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Canon EOS 5D MarkⅡ

このたび、手持ちのデジタル一眼レフカメラの入れ替えを決意しました(大げさ)。

私の手持ちのデジタル一眼レフはいずれもCanon(キヤノン)製で、EOS 5D(2005年9月発売)とEOS-1D MarkⅢ(2007年5月発売)、それにEOS Kiss X5(2011年3月発売)の三機種でした。
X5はともかくとして、他の二機種はそれぞれ発売から7年弱と5年が経過し(2012年6月現在)、一世代、二世代前の機種となっていました。
私はカメラの機能をフルに活かす腕がないため、大きな不満を持たずに使ってきましたが、だからこそ、そろそろ新しい機種の能力(腕をカバーしてくれる)が気になっていたことも事実です。

そして、ちょうどこの時期、キヤノンのデジタル一眼レフカメラはモデルチェンジの時期を迎えていました。
EOS 5DはMarkⅡからMarkⅢへと3月に移行、EOS-1D系はMarkⅣの後、1Ds系と統合された1D Xが6月中旬に発売となります。そして、EOS KissもX5からX6iへと6月下旬にスイッチ。EOS 60Dや7Dも秋口には次のモデルが発表されると噂されています。

ここで、冒頭に書いたように、思い切って手持ちのカメララインナップを見直すことにした私。
ひとまず、EOS-1D系のプロ機は不要と割り切りました(厳しいシチュエーションでの撮影はしないため)。
そして、最新機種に後ろ髪をひかれながらも、モデル末期で価格がこなれている二機種を選択して購入することに決めたのです。

その二機種とは、EOS 5D MarkⅡEOS 7Dです。
私の撮影目的の多くは、風景と子供のイベントや日常。
手持ちのレンズは(これまたひと世代前ですが)EF24-70mm F2.8L USMとEF70-200mm F2.8L IS USMをメインに、EF100mm F2.8L Macro IS USMSIGMA 12-24mm F4.5-5.6 EX DG ASPHERICAL HSMなどです。
これらのレンズを活かすことを考えると、カメラ本体は複数台持った方が有利で、風景に強いフルサイズセンサーの5D MarkⅡと連写やAF性能に優れている7Dを選択するのは自然な流れでした。

比較的新しいEOS Kiss X5はそのまま残し、妻と共用とします。

そんなわけで、EOS 5Dと1D MarkⅢを買い取りに出し、EOS 5D MarkⅡと7Dを購入します。
いずれもモデルチェンジ済みとモデル末期の機種ですが、それだけに出費は抑えられました。

というわけで、手元にきたEOS 5D MarkⅡ。
早速、パッケージを取り出します。
EOS 5D MarkⅡパッケージ

発売は2008年11月と、4年近く前のモデルとなりますが、パッケージのデザインは昨年3月発売のKiss X5と同様のもの。
この辺りは、よい意味でイメージコンセプトがキープされています。
パッケージ内容は、本体、バッテリー、充電器、ストラップ、ケーブル類にソフトと、至ってシンプルです。

本体を取り出します。
EOS 5D MarkⅡ本体

全体的に丸みを帯びた本体は、初代の5Dと比較しても大きな違いを感じません。
右下のMark Ⅱのバッヂがなければ、気がつかないくらいかもしれません。
もっとも、5Dは既に手放してしまった上、私の5Dにはバッテリーグリップがつけられていたため、単純な比較はできませんが。

本体上面と背面

本体上面から背面にかけても、ボタン類の配置や数は多少異なるものの、見事なまでのキープコンセプトです。
少なくとも、この角度から見て即座に違いがわかるのは、よほど好きな人かオーナーくらいでしょう。
もちろん、使い勝手が向上されていることは期待しています。
特に、背面液晶は2.5インチ約23万ドットから3インチ約92万ドットへと進化しています。
まあ、この数字も今はコンパクトデジカメの標準と言ってもよいくらいのものですが・・・。

そんなわけで、よくいえば違和感なく、悪く言えば新鮮味なくと言うのが、ボディの印象です。
手持ちのレンズをつけてみましたが、もちろんそれで印象が変わる訳ではありません。
ボディ剛性は相変わらず高く、大きく重たいレンズをつけても、変なきしみや不安感は皆無です。
レンズを装着

なお、今回は装着するレンズとのバランスも考え、バッテリーグリップの購入は見送りました。
縦位置撮影等、必要性を感じれば追加で購入しようと思います。

もっとも変わったのは、バッテリーでしょうか。
バッテリーはLP–E6へと変わり、充電器も新しくなっています。
これは、同時購入したEOS 7Dとも共通のため、その点では好都合でした。
バッテリーパックと充電器

というわけで、ここまでは初代5Dユーザーだった私としては、いささか拍子抜けするくらいの印象でした。
それだけ、5Dの完成度が高かったということも言えますが、撮影すればその印象も変わってくるでしょう。
私は動画を撮らないため、定評のある動画機能を体感することは難しそうですが、約2110万画素にアップした画素数の恩恵や、コンパクトデジカメで使い慣れているDIGIC 4の処理能力などに期待を持ち、撮影に出ました。

セットしたレンズは、EF24-70mm F2.8L USM。
間もなく新型が発売されますが、現状では標準ズームの一角を担うレンズです。
曇りや雨がちな天気の中、晴れ間を狙って富士山を撮影します。
EOS 5D MarkⅡにて撮影

最初に撮影した印象は、思ったよりも明暗差に対する露出設定が厳しいというものでした。
初代の5Dがこのあたりの許容範囲が広い印象を持っていたため、ちょっと意外だったのです。
ただしこれはJPEG撮影をしているため、画像処理の関係かもしれません。
実際、画像処理ソフト(Adobe Photoshop Elements)を使用してシャドウを持ち上げても、ハイライトを落としても、かなり耐性のある画像になっています。
このあたりは、画素数(有効約2110万画素)も利いていると思われます。

次に、室内での撮影です。
使用したレンズに手ブレ補正がついていない上に、シャッターのショックがブレにつながらないかとの不安もあり、正直撮影では緊張を強いられました。
それでも、比較的明るめの店内だったこともあり、ISO-100で1/40秒のシャッター速度を稼げ(F5.6)、ブレなく撮ることができました。
室内での撮影

ちなみに、上の画像はシャドウを多少持ち上げています。
JPEG撮影のままでももちろん見られる画像とはなりますが、できればRAW撮影後に現像をして好みの画に仕上げた方が、カメラの性能を活かせると感じました。

次に、人物を撮ってみます。
こちらも室内でストロボも使用しなかったため、被写体ブレも含めブレには気を使いました。
こちらはISO-320、F5.6、1/80秒で、動きの止まった瞬間を狙って撮影し、目立ったブレなく撮ることができました。
人物撮影

上の写真はJPEG撮影で、リサイズ以外は加工なしのものです。
向かって右側の袖部分は多少白飛び気味になっていますが、よく見るとディテールは失われていません。
画像処理を行えば、よりはっきりと模様を出すことも可能でしょう。
いずれにせよ、さすがにフルサイズセンサーとDIGIC4の処理です。
むしろ、液晶画面が追いついていない印象すら受けます(私の環境で)。

下の写真は、レンズをSIGMA 12-24mm F4.5-5.6 EX DG ASPHERICAL HSMに換えて撮影したものです。
フルサイズセンサーの特性を活かす一つの手法として、超広角レンズとの組み合わせがあるというのは、先代の5Dの頃から体験済みです。
5D MarkⅡもそれには違わず、通常の撮影では見られない特徴的な画を叩き出してくれます。
SIGMA 12-24mm F4.5-5.6での撮影

上の写真も画像処理にて、シャドウを持ち上げてあります。
全体的にコントラストがきつめの写真をつくり上げる特性はこのレンズをつけても変わらず、やはりセンサーと画像処理エンジンの特性かと思われます。
やはり、RAW撮影で現像を行った方が、性能を存分に活かすことができるでしょう。
このあたりの味付けは、EOS Kiss X5やEOS 7Dと比較しても明らかに性格づけが異なる印象を受けました。

次に、海の光景です。
EOS 5Dとシグマ12-24mmの組み合わせは、海辺で使うのに最適です。
私的には、かなり気に入った撮影シチュエーションです。
道の駅伊東マリンタウンにて

伊東市宇佐美の海岸

それにしても、画像を好みに仕上げ、ハマった時の画像は素晴らしいものがあります。
プロが好んで使用したことも頷ける性能です(私はアマチュアの走りですが)。
5D MarkⅢでは、連写性能も大きく向上するなど、多少性格づけが異なっている部分があるかもしれません。
そういう意味では、オールマイティに進化したMarkⅢも気になりますが、風景撮影においてはMarkⅡもまだまだ現役で活躍できそうです。

ほぼ底値で新品が手に入る今(2012年6月現在)、EOS 5D MarkⅡは風景メインのカメラマンにとっては狙い目の一つともいえるカメラだと思います。
まだまだ撮影のシチュエーションは限られていますが、今後作例を増やしていきたいと思います。

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コメント

あさぎりさん、こんばんは(*^_^*)
とってもくわしく、まるで講座をうけているようなくわしい説明でとても為になります(^^)
さすがです。
本当に一眼レフの可能性ってすごいですね!
もっと勉強したいです。

投稿: とな | 2012/06/17 22:16

あ、すいません、追加です。
あさぎりさんはフェイスブックされてますか?

投稿: とな | 2012/06/17 22:17

となさん、おはようございます。
駄文長文、お読み頂きありがとうございます。

EOS 5Dは長いこと使ってきましたので、MarkⅡになってもよく言えば違和感なく、悪く言うとそれほど新鮮味がありません。(^^;)
動画を使う方なら、そうではないのでしょうが・・・。
ま、それだけ基本性能の高いカメラと言うことでしょう。
まだ使いはじめですが、信頼に足るカメラだと思います。

あと、フェイスブック、してますよ~。
あまり頻繁に更新しませんが。(^^;)

http://www.facebook.com/akiyasu.kaiteya

です。

投稿: あさぎり | 2012/06/18 06:51

レンズはどのぐらいの値段で買えますかhappy01

投稿: mei | 2013/12/19 17:08

meiさん、ありがとうございます。
キヤノンのフルサイズセンサー対応レンズは、焦点距離や開放f値の違いなど、かなりの本数が出ています。
もっとも一般的なEF24-105mm f2.8L USMで実売価格10万円強、レンズメーカーの商品であれば、高倍率ズームなども含め5万円台からラインナップされています。
いずれにせよ、APS-Cのレンズに比べ少々値が張ることも事実ですね。
撮影する目的に応じて、レンズ選択の幅が広がります。

投稿: あさぎり | 2013/12/19 22:26

あさぎりさん、ありがとうございましたpenguin
今小6なんですけど、将来カメラマンになりたくて・・・
また、たくさん教えてください!!
またコメントしますsmile

投稿: mei | 2013/12/20 16:29

meiさん、ありがとうございます。
小学6年生でいらっしゃいましたか。
私がその頃(30年以上前)は、カメラは憧れの道具でした。
もちろん、デジカメなどなく、フィルムカメラです。
カメラマンを目指すには大変な点も多くあるでしょうが、自らが「撮りたい」と思う被写体を見つけて行くことが重要ですね。
頑張ってください、応援します。

投稿: あさぎり | 2013/12/20 17:05

このEOS 5DMarkⅡは、ふつうに電気屋さんとかで売っているんですかsign02
なんかすいません。カメラのことをたくさん聞きたいので・・
またすぐコメントをすると思いますが、見るだけでもお願いします!
すいませんmovie

投稿: mei | 2013/12/20 17:35

meiさん、ありがとうございます。
EOS 5D MarkⅡはすでに生産終了し、新品の販売はほぼないと思います。

Canonのデジタル一眼レフはEOS Kissシリーズ(現在はX7、X7iが最新)とAPS-CセンサーのEOS 70D、7D、フルサイズセンサーのEOS 5D MarkⅢ、6D、1Dxがラインナップされています。
それ以外にミラーレス一眼として、EOS Mもありますね。

どのカメラが自分の撮影用途に合っているのかを判断する必要があります。
価格は、5万円台(形落ち新品)~60万円ほどまで幅広くあります。

デジタル一眼カメラを購入するには、家電量販店でもよいですが、私はヨドバシカメラやカメラのキタムラなど、カメラ専門店をよく利用します。
多様な機種を実際に触って見られることや、知識が豊富なこと、修理などに出す際もスムーズなことが理由です。

投稿: あさぎり | 2013/12/20 18:00

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