今回のタイトル、ご存じない方にとっては、わけのわからない記号の羅列に見えるでしょう。
この商品は、一眼レフカメラ用のレンズです。
以前から気になっていたレンズ、細々と貯めたお小遣いで購入してしまいました。

SIGMA(シグマ)は、レンズメーカーです。
キヤノン、ニコン、ソニー、ペンタックスなど、国内カメラメーカーの一眼レフカメラ向け交換レンズやアクセサリーを多数リリースするほか、自社製の一眼レフカメラも製造しています。
本社は川崎市麻生区にあり、創業は昭和36年と歴史もあります。
また、全製品を、福島県耶麻郡磐梯町にある自社工場で生産、国内生産にこだわっていることでも知られています。
最初の記号、12-24mmは、レンズの焦点距離です。
詳しい説明は割愛しますが、焦点距離が短いほど、広角(広い画角で撮影できる)レンズとなります。
F4.5-5.6は、開放絞り値です。
レンズの絞り(光の入る量をコントロールする羽根)を最も広く開けた場合、どのくらいの光を入れられるかを示す数値と考えてください。
F4.5(ワイド側)とF5.6(テレ側)という開放値は、決して明るいとはいえないものの、レンズの性格上絞り込んで使う用途がほとんどなので問題なしと考えます。
EXは、シグマ社内にて高品質レンズに付ける記号。
DGは、35mmフィルムとデジタル双方の一眼レフカメラに使用できることを示します。
ASPHERICALは、非球面レンズを使用している証。
HSMは、超音波駆動のモーターを採用していることを示しています。
つまり、ここに並んでいる記号は、メーカー名とそのレンズの特性、機能を列挙したものなのです。
このレンズの特徴は、一言で言って「広角ズーム」という点にあります。
先ほども書いたように、焦点距離が短ければ短いほど(一般的に)広い範囲(画角)を写真に収めることができます。
市場に多く出回るコンパクトデジタルカメラの画角は、広角側で35mm程度(35mmフィルム換算)が一般的です。
広角よりに設計されているカメラでも、28mm程度(同)のものがほとんどです。
それに対して、このレンズは12mmからスタート。
デジタル一眼レフ専用のレンズであれば、10mm程度からスタートするズームレンズもありますが、それらのレンズはAPS-Cサイズセンサー用もの。
APS-Cサイズのセンサー(銀塩カメラのフィルムに当たる部分)は、35mmフィルムサイズより小さく、実際の画角を35mmフィルムサイズのカメラに換算すると、焦点距離にして1.6倍程度になります。
したがって、レンズの焦点距離が10mmの場合、実際の画角は16mm相当になるわけです。
そうした点を考慮すると、私の使うデジタル一眼レフカメラEOS 5D(35mmフルサイズセンサー搭載)に使用できるレンズとしては、他にない広角ズームレンズとなるのです。
話が小難しくなりましたが、要するに「広い範囲が写る」ということです。
そんなレンズ、箱から取り出すと、思ったよりも太く、重い印象です。

しかし、これは光学性能を追求していく上で不可避のことなので、気にはなりません。
むしろ、私のカメラにセットした場合、重量バランスとしては良好です。
また、写真でもわかる通り、前玉(レンズ前面)が大きく湾曲し、フィルターをセットすることができません。
写真がデジタルになってから、フィルターを用いることは減りましたが、レンズを保護する意味でのフィルターがセットできないので、取り扱いにはさらに慎重さを求められます。
しかし、これも12mmからという超広角をカバーするためには、仕方のないことでしょう。

そんなわけで、早速カメラにセット、まずは室内を撮影してみました。
多くの方がWEB上でも語っていますが、このレンズは使用する状況を選びます。
日常のスナップ等に、気軽に使用できるレンズではありません。
ズームも、被写体を寄せて撮るということではなく、あくまでも画角の微調整と考えた方がよさそうです。
この写真は、我が家のトイレ(^^)を撮影したものです。
強烈なパースペクティブ(遠近)効果により、狭いトイレも広々と見えますね。
よく、ガイドブックなどでは広々と見えたホテルの部屋が、実際に宿泊してみると期待はずれ・・・なんていうのも、こうした効果で撮った写真に原因があるのかもしれません。

これだけではなんなので、外の風景もいくつか撮影しました。
あいにくの曇り空でしたが、レンズの持つ特性を理解すべく、シャッターを切ります。
最初の写真は、県境にあるおそば屋さんの銀杏です。
落ち葉の広がりが、このレンズの効果で際立っています。

次の写真は、芝川町の富士川です。
川が二股に分かれて中州を挟んでいる風景で、以前から広角で撮りたいと思っていた場所です。
こちらは、それほど不自然な感じはしない反面、写真としては思ったよりも面白くなくなってしまいました。
ただ、雲の様子が、広角レンズであることを示しています。

使用感で特に気になるところは(今のところ)ありません。
キヤノン純正のUSM(超音波モーター)を採用しているレンズと比べると、AF動作時にカクカクとしたショックが多少ありますが、問題になるレベルではないと思います。
気になる価格は、メーカー希望小売価格で99,000円。
決して安価ではありませんが、これだけの光学性能(周辺の歪みや光量落ちの評価もまずまず)を考えれば、納得できる価格だと思います。
ネット上では、新品が最安値で65,000円程度、中古のオークションでは40,000円台後半~50,000円台後半で落札されることが多いようです(11月下旬現在)。
私は、ネットで新品を購入しました。
大枚をはたいて購入したレンズ。
これから、使いこなしていけるよう、勉強と努力が必要ですね。(^^)
しっかり使っての感想は、またお届けします。
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