今回ご紹介するのは、腕時計です。
シードゥエラーは、皆さんもご存知の時計メーカー、ROLEX(ロレックス)のモデルの一つです。
ロレックスと言うと高級時計というイメージがありますが、ステンレススチール(以下SS)製のスポーツモデルなどは若年層にも人気があります。
そうしたスポーツモデルは、大別して以下のようになります。
・冒険家向け?のエクスプローラー
・異なるタイムゾーンの時刻を表示できるGMTマスター
・クロノグラフ(ストップウォッチ機能)がついたデイトナ
・防水機能を強化したサブマリーナ
他にも、ヨットマスターというモデルが出回っていますが、こちらはSSケースのモデルはありません。
ちなみに、下の写真はサブマリーナの青い文字盤モデルで、通称“青サブ”と呼ばれているモデルです。
こうした、ゴールドとSSのコンビモデルも、モノによっては人気があります。

シードゥエラーは、サブマリーナの潜水機能を強化した派生モデルです。
もともとは、サブマリーナの防水性能ではまかないきれない深海での作業を目的に、フランスの潜水会社コメックス社との連携により開発されたと伝えられています。
ムーブメントは、自動巻きのCal.3135で、2万8800振動/時、パワーリザーブは55時間となっています。
もちろん、COSCの公式クロノメーター認定、精度もパッチリです(クオーツにはかないませんが)。
パワーリザーブとは、ゼンマイを一杯に巻いた状態で置いておいた時、どれくらい時計が動き続けるかの目安です。
パワーリザーブ55時間のこのモデルは、土曜日の夕方腕から外して置いても、月曜日の朝までは余裕で動いています。
ただし、金曜夜~月曜朝までは、さすがに厳しいので、その場合はリューズを多少巻き上げるか、ワインダー(巻上げ機)にセットする必要があるでしょう。
いずれにせよ、両方向巻上げのローターを持つ自動巻きは秀逸で、日常メインの時計として使っていれば、まずリューズで巻き上げる必要はありません(ライフスタイルによりますが)。
シードゥエラーとサブマリーナとの大きな違いは、防水性能、ヘリウムガスエスケープバルブ、サイクロップスレンズの有無となります。

防水性能は、サブマリーナの水深300mに対して1220mと、相当に強化されています。
水圧は、水深が10m増すごとに1気圧増えるので、実に120気圧程度までは水が浸入しないことになります。
さて、そんな深い海まで人間は潜れるのでしょうか?
私が調べたところによると、生身の人間がスクーバタンクを背負っての潜水記録は534mとのこと。
しかし実際には、時計を装着する腕を水中で動かせば、静止している場合と比較し一時的な水圧は著しく増すため、このマージンは必要なものでしょう。
ヘリウムガスエスケープバルブは、時計内に入り込んだヘリウムガスを放出するためのバルブです。
大深度潜水では、通常のスクーバダイビングに用いられる圧縮空気のボンベではなく、水素とヘリウムガス、そして酸素を混合させたガスを吸引します(飽和潜水)。
ヘリウムガスは通常の空気より気泡が小さく、時計の細かい隙間から内部に侵入してしまいます。
大深度で入り込んだヘリウムガスは、深度が浅くなる(浮上する)とともに膨張し、時計内部からガラス等を破損してしまうという事故が起こったのです。
このため、ヘリウムガスを自動的に放出し、内部の気圧を一定に保つバルブが備えられているのです。
サイクロップスレンズは、日付表示を2.5倍に拡大するためのレンズです。
ロレックスのデイト付きモデルには、すべからく装着されています。
シードゥエラーでは、大深度での破損を防ぐため、このサイクロップスレンズが唯一装着されていないのです。
私はなぜか、このサイクロップスレンズがあまり好きではありませんので、この仕様は歓迎です。
上記の違いのほか、ロレックスの大きな特徴であるオイスターケース全体の厚みや、ブレスレット装着部の構造等も、サブマリーナとは異なります。

私が使っているシードゥエラーは、2000年の1月に東京の上野で購入した並行輸入品です。
既に一度、日本ロレックスにオーバーホールに出しているので、本物であることは確認済みです。(^^)
Tシャツでもスーツでもいける飽きのこないデザイン、シンプルで見やすい時刻表示、そして海への憧れ、それらすべてが相まって、他の時計を購入しても使い続けるお気に入りの一本となっています。
適度な重さ(女性には辛いでしょう)も、私の体格にはピッタリ!?
これまで何のトラブルもなく、まさに息子に受け継げる一生(以上)モノと考えています。
残念ながら、このシードゥエラー(Ref.16600)は、2008年6月をもって生産終了となってしまいました。
後継モデルは、さらに防水機能を強化したシードゥエラーディープシー(Ref.116660)です。
これは、正規店で実物を拝見しましたが、その大きさ、厚さ、重さとも日常使いにはちょっと・・・(あくまでも私の主観)というもの。
慣れの問題かもしれませんが。
Ref.16600は国内正規販売店では既にほとんど在庫がなくなっているようですが、並行輸入店やネット経由であれば新品を手にすることもできるようです。
適度な大きさと重さ、そして伝説とロマンを兼ね備えたシードゥエラー、一生モノの一本としていかがでしょうか?
最近のコメント