをいただくことができたのは7月も下旬に差し掛かろうかという頃、土用丑の日の翌日でした。

丑の日にうなぎを食べることができなかった私は、ランチのうなぎのまぶし丼をいただきます。
注文を受けてからしっかりと焼き上げられたうなぎに、海苔と紫蘇。
たれも甘すぎず辛すぎず、私の好みの味です。
これに、サラダ、香の物、お吸い物、そして食後のコーヒーまでついて1,300円は実にお値打ちです。

そして、よし川さんと言えば、桜えび。
漁期中ではありませんでしたが、冷凍生桜えびからふっくらサクサクに揚げられた桜えびのかき揚げ(525円)も堪能させていただきました。

蒲原~由比にお越しの際には、よし川さんでゆったりと地元の味を堪能なさるのもよいですね。

桜えびのかき揚げ

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伊東温泉「陽気館」の露天風呂

先日、仕事関係の会合で、伊豆半島東岸、伊東温泉にある旅館「陽気館」さんにお邪魔しました。

ここは1910年(明治43年)創業の歴史ある温泉旅館で、館内のお風呂はすべて源泉かけ流し、24時間入浴が可能です。
部屋数はすべて和室の19室と、こじんまりとした佇まいですが、風流さを感じられます。

そんな陽気館の一番の特徴が、伊東市内と海を一望できる露天風呂。
高台にあるこの露天風呂には、館内から登山電車で向かうことができるのです!

フロント奥にある一見エレベータのような扉のボタンを押すと、程なくドアが開きます。
中は、腰掛ける椅子もあるゴンドラ風。
この段階で前の窓を覗くと、これから上っていく急斜面とレールが見えます。

登山電車の箱

登山電車が上る斜面の傾斜は45度、距離は30メートルとのこと。
この距離を、登山電車はゆっくり、ゆっくりと上っていきます。
後ろを振り返ると、下の屋根とこれまで上ってきたレールが見えます。

上昇中

やがて、登山電車は上の駅?へと着きます。
ドアが開くと、そこには木の廊下が続いています。
そして、その先には、脱衣場と露天風呂がありました。

展望露天風呂

あれだけ上ってきただけあって、眺望は抜群。
残念ながらこの時はお湯に浸かることはできませんでしたが、実に気持ちよさそうです。
この露天風呂、混浴ですが女性専用の時間帯も設けられています。

夜、登山電車の運転が休止してからも、階段でアクセスすることができます。
私は遅い時間でしたので、階下の大浴場に浸かりました。

陽気館、歴史と伝統、そしてちょっとしたスリルを体験できる旅館です。

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桜海老のパリパリピザ

桜海老のパリパリピザ

6月上旬のとある日、東海道新幹線新富士駅そばにある居酒家けやきさんで会食をしました。
ここは、以前にも数回訪れたことがありますが、地元の味を気軽に楽しめることができ、居心地も悪くありません。
この日も、焼きもの、揚げもの、名物「宮麺のサクサクサラダ」などを楽しみました。

そして、今回初めてオーダーしたのが、タイトルの「桜海老のパリパリピザ」。
その名の通り、パリパリの薄手の生地の上には薄くチーズが敷かれ、さらにそこには干し桜えびがこれでもか!と載っています。
カットして口に運べば、香ばしさが口いっぱいに広がり、やがて旨味が。
生、釜揚げ以外の桜えびの楽しみ方、ここにありといった感じです。

桜えび春漁は既に終了し、次は10月下旬からの秋漁を待つのみ。
しかし、冷凍や干した桜えびは、年中楽しむことができます。

これだけ贅沢に桜えびを使えるのも、地元のお店ならではかも。
機会があれば、ぜひご堪能ください。(^^)

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Panasonic LUMIX G X VARIO 12-35mm F2.8 ASPH. POWER O.I.S. (H-HS12035)

Panasonic LUMIX G X VARIO 12-35mm F2.8 ASPH. POWER O.I.S. (H-HS12035)

長々と並んだ記号のような文字。
これは、マイクロフォーサーズマウントのミラーレス一眼カメラ用のレンズです。

最初のPanasonic(パナソニック)はメーカー名、LUMIX(ルミックス)G Xはレンズブランド、VARIOはズームレンズの表記、12-35mmは焦点距離(35mm判換算で24-70mm)、F2.8は絞り開放時のF値を表しています。
次の、ASPH.はアスフェリカルの略で、非球面レンズを使用していること、POWER O.I.S.は手ぶれ補正機構を内蔵していることを意味し、最後カッコ内の表記はモデル名(型番)となります。

つまり、今回のレンズはマイクロフォーサーズ用のパナソニック製、焦点距離12-35mm、開放F2.8の手ぶれ補正内蔵ズームレンズということです。
これでも、充分にわかりにくいですね。(^^;)

ミラーレス一眼カメラやデジタル一眼レフカメラの最大の特徴は、用途や目的に応じてレンズを交換できる点にあります。
レンズ固定が前提のその他カメラと比べ、レンズ選択により幅広い撮影に使用することができる訳です。

このレンズは、そんな交換レンズの中でも、標準ズームと分類される、基本的なもの。
12-35mm(35mm判換算24-70mm)という焦点距離は、風景を広く切り取ったり、集合写真などにも利用できる広角端から、ちょっと遠くの人物や撮影対象を切り取る望遠端まで、まんべんなく使えます。
ただし、多くのレンズ固定式カメラなどと撮影範囲が被るので、写りに関しては非常にシビアに見られることが多くなります。

PEN mini E-PM2にセット

このレンズは、先日紹介したOLYMPUS(オリンパス)のPEN E-PM2に使用するために購入しました。
E-PM2についているキットレンズは、同社製の14-42mm(35mm判換算24-84mm) F3.5-5.6というもの。
広角端はやや狭いものの、望遠端まで考えると今回のものより広い領域をカバーします。

にもかかわらず、購入に至ったのは、その写りに対する評価と使い勝手からでした。
このレンズは、ズーム全域に渡って開放F2.8という明るさが確保されている点が売りです。
これは、暗所での撮影に力を発揮するほか、その明るさを利用したボケなど、表現の幅も広がります。
また、価格なりのしっかりしたつくりとなっており、防塵・防滴構造により、少々ラフな使用にも耐えられるよう設計もされています。

さらに、手ぶれ補正機構を内蔵(スイッチによりOFFにもできる)しているため、ボディ内に同機構を持たないパナソニック製のカメラでも手ぶれ補正が使用できるほか、オリンパス製のカメラであれば、ボディ内、レンズ内の手ぶれ補正機構を選択して利用することができます。

手ぶれ補正に関しての一般的な評価を見ると、ボディ内に強力な5軸対応手ぶれ補正を内蔵したOM-D E-M5(およびE-P5)の場合にはそちらを用いた方がよいとのことですが、それ以外の機種であれば、本レンズの手ぶれ補正機構を利用した方が強力とのことでした。

また、ボディ内手ぶれ補正機構を使用した場合、一部の機種を除いて実際に撮影するまでファインダ(モニタ)のぶれは止まりません。
それに対し、レンズ内の手ぶれ補正機構を利用すれば、撮影前の合焦段階でぶれが止まるので、手持ち撮影での構図が決めやすくなります。
従来よりレンズ内補正に慣れている私には、そちらの方が好印象でした。

逆に、本レンズのウイークポイントは、その大きさ、重さでしょう。
メーカーが謳う通り、換算焦点距離24-70mm F2.8のレンズとしては最小、最軽量なことは確かです。
しかし、単体で300gを超える重量や開放F2.8を実現するための太さ(フィルター径58mm)は、小型軽量を売りにするマイクロフォーサーズレンズの中では大きな部類に入ります。

口径58mmの迫力

実際、マイクロフォーサーズ機の中でも小型なE-PM2にセットすると、レンズが目立ち、重量的にもキットレンズ装着時とは別物に感じることも事実です。
それでも、ズーム全域で開放F2.8の明るさ、その写り(評価)、最小限に抑えられたレンズ長の変化(オリンパスのキットレンズは撮影時に大きく伸びる)、比較的強力な手ぶれ補正機構などを考えると、ひとつのレンズをつけっ放しにしたい私にとり、とても魅力的なレンズだったのです。

早速、本レンズを装着したE-PM2を持ち出し、撮影しました。

まずは、定番の富士山。
残念ながら、梅雨の時期で空は白く雲に覆われ、富士山も中腹以上は雲の中に飲み込まれていました。
それでも、光射す部分の明るさや幾重にもなった雲の表情など、階調表現も含めまずまずの結果でした。

曇天の富士山

ゴムを使用したズームリングは、経年劣化の心配はありますが滑りにくく、ちょっと重めのズームリングを操作するにはピッタリでした。
また、レンズに手を添えた状態での重量バランスは悪くなく、撮影していての重さはそれほど感じずに済んだのも収穫です。
普通にストラップで提げていても、レンズが下を向かず、またズームが勝手に伸びてしまうこともありません。

続いて、撮影に連れ出してみます。
お次は夏の定番、道の駅伊東マリンタウンです。

私は風景撮影時にはF8程度まで絞る癖がついています(APS-Cやフルサイズでよく用いる)。
マイクロフォーサーズ規格のセンサーやレンズでそこまで絞ってよいものかとも思いましたが、充分にキリッとした描写をしてくれました。

道の駅伊東マリンタウン

逆に、明るい日中では、絞りを開ける方が難しく感じました。
今回使用しているボディ(E-PM2)のベースISO感度は200。
E-P5やE-PL6に登載されているISO LOW(100相当)は登載されていません。
また、シャッター速度も最高1/4000秒となっています。

このため、海辺などの陽光降り注ぐ中で絞りを開けて行くと、どうしても露出オーバーとなってしまうのです。
実際、下の写真も、絞りF4.5でようやく狙った露出となりました。
明るいシチュエーションでよりぼかしたい場合、NDフィルターなどの併用が必要となります。

F4.5で一杯いっぱい

さすがにマイクロフォーサーズだけあって、被写界深度は深め。
下の写真はF5.6で、ピントは手前の桟橋に合わせていますが、等倍拡大して見ても(下の画像はリサイズ済)向こうの堤防までほぼパンフォーカスです。
実際には堤防はさすがにややボケていますが、リサイズや印刷では気づかないレベルと言えます。

被写界深度は深い

そうした意味でも、ボケを表現したければ、積極的に絞りを開けていくことが求められます。
とは言え、絞り開放でも充分にシャープ(私的には)で、ちょっと絞ればさらに解像感が増すので、他のカメラよりは絞りを開けても安心です。
下の写真はF4.5ですが、ボケ過ぎないので逆に狙った絵をつくりやすい感もあります。

花と蜂

ちなみに、ISO200のベース感度とも相まって、曇り空の下でもシャッター速度は1/800秒。
こちらも、安心して撮れる要素です。

なお、合焦速度はとても高速で、これがコントラスト方式?と感じる程です。
この点に関しては、早くからミラーレス一眼に取り組んできたオリンパスとパナソニックに一日の長があるということでしょうか。
もちろん、成功率は異なるとは思いますが、充分に動きものにも対応できるポテンシャルを持っていると思えます。

合焦速度は速い

このレンズ、上にも書いた通り、35mm判換算24-70mmの全域で開放F2.8です。
やはり、開放で写りやボケ味が気になる方も多いと思いますので、最後に開放F2.8で撮影した写真をいくつか掲載します。
下の写真たちは、すべてノートリミング。
コントラストや明るさを若干調整していますが、色味等はJPEG撮影のままです。

開放F2.8での撮影

開放F2.8での撮影

開放F2.8での撮影

開放F2.8での撮影

以上、上にも書きましたが、本レンズは気軽に使えるズームレンズでありながら、表現の幅を広げてくれます。
できれば、1/8000秒シャッターを備えたオリンパス E-P5などと組み合わせて使用したいところですが、NDフィルターの併用によりカバーできるでしょう。

全体的に、マイクロフォーサーズ+大口径ズームは、表現の幅はそこそこながら、失敗せずに撮れるというメリットを感じられました。
これ以上のボケが必要であれば、明るい単焦点で表現の幅を広げていくのが吉でしょう。

さっと取り出してぱっと撮る・・・を目的としている私には、現時点でかなり有用な組み合わせと感じています。


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七夕の富士山(朝霧高原より)

豪快な雲に巻かれた富士山

山肌を見せる富士山

昨日(7月7日)は、七夕。
もっとも、富士宮で最も賑わう本町通りの七夕祭りは旧暦なので、8月ですが。
しかし、各地で祭が開催され、夜は星空を見上げた方も多かったことでしょう。

富士宮の自宅付近は曇りの一日でした。
曇りと言うより、標高600~800m付近に霧が出ていて、それによって陽射しが遮られている感がありました。
実際、朝霧高原では霧の上に出てしまえば、陽射しが照りつける天気でした。

そんな訳で、自宅から星空は望めませんでしたが、昼間数回朝霧高原へと行き、富士山には会うことができました。

上の写真は午前中、サイクリングで訪れた際のあさぎりフードパークからの富士山です。
富士山・・・と行っても、豪快な雲に巻かれ、その姿はぱっと見わかりません。
写真中央よりやや右下の部分に、グルグル巻きの富士山が写っています。

下の写真は、夕方です。
朝霧高原での仕事を終え、帰宅する途中の牧草地より撮影しました。
場所や時間帯によって、こんなにくっきりと富士山の姿を見ることができた一日でした。
もちろん、冬場の抜けた空気とは異なりますが、山肌の様子までわかるのはさすが朝霧高原ならではです。

今朝(8日)、私の通勤時間帯には富士山は雲の中。
梅雨明け間近の富士宮で、次に会える富士山を楽しみにしたいと思います。

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溶岩樹型から覗く富士

あさぎりフードパークの溶岩樹型

覗いて見た!

かねてから何度もご紹介しているあさぎりフードパーク
2012年4月にオープンしたここは、見学もできる食品の製造工場5社と、ビュッフェレストランで構成される、食のアミューズメントパークです。

そんなあさぎりフードパークの売店とビュッフェレストランの前に置かれた大砲のような岩。
これは、溶岩樹型と言って、富士山噴火の際の溶岩流が樹木を巻き込んでできたものです。
溶岩の温度はとても高いので、樹木自体は焼失してしまいますが、水分を大きく含んだ樹木が一瞬で溶岩を冷やし、こうした穴が出来上がります。

富士山周辺に点在する溶岩樹型ですが、あさぎりフードパークのものは、大東製糖株式会社さんから寄贈されたもの。
そして、その穴は真っすぐ富士山を向いているのです。

実際、その穴から覗いて見ると・・・。
まるで富士山を望む望遠鏡のよう。
富士山の一部から、富士山全体を見ていることになりますね。

あさぎりフードパークにお越しの際には、ぜひ覗いてみてください。

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OLYMPUS PEN mini E-PM2

今回ご紹介するのは、デジタルカメラの中でも、ミラーレス一眼と呼ばれるジャンルのカメラです。

デジタルカメラは、大きく分けてデジタル一眼レフ(ミラーと光学式ファインダを備えたもの)、コンパクトデジカメ(レンズ固定式のもの)、そしてミラーレス一眼に分けられます。
ミラーレス一眼とは、デジタル一眼レフカメラのミラーと光学式ファインダを取り払い、レンズ交換が可能でありながら比較的コンパクトに設計されたカメラです。

現在、Canon(キヤノン)、Nikon(ニコン)、OLYMPUS(オリンパス)、Panasonic(パナソニック)、SONY(ソニー)、FUJIFILM(富士フイルム)など、主要カメラメーカーのほとんどがこのミラーレス一眼カメラを発売しています。
しかし、その姿勢には温度差があり、現時点(2013年7月)で特にミラーレス一眼に熱心なのはオリンパス、パナソニック、ソニーの三社と言えるでしょう。

なお、撮像センサーのサイズ(規格)としては、キヤノン、ソニー、富士フイルムがAPS-C、オリンパス、パナソニックがマイクロフォーサーズ、ニコンは1インチとなっており、オリンパスとパナソニック以外はレンズマウントの互換性もありません。

私はこれまで、ミラーレス一眼としては、ソニーのNEX-5、NEX-5Nを使用してきました。
NEXシリーズは、APS-Cサイズのセンサーを搭載した機種としては、それまでの常識よりはるかに小型で、旅行等で手軽に持ち歩き、画質にもこだわるという両立が可能でした。

しかし、当時の交換レンズのラインナップに関してはオリンパス、パナソニックといったマイクロフォーサーズ規格のものに比べ見劣りすることも事実でした。
昨今ではサードパーティ製も含めラインナップが充実してきてはいますが、それでもマイクロフォーサーズの方が選択肢が広い状態は続いています。
また、マイクロフォーサーズは撮像センサーのサイズがAPS-Cの約60%となっており、レンズまで含めたサイズとしてはより小型に設計できるメリットもあります。

私自身、日常持ち歩くカメラとして、マイクロフォーサーズ規格のものに興味は持っていました。
実際、かなり前になりますが、パナソニックのDMC-GF1レンズキットを購入したこともありました(評判のよい20mm F1.7レンズが目当て)。
が、NEXをメインで使っていたこと、単焦点レンズのみでは敷居が高く感じた(当時)ことなどから、結局使用することなく手放しました。

そんな訳で、今回、実質的にはじめてのマイクロフォーサーズ規格カメラとなったのが、オリンパスPENシリーズの最廉価バージョンである、E-PM2だったのです。

この購入の動機は、上記の通り、日常持ち歩く中で、画質にもこだわるというバランスです。
メインのカメラとしては、デジタル一眼レフ二台(Canon EOS 5D MarkⅡEOS 7D)を使用し、それぞれに交換レンズも所持しています。
しかし、画質へのこだわりは機材の大きさ、重さを増長し、実際EOS 7DにSIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSMをつけるとその重量は3kgを超えます。

もうひとつの動機としては、2013年6月下旬時点での価格、これも大いに魅力的でした。
E-PM2はコンパクトな最廉価機種でありながら、搭載している撮像センサーは同社OM-D E-M5と同じもの(有効画素数1,605万の4/3型 Live MOSセンサー)となっています。
また、操作体系や手ぶれ補正、液晶モニタ、防塵・防滴仕様などに差異はあるものの、基本性能に大きな差もないのが魅力的です。
それでいて、価格はレンズキット(M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R付)で35,000円弱と、コンパクトデジカメ並です。

手持ちのコンパクトデジカメを下取りに出し、ほとんど出費なくE-PM2を手に入れました。

パッケージは、最近のデジタルカメラとしては、大ぶりの箱です。
デザインにも凝っていて、ワクワク感はあります。
しかし、あくまでも軽量で、この辺りはちょっと拍子抜けするほどです。

E-PM2商品パッケージ

箱からカメラ本体とキットレンズを取り出し、組み付けます。
レンズキットではありながら、ボディとレンズは別々に梱包されており、ボディ側、レンズ側それぞれにキャップもついているのは好感が持てます。
今回、気軽に持ち歩くために、あえてストラップは片吊のものとしました(エツミ製)。

E-PM2レンズキット

なお、写真の状態で、キットレンズ(M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R)は格納状態です。
撮影するためには、ズームリングを回し、境筒前部を繰り出す必要があります。
電源ボタンと連動していないため、この操作は撮影開始までにワンステップ必要となり、戸惑いました。
また、撮影後はそのままにしておいてもよいのですが、かなりの量繰り出されるため、コンパクトにするためにはロックレバーを操作して格納(繰り出し時にはレバー操作は必要ない)する必要があります。
これは、このレンズのネックですね。

レンズ格納時のロックボタン

カメラ上部、背面は極めてシンプルです。
上部には電源スイッチ、シャッターボタンの他LIVE GUIDE(Fn)ボタン、マイク等があるのみ。
フラッシュも内蔵していません。
なお、このLIVE GUIDE(Fn)ボタンには各種機能が割り当てられます。
私は、よく使うAEロックを割り当てました。
撮影モードダイヤルはありませんが、背面液晶がタッチパネルとなっており、モード選択に煩雑さはありません。

E-PM2本体

背面には、スッキリとまとまった形で各種ボタンやコントロールダイヤルが配置されています。
一見、密度は薄いのですが、動画ボタンや再生ボタン、消去ボタンなど、必要なものはワンアクションで呼び出せるようになっています。
操作は、こうした各種ボタンやダイヤルとタッチパネルを併用することができます。
タッチパネルはOFFでの操作もできますが、私はONにしています(NEX-5NではOFFにしている)。
なお、上の写真では、購入時に貼ってあった液晶保護カバーを剥がしていません。

上述の通り、フラッシュは内蔵していませんが、ホットシューに外付けするタイプのコンパクトなものが付属しています。
私はほとんど使わないので、ホットシューとアクセサリポートは使用していません(将来的にEVFをつけるかどうか検討中)。

付属フラッシュ FL-LM1

とてもコンパクトなE-PM2ですが、バッテリーは本体サイズに比して大きめです。
これは、上位機種のE-PL5E-PL6とも共通のもの(OM-D E-M5、E-P5とは異なる)です。

バッテリーと充電器

残念だったのは、充電器。
海外仕様と共通にするためでしょうか、充電器と電源ケーブルが別で、デザインも洗練されていません。
製品の本質とはかかわりないとも言えますが、ここはもう少し工夫をしてほしいところでもあります。
ともあれ、バッテリー容量も私の使用環境では特に問題なく、一日の撮影であれば予備バッテリーは必要なさそうでした。

早速、撮影に持ち出します。

最初に撮影したのは、沼津市の南、静浦付近からの海と淡島です。
この日の天気は時折大粒の雨が落ちる暗い日。
本州にかかる梅雨前線に南から風が吹き込み、海面は白波が立つ荒れ模様でした。
そんな雰囲気を、実によく写しだしてくれます。

静浦からの海

次の写真は、一変して梅雨の晴れ間。
東名高速の富士川S.A.(上り)から見た富士山と道の駅富士川楽座です。
撮影モードは絞り優先AE(A)、f8、ISO200、1/800秒となっています。

富士川楽座と富士山

ひとまず、ピクチャーモードはNaturalで撮影していますが、色乗りも悪くありません。
なお、OM-D E-M5、E-PL5、E-PM2まではベースISO感度が200となっています。
E-P5、E-PL6からはISO LOW(100相当)が備えられました。

AFはデジタル一眼レフと比較すると速いとは言えませんが、必要十分です。
コントラストAFで、像面位相差センサーを搭載していないことを考えれば、かなり速い部類に入るでしょう。
飛んでいる鳥や動きの読めない動物などには厳しいかもしれませんが、ちょっとでも動きを停めてくれれば、しっかりとピントを合わせて撮ることができます。

トンボ

蝶

センサーサイズはAPS-Cの約60%とは言え、さすがにコンパクトデジカメの主流である1/2.3型や1/1.7型、1インチサイズよりは大型のものです。
輝度差のあるシーンでも、それらよりは階調が豊かで、飛びも最小限に抑えられる印象でした。
下の写真はJPEGで撮っていますが、RAWで撮影して現像すれば、さらに追い込めるのかもしれません。
あくまでも、とっさにカメラを向け、気軽に撮ってこの程度には撮れるということです。

輝度差のあるシーン

ただし、暗部や光線が足りないシーンなどには若干ノイズが乗りやすく、拡大して見るとその傾向は顕著でした。
この辺りは、以前使用した同社製コンパクトデジカメ、XZ-1などにも共通した印象もあり、オリンパスの画像処理の特徴なのかもしれません。
好みもありますが、ISO感度が高くなった際の画に関しては、NEX-5Nの方が好印象でした(ISO1600以上)。
ディテールの再現性なども含め(特に光線が足りない場面では)、解像感にこだわるより、場の雰囲気を写しとる性質の画づくりとの印象を持ちました。

次に光線が入り込むシーンでの撮影です。
キットレンズで、木漏れ日を撮ります。
さすがに直接太陽光を入れ込むと厳しいものがありますが、価格やズームレンズであることを考えれば標準的かと思われます。

木漏れ日

最後に、恒例の食べ物撮影です。
ここは、日常持ち歩くカメラとしては重要なポイント。
結論から言って、かなり好印象でした。

カルボナーラ

ナスの炒め

いずれもホワイトバランスはオートで撮影しています。
にもかかわらず、色が破たんすることなく、見た目に近い印象で写っているのには感心しました。
用途的に、この辺りは開発陣も織り込んでいることと思われます。
全体的に若干暗めに映る傾向があるので、露出は補正ゼロ、もしくは+0.3ステップにした方がよいかもしれません。
ただし、ナスの写真は、-0.3ステップの補正(紫をしっかり出すため)で撮影しています。

以上、一通りの撮影をしてみて思ったのは、まず圧倒的に軽いことです。
本体は重さ269g(CIPA準拠)、レンズを合わせても382gと、400gを切っています。
ワンハンドストラップでぶら下げて歩いても、ダルさを感じないのはさすがでした。

反面、撮影時に必要なレンズ繰り出しの操作は厄介です。
どうしても速写性が損なわれる上に、ロックレバーを解除しての格納も面倒でした。
ここは、パナソニック製のレンズの方がよいのかもしれません。

また、操作性に関しては、細かな設定ができるのは好印象です。
ISOオートの上限はもとより、各種ボタンの機能設定、消去時の実行/中止のデフォルト設定など、細かくカスタマイズできます。
逆に言うと、それらの初期設定は「なぜこうしている?」と首をかしげたくなる状況でした。
しかしこれは、ターゲットとなるユーザによっても異なるので、ここは自由度が高いことを評価したいと思います。

2013年7月現在、安価に入手できるミラーレス一眼カメラの代表格となっているPEN E-PM2。
気軽に持ち歩き、画質にある程度こだわるのであれば有力な選択肢だと思います。

以下、あくまでも私の主観での印象です。
気付いた点があれば、追記していきます。

【気に入った点】
・レンズ交換式のカメラとしてはコンパクトでバランスがよい。
・キットレンズとの組み合わせでは、軽くて負担にならない。
・AFは思ったより高速、運動会くらいならいけるかも。
・コストパフォーマンスがよい。
・設定の自由度が高く、タッチパネルもあわせ使い勝手はとてもよい。

【今ひとつと感じた点】
・撮影状態ではキットレンズの繰り出し量が大きい。
・電源とレンズ繰り出しが連動せず、速写性が今ひとつ。
・暗部、高感度ノイズが思ったより多い(室内の人物撮影では注意)。
・交換レンズ(特に明るいズーム)が思いのほか高価。

上にも書きましたが、画づくりの方向性としては、解像感やディテールの再現性よりも、場の雰囲気や空気感を写しとる傾向があります。
それを理解して使うかどうかで、評価も変わってくると思われます。


【2013年11月25日 追記】

このカメラ、私の購入した個体は背面のダイヤルがすぐに不調となりました。
反応が過敏と言うのでしょうか、撮影後に画像を再生、拡大して確認し、次の画像へと言う操作を行っていると、意図しない拡大・縮小を繰り返してしまうケースが多発しました。

私は撮影画像を拡大してピントを確認したりすることが多いため、これはとてもストレスになります。
この症状は次第に酷くなり、ついには単に再生画像を送っているだけで拡大・縮小を繰り返すようになってしまいました。
また、最盛時だけでなく、設定変更や画像削除の確認時にも、触っていないダイヤル操作が繰り返されるようになってきました。

そこで、購入したカメラのキタムラ経由でオリンパス(日研テクノ)へと修理に出しました。
しばらくして、ダイヤルを交換したとの記録とともに戻ってきたカメラ。
当初は順調でしたが、またすぐにその事象が発生します。

再び、今度は前回の修理票を添付して再修理。
戻ってきたカメラは、背面ダイヤルの操作感が明らかに変わり、二週間ほどの使用では現象が再現していません。

ネットを調べるとE-PM2では同様のトラブルが発生しているケースもあるようなので、追記しておきます。

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日本平動物園(番外編)

オートチェア

展望台

5月12日(日)に訪れた日本平動物園の続きです。
今回は、ちょっと番外編。

日本平動物園には、動物を見る以外にも、様々な展示や体験があります。
そのひとつが、オートチェアで上っていく「ふしぎな森の城」。
オートチェアは、片道大人100円、子供(小学生)50円で、ふしぎな森の城が建つ山の上に連れて行ってくれます。

私たちは往復乗りましたが、上りはともかく、下りはそれなりの迫力。
下りはじめると傾く椅子に、子供たちは喜んでいました。

そして、ふしぎの森の城には、動物の着ぐるみを纏って動物になり切れるゾーンや、飼育係の雰囲気を味わえるコーナーなど、子供が喜ぶ仕掛けがあります。
また、屋上の展望ポイントからは、静岡市街を一望できます。
残念ながらこの日は見えませんでしたが、富士山も見えるとのこと。

園内には、小さな遊園地や、こんな檻(下の写真)もありました。(^^)

ヒト

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日本平動物園(夜行性動物館)

5月12日(日)に訪れた日本平動物園の続きです。
前回は、フライングメガドームをご紹介しました。

今回は、夜行性動物館です。
ここは、比較的地味な存在なのか?動物園のWEBページ施設紹介にも載っていません(2013年5月現在)。
しかし、夜行性動物の行動が見られるよう、館内は暗くなっており、なかなか落ち着ける場所です。

アフリカタテガミヤマアラシ

ここで写真を撮ったのは、まずアフリカタテガミヤマアラシ。
げっ歯類に属するヤマアラシの歯は、一生ずっとのび続けるとのこと。
そのため、常にあちこちを噛んでは削っているそうです。
おとなしそうですが、一度本気を出すと、その針は強烈。
トラやヒョウですら、殺してしまうほどの力があるそうです。

ツチブタ

お次は、ツチブタ。
現在、ツチブタは稀少で、現在は広島の安佐動物園と日本平動物園のみで飼育されているとのこと。
昆虫やシロアリを主な餌としている(自然界では)とのことで、気性も穏やかな生き物です。

フェネック

最後は、フェネック。
サバクヒメギツネとも呼ばれるこの動物は、アラビア半島やシナイ半島に生息するイヌ科の小型動物です。
愛らしいその様子は、見ていて飽きません。
トカゲや昆虫などを主に食べますが、果物も好きとのこと。

夜行性動物館は、これまでご紹介してきた施設よりは地味ですが、ぜひ覗いてみてください。

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