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Canon EF100mm F2.8L Macro IS USM

Canon EF100mm F2.8L Macro IS USM
今回ご紹介するのは、キヤノンのデジタル一眼レフ用交換レンズです。
焦点距離は100mmの単焦点、開放F値2.8のマクロレンズ、つまり接写に最適化されたレンズとなります。
最大撮影倍率は1倍。
つまり、最短撮影距離から撮ると、実サイズでの撮影が可能となります。

キヤノンの100mmマクロレンズはフィルムカメラ時代からあり、オートフォーカスの搭載されたEFレンズだけをとっても初代のEF100mm F2.8 Macroから数えて三代目となります。
そんな今回のレンズですが、これまでにない特徴が何点かあります。

まずひとつ目は、Lレンズ化されたということです。
キヤノンの交換レンズラインナップの中でも、Lのつくレンズは特に画質や構造にこだわったラインナップとなります。
今回のレンズもUDレンズを1枚使用し、色収差補正に役立てているほか、防塵・防滴構造を持ち、さまざまな撮影状況に対応できるようになっています。

もうひとつは、最大の特徴でしょうが、手ブレ補正機能を搭載したことです。
しかも、搭載されたのはハイブリッドIS。
従来の手ブレ補正(IS)で補正していた角度ブレ(カメラの傾きによるブレ)だけでなく、シフトブレ(カメラの上下左右への動きによるブレ)も補正できる技術です。
マクロレンズの場合、被写体に接近して撮ることが多く、従来のレンズでは三脚使用により成功率を上げていた部分がありました。
ハイブリッドISが搭載されたことにより、これがどうなっているのか、要注目です。

もちろん、マクロレンズとして使い勝手のよいインナーフォーカス(フォーカスによりレンズ全長が変化しない)やリングUSMによるフルタイムマニュアルフォーカス(AF後特別な操作なしにマニュアルでフォーカスできる)など、マクロレンズとしての使い勝手はそのままです。

そんなEF100mm F2.8L Macro IS USMですが、唯一ネックなのが、価格でした。
2009年の10月発売時には11万円以上したこのレンズは、当時の他社製マクロレンズと比較しても高価で、写りや使い勝手のよさを考慮してもちょっと手を出しにくかったことも事実です。
しかし、最近(2012年4月現在)では、8万円台前半~中盤で価格が落ち着き、それでも他社製よりは高価なものの、幾分買いやすくなってきたことも事実です。

加えて、間もなく春を迎えようかという3月、ついに我慢できずに手を出してしまいました。
さっそく家に帰り、パッケージを開けます。
レンズを取り出して最初に感じたのは、軽いということです。
このレンズの鏡筒はLレンズには珍しくプラスチック製。
625gと、数値上それほど軽いわけではないのですが、やはり他のLレンズと比べると使用しやすい重さです。

レンズ全体

レンズフードも付属しています。
最初は不要かとも思いましたが、フード先端と最短撮影距離がほぼ合っているので、かえって重宝で今はつけっぱなしにしています。

120311macro03

マクロレンズらしく、スイッチ類もそれに合わせたものとなっています。
フォーカスリミッターはFULL(最短撮影距離~無限遠まで)のほか、50cm~無限遠、30cm~50cmとピントの合う範囲を切り替えられます。
これはかなり重宝で、撮影目的によって頻繁に切り替えることとなります。

ほかには、AFとMFの切り替え、手ブレ補正のON/OFFの切り替えスイッチがあります。
このレンズに搭載されているリングUSMはフルタイムマニュアルフォーカスが可能で特にMFに切り替える必要性は大きくないのですが、焦点を固定して撮影する場合などに切り替えを行います。
手ブレ補正のON/OFFは三脚固定の際などに切り替えます。

さっそくカメラにセットします。
このレンズの画角をフルに活かすためにはフルサイズセンサー搭載のEOS 5Dにセットしたかったのですが、AF速度やレリーズタイムラグを優先してEOS 1D MarkⅢにセットして撮影しました。

下の写真は室内で牛の小さな布製人形を手持ち撮影したものです。
絞りは開放F2.8、シャッター速度は1/15秒ですが、静止物であればこれでも撮影可能でした。

ファーストショット

ここからは、撮影した画像を連ねていきます。
以下、すべて撮影は手持ちです。
撮影した印象は、ボケ味は素晴らしく、手ブレ補正は成功率を著しく上げるということです。
こうなると、むしろ最大の敵は被写体ブレ。
こればかりは、いかにハイブリッドISと言えども如何ともしがたく、息をひそめながらその時を待つということになります。

また、当然ですが、絞り開放近くで被写体に寄れば、被写界深度は浅くなります。
そうなると、自分自身の前後の動きでピントがずれ、狙ったところがシャープに写らないということは間々ありました。
それでも、ハイブリッドISによる成功率の向上は目を見張るものがあります。

ネコヤナギ

土佐ミズキ

バラ

桜とハチ

最後の写真は、上の桜とハチの写真から、ハチの周囲を等倍で切り出したものです。
しっかりとピンが来た時のシャープさはかなりのもので、撮影により力を入れたくなる道具です。

桜とハチ(等倍切り出し)

以上、このレンズの使い勝手はハイレベルでバランスが取られていると感じます。
もちろん、非常に繊細なピント合わせが必要なマクロレンズにおいて、100%の成功はありえません。
それでも、このレンズのISは、できる範囲でしっかりと手を貸してくれることでしょう。
長い付き合いとなりそうなこのレンズ。
ゆっくりと付き合っていきたいと思います。


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