私的今冬最高富士

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今シーズンの冬は本当におかしな冬でした。
暖冬の予測通り、概ね気温は高めだったようですが、寒い日と暖かな日が入れ替わり立ち代わりやってきます。
そして、雨がほとんど降らないかと思いきや、今度は飴ばかり続く日々。

そんな冬に富士山の雪も例年とは異なる様子。
本来であれば雪化粧美しいはずの2月下旬まで、ほとんど雪のない状態が続きました。
特に、富士市側から見た富士山には、筋のように残る雪が寂しく輝いていました。

3月に入ると雨の日が増え、富士山の雪も日増しに増えていきます。
本格的な冬型の気圧配置とならないせいか、西風に撒き上げ飛ばされる様も、目にする機会は少ない印象。
ようやく美しい富士山が戻ってきました。

そんな3月12日の朝、自宅付近から見た富士山は雲の中。
しかし、朝霧高原まで上ると、富士山がくっきりとその姿を見せてくれています。
裾にはたなびく雲。
夜明けが早くなっていることと合わせ、私的には今シーズン最高の富士山でした。

牧草地の水たまりはまだ冬の名残を見せるかのように凍結しています。
この時の気温は-3℃ですが、刺すような冷たさはありません。

そっと数枚のシャッターを切り、車に戻りました。
美しい富士山、この週末も楽しみですね。

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佐野プロライドサイクリング

1月13日(日)にサイクリングに行ってきました。

この日のサイクリングは、昨年1月に続き二度目となる「佐野プロライド」です。
佐野淳哉プロは、自転車ロードレース界では知らぬ人のいない、チームマトリックスパワータグ所属のプロ選手。
日本人離れした躯体から生み出されるトルクは異彩を放って人を魅了します。
そんな佐野プロのパーソナルトレーナーを務める友人の縁で、佐野プロをゆる~くサポートする仲間が集ってのライドとなります。

ここ数年、およそサイクリストとは呼べないレベルしか乗れていない私。
昨年後半は特に酷く、月に2~3回50km程度を乗るのみでした。
実際、11月は二度のサイクリングに出ましたが、12月は一度も乗らず、そして1月もこの日が初ライドという体たらくです。
体重も増え、本来であればこんな状況でご一緒させていただくのはおこがましいのですが、鬼軍曹(友人)の「今年はプロが強度を必要としていないから大丈夫」との言葉に甘え参加を決めました。

ルート作成は私の担当。
目的地は昨年同様のあさぎりフードパークです。
今回のサイクリングスタートは、富士川。
そこから朝霧高原の往復なので距離は70km程度ですが、なんのひねりもなく、一番楽な道を選択します。
これくらいなら大丈夫と、この時は思っていました。

当日、天気は晴れ。
比較的暖かく、コンディションは最高です。
車に自転車を積み込み、集合場所である清水へと向かいます。
実は、このシーズン初めて使用するシューズカバーが見つからず、この時点でだいぶタイムロスをしました。

無事集合場所へ到着。
鬼軍曹はまだ来ていません。
寝坊とのこと。

やがて、佐野プロも到着。
新しいサポートカーはインパクト抜群!
その車を撮影しながら、仲間の到着を待ちます。

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メンバーが揃い、出発。
富士川楽座付近までは、佐野プロがドライブするサポートカーで移動です。
これまた贅沢な体験です。
実は、佐野プロもサングラスを忘れ、それを取りに一度自宅に立ち寄ります。
どうも、波乱を予感させる展開です。

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ともあれ、一同は無事富士川に到着。
自転車を降ろし、出発の準備をします。
この日のメンバーは、佐野プロ、鬼軍曹、レージ君、ポンコツ、ポンデ(私)という昨年のメンバーに加え、イケメンアイアンマンフローリストが初参加です。
愛称が長いので、ここでは「花屋」と略します。

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出発準備ができたところで、サポートカーバックに記念撮影。
そして、いよいよ出発です。

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ここから最初の補給地点であるコンビニまでは僅か数km。
そこまでは私が先頭で案内をします。
走り出してすぐに違和感を覚えたのは、脚ではなく呼吸と心拍。
明らかに、抵抗感と重苦しさがあるのです。
この段階では、先々本当に走れるのか、不安しかありませんでした。

ともあれ、何とかコンビニ到着。
ここで、ボトルの中身などを補給します。

すると、佐野プロより「ポンデさん落車しましたか? サドルが傾いていますよ」とのお言葉。
落車は昨年の同ライドでの立ちごけ以来ないため、不思議に思いサドルを持って力を入れました。
すると、バキッと言う乾いた音が。
なんと! サドルのレールが片方折れてしまったのです。
いや、おそらく既に内部で折れていたのが、力を込めたため外れたのでしょう。

何とか元に戻そうと再び力を入れますが、びくともしません。
もとより、折れているものが元に戻るわけもなく。
仕方なく、これからの行程をこのまま走ることにしました。

蓬莱橋で富士川を渡り、松野の上りへ。
恐る恐るシッティングのまま踏み込みますが、特に問題はなさそうです。
ずっとダンシングという最悪の事態は免れました。

サドルの危機はひとまず脱したのですが、力のなさは尋常ではありません。
パワーを抑えてゆったりと上ってくれている佐野プロの背中がどんどん遠くなります。
鬼軍曹はひとまず心配した風な顔をしてプレッシャーをかけてくれます。
おかげで、それほど遅れずに富士宮市街へと下ることができました。
やはり、鬼は鬼です。

市街地に入り、富士山世界文化遺産センター前を過ぎて大月線へ。
ここからは、ひたすらの上りです。
私にとっては慣れた道。
無理ないペースで昇ることは難しくない、はずでした。
が、やはり、想定以上の重ダルさ。
またもや、一人ペースについていけません。
鬼軍曹に先に行ってくれと告げ、イーブンペースで追走します。

北山手前で、遠くに見える集団から離れた一人のサイクリストが見えます。
これは、誰かが着ききれずに落ちてきたか?と思いましたが、そうではなくソロで走っているサイクリストでした。
信号で追いつきざまに挨拶を交わします。
その後しばらくは、ランデブー状態。
後に判明したのですが、この方はブルべを楽しむ知り合いの社長さん。
この時ほんのちょっと「そうかも」と思ったのですが、これ以上の声をかける元気がありませんでした。
スミマセン。

いつもより長く感じる道を走っていると、鬼軍曹が戻ってきてくれます。
またもやちょっとだけペースアップさせられ、ありがたい気持ち一杯です。
結局、遅れに遅れて上井出のコンビニに到着。
倒れこむような到着になりました。

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「花屋」は時間の関係でここで離脱。
初参加、しかもトライアスロンバイクでありながら、このコースを淡々と上ります。
さすがアイアンマン、私ももう少しどうにかせねばと刺激を貰います。

休憩後は、ちょっと下って折り返し、富士ミルクランド方面へ。
ここからの上りでも、遠慮なく遅れます。
とにかく、止まることなく走っていれば待ってもらえる範囲で到着できます。

ミルクランド前で待ってもらい、その後右折して牧場地帯の道へ。
ここで富士山が姿を現し、佐野プロもそれを撮影。
脚は既に攣りそうですが、何とか歩くような速度で進みます。

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さくら通り入り口でまたもや待ってもらっていたメンバーと合流し、県道71号へと進みます。
県道71号に出ると、再び上りで遅れます。
牧場ロードへの左折地点で待ってもらっていたタイミングで再び富士山が見えてきます。
ここで撮影を口実に脚を休めようとしますが、立つと脚が攣る状態。
何とか耐えて再スタートです。

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ここまでくれば、キツイ坂は一か所を残すのみ。
ようやくゴールが見えてきました。

這う這うの体という言葉がピッタリの状態であさぎりフードパーク着。
私の姿を見たスタッフの生暖かい笑顔で、自らの見た目がよくわかります。
倒れこむようにフードメニューを注文し、席に着きます。

ここからの食事タイムは、脚を休ませることに専念。
口は回しますが、極力立ち上がる回数を減らします。
それにしても、ロード界隈で活躍する方々の話は実に楽しい♪
参加してよかったと心より思える時間です。

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食事後、記念撮影をし、寒くなる前に下ることにします。
気温が高く、風が穏やかだったこの日。
寒さを感じずに済んだのは、ありがたいことでした。

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下りはじめ、牧場ロードの平坦部を過ぎると、佐野プロが加速。
皆思い思いのスタイルで続きます。
私は体重を活かして加速、と思いますが、伸びがありません。
きっと痩せてしまったのでしょう。(否)
下りでクランクを回しますが、前に追いつけないなど久しくない体験です。

ようやく上井出に到着。
途中、皆に了承を得て、自転車ショップ「ヴィエント」に立ち寄らせて貰います。
佐野プロも顔なじみのこの店で、サドルを交換して貰いました。
ちょうど、私の愛用しているものと同様のサドルが在庫されています。
小さなお店ですが、何故か?私の欲しいものはいつもあるのです。

サドルを交換し、バイクは万全に。
しかし、脚はちっとも回復していませんでした。
この後も、松野への短い上りで遅れ、トンネル回避のための短い上りで遅れ、結局最初から最後までダメダメ。
それでも、無事ゴールできた安心感を抱き、サポートカーに乗り込みました。

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全く乗れていない状況での約70km、想像以上に走れませんでしたが、皆様の暖かいお気持ちで楽しいライドとなりました。
今シーズンの佐野プロサポートに関しても、打ち合わせ完了!
清水までの道のりも、大いに盛り上がった車内でした。

皆様に感謝、感謝です。

【後日談】

この日も調子がよくなかった呼吸器ですが、一週間ちょっとしてからの通院で「気管支喘息」と診断されました。
二年ほど前にも一度治療をしましたが、その時と同様にピークフローが落ちています。
飲用薬、吸引薬治療で、何とか元の状態に戻したいと思います。

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道の駅伊東マリンタウンカジキバーベキューサイクリング

11月11日(日)に、サイクリングに行ってきました。
行先は、道の駅伊東マリンタウンです。

この日、伊東マリンタウンでは恒例のカジキバーベキューイベントが開催され、その手伝いに行くと言うのが大義名分です。
ここのところ週末はあさぎりフードパークの露店に入ることがほとんどだったので、日曜日に別の場所に行くのは久々、当然自転車で…となります。
ところが、土曜日のフードパークの様子から、妻は露店の手伝いに入ることに。
勢い、片道ではなく、往復を走ることとなり、一人では気持ちが切れると、クラウドさん(元デローザさん)もお誘いしました。

何しろ、全く走れていないのです。
8月は通勤でそこそこ(一回の距離は短いにせよ)走ったのですが、9月は2回で合計100km、10月に至っては1回25km程しか自転車に乗っていません。
もちろん、11月もこの日が初めてのライドです。

当日の天候は晴れ。
富士山はクラウドさんに隠れていましたが、気温も高く絶好のコンディションです。
自宅から新富士駅まで、下り基調の道を走ります。
身体は(いろんな意味で)重く、昨年までのペース(それもたかが知れていますが)は維持できそうにありません。
クラウドさんも乗れていないので、何とかつり合いは取れるでしょう。

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いつもの新幹線で、クラウドさん到着です。
満面の笑みに、こちらも嬉しくなります。
この日も通常営業は健在で、予備のチューブを忘れたとのこと。
これに関しては、私が1本持っているので、後はパンク頻発無きことを願いましょう。
お気に入りのサングラスもなかったのですが、それは別の事情があるようです。

いつもながらの手際よい組み立てで、8:00前には二人そろって出発します。
新富士駅から田子の浦港、旧東海道と抜け、千本街道を沼津に向けてひた走ります。
後半タレることを考えると、ここでペースを上げておきたいところ。
しかし、どう頑張ってもいつもより5km/h程低い速度しか出ません。
初めから汗もペースもタレまくりです。

それでも沼津港に着くとクラウドさんは「もう沼津港ですか」と驚いていました。
走れない者同士、もっと時間がかかるイメージだったのでしょう。

沼津港はノンストップで、そのまま静浦を抜けて口野へ。
ここからの短い上りで、既に脚にきていることを実感します。
これは、どこかで大休止しないと峠が越えられそうもありません。

そこで、大仁のコンビニでストップ。
朝食を摂っていなかったので、ここでお得意の蕎麦を補給します。
クラウドさんも追従。
やはり、そこそこ堪えているようです。

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食後はアイスを食べ、ここで30分以上を費やします。
以前走った時は口野から内浦、真城峠、戸田峠、冷川峠と越えて走ったことを思えば、この日は時間に余裕があります。
あの頃はなんであんなに走れたのだろう?と二人で笑いながら、コンビニを後にします。

この後のコースはいくつかシミュレートしていました。
松コースは田原野から山伏峠~網代~伊東と走るコース。
竹コースは田原野から亀石峠のコースです。
しかし、走り出してすぐに脚が回復していないことを実感。
迷わず梅コースの冷川峠に決定です。
峠入り口の状況次第では、冷川トンネルもありかと考えて走ります。

県道12号を走っていると、マセラッティの大群が抜かしていきます。
間違いなく30台以上はいたでしょう。
目の保養をしながら、緩斜面を上っていきます。

伊豆スカイライン冷川I.C.を過ぎ、やがて冷川峠の入口へ。
ひとまず、ゆっくり上れば脚は持ちそうです。
峠入り口では二人で話しながら上りますが、つづら折れの道になるとお互い辛いのか、無口になりました。

冷川峠は亀石峠より標高が低く、400m弱。
ようやく到達した峠で、記念撮影をします。

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ここまでくれば、伊東までは下り。
途中、紅葉の走りを楽しんだり、遠く大室山を望むポイントで撮影をしたりしながら進みます。
クラウドさんはなぜか、野焼きされた大室山に親近感を持っています。

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広野に下り、伊東の温泉街を抜けてマリンタウンへ。
スタッフに挨拶をし、出番を待ちます。

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やがて、炭に火がつけられる頃になると、アナウンスに応じて人の列ができます。
さて、出番です。
今年は炭の火力が強く、風もなかったため焼けるのは速かったのですが、熱波は例年以上でした。
顔から汗や鼻水(熱くても出てくるのですね)が噴出してきます。
美味しそうに焼けたカジキは、クラウドさん含めお客様の胃袋に収まりました。

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イベントは無事終了し、スタッフは片づけに入ります。
私とクラウドさんはそんなスタッフに挨拶をし、帰路へ。

またもや、乗り出してすぐに、思ったより脚の回復がないことを理解します。
これは、当然にして梅コースです。
そして、冷川トンネル経由としました。

再び温泉街を抜け、冷川峠の入り口をパスして県道12号へ。
しかし、この道が思ったより辛いのです。
実は、冷川トンネルを伊東側から抜けたことはなく、初めての道。
奥野ダムから先も、延々と上り坂が続きます。
気持ちは何度も折れかかりましたが、それでも標高300m程の地点でようやくトンネルが見えてきます。

トンネルをくぐり、ここから県道12号は修善寺に向けて下りです。
休憩ポイントを考えながら走り、ようやく修善寺へ。
この手前では、足が攣る傾向が見られましたが、ここは何とか回復しました。

修善寺から狩野川沿いを走り、伊豆長岡へ。
ここのコンビニで帰路の休憩を取ります。
妻に電話をすると、フードパークの手伝いを終え、これから帰宅するとのこと。
助かりました!
新富士駅での集合を約束し、出発します。

口野から沼津港へ。
渋滞の車列が続き走りづらい場面もありましたが、今の私たちの脚にはかえって優しかったかもしれません。
ようやく沼津港に到着したころには、既に夕暮れでした。

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千本浜公園から堤防上に出て走ります。
横風が少々強く脚にきますが、しばらく走れば堤防下の道路に入れます。
ところが、堤防下の道路は台風の影響が残り、砂や枝、がれきでとても走れる状況ではありませんでした。
すぐに堤防上に戻り、早々に千本街道に出ます。

この辺りで、再び脚攣りの兆候が。
先程よりも深刻な雰囲気です。
呼吸を深くし、何とか攣らないよう維持しながら走ります。

平坦路をノタノタと。
若干追い風気味なのは助かりますが、一向に距離が縮まる気がしません。
何とか東田子の浦に到達。
ここから旧東海道で吉原を抜け、田子の浦港に到達したときには正直ホッとしました。

田子の浦港から新富士駅まではすぐ。
約束の10分前に新富士駅着。
こんなにありがたかったゴールは久々です。

クラウドさんのバイクを収納し、私はドリンク補給。
その後、家族の車で夕食へと向かいます。

正直あまり食欲がわかなかったのですが、野菜たっぷりちゃんぽんをオーダー。
塩分が身体に染みわたると少し元気が出てきました。

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結局、この日の走行距離は約140km。
しっかり乗っている人から見ればなんということない距離ですが、ここ2ヶ月の総走行距離より長い距離をいきなり走るのはキツかったです。
獲得標高は1,000m弱と距離の割に少な目でした。

クラウドさんがいなければ走れなかったコースと距離。
今回も感謝です♪

この日の走行ルートは、以下の通りです。


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あさぎりフードパークからのダイヤモンド富士

10月25日あさぎりフードパークからのダイヤモンド富士

10月23日~26日くらいの間、あさぎりフードパークの富士園さん裏手、ドローン飛行場の富士山スカイグラウンド付近からダイヤモンド富士が見られます。

ダイヤモンド富士と言えば、田貫湖のダブルダイヤ(4月と8月)が有名ですが、日の出の時刻に富士山を挟んで反対側にいれば見られるわけですから、実は一年中どこかしらから(もちろん富士山と太陽が雲に隠れなければ)楽しめます。
これから冬至に向かっては、日の出の位置が南寄りになるので、観測地点は次第に北側に移っていきます。

25日朝、20名ほどのカメラマンが待ち構える中、そんなダイヤモンド富士を撮影してきました。
日の出の時刻は7:03頃。
皆しっかりと三脚を用意していますが、私は気軽に手持ちです。

撮影はPanasonic DMC-GM1S+LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm/F4.0-5.6 ASPH./ POWER O.I.S.です。
写真は最大ズーム(350mm相当)、ノートリミングです。
MC PROTECTERフィルターを付けていることもあり、しっかりとゴーストが出ていましたが、それだけは画像処理で消しました。

ちょっと大粒のダイヤでしたが、ほぼど真ん中。
広角で撮るのとはまたちょっと異なる雰囲気ですね。

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富士山もハロウィン仕様!?

かなり久しぶりのブログエントリとなります。
忙しいを言い訳にせず、こちらもぼちぼち書いていきます。

さて、秋が深まっている朝霧高原。
朝夕の空気は冷たく、じっとしていると身体が芯から冷えそうです。

富士山も例年にない早目の雪化粧。
ふと中腹を見ると、なんとハロウィンの時期らしく、装飾が施されていました。

Trick or Treat!

雪の装飾

Trick or Treat!

最大ズーム

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あさぎりフードパークサイクリング(片道)

6月10日(日)に、サイクリングに行ってきました。

この日のサイクリングは、ひょんなことからデローザさん、ヤーベマン(敬称略)、トキちゃん、私と言う実にちぐはぐなメンバーで走ることに。
元々はSNSのコメント欄で打ち合わせを始めたことによるものですが、この四名、脚力は違えど微妙に絡んでいるのです。

ヤーベマン(敬称略)は、2016年シーズンまで国内最高峰クラスタのJPTで走っていた猛者。
クライマーで、ふじあざみラインのレースでは並み居るプロたちを相手に一桁順位で走り切るほどの脚力です。
トキちゃんは最近こそホビーレーサーですが、かつては登録選手として走り、昨年のツール・ド・沖縄でも市民210km完走の脚力。
この二人はその昔、東京のクラブなるしまフレンドで一緒に走った経験があります。

私とトキちゃんは、かつてなるしまフレンドのクラブランで共に走った仲。
当時から脚力は雲泥の差でしたが(もちろん私が泥)、それでも何かの拍子に一緒に後方グルペットで走ったこともありましたし、一緒にレースで遠征したこともあります。
そしてデローザさんは還暦を過ぎてからロードに乗り始めた遅咲きの星。
私とはSNSで知り合い、ここ数年は何度となくご一緒いただいています。

デローザさんは体調不良もあり、一時期よりかなり走る回数、距離が減っています。
そして、私も体重増、業務多忙(言い訳)により、やはり一時期より走れていません。

走力を比較すると【ヤーベマン(敬称略)>>>トキちゃん>>>>>>>>>>>>デローザさん=私】と言った感じです。
こんな脚力差のあるメンバーで一緒に走ろうというのがそもそもおかしいのですが、それでも楽しめるのがサイクリングの不思議(策略込)なのです。

そんなわけで楽しみにしていた一行ですが、週間予報、そして直前の予報はどんどん絶望的な方向へ。
前日の予報では、朝6:00から雨が降り始め、午後には強い降りになるとのことでした。
それでも「やめよう」と言わない変態たち。
ビビさんと富士ヶ嶺に泊っているトキちゃんはもとよりあさぎりフードパークに車を停めてのスタート予定でしたが、ヤーベマン(敬称略)もあさぎりフードパークまで車で向かい、そこからトキちゃんと二人で我が家を目指すこととなりました。

実は、私も仕事の関係であさぎりフードパークに車を停め置きしていたので、そこまで走れば皆車に自転車を積んで帰れる算段となりました。
本当に、心の底から諦めの悪い連中です(誉め言葉)。

翌朝、起きてみると、外は明るく雨も降っていません。
予報を見ると、雨の降りだしは昼過ぎになっています。
ミラクルです!!

トキちゃんは結局ビビさんに車を託し、ホテルからあさぎりフードパークまで自走。
そこでヤーベマン(敬称略)と合流し、我が家まで走りました。
これでビビさんは自転車に乗れなくなりましたが、前日富士スバルラインを五合目まで走っているので十分でしょう。

変態中の変態二人はどんな速度で走ったのか知りませんが、予定より30分近く早く我が家に到着します。
私も慌てて(慌てる必要などなかったのですが)準備を済ませ、デローザさんが到着する新富士駅へと三人で出発しました。

我が家から新富士駅へは下り基調の道。
トキちゃんのリードで快調に飛ばします。
新富士駅近くの歩道橋で、ひとまず見えている富士山をバックに記念撮影をします。

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デローザさんが到着すれば雲の向こうでしょうからね。

新富士駅にも約30分前に到着。
会話をしたり、補給をしたりしながらデローザさんの到着を待ちます。

やがて、7:36着のこだまで、雲...いやデローザさんが到着します。

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デローザさんは、ヤーベマン(敬称略)とは初対面。
ですが、ローディーはそれでも問題ありません。
手際よく自転車を組み立て、皆一緒に新富士駅を後にします。

私のこの日のプランは、富士市街から最初の補給ポイントとなるコンビニまでは四人一緒に走り、その後上りが本格化した地点からフリーで国道469号まで走ると言うもの。
国道469号に到達したメンバーは最後尾まで反復練習すればよいかと思っていました。

そんな思いで東海道線の陸橋を渡った信号でストップ。
そこで私が「ここを右に曲がれば(より厳しい)県道24号経由です」と解説をしました(私たちは左に曲がるつもりです)。
するとヤーベマン(敬称略)が「じゃ、二人はそっちで行きますか」と。
トキちゃんは「えっ?」。
私はこの時ほど絶望に満ちた「えっ?」を聞いたことがありません。

結局抗うことはできず、ヤーベマン(敬称略)とトキちゃんは右へ。
わずか500m程の地点で、我々(デローザさんと私)は解放され、トキちゃんは拘束されました。

デローザさんは大喜び。
自分がマイペースで走れることもそうですが、トキちゃんがやり込められることを大いに期待してのことです。
年配者でありながら、人格的には成長しきれていないようです。

そんなわけで、私とデローザさんは県道72号経由で国道469号を目指します。
もちろん、こちらとて傾斜が楽な訳ではありません。
途中のコンビニで補給をし、マイペースで富士山を撮影しながら上ります。

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デローザさんが一緒なのに富士山が見えているのが不思議でしたが、振り返ると雲は後ろにいました。

この写真ポイントから先は再び傾斜がきつくなります。
久しぶりのこのコースに、デローザさんはやや遅れます。
しかし、県道72号経由は標高550m程と、それほど高くない地点で国道469号に合流。
そのポイントに到達した時、まだ誰もいませんでした。

と、思いきや、間髪入れずトキちゃんが到着。
どう考えてもおかしいです。
すぐにヤーベマン(敬称略)も到着します。

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そして、ヤーベマン(敬称略)とほぼ同時にデローザさん到着。
なんと、結果として国道469号合流地点に四名ほぼ同時到着です。

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これには、策士してやったり。
地元静岡の二人が仕掛けたプランは完璧でした。

ここで少し休み、また四人揃って出発です。
ここから上井出(白糸の滝)までは皆で一定ペースでと告げます。
私とトキちゃんでペースをつくり、最後尾をヤーベマン(敬称略)が固めてくれます。
初めて?列車に乗ったデローザさんはその楽さに驚いていました。

最終的にはトキちゃんが牽き、上井出へ。
時間を見ると、まだ9:30過ぎです。
そこで、トキちゃんとヤーベマン(敬称略)には田貫湖経由でのルートを指示。
私とデローザさんは県道71号ミルクランド経由で走り、デーリイランドで合流することとしました。

こうなれば、我らは余裕があります。
ドンとペースを落とし、県道71号の緩斜面を上って行きます。
ミルクランド前から酪農地帯コスモス街道を走り、さくら通りから県道71号に復帰すればそこはもうデーリイランド。
自販機のあるここで、補給休憩です。

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デローザさんは久しぶりの充実した走りに満足の様子。
ここで不満なようなら、田貫湖コースに送り込んだのですが。

私は序盤に相当な汗をかいたので、ペットボトル2本補給。
かなりの時間休んだのですが、トキちゃんたちが来ません。
後でわかったのですが、トキちゃんのミスコースにより、一旦田貫湖に到着した二人は再び上井出まで戻り、国道139号経由で上り直したとのこと。
恐るべし...です。

トキちゃんからのフードパークで合流しましょうと言う申し出に従い、出発します。
デーリイランドからまきばロードに入れば、後はほぼ緩斜面。
デローザさんと私は予定より早くあさぎりフードパークに到着しました。

かなりの迷走をした二人は、しばらく到着せず。
まずは最後の2km程でトキちゃんを千切ったヤーベマン(敬称略)が到着。
そして、珍しくかなり参った様子のトキちゃんも到着です。

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ほどなくして、車でやってきたビビさんも到着!
この日のフルメンバーが揃いました。

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まずは、あさぎり牛乳とあさぎりミルクコーヒーで乾杯。
健闘をたたえ合います(ビビさんは前日のスバルライン完走)。

そして、私はここから青空キッチンに入り、皆はモッツァレラのピザ、じゃがバターなどで腹を満たします。
しばらくの歓談後、雨が降り出す前に自転車を車に積み込み、着替えも済ませてさらに歓談。
予報よりやや遅れて降り出した雨にも余裕の一行は、今度は店内に移動してさらに楽しい時を過ごします。

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こうして幕を閉じたこの日のサイクリング。
結果論としては、目論見通りだった走り、そして楽しみに大満足です。
これに懲りず、また皆で走りたいですね♪

ちなみに、この日の私の走行距離は約52km。
これに対しトキちゃんの走行距離は約108kmでした。
富士ヶ嶺から我が家の約30kmを差し引いたとしても、遠回り+迷走で20km以上も走ったんですね。

この日の(私の)走行ルートは、以下の通りです。


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なるしま蓼科ロングラン2018(後編)

5月19日(土)~20日(日)の日程で参加したなるしま蓼科ロングラン2018。
その二日目です。

主に自らの不摂生による体重増のつけを払い、ようやっとのことで蓼科グランドホテル滝の湯にたどり着いた初日。
仲間との楽しい夜を過ごし、床につきました。

20日(日)、目覚めたのは4:30過ぎ。
既に外は明るくなりつつあるようです。
天気に関しては全く心配することなしとわかっていましたが、やはり安心します。

このロングランの帰路、私には(勝手に決めた)役割があります。
それは、笹子トンネルを嫌うメンバーとともに、笹子峠を越えて走ること。

その始まりは数年前に遡ります。
道の駅甲斐大和で支給のお弁当を食べていた時です。
何気ない会話から、淳さんと二人で笹子峠を越えることになったのです。
勝沼側に3km程下って旧道に入り、峠を越えた後は淳さんの鬼牽きにより一路立川へ。
到着はベケでしたが、大きくは遅れずに到着したのでした。

それ以来、毎年帰路の笹子峠は私の定番に。
気温の高い甲府市内を抜けた後の峠道は涼しく、ゆっくり上れば逆に脚をためることもできます。
同じくトンネル嫌いの仲間とともに会話をしながら越える峠道は、格別なものとなりました。

淳さんもそんな楽しみを理解くださり、オプションコースとして認めてくれています。
ただし、そこは本来のコースを外れての走りとなるため、責任も伴います。
事故や極端な遅れはスタッフへの迷惑となるため、その点は意識せねばなりません。
もちろん、コースに関し別途スタッフの指示があれば、それに従います。

ここ数年一緒のAKさんと香さんは、そんな趣旨を理解・共有している仲間。
休憩回数が減っても、前後の行程でのスピードが上がっても(私が牽いている時はたかが知れていますが)、文句ひとつ言わずにご一緒いただいています。
今年も私を含めた三名は笹子峠経由を決めていました。

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朝食のビュッフェは7:00から。
下手な夕食ビュッフェより充実した内容で、テンションも上がります。
補給回数を減らすため、しっかりと摂ります。

部屋に戻って出発の支度。
三々五々集まってくるメンバーが揃ったところで、ブリーフィングと集合写真撮影をします。

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同室の山野井さんも、前夜から笹子峠経由を考えてくれていました。
スタート後の様子を見てとのことで、ひとまず出発してから決めることにします。
帰路はフリーランですが、多くのメンバーは前日のグループ同様のスタッフの先導で出ます。

私は三宅さんグループに先行して出発し、途中で写真を撮ることに。
数年前までは淳さん、木下さんと最後尾から出ていたのですが、昨年からは撮影で恩返しと思っています。

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高原の朝は抜群の気持ちよさ。
道端に腰かけてやってくるグループを撮影します。

気温は一桁との予報でしたが、強烈な朝日の放射熱もあり、寒く感じません。
風がほとんどなかったことも大きいでしょう。
本当に、前日とは別世界に感じます。

三々五々通り過ぎるグループ。
サポートカーの牧さんには大丈夫ですかと声掛けいただき感謝です。
シニア班が通り過ぎたあと、この後ろには淳さん達しかいないと判断し出発。

脚の調子はそれほど悪くなく(攣った部分にやや筋肉痛が残っていましたが)、やがてシニア班に追いつきパス。
しばらくソロランになりますが、やがて三宅さんグループも前方に見え、そのままパス。
チャンプ藤野さんグループまで追いつきます。

これより前は不可能なので、藤野さんに声をかけ、前に出て数回撮影。
脚は思ったよりよく動いてくれます。
下り基調なので、脚と言うより体重が武器ですが。

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その後、藤野さんグループについて長坂まで走ります。
長坂の手前で道を確認していた山野井さんを吸収しました。

長坂のコンビニにて休憩ストップ。
ちょうどBコースグループが出ていくところでした。
山野井さんは、Fメカの不調もあり、こちらに合流することに。
香さんとともに、後続三宅さんグループのAKさんを待ちます。

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やがて到着したAKさんに確認すると、すぐに出発OKとのこと。
笹子峠を越える時間を稼ぐため、勝沼のコンビニまでは休憩なしで走ることとします。
メカの不調が心配された山野井さんも、笹子峠組に参加。
脚とスキルがわかっているメンバーなので、安心です。

長坂からは私の先導で走ります。
甲府手前で国道20号へ。
本来なら昨年正子さんに教えてもらった旧街道を走りたかったのですが、自信なく断念。
その分、時間を稼ぐこととしました。

追い風にも助けられ、甲府市内は快調に走ります。
山野井さんは想像した速度よりやや速く面食らったようですが、もともと健脚なので問題なし。
気温26~27℃と、前日より10℃ほど低い涼しさにも助けられます。

国道20号に出てからは誰とも会わず、やがて甲府市内を抜けます。
そのまま淡々と走り、石和を過ぎたあたりで次のコンビニでストップと伝えます。
立ち寄ったコンビニは、香さんが初の笹子峠越えを決めた時の補給地点と同じでした。

店内に入り、トイレと補給です。
私は冷やし中華、AKさんと香さんは冷やしうどんを購入。
店先の日陰でそれを広げている我々を見て、山野井さんが「そんなにしっかり食べるの?」と驚きます。
この後、立川まで基本ドリンクのみの補給と伝えると、山野井さんもうどんを追加購入。
皆でちょっとしたピクニックのようです。
補給と会話に夢中で、撮影はし忘れました。

そこに、影流師範グループも到着。
補給に入ります。
チャンプ藤野さんグループはここを通過。
あまり時間的なマージンはないようでやや焦りましたが、平静を装います。

師範にあいさつをし、先に店を出ます。
満腹でいきなりの上りになるので、ペースはさらにゆっくり。
これには、山野井さんも安心したようです。

途中、サポートカーのまこっちゃん(ホイール損傷のトラブル)から「笹子峠越えるにはきつい時間だよ」と伝えられます。
一応、18:00着を目指していると伝えますが、さらにちょっと焦ります。
昨年、一昨年よりやや(本当にやや)ペースを速めて笹子峠旧道へのアプローチを上りました。
後ろでは皆が会話をしながら上っており、安心します。

やがて、笹子峠の入口へ到着。
すると、前方より二名が下ってきて、笹子峠旧道へと入って行きます。
二人を見送り、我らはさらにペースを落としての上りはじめ。
ここは山野井さんがペースメイクをしてくれます。
例年の我らより少し速いペースでしたが、この後を考えたペースメイクはそれが正解。
皆がついていけるうちはと、そのペースで上りました。

14:00頃、笹子峠到着。
甲府市内が涼しかった分、峠道の気温差は小さく、ウインドブレーカーを必要としない程度です。
記念撮影をしてトンネルを抜けます。

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笹子峠の下りは慎重に。
山野井さんは下りが苦手とのことで、やや遅れます。
途中で道端に座り込んでいたお爺さんにはドキッとさせられましたが、無事国道20号へと復帰します。

合流直後、前日補給を受けた駐車場には淳さんと土屋さんの姿が。
「あ、来た!」の声を受け、遅くなってすみませんと伝え、下りはじめます。
後に聞いた話では、先程の二名から5分程度後ろにいると聞いたとのことで、10分待っても来ないため心配くださっていました。

最後尾担当の淳さんが我々の後ろにつけば、私たちが現時点でベケということです。
しばらく下った後、恐るおそる後ろを見ると、淳さん達がいます。
やはり、この時点で我らが最後尾でした。

しかし、しばらくは私のペースで淳さんが前に出る様子はなし。
と言うことは、迷惑をかけるほど前との差が開いていない模様。
少しだけ安心しました。

大月市街を抜けたところで淳さんが「牽こうか」と前に出てくれます。
さあ、ロングラン名物、淳さんの鬼牽きスタート。
猿橋のトイレ、ドリンク休憩までは抑えめのペースでしたが、その後は向かい風を切り裂くペース。
私は昔を思い出しながら淳さんの後ろにピッタリ付き走ります。

ハイペースでしたが、後ろからAKさんのラチェット音が聞こえ、さすがと感心するとともに安心しました。
これなら、前方グループに追いつきそうと考えながら進んでいると、上野原手前の地点で、道端にたたずむ一団が見えます。

ストップすると、チャンプ藤野さんグループ。
一名がリアディレイラーを破損し、走行不能になったとのこと。
「誰か輪行袋持ってませんか?」の声に、香さんが持参の輪行袋を渡します。

「しばらく使わないので店に置いておいてくれれば」と香さん。
しかし、後の立川着直前で「あっ!? 私今日輪行で帰るんだった」と。
幸いにしてトラブルの当事者は牧さんのサポートカーでなるしま着となったため、輪行袋は無事香さんの手に戻りました。

落車ではなかったので安心し、サポートで残る淳さんと別れて先行します。
また4人に戻ったメンバーは、上野原の坂へ。
フロントディレイラーの調子が悪い山野井さんも、無事変速できたとのこと。
相変わらずノタノタと坂を上り、クリアします。

坂の上のコンビニで休憩している三宅さんグループをパス。
これで後ろに二つのグループがいることとなり、気持ちには大分余裕ができました。

相模湖を過ぎ、いよいよ残す難関は大垂水峠のみ。
相模湖側からの大垂水は昔得意とした(あくまでも自分の中では)コースです。
ゆっくり上ると言うAKさん、香さんに先行して上り始めると、変速に成功した山野井さんに軽くパスされます。
追おうとしましたが、届かず。
それでも、自分なりに頑張って峠へと到達しました。

AKさん、香さんは二人で同時に着。
そのまま下りに入ります。

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下りの途中で、後ろから「買手屋さん」との素敵な声。
別コースでの練習帰りの島田さんでした。

二言三言交わし、島田さんは先行します。
しかし、高尾山口の信号で追いつき、そこから八王子市内にかけて前を牽いてもらいました。
ここでまたペースが上がり、結果として着時間を早めることに。
淳さんと言い、島田さんと言い、救いの神が現れるのもロングランの面白さです。
島田さん、ありがとうございました。

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八王子市内で島田さんと別れ、豊田、日野と走ります。
笹子の手前では18:00と告げていた立川到着時刻でしたが、途中のペースアップにより前夜公約の17:30に間に合いそうです。
果たして17:27になるしまフレンド立川店着(ノブさんの公式時計)。
師範グループは既に到着しており、Cコース組としては二番目の到着でした。

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無事完走できたことを喜び、記念撮影。
完走記念のどら焼きをいただきながら、帰りの準備をはじめます。

やがて到着したチャンプ藤野さんグループ、三宅さんグループ、淳さん・土屋さんと残っているメンバーでも記念撮影をします。

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これにて、二日間の楽しい時は終了。
次第に少なくなっていくメンバーを横目に、車に自転車を積み込みます。
そして、皆にお礼を言って立川店を後にしました。

不摂生がたたって例年以上に走れず、厳しかった初日。
そして、復調して(体型は変わりませんが脚が)それなりに順調に走れた二日目。
仲間とともに走り、語り合うからこその楽しみを堪能させていただきました。

本当にありがとうございます!

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なるしま蓼科ロングラン2018(前編)

5月19日(土)~20日(日)の日程で恒例のサイクリングイベント、なるしま蓼科ロングラン2018に参加してきました。

昨年は往路170kmずっと雨に降られたこのイベントでしたが、15日間予報、週間予報では両日雨が降るかと思われた今回。
一時期はまさかの往復雨も覚悟し、昨年購入した雨グッズを確認したほどでした。
しかし日を追うごとに予報は改善され、少なくとも日曜日は雨の心配なしに。
土曜日の雨も時間帯は限定的なようです。
念のため、昨年調達した雨グッズを荷物に収めました。

18日(金)午後から東京へ。
用事を済ませ、なるしまフレンド立川店へと到着。
なかなか訪れる機会がないため、ここで愛車のメンテナンスを依頼。
今回は、ヘッドのオーバーホールとバーテープ交換を小西(兄)さんにお願いしました。

自転車と車を立川店に預け、徒歩でホテルへ。
夕食は実家の親と。
翌日の走りも考え、アルコールは控え目に。
早々にホテルへと戻って就寝します。

今回の心配事は、体重と走行距離不足。
昨年より約10kg増えた体重は、写真で見てもはっきりわかる程。
もとより汗っかきな私ですが、さらに輪をかけてミネラル分喪失が懸念されます。
仕事を言い訳に、ここ数年と比較し明らかに乗れてない現状とあわせ、不安は募ります。

19日(土)は4:20起床予定。
が、やはり神経が昂っているのか、その前に何度も目が覚め、結局4時前に起床。
コンビニで買っておいたパンを食べながら、ノタノタと準備を進めます。

5時過ぎにホテルを出ると、雨は降っておらず。
しかし、飽和水蒸気量一歩手前の空気は重く、この時間にも関わらず気温は高め。
それでも、雨よりはなんぼかマシと、気持ちも軽やかに立川店へと向かいます。

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立川店到着時、淳さんはじめスタッフは既に集まり行動中。
毎度のことながら、頭が下がります。
レイングッズは不要と判断し、車に戻して準備をします。
今年もサポートしてくれる三妙さん、オーストリッチ伊美さん、深谷牧さん、BS都貴さん達に挨拶。
自走参加のLOOK岡部さんも既に準備完了の様子でした。

やがてメンバーも集まり、淳さんより簡単なブリーフィング。

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グループ分けは直前で変更となり、私は三宅さんリーダーのグループへ。
友人のトキちゃんが私の惨状(体型)を淳さんに直訴。
写真を見た淳さんは大いなる危機感を持ち、最初に出発させたほうがよいとの判断をしたようです。

メンバーはAKさん、竜さんと美奈子さん、メグさん、そして私。
グループ分けの関係とは言え、男女半々とは、私がロードバイクに乗り始めた頃とは隔世の感ありです。

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さて、ゆったりとスタート(上のスタート写真は三井さん撮影)。
三宅さんの先導で立川~日野、八王子と走ります。
途中、竜さんの指示で三宅さん、美奈子さんの次に入り、信号スタートが苦手なメグさんのフォローに回ります。

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立川~高尾の甲州街道は信号も多く、早朝にも関わらずそこそこの交通量。
決して走っていて楽しい道ではありませんが、これからへのワクワク感、そして何よりも雨が降っていないことで嬉しさが勝つシチュエーションです。

高尾を過ぎ、最初の難関である大垂水峠へと差し掛かります。
もちろん、ここは三宅さんがペースを抑えてくれます。
私の脚でフォトダッシュをできるのは序盤のみと思われるので、無理のない範囲で先行。
背中のCanon PowerShot G9 Xを取り出して撮影をします。

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竜さんの献身的アシストもあり、美奈子さんも大垂水峠を無事通過。
メグさんも位置をしっかりキープしてクリアしました。
後でわかったのですが、メグさんは私なんぞが心配できる資格がない程のクライマー。
終盤ビーナスラインで追い抜いて行った際の軽やかなクランク回しには驚きました。

相模湖駅でトイレストップ。
その先のコンビニで補給休憩です。

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この段階ではまだ気温はそれほど高くなく、大きなストレスにはなりません。
しかし湿度は高く、ジャージの汗はなかなか乾かない状況でした。
心配された雨も、高尾でパラパラっとした以外はなし。
昨年に比べれば、言うことないコンディションです。

補給を終えてスタート。
相模湖から藤野、上野原へと進みます。
上野原の坂でも、撮影のために先行しました。

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竜さんのアシストを受けた美奈子さんも無事クリア。
次に目指すは大月の手前、猿橋の補給ポイントです。
途中、チャンプ藤野さんグループが追い抜いて行ったので、これはチャンスと追いかけて先行し、撮影しました。

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そして、猿橋到着。
サポートカーからバナナや菓子、ドリンクの補給を受け、ほぼ時間通りに出発します。
大月市街をバイパスで抜け、しばらく走ると道は笹子に向けた上り基調になります。
思ったよりも長いこの区間。
しかしまだ脚に不安はなく、数回先行しての撮影を行います。

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やがて、笹子トンネル手前の補給ポイントに到着。
サポートカーは既に到着して、禾生のおにぎり屋さんのおにぎり四種(梅、鮭、高菜、昆布)が並べられています。感謝。
脚が攣らないようにと梅と昆布を選択。しっかり塩分を摂ります。

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休憩後、笹子峠への旧道上り。
まだ脚の調子はそれほど悪くないのですが、やはり身体が重く、ペースも一向に上がりません。
無理をしてはならないと途中での撮影は諦め、数名と前後しながらよじ登るように上がります。
例年より長く感じる笹子峠でしたが、やがてトンネル前へ。
サポートカーのコーラをもらい、ようやく人心地、到着するメンバーを撮影します。

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照明がなく暗い旧道のトンネル内は、サポートカーが後ろからライトで照らしてくれ、難なく通過。
トンネルを抜けると、約7kmの旧道を下った後、甲州街道に復帰して勝沼への下りです。
ここはおとなしく三宅さんのグループで走りました。
勝沼から石和へと、さらに下ります。
すると、気温がぐんぐん上昇。
笹子までと異なり湿度が低くわかりにくいのですが、水分はどんどん奪われていきます。
そして、事前に影流師範から聞いていた(予報に出ていたようです)向かい風登場。
ここから甲府市街、その後穴山に向けて36℃を表示する気温と向かい風に悩まされます。

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堪らず、甲府市街で予定より少し手前のコンビニにて補給ストップ。
思わず、アイスに手が伸びます。
メンバー皆は暑いを連発。
日向に置いていた自転車のメーターは日光を受け44℃を示していました。

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出発後もずっと続く向かい風。
信号でストップしていると後ろに下がってしまいそうな程でした。

甲府市街を抜けると、ずっと前を牽く三宅さんに代わり、二度ほど前に出て牽きます。
他人のことを心配できるような体力ではないのは承知していますが、そこは昔からの性格なので仕方ありません。
前に見えるチャンプ藤野さんグループと一定の距離を保っての走り。
決してペースは上げているわけではないのですが、それでもボディブローを喰らっている感ははっきりとわかります。

穴山橋まであと2~3km程の地点で、ついにこの日初めて脚攣りの兆候が見られました。
まず、右腿付け根付近が痙攣し、それを庇っていると左脚膝裏付近がピクピクします。
ここは意図的に力を抜き、何とかやり過ごします。

脚攣りはまず右内腿から。
それを庇って走るとすぐに左膝裏と言った状況です。
ここは騙しだまし走りながら耐え、なんとか穴山橋到着です。

穴山橋では例年設置されるインターマックスブースにて補給。
CCDドリンクとおにぎり、いなり寿司、太巻き、漬物、オレンジ、コーラ等々。
充実の補給に感謝です。

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一年ぶりの再会となる木下さんにも挨拶。
嬉しさは一杯なのですが、脚攣りによりこの先への不安感が勝り、私のテンションは低めです(自分比)。
正直、この時点では内心完走は無理かもしれないと思っていました。
できるだけじっとしていたため、皆の様子を撮影もしていません(上の写真は出発時の空になったブースです)。

美奈子さんはここでサポートカーに。
竜さんは、Cコースへの移行でメンバーが減ったBコース淳さんグループへと移ります。
Bグループから小島さん、別府さんを得、木下さんも加わったグループで穴山橋を出発します。

出発してすぐの上りで、やはり脚が攣りはじめます。
ここは何とか抑えて上り切るも、その後も交互に攣る脚を庇いながらの走行です。
攣り出すと力を入れられないため、中切れを起こします。
別府さんには先行してもらいますが、小島さんは私同様に疲弊している模様で前に出られません。

途中、中切れを起こす私を、木下さんがブリッジしてくれます。
ありがたいやら、申し訳ないやら。
ここでは、道の駅信州蔦木宿でのリタイアをほぼ覚悟していました。
この状態で、本格的に攣り出せば、もう走ることはできません。

ようやく道の駅信州蔦木宿に到着。
言葉もなく、自販機でドリンクを買って椅子に倒れ込みます。

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ここで自転車を降りた際に脚が攣っていたら、迷いなくサポートカーのお世話になったことでしょう。
しかし、無理を言って参加させてもらっている家族や会社のメンバーのことを考えると、簡単にリタイヤはできません。
弱いなら弱いなりに、背負っているものはあるのです(勝手に)。
皆との会話にも加わらず、とにかく座って脚と身体を休め、回復に努めます。

しばらく休んだ後、立ち上がっても攣らないことを確認し、三宅さん達にソロで走ると伝えます。
木下さんからは、ソロでは厳しいとの言葉も貰いましたが、その時は潔くリタイアするつもりです。
どうしてもペースが縛られる集団より、ソロで自分の脚と相談しながら走る方が完走の可能性が高まると考え、先行する三宅さんグループ+木下さんを見送ります。

少し間隔を取って私も出発。
道の駅信州蔦木宿から富士見までは上り基調ですが、それほどの急傾斜ではありません。

相変わらずの脚の状態ですが、遠慮なくペースを落とし、なんとか致命傷にならない状態を維持します。
富士見への本格的な上りは、もはや歩いているかのようなペース。
攣る脚を叩きながら、クランクの動きを維持します。

まもなく富士見峠と言う地点で、追い抜いて行ったベテランクラブ員から、アドバイスをもらいます。
曰く「疲れると呼吸が浅くなって攣りやすいから深呼吸するとよい」とのこと。
なるほど、と思いました。

実は、数年前から冬場になると副鼻腔炎の症状が出て、気管支拡張薬を使用した年もありました。
そうか、水分やミネラル分だけでなく、酸素も足りなかったのかと気づき、意図的に呼吸を深くして走行。
すると、先ほどまでよりは脚攣りの状況が改善されます。
感謝です!

富士見峠のコンビニで、休憩する三宅さんグループを発見。
しかしここは先行したく、声をかけてノンストップで信号を右折します。
私を待っていてくれたのでしたら、申し訳ないことをしました。

エコーラインへはしばらく上り基調。
深い呼吸と緩いペースにて、数回の脚攣りも致命傷にならずに何とか進みます。
これまでの経験で道はわかっているので、その不安はありません。

信号を右に折れ、傾斜きつめの直線をクリア。
次の信号を左折すれば、ここからは緩いアップダウン。
そして、下り基調へと入ります。

ここまでくれば、後はビーナスラインの上りを残すのみです。
後ろから来るであろう三宅さんグループはまだ見えません。
いくらかでもマージンを持ってビーナスラインに入れれば、大きな迷惑はかけずに済みます。

原村の長い下りを走り、ビーナスラインへと入ります。
ここからの斜度は、これまでとは比較になりません。
遠慮なくインナーローを解放し、深呼吸しながらジワリジワリと進みます。
もうここまでくれば、1mでも長く乗車して進みたかったからです。
攣ったら即降りて休憩するしかありません。

ジェラート屋さん一件目にクラブ員の姿は無し。
そして、登坂車線のある急こう配に差し掛かると、正面から竜さんが下ってきます。
Bコースに切り替えてゴールした後、後続グループを撮影に戻ってくれた模様。

もうここまでくれば、最悪歩いてでもゴールできそうです。
ようやく、完走が見えてきました。

何とか蓼科湖まで差し掛かった頃、軽やかにクランクを回すメグさんにパスされます。
別次元の走りに、序盤のサポートがいかに余計なお世話だったか思い知らされました。
やがて、宿で同室予定の山野井さんもパスしていきます。

蓼科湖を過ぎれば、滝の湯まではもうひと上り。
この上りが辛いのですが、後ろについてくれた励ましてくれた別府さんとともに上ります。

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竜さんの撮影+応援にも感謝です。

結果、三宅さんグループ本隊にやや先行して滝の湯着。
喜びよりも疲れと安堵が大きく、その時の状況もよく覚えていません。
本当にギリギリでした。

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その後、到着するメンバーを待ち、皆で記念撮影。
淳さんも到着し、これにて初日の走りは終了しました。
何とかフル自走できたものの、情けなさが残ります。
それでも、皆の笑顔を見ていると、次第に元気が出てきました。

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バイクを置き、部屋へ。
同室はリクエストをいただいた山野井さんと、旧知の三井さん、超ベテランクラブ員の岡本さん。
岡本さんは既に風呂に行っており、山野井さん、三井さんと私も急いで向かいます。
夕食の時間が迫っていたこともありますが、塩まみれのジャージと身体を、一刻も早くきれいにしたかったからです。

風呂からあがり、夕食会場へと向かいます。
滝の湯のビュッフェは充実の内容。
足も攣っていないので、しっかりと取って回れました。

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夕食時は例年通り生ビール飲み放題をチョイス(1,400円)。
しかし、疲れもあってか、ここでは3杯を飲むにとどまりました(例年は5杯ほど)。

夕食後は事前にお誘いいただいたEeeランメンバーの部屋にお邪魔。
ここで、ボックスの赤ワインを囲んで盛り上がります。
飲みやすく美味しいワインでした。
まこっちゃん、感謝です!

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さらにその後、サポートメンバーの部屋へ。
インターマックスさんから差し入れいただいたこれまた美味いワインと楽しい時。
ここでの会話はこのイベント参加の大きな楽しみです。

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昨年のように途中で(ほぼ最初から)爆睡と言う事態は避けられ、日付が変わるまで大いに盛り上がりました。
これにて、初日はすべて終了。

本当に、このイベントは楽しい!

後編に続く

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朝霧高原サイクリングにピッタリの季節到来!

寒さが続いたこの冬~春の初め。
しかし、4月中旬から一気に気温が上昇し、春と言うよりは初夏と言う雰囲気の日も。
そんな中、久しぶりにサイクリングに出ました。

サイクリングと言っても、あさぎりフードパークの朝霧乳業露店を手伝うための通勤。
それだけではもったいないので、ちょっと遠回りして鳴沢まで回って行きます。

自宅付近の茶畑では、新茶の若葉が眩しく輝いていました。
常緑樹ではあるものの、一番茶の葉の色は格別です。

新茶葉

山宮、北山と走り、大月線を上井出へ。
この日は白糸の滝方面から内野で国道139号へと出ます。
そのまま国道139号を直進、まかいの牧場、もちやと過ぎ、朝霧さわやかパーキング前も通過。
幸いにして追い風で、上りをアシストしてくれます。

やがて、道の駅朝霧高原前を通過。
この辺りは前週に野焼きが行われたようで、荒涼とした光景は逆にこの時期目につきます。

野焼き後

野焼き後

春らしく富士山は少々霞んでいますが、雲一つない青空の下、やはり眩しく見えます。

根原の上りをクリア。
県境を越えて、そのまま国道139号で本栖湖を目指します。
芝桜まつり会場前では渋滞こそまだないものの、多くの車が駐車場へと入っていきます。
芝桜は昨日時点で3~4分咲きとのこと。
この気温が続けば、G.W.には見頃を迎えそうです。

本栖湖入り口を過ぎ、精進湖、西湖とかすめながら進みます。
この日は富士五湖周辺でウルトラマラソン大会が開催中。
ランナーを心の中で応援しながら、すっかり重くなった脚を回します。

西湖を過ぎると、鳴沢へ。
林の中で咲き誇るミツバツツジを愛でながら、道の駅なるさわを目指します。

ミツバツツジ

道の駅なるさわ付近からの富士山

標高1,000m近いここでも、春は足早に通り過ぎる感覚。
メーターに表示される気温は30℃近くなっていました。

風は爽やかなので走っていて汗が垂れる程ではありませんが、身体の水分はどんどん失われていきます。
ボトルの水は底をつき、道の駅なるさわの地下水に救われました。

仕事の時間もあるので、ここで折り返し。
復路は、樹海の中を通る県道71号を通ります。
国道139号から分岐した直後、8%の短い上りで両腿が攣りそうになります。
ここ数ヶ月ほとんど走れていない脚に、勝手知ったるコースも過負荷なようです。

完全なポタリングペースで樹海を走ります。
新緑はもう少し先でしょうか。
何時走っても気持ちよい道ですが、これからの季節は最高です。

県道71号

大室山西展望台までは上り基調。
それでも、急傾斜はなく、普段なら得意とするコースです。
しかし、脚の調子は復活せず。
道の駅なるさわで汲んだ水がなくなる頃、ようやく大室山西展望台に到着です。

大室山西展望台

遠く南アルプスを望む光景は、冬と春、そして初夏の混在する景色。
本栖湖の水面は極めて穏やかに見えます。
あの周辺を、今もランナーが走っていることでしょう。

ここまでくれば、後は下り。
富士ヶ嶺交差点を直進し、朝霧カントリークラブ入り口を通ってあさぎりフードパークへと到着。
何とか脚は持ちました。

着替えをして、露店での仕事開始。
それにしても、暑い。
テントの中では、汗が止まりません。
水分補給をしながら、じゃがバター、モッツァレラのピザ、バターチキンカレーの販売をします。

17:00前に店を出て再度自転車に跨ります。
ここから自宅までは下り。
日が傾きかけてはいますが、この時期まだまだ明るい時間帯です。

朝霧高原

快調に下り、18:00前に自宅着。
この日の走行距離は、90km弱。

この日の走行距離

にも拘わらずダメージは大。
もちろん、露店での業務もありますが、やはり乗っていないのが大きいです。

今の時期、朝霧高原は最高のサイクリングシーズン。
あさぎりフードパークをベースに、力に合わせたサイクリングコースをいくつもご紹介できます。
朝霧高原でサイクリングを楽しみたい方は、是非お声掛けください。

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静岡里山サイクリング

またまたかなり前のことになりますが、1月28日(日)に、サイクリングに行ってきました。
この日は真冬並み(真冬ですが)の寒気が入り込むとの予報。
それでも天気はよさそう(実際はそれほど晴れなかった)なので、デローザさんに声をかけます。

いつもの新幹線で新富士駅到着のデローザさんを迎えに走ります。
家を出ると明らかに冷たい空気。
真冬用の長袖ジャージの下は半袖の冬用アンダー。
手足の先以外はこれで寒くはありません。

自宅から新富士駅へはちょうど10km程。
下り基調なので、楽に到着することができます。
この時点でしっかりとルートは決めていませんでしたが、富士山が雲の中なので、東海道方面へと決定しました。

予定通りに到着したデローザさんとともに富士川を渡ります。
橋の途中で、雲間から射す朝日と、何やら開かれている行事の様子を撮影しました。

富士川河川敷

普通に東海道を走っても面白くないため、この日は沿岸部から遠くない里山を走ることに。
標高はそれほどでもないので、凍結の心配は少ないコースです。

富士川河川敷を北上し、富士川楽座前を通過して裏道へ。
そのまま芝川駅前を抜けて左折、芝川をのんびりと走ります。

やがて道は勾配となり、遥か頭上には新東名高速が見えてきます。
その先で国道52号へと出て、但沼へと下ります。

日曜日の国道52号は大型車が少なく走りやすい道。
くだりなので、但沼まではあっという間です。

但沼で信号を右折、興津川沿いを走ります。
この辺りの気温が最も低く、氷点下3℃程。
山間なので、標高に関係なく冷たい空気が辺りを支配しています。

興津川

西里付近

興津川の清冽な流れを愛でながらの道は西里まで。
西里で左折し、急な坂を上って高山地区へと向かいます。
高山からはつづら折れの山道で吉原へとのんびり走りました。

吉原の集落

吉原の集落へと向かう途中では、路面に一部凍結部が。
そして、風花のようなものが舞っています。
どうも、予報のように晴れ間が出てきません。
これもデローザさん効果なのでしょうか。

気を取り直して伊佐布を抜け、国道1号を横切って清水港へ。
里山からいきなりの海沿いです。
このまま、久能の海岸に出ました。

一気に海沿いへ

久能山

久能海岸のサイクリングロードを走り、久能山東東照宮の麓で裏道へと入ります。
気温は明らかに高くなっていますが、身体には寒気が。
どうやらハンガーノック気味のようです。
朝食を食べずに出てきたせいもあるでしょう。

東照宮の階段は(当然ですが)パスして大谷を目指します。
途中、ようやく見つけた石垣いちごの無人販売で無事章姫をゲット!

章姫をゲット!

これが旨いのなんの!
お腹が減っていたこともありますが、リーズナブルな価格にもう一パック食べたいくらいでした。
が、デローザさんと二人でここは我慢。
この後、知人のイタリアンレストランに立ち寄ることに決めたからです。

いちごでやや元気を取り戻した二人は、大谷から池田と通り過ぎ、草薙運動場そばのグラッチェさんへ。
ここでサラダ、ピザ、パスタ、コーヒーと、やや過剰な補給をします。

魚介とバジルのピザ

イカ・しそ・明太子のパスタ

私は(デローザさんとでも)ここまでゆったりとランチ休憩をすることは稀。
でも、たまにはこんな時の過ごし方もよいですね。
デローザさん、ごちそう様でした。

さらに大きくなったお腹をさすりながら、店を出ます。
ここからは静岡市街を流しながら、興津へと抜けます。
興津川河口を渡る際、デローザさんに脚の様子を確認すると「まだ大丈夫」とのこと。
ここのところ乗れていなかった二人ですが、ゆったり補給が功を奏しているようです。

興津川河口にて

そこで、由比から大代峠方面へと抜けることに。
入山入口から入っていくと、道の片側を封鎖しての縁日が行われていました。
実はこれ、以前も遭遇したお祭り。
偶然ですが、同じような時に同じ場所を二人で通ったのでした。

縁日

この日は普通に大代峠を目指すのではなく、その一本手前の道を上ることに。
私も走ったことのない道ですが、地図で見ると何やら面白そうです。
南松野に抜けるので、その後のコースに関しては問題ありません。

一度間違った道を右折しそうになりましたが、無事入口を見つけ入ります。
里山の道は、思ったよりも急傾斜。
やや後悔しますが、今更引き返しても辛いだけです。

里山へ

次第に山道に

次第に山道へと変わっていく道はどんどん細く。
心も細くなっていきます(身体は太いまま)。

そのうち、路肩には残雪。
所々路面も凍っているように見えました。

慎重に降りて通る

こんなところで転倒したくないので、潔く自転車を降りて歩きます。
そこを、デローザさんに撮られました。
しまった! つい隙を見せてしまいました。
もちろん、デローザさんも押し歩きでクリアしていましたよ。

そんな坂道もようやく終わり。
日向と日陰でこの差がある、名もない峠を越えます。

日向

日陰

下りも道の様子がわからないため慎重に。
途中、新東名高速と思われる道をくぐります。
新東名がほぼ目線の高さを通るちょっと面白い光景に、ストップして撮影します。

新東名高速

下りきった先は南松野。
朝も走った道を再び北松野まで走ります(デローザさんは気づいていないようでしたが)。

北松野のコンビニで再び補給。
せっかくお腹がこなれたのに、またもや二人してどう考えても大きなスイーツを食べます。

ここからは、蓬莱橋を渡り、富士宮市街へ。
最後の上りで若干ペースアップする意地悪も、デローザさんは余裕でついてきました。
やはり、調子は悪くないようです。

自宅に戻り、デローザさんの自転車を格納。
新富士駅まで送って、とどめのカフェタイム。
本当にゆったりしたサイクリングでした。

新富士駅にて

この日の走行距離は126.02kmで獲得標高は1,313m、実走行時間は6時間16分36秒で平均速度は20.0km/hでした。
デローザさん、本当にありがとうございました!

この日のルートは、以下の通りです。

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