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Canon EXTENDER EF 2X Ⅲ

カメラのレンズを購入しました。
レンズと言っても、それ単体で使用できるものではなく、コンバージョンレンズです。
それは、手持ちのレンズの焦点距離を2倍に延ばすエクステンダーというもの。
キヤノン純正のエクステンダー、EXTENDER EF 2X Ⅲというモデルです。

これはキヤノンのデジタル一眼レフ用レンズのいくつかに使用でき、2段分の開放F値と引き換えに焦点距離を2倍に延ばしてくれます。
使用目的は、手持ちのEF70-200mm F2.8L IS USMに装着し、望遠端を400mmまで伸ばすこと。
これにより、実質的には140-400mm F5.6レンズとして使用できるわけです。
キヤノンEOSのAF(オートフォーカス)は、F5.6までは動作するため、エクステンダーをつけてもAFレンズとして使用できます。

キヤノンのエクステンダーにはもうひとつ、Canon EXTENDER EF1.4X Ⅲもあり、こちらは一段分暗くなる代わりに、焦点距離を1.4倍にしてくれます。
こちらも検討したのですが、今回の要望は望遠端を大きく伸ばすことだったので、多少の画質劣化を覚悟の上で、2倍を選択しました。

また、本来であれば、レンズ自体を買い増し、SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSMを手に入れたかったのですが(このレンズの評判がとてもよい)、何せ約13万円(2012年4月現在)からという価格に先立つものがありませんでした(性能を考えればこの価格は充分リーズナブルだと思いますが)。

そんなわけで、今回は貯まったポイントも使いながら、ネットにて購入。
届いたエクステンダーをさっそく開梱します。
そのもの自体はとってもシンプル。
Ⅱ型以降は他のLレンズに準じて防塵、防滴仕様となっています。
Canon EXTENDER EF2X Ⅲ

これを手持ちのEF70-200mm F2.8L IS USMに装着、さらにEOS Kiss X5にセットしてみました。
このアンバランスさ・・・。(^^;)
しかし、焦点距離を最も稼ごうとした場合、APS-Cセンサー(35mm判相当で焦点距離1.6倍)を搭載したカメラが有利だからです(私の手持ちでAPS-CセンサーのカメラはEOS Kiss X5しかない)。
これで、望遠端は200×2×1.6=640㎜相当(35mm判換算)となります。
レンズにセット

さらにカメラにセット

さっそく何度か撮影に持ち出してみました。
このエクステンダーを使うにあたり、も懸念したのは、解像感の劣化です。
私のEF70-200mm F2.8L IS USMはⅡ型ではなく、初期モデル。
特に望遠端でのF2.8解放撮影時に、解像感が今ひとつ(よく言えば柔らかい描写)となります。
さらに、EXTENDER EFのⅢ型は光学性能をUPさせていますが、Ⅱ型レンズに最適化されている様も窺えます。
そんな不安を抱きつつ、庭先の木の上にとまる鳥にレンズを向けてみました。
初撮り

絞りは開放(F5.6)での撮影ですが、このサイズまでリサイズすればそれほど解像感は気になりません。
曇り空の夕方で、光線が不足する中での手持ち撮影(ISO-640、シャッター速度1/500秒)であることを考えると、カラーノイズや解像感不足は致し方ないでしょう。
ちなみに、下の写真が等倍切り出し(レベル補正のみ)ですが、私の判断ではまずまずだと思います。
等倍切り出し

ちょっと驚いたのは、一段絞ると途端に解像感が増すことです。
下の写真は、満月に近づいた夜、明るく輝く月を撮ったものですが、これも手持ち撮影です。
絞りはF8、ISO-400でシャッター速度は1/400秒です。
かなりトリミングし、リサイズしてありますが、少なくとも画面上で見る限りは充分です。
月の手持ち撮影

こうなると、このマスターレンズ特有の柔らかい描写をよい方向に活かせないか、気になります。
写真は、田貫湖畔にて撮影したフジザクラです。
こちらも手持ち撮影、焦点距離は145mm(ほぼ広角端)、ISO-200、F5.6、1/200秒です。
あえて近距離で使ってみるのも悪くないと思いました。
フジザクラの花と水滴

最後に、やはり富士山の写真を載せておかねばならないでしょう。
こちらの写真は、カメラをEOS 1D MarkⅢに付け替えての撮影になります。
この場合、望遠端の焦点距離は200×2×1.3(APS-Hセンサーのため)=520mmとなります。
撮影条件は、手持ち、ISO-320、F8、1/1600秒です。
この時は、光線は充分で、撮影条件を言い訳にはできません。
AFの合焦スピードは、マスターレンズのような速さというわけにはいきませんが、スッと動いて合う感じです。
動きものを狙わなければ、不満が残ることはないでしょう。
快晴の日の富士山頂

上の写真から等倍切り出しをしたのが、下の写真です。
剣ヶ峰の旧測候所付近、建物のディテールもそこそこ出ています。
かっちりとした描写とは言えないかもしれませんが、F8まで絞った効果は出ているでしょう。
ただし、これは数枚撮影したうちで、最もよく写っていたものです。
等倍切り出し

以上、エクステンダーはあくまでもエマージェンシーと割り切って考えるのもよしです。
しかし、400m~500mmの望遠端を持つレンズはそれなりの価格がすること、写真を等倍鑑賞するわけではないことを考えれば、十分に許容範囲と言えると思います。

ただし、特にAFを利用することを前提とすると、装着できるレンズが限られることや、広角端も同様に2倍になってしまうことを考え合わせると、明確な意図を持って使用すべきコンバージョンレンズとも言えます。
また、マスターレンズの性質が(よい意味でも悪い意味でも)変わるわけではないので、注意が必要です。

これを手に入れたことにより、EF70-200mm F2.8L IS USM Ⅱをいつの日か手に入れたいと思い出してしまうなど、弊害も小さくはないようです。(^^;)
その前に、SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSMか?
悩みは尽きることがありません。


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