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富士山宝永登山(中編)

先日に引き続き、富士山の宝永山登山の光景をお届けします。
前回、宝永火口まで到達した一行。
意を決して、火口へと降りていきます。

宝永第一火口へと通じる道は、上から見るよりはなだらかで、傾斜はそれほどありません。
下る際には、特に緊張感が必要な程ではありませんでした。
宝永第一火口へと下る道

程なくして、火口の底に降り立ちます。
ここで噴火したらどうなるんだろう?などと話をしながら、火口を通過していきました。
当然のことながら、この辺りは平坦や緩やかな傾斜。
ここから見る限り、宝永山へは何とか登れそうです。
宝永第一火口の底部

現実的なところ、ここまで来ると噴火より落石の方が現実的です。
火口底部にある「落石多発 厳重注意」の看板の遠く先には、登山道の真ん中に鎮座する赤い岩が見えます。
これは、生半可な注意看板とは違うな・・・と気持ちを引き締められます。
実際、なんとなく注意をしながら進み、岩のところで撮影をしました。
落石多発

この岩が・・・

ところが、こんな余裕を見せていられたのもここまで。
このすぐ先から、どんどん傾斜が急になります。
しかも、足場は悪く、細かい石の粒が、踏み込むたびに後ろへとずれ、前に進む力を殺してしまいます。
皆、どんどん無口になり、各々のペースで登りはじめました。
突然きつく

何しろ素人の私たち。
どうしたらうまく進めるのかわかりません。
それでも、前の人の足跡を探しながら、わずかなその窪みをとっかかりにして登ります。
途中、何度か休憩しますが、止まると先ほどまで心地よかった風が冷たく感じました。
しかし目を上げると、普段目にすることのない荒々しい自然の光景。
この景色が脚をまた持ち上げる気力を支えてくれます。
ちょっと一休み

雪と岩の光景

どれだけ続くのでしょう。
二回ほど大きく折れて、道は続きます。
やがて分岐で三度目のターンをすると、格段に登りやすい道となりました。
砂利は相変わらずですが、斜度が適度に緩くなっています。
そして、振り返れば富士山頂を仰ぎ見ることができます。
心が折れそうに・・・

終盤はグッと楽になり景色を楽しむ

すれ違う方から「もうすぐ、あと5分もかかりませんよ」との嬉しい言葉もいただき、これも推進力になります。
小さな雪の塊がチラホラ落ちているのを見ながら、最後の登りを踏みしめて進みます。
振り返ると、ここまで歩いてきた道と宝永第一火口の様子が手に取るように見えました。
宝永第一火口

そして、教えられたとおり、5分もせずに、宝永山(馬の背)へと到着。
思わず歓声を上げ、万歳をしていました。
馬の背に到着!

ここからの景色は、まさに絶景!
よかった、ここまで来てという気持ちで一杯になります。
到着時、風は少し強めでしたが、普通に立っていられる程度。
後に登山者の方が教えてくださったのですが、この時期の宝永山は風速18m~20m程の風が吹くことも珍しくないとのことで、やはりコンディションは良好と言える碑だったようです。

しばし、風景を撮影します。
宝永山からの風景

宝永山からの風景

宝永山からの風景

ひとしきり撮影した後に、宝永山先端の、碑の立っている場所へと向かいます。
碑には方角ごとに見える光景の説明もあり、ちょっとその辺の展望台と言った風情です。
しかし、ここは標高2,693m。
これを造るだけでも、大変だったことでしょう。
せっかくなので、碑の上にカメラを置いて、3人で記念撮影もしました。
碑のある地点へ

宝永山の碑

富士山をバックに

そんなことをしていると、左手御殿場方面から、みるみる間に雲が上がってきます。
風もさらに強くなり、気温が一気に下がったような感じがしました。
バッグからウインドブレーカー(ジャンパー)を取り出し、着込みます。
そして、雲が通り過ぎる中、元来た道を戻りはじめました。
雲が通り過ぎていく

登りでは大変だった砂利の道も、下りは快適。
私は両肩にかけているカメラを落としたり、転んで壊したりしないように気をつけねばなりませんでしたが、それでも体重を活かしてどんどん下れます。
感覚的には、登るときの3倍程度の歩幅で下っていけるようでした。
下りの道

ただし、筋肉に与えるダメージは下りの方が大きいほか、調子に乗っているとちょっと大きめの石があったり、岩の角に足をぶつけたりと、注意は必要です。
前述の通り、転倒やカメラの破損に十分気をつけ、途中補給も摂りながら宝永第一火口まで下りました。

(後編に続く)

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コメント

あさぎりさん(^_^)
なんとか目標地点まで登りきれたんですね!!
私も昔、途中まで登った事があるんですが、
あのじゃりに足をとられながらの延々とした変わらない風景に負けました(>_<)
しかも雲が流れてきて視界ゼロになり、老人グループの鈴の音を頼りに下山するというへたれっぷりでした^_^;
足腰を強化せねば、と強く思いましたよぉ。
あさぎりさんは重いカメラを抱えてよくがんばりましたね(*^_^*)
後編楽しみにしてます。

投稿: とな | 2012/11/16 10:52

となさん、ありがとうございます。
本当に、なんとか・・・でした。(^^;)
一人だったら、途中で諦めたか、もっと時間がかかっていたと思います。
結構、休み休み行かないと辛かったです。
あの砂利道は、めげますよね~。

この日は天気や条件がよかったので、上からの景色が見たいと言う欲望が勝ちました。
しかし、雲にまかれたら、すぐにでも撤退しようという意欲で満々でしたよ。

後編、近日公開です。(^^)

投稿: あさぎり | 2012/11/16 11:15

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